ブタブタさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

難解な作風で知られるアメコミ作家グラント・モリソンのグラフィックノヴェル『WE3(ウィースリー)』は殺人サイボーグ兵器にされてしまった犬・猫・兎が主人公で試作品である彼らは実験終了の時点で廃棄処分され>>続きを読む

ハロウィン THE END(2022年製作の映画)

2.5

「『ハロウィン新劇場版三部作』は見事に?終わったけど『シン・ハロウィン』はないのね」
全部見終わった感想としてはエヴァ新劇場版序破Qを見終わった時に近い。
特にENDSはエヴァQが始まって見てる時の意
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ダークグラス(2021年製作の映画)

4.0

繁華街近くにあるアート系を主に上映する中規模映画館ではなく郊外のシネコンにわざわざ見に行ったのは気分的にあの頃の空気を少しでも再現したかったからかも。
こういうホラー映画見るならやっぱり単館系シアター
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ワイルド・ボーイズ(2017年製作の映画)

4.0

《†現代フランス🇫🇷に魔界転生した、アート・エログロ・実験映像を駆使して描かれる日本🇯🇵の90年代エロマンガの世界†》
(つまり大好きな世界)

良家出身の5人の少年が、ある日、解放的な気分に魔が差し
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ギレルモ・デル・トロのピノッキオ(2022年製作の映画)

3.0

とにかく映像の凄さって言うか、コレがストップモーションアニメだって事が驚き。
ピノッキオ始め表情の動きの滑らかさとか全部が全部アニメみたいにヌルヌル動く。
ただそれ以上の驚きはなかった様な…
ディズニ
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ダーククリスタル(1982年製作の映画)

5.0

パペットによる人形アニメ、異世界ダークファンタジーの極北であり最早コレを超える物はできないと思う。
『ジョジョランズ』のジョディオのスタンド、11月の雨(ノーヴェンバーレイン)のデザインてほぼランドス
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映画刀剣乱舞-黎明-(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

奥さんの仕事帰りに合流した為、夕方回だったせいもあり平日なのに可成入ってた。
前作に続き沢山の審神者の皆さんと一緒に鑑賞。

この劇場版・刀剣乱舞は前作に続き歴史改変SFとして可成よく出来てると思う。
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わたしの幸せな結婚(2023年製作の映画)

5.0

日曜という事もあったろうけど完全満員の映画館なんて久しぶり。
女性99%の中おっさんが一人で鑑賞。
うちの奥さんは原作・コミカライズも読んでてアニメも楽しみにしてるのに実写は興味ない(^ω^)との事な
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ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.5

『サイン』『ハプニング』に連なるシャマラン作品。
言われて気づいたけど幾らアメリカでもあんな入れ墨だらけの先生いないよねー(笑)
結末はどうとでも解釈出来るタイプだけどもっとはっきりした大オチが欲しか
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怪異談 生きてゐる小平次(1982年製作の映画)

3.0

既に引退状態だった中川信夫監督に依頼して撮られたATG映画。
兎に角低予算で登場人物は三人のみ。
怪談『こはだ小平次』の映画化だけど単に小平次は殺され損なって追いかけて来るだけな感じ。
予算ないから仕
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利休(1989年製作の映画)

3.5

《〝美〟の帝國》
信長の死により世は秀吉の天下。
一時的に戦は無くなり茶道の大家・千利休が図らずも政治的に重要な地位に。
そして大名達の権力闘争に巻き込まれていく。

映画というよりまるで《美術展》
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さくらももこワールド ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌(1992年製作の映画)

5.0

アニメのちびまる子ちゃんはとっくの昔にサザエさんと同じく国民的アニメくらいの認識しかなく、最近は毎週見てる事もなく、それほど興味を持って見てるわけでないので『劇場版ちびまる子ちゃん・わたしの好きな歌』>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.5

夜勤明けで世間は皆野球見てる時間で人もいないしちょうどサービスデーで空いてる中見れた
👀
「普通に面白い映画」
以上…
👀
アカデミー賞とかポリコレ云々はさておき、コレ典型的な邪気眼厨二病作品だと思う
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

5.0

点数つけるなら5兆点。
令和の時代に帰ってきた仮面ライダー劇場用特撮映画。
誤解を恐れずに言えば《之ぞ令和の安っぽさ》
どんなに特殊メイクとかCG技術が進んでも、ハリウッド映画だろうが仮面ライダーに出
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CUTIE HONEY キューティーハニー(2003年製作の映画)

1.0

エヴァを(最初の)完結させた後、庵野秀明監督は実写へと作品制作をシフトする。
だがしかし。
「客入らない実写映画なんか撮ってないで又エバンゲリオンとか撮ったら?」の宮崎駿監督からの助言、後押し、無責任
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ハーブ&ドロシー ふたりからの贈りもの(2012年製作の映画)

5.0

やっと見れた。
二部作でひとつの作品として完璧に出来てる。
若い頃から美術、特に現代美術に興味を持って精力的にギャラリーや美術展を廻りアーティストのアトリエにも訪ねて行って作品を鑑賞するヴォーゲル夫妻
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カフカ「変身」(2019年製作の映画)

1.0

之はひどい-==≡カサカサ∧(∧ ˙◁˙)∧
カフカは『変身』の出版に際して「虫」を絶対に挿絵にしたりしない事って言った筈なのに出版社はカブト虫みたいな絵をつけた事により虫はデカい甲虫みたいなイメー
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変身(2002年製作の映画)

3.5

小説の凄い所は何でも実現可能な事だと思う。
どんなに技術が進もうと人間の「イマジネーション」には勝てない。
この『変身』は主役である「虫」を映画でありながら見る側のイマジネーションに任せちゃってる。
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

