ブタブタさんの映画レビュー・感想・評価 - 24ページ目

Theかぼちゃワイン ニタの愛情物語(1984年製作の映画)

3.5

子供の頃地元の映画館で見た記憶を元に。
三浦みつる『Theかぼちゃワイン』は大好きな漫画で原作単行本は全巻持ってる(かなり後の漫画リバイバルブームで描かれた続編はお世辞にもなんと言うかハッキリ言ってゴ
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V・マドンナ大戦争(1985年製作の映画)

1.0

未DVD化作品。
当時何かのジュースとタイアップしててCMで主演の宇佐美ゆかりが缶ジュース飲んで「飛~ばせば~プリマドンナ~」と言う自身の歌が流れてた記憶が。
70~80年代のアイドル映画の中で、東映
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みゆき(1983年製作の映画)

2.0

未DVD化作品。
当時、地元の映画館(名画座)でやってて見に行った記憶を元にレビュー。
何と井筒和幸監督作品。
井筒監督は監督のオファーを受けて初めて原作を読み「内容の無さに愕然とした」らしくこんな物
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ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

4.0

世界的芸術家であり写真家シンディ・シャーマンの唯一の監督作品『オフィス・キラー』ブレッド・E・エリス原作クリスチャン・ベール主演の『アメリカン・サイコ』
この二作と比べるといわゆる「シリアルキラー」を
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.0

原作小説は手に取ったものの、やたら字が大きく余白が多くてこういう小説は大抵詰まんなくて(偏見)読んでないんですが映画が凄いのか?
これ完全に『ファイト・クラブ』ですよね。
しかもナレーター(エドワード
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スカイスクレイパー(2018年製作の映画)

2.0

中国で高層ビルの上で無茶な事すると聞くとビルの上で懸垂して落ちたYouTuberの映像を思い出して暗い気持ちになります。
アクションを売りにしてもやっぱりCGだし、CGなしで余りにも無茶な事ばっかりし
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キングコング対ゴジラ(1962年製作の映画)

2.5

酷い(笑)いろんな意味で。
来年の『ゴジラVSコング』の予習も兼ねて初鑑賞。
戦争の傷跡もすっかり過去の物となり、日本全体が豊かに右肩上がりの高度経済成長の真っ只中にある最初のバブル期の正に日本が一番
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ラバー・ジョニー(2005年製作の映画)

4.0

身体がゴムの様にぐにゃぐにゃ変形する車椅子の奇形児「ラバージョニー」が何処かの地下室で暗闇の中、エレクトリックサウンドにのせて激しいダンスを踊る。
それを見つめる一匹のチワワ。
映しているのは暗視カメ
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夢二(1991年製作の映画)

3.0

鈴木清順大正浪漫三部作の末尾を飾る作品。
ながら『ツィゴイネルワイゼン』『陽炎座』と比べて評価も低く余り語ってる人もいない。
ロケ地である金沢と『夢二』を公開する為だけに作られた原宿のドームシアターと
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アンデッド/ブラインド 不死身の少女と盲目の少年(2018年製作の映画)

3.5

《未体験ゾーンの映画たち》で見たかった映画だけど見に行けなくて漸く見れた。
やっぱり『ぼくのエリ』を思わせる。
ゾンビ少女と盲目少年によるダークファンタジー。
もう出オチと言うかこの2人のヴィジュアル
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魍魎の匣(2007年製作の映画)

1.0

『姑獲鳥の夏』には僅かにあった京極夏彦のおどろおどろしく幻想的な世界を映像で再現した、おおって思ったのがワンシーンはあった。
しかし本作はダメダメだった。
京極夏彦の小説は映像化に全く向いてないと言え
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関ヶ原(2017年製作の映画)

2.0

フォロー先様に「スターウォーズを見るように見ればよい」と書かれてありましたが某(それがし)もその通りに思いまする。
樋口真嗣監督が逆輸入的に隠し砦の三悪人→スターウォーズ→隠し砦の三悪人リメイクをして
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三大怪獣 地球最大の決戦(1964年製作の映画)

4.5

年末恒例のバラエティ『ビートたけしの超常現象Xファイル』で何年か前の回の事、こんな一幕が。
しょこたん「金星ってどのくらいで行けるんですか?」
韮沢先生(ちょっと考えてから)「10日ぐらい」
全員「1
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

1.ゴジラ
2.ギドラ
3.ラドン
4.モスラ
5.コング(後ろ姿)
6.アバドン
7.サルゴン
8.リヴァイアサン
9.メトシェラ
10.ステゴサウルスタイタン(アンギラスか?)
11.バフォメット
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ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘(1966年製作の映画)

2.5

マグロ漁に出て遭難した兄(人呼んで浪花節の彌太)の身を案じる良太少年はイタコに相談する。
イタコの霊言により兄は南方で生きてる事を知り良太少年は救出へと向かう。
まず航海の為のヨットを手に入れるべくヨ
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ゴジラ ミニラ ガバラ オール怪獣大進撃(1969年製作の映画)

3.0

ゴジラ版『ミツバチのささやき』『パンズラビリンス』って評されてる方がいますが正に。
伊集院光氏が若き日に文芸座ゴジラオールナイトで見て「なんじゃこりゃ」と眠気も覚めたと言う話をラジオでしてましたが、こ
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貞子(2019年製作の映画)

1.0

毎度しつこく言い続けてますが、そもそも鈴木光司原作小説『リング』はホラーではなくサスペンス・スリラーであり謎解き要素も強いミステリー。
『リング』がホラーになったのは映画版第一作からでありテレビから出
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リング 完全版(1995年製作の映画)

4.5

一番最初に映像化された、テレビスペシャルとして放送された『リング』
主人公・浅川は映画の松嶋菜々子とは違い高橋克典が演じる原作通りに男性。
そして若者四人同時怪死事件とその原因と思われる呪いのビデオの
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リング2(1999年製作の映画)

4.0

《原作『リング』色々ネタバレ含みます》
エイリアン、ターミネーターその他諸々「『1』『2』以降はダメダメ」なのは『リング』も然り。
同時上映の『らせん』のダメダメさを補って余りある現在のところ唯一無二
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貞子3D(2012年製作の映画)

-

キャストだけが無駄に豪華。
この役者さん達を集めてコレですか(笑)と乾いた笑いしか起きない。
一応、鈴木光司『エス』が原作。
本当に一応。
『リング』で死んだ高山竜司は永遠に転生を繰り返し貞子と戦い続
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ターミネーター:新起動/ジェニシス(2015年製作の映画)

2.5

公開時余りの酷評の嵐でターミネーターではシリーズ初めて劇場に見に行かなかった。
それくらい『3』『4』にダメージを受けてたので。
そしてDVDでも見る気になれず漸く配信で来たので見ました、
見た感想と
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悪魔のいけにえ2(1986年製作の映画)

4.5

恐怖と笑いは紙一重だと言う事を最も上手く・面白く作品にしてるのは天才・楳図かずお先生及びその数ある作品だと思うんですですけど「恐怖」と「笑い」の境界線とは何処なのか?
そしてソレは何なのか?

レンタ
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眠狂四郎 人肌蜘蛛(1968年製作の映画)

3.0

今思うと信じ難い事に昔は日曜の夕方とかに平気で放送してた。
そしてコレを見た子供達にトラウマを撒き散らしたと思う。
市川雷蔵の『眠狂四郎』末期の作品。
領民を苦しめる地方の領主である徳川家斉の傍腹の子
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オーヴァーロード(2018年製作の映画)

4.2


兎に角楽しみだった一作。
当初はクローバーフィールド・シリーズの一作との事でしたが関係ないって事になったみたいで。
『found,』を見た時にも感じた80年代のホラー・スプラッター全盛時代のB級C級
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許されざる者(2013年製作の映画)