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何かもう全く知らない人達の宴会、あるいは全く興味無いジャンルの大規模なフェスティバルに参加してる感じ。
間違ってコミケの2日目に来ちゃったとか(昔のね)
ワンピース一回も見た事ない奴が見ちゃダメよね…
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明け方の若者たち(2021年製作の映画)

1.0

30分位の所で余りに詰まらなくて見るの止めてそのままだったけどフォロー先様のド酷評を見て鑑賞。
明大前懐かしい。
昔、明大前駅から明大を抜けた先に元高校の廃校(名大の臨時研究室等に使われてた)があって
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

1.0

MCU離れか…🗿
MCU全部見てるわけでなく、映画とDisney➕のドラマ両方合わせて面白いと思うのは見てる中でさえ4、5本に1本位の確率なのでもうそんなに熱量込めて追う必要はもうない感じのMCU。
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さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち(1978年製作の映画)

5.0

初めて見たのは名画座の再上映で。
確かスターウォーズと同時上映だった様な。
語り継がれる名作傑作アニメの紛うことなきオール新作による完璧な完結編でありラストの絶望感はトラウマとなり語り草であり伝説とな
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ちひろさん(2023年製作の映画)

4.0

主人公はある日、何処からか町にフラリとやって来て皆の中心に自然に入り込んで又何処かに行ってしまう。
有名なのは『男はつらいよ』の寅さんだけど「日本人は皆寅さんが好き」みたいな言説が嫌なので(実際自分は
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別れる決心(2022年製作の映画)

4.0

何気に初パク・チャヌク監督作品。
チャヌク監督の代名詞?であるエログロは控え目らしいとの事で。
刑事と容疑者の許されぬ関係をメイン?に、追う者と追われる者がいつしか逆転していくのは安部公房『燃えつきた
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魔女の宅急便(2014年製作の映画)

1.0

本当にトンボが日本兵だ(笑)
『魔女の宅急便』よりも同じジブリなら『火垂るの墓』の節子の兄貴実写版に見える。
村シリーズで復活?した清水崇監督のキャリア最低迷期の作品だろうか…
『花束みたいな恋をした
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バビロン(2021年製作の映画)

3.0

ラ・ラ・ランドに全くはまらなかったので見に行くか躊躇してたけど評判を聞いて鑑賞。『BABYLON 野望のハリウッド』とかクソみたいな副邦題がつかなくてよかった(象の糞はでる🐘💩)
冒頭の象のウンコに始
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ソドムの市(2004年製作の映画)

3.0

RRR見に行く前日に家でコレを見ていた(笑)
酷いと言えば酷いとしか言えないけど、コレをダメとただ切り捨てる人と好きだって言う人の両極端に別れそう。
自分は当然後者🙋
セットや小道具、美術の全てがダン
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RRR(2022年製作の映画)

5.0

面白過ぎた!
感想は以上。
ふくしま政美『聖マッスル』の実写版を見てる様だった。
途中二回程トイレ行ったけど三時間ほぼダンス・歌・バトルなので全く問題なし🕺🕺
例えば三國無双みたいなゲームの実写版を本
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「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ(2023年製作の映画)

4.0

遊郭編十・十一話を劇場で見るだけでも価値はあった。
妓夫太郎と宇髄天元のスーパーバトルを大画面で見るのは超迫力。
妓夫太郎と堕姫の結末はTVで見た時は隣りに奥さんがいたので泣くの我慢したけど劇場なので
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ルパン三世 VS キャッツ・アイ(2023年製作の映画)

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設定を無理に80年代て事にしてるけど80年代感は皆無。
だったら『劇場版シティハンター』みたいに現代の設定でやればよかったのに。
やっぱり他の方も言ってるけど最近の日本のアニメの3D作画によるキャラク
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ヘル・レイザー(2022年製作の映画)

3.0

「究極の快楽とは、SMから露出狂へ」
先ず言いたいのはなんと言っても《セノバイト》のデザイン。
SMボンデージ・レザースーツから全裸で皮膚が切子細工みたいになってて筋肉内蔵丸出しの露出狂デザインに。
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100日間生きたワニ(2021年製作の映画)

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感想としては『ちいかわ』って相当凄いんだなって事。
「可愛い」「おかしい」「泣ける」「恐怖」「シュール」「意味不明」あのシンプルな線とストーリーであれだけ深遠なる世界が描けるという。
そしてグッズ展開
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ドラゴンボール超 スーパーヒーロー(2022年製作の映画)

2.0

悪い意味で子供向けだなと思う。
ドラゴンボールが好きな、世界中の無数のファン向けのサービスフィルムだと思えば充分基準は満たしてると思う。
ただ作画は凄い。
今の3D作画だと思うけどDisneyやPix
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わさお(2010年製作の映画)

1.0

あの犬は『志村動物園』でスターになった犬らしい位の知識しかなし。
あの手の動物虐待スレスレの「スター動物」がそもそも大嫌いだ。
昨今ではYouTubeで無数の犬猫達が稼ぎをあてに虐待スレスレの目に合っ
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新宿タイガー(2019年製作の映画)

3.0

先日東京に行った時に新宿で初めて新宿タイガーさんを見た。
昔、タイガーさんが新聞配達をしていた時期は朝早くから新宿に行く事はなかったので時間が合わず見た事がなかったので初タイガーさんだった。
新宿には
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ヒッチハイカーKAI:手斧のヒーロー、その光と影(2023年製作の映画)

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比べちゃ悪いと思うけどこのヒッチハイカーKAIの事象って《大坂なおみ》さんに対する特に日本に於ける報道や日本人の態度と構造的共通点がある様な気がする。
特に日本のマスコミ。
あんたら少し前迄大阪さん大
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