2.5

『るろうに剣心』実写版(1と2)はよく出来てたんだなと改めて思う。
そもそも西部劇って本来荒唐無稽な、ヒーローがやって来て悪漢を倒す、日本で言えば仮面ライダーとかアメリカならアメコミとかに通じる飽くま
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ヘル・レイザー(1987年製作の映画)

4.5

㊗️リブート正式決定㊗️
『ヘルレイザー』がそれ迄のホラー映画と一線を画したのはやっぱりピンヘッドのキャラクター、そして魔導士(セノバイド)の設定ですね。
只ひたすら殺す為に襲い掛かって来る殺人鬼や怪
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イメージの本(2018年製作の映画)

5.0

ピカチュウの次にゴダールを見る。
ポケモンとパルプ小説のリミックスが『名探偵ピカチュウ』ならあらゆる映画のリミックスが『イメージの本』だった。
でも見て分かったのは『アンダルシアの犬』『ジョーズ』『ソ
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

自分は正直それほどMCU自体に思い入れはなくて見た作品も飛び飛びです。
『シビル・ウォー』◎
『ウィンターソルジャー』〇
『ソーラグナロク』〇
『Dr.ストレンジ』✖
『ブラックパンサー』△
と言った
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

4.5

ゴジラと並びハリウッドが本気でポケモンを撮ったらこうなると言う結果を見せて貰いました。
勿論予算もそうですけどSF・アニメ・ゲームと言ったジャンルに対する姿勢や基本フォーマットそのものが違う。
ポケモ
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キングダム(2019年製作の映画)

4.5

あの大傑作『アイ・アム・ア・ヒーロー』を撮った佐藤信介監督ですが、アイアムア~は製作過程が少し違ってて様々な制約(スポンサー、広告代理店等々)を受けにくい状況で自由に出来たからこそあの様な大傑作になっ>>続きを読む

花筐/HANAGATAMI(2017年製作の映画)

5.0

大林宣彦版『文豪ストレイドッグス』か?
俊彦=檀一雄(本作の作者で狂言回し)
鵜飼=三島由紀夫
吉良=太宰治
をそれぞれイメージしていて、
喘息で徴兵を逃れ道化者を演じる阿蘇は同じ様に徴兵を逃れた三島
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ダンボ(1941年製作の映画)

2.5

昔確か日曜日の昼間にTBSで放送した。
ダンボの声の吹き替えは「大場久美子」で映画が始まる迄30分位(体感時間)大場久美子が出て来てダンボとは殆ど関係ないどうでもいい事を放送しててイライラした記憶があ
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

驚異の3段逆スライド方式ホラー(?)
前半は何か不気味な物の存在を仄めかしつつ、祖母が死んで(その他色々含め)精神を病んだ母親のヒステリー症状や幻覚や妄想ともとれる世界。
しかし途中から屋根裏の腐乱死
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作家、本当のJ.T.リロイ(2016年製作の映画)

3.4

金髪サングラスの美少年と傍らに立つ女性のビジュアルは完全に『響』の響と花井さん(笑)
フォロー先様レビューでU-NEXTで見られる事を知り見たかったけど見逃した本作をやっと鑑賞。
本当にこういう人は定
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イット・カムズ・アット・ナイト(2017年製作の映画)

4.0

劇中登場する2枚の絵画何れもブリューゲルで『雪中の狩人』と『死の勝利』
前者は今世界に広がるヘイト、排他主義、移民や異教徒に対する差別や、人種が違うと言う事だけでテロリストと決め付け無抵抗の相手を暴力
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ザ・サイレンス 闇のハンター(2019年製作の映画)

1.0

もうゾンビに並ぶ?ホラー映画の一大ジャンルになりつつある「○○してはいけないシリーズ」
正直コレはハズレだった。
怪物は音に反応するミュータント蝙蝠ってかなりショボイ。
途中に粉砕機を使って、轟音で引
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