あだもさんの映画レビュー・感想・評価

あだも

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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.8

内容と演出には驚くばかりだった、良い意味で
あとベラの髪や肌の全てがとにかく美しくて・・・
未熟で、何に対しても新鮮な興味をもつベラがなんか羨ましいと思って見ていた
強烈だけど魅力的な映画
もう一回見
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ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!(1999年製作の映画)

3.5

ただの青春ムービーではなかった・・・
生徒会長選挙をめぐって起こる醜い人間ドラマ
悪意と欲望にまみれたブラックコメディ

生徒会長選挙の泥沼に巻き込まれる教師の憂鬱さがたまらん
出世に貪欲な優等生ギャ
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大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

3.5

大人が望む子供らしさとは正反対の悪ガキ、アントワーヌ
不条理な世の中を生きていく少年を見ていると、複雑な気持ちになるね
アントワーヌが不良少年になった責任って、少年にはないんだよね
でも、どうにもなら
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

史実の映画というより、ヒューマンドラマとして見た方が私にはよかった
ただ、やっぱり邦画特有の感動ストーリー感が苦手だったかなぁ
現実味を感じられなかった点が残念だった
でもストーリーは実話だから、史実
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ナチュラル・ボーン・キラーズ(1994年製作の映画)

3.3

純粋な悪、純粋な愛
脚本タランティーノだったんだ。なんで撮らなかったんだろ?
こういうMTV風の演出だったり、合成を織り交ぜたコミカルな演出は嫌いじゃないな
とにかくやりたい放題な悪党カップル
主演の
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.4

こういう映画は自分の家族と重ねてしまうから(もし将来こうなったら・・と想像すると)、見るの辛くなってくるんだよね
どうなってもいいように、精神的な自立はとても重要ね

私自身、邦画特有の人間ドラマが苦
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ドラキュラ(1992年製作の映画)

3.5

石岡さんの衣装が見たくて観た
最初は演劇チックで、劇団四季みたいだったなぁ
それより何より・・・ジュード・ロウの元嫁さん(サディ・フロスト)出てるじゃん!可愛いなぁ~!出演作って知らなかったわ!
スト
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ゾンビランド(2009年製作の映画)

3.4

ゾンビ対策を学ぶならこの映画
とても分かりやすい解説付きで見応えも十分
ロマンスはもっとしっかりハッキリ描いてくれてもいいんじゃないかと思った

トゥインキーって何だっけぇ!ほかで聞いたことあるなぁ~
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パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

3.7

相変わらず無表情で淡々と進むストーリーなんだけど
純粋な愛と人の温かみを感じる良い作品だった
淡白なやり取りの中にも、登場人物の思いがちゃんと伝わってくる

社会的地位や立場も人間のパーソナリティの一
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マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

3.5

『真夜中の虹』鑑賞後に視聴
タイトルには少女とあるけど、しっかり成熟した女性が主人公だった
女性だからかなぁ・・・ストーリーに惹かれた
同情心もあったけど、逆境にめげない彼女を応援しながら見てた

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真夜中の虹(1988年製作の映画)

3.5

非常にシュールで破天荒
ジャンル的にはハードボイルドロマンらしい

職なし家なし金なしの主人公がその日暮らし生活を送る
内容はハードなのだけど、その日その日が淡々と過ぎてって。
終始セリフ数が少なくて
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

3.7

これは映画館で見るべきものだったなぁ
部屋を暗くして観たら結構没入できて良かったわ
一番良いと思った点はストーリーじゃなかった

ヤンの優しいまなざしとヤンを呼ぶミカの声が泣かせるわ
家族愛っていう言
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レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

3.3

ゆるくてシュールなロードムービーコメディ
めちゃめちゃ疲れてるときに見るにはちょうど良かった
笑いが地味で。ふっ・・・って気が抜ける笑いが出てくる
エネルギーを使わずに観れるし、バンドメンバー達の可愛
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.6

とてもエキサイティングなエクソシスト映画だった
悪魔は何を糧とするのか、何の目的で人の前に現れるのか、ちょっと勉強になるのよね
悪魔の存在は当たり前の事かと思いきや、ヴァチカン幹部の一部は超現実的な話
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カクテル(1988年製作の映画)

3.2

2023年最後の映画が『ヘル・レイザー』というのはなんか違うなと思って、こちらを鑑賞
罪深き色男の若トムがバーテンダーに転身して、女性をメロメロにする映画
バーテンダーと恋愛するときは気をつけろという
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ヘル・レイザー(1987年製作の映画)

3.3

キャラデザが良いという噂はその通りで、魅力ある魔導士たちだった
快楽と苦痛は表裏一体・・・天国か地獄かはその人次第
何食べたらこんなの思いつくの

ナポレオン(2023年製作の映画)

4.0

今年最後の映画館。いや~見れて良かった
革命家と言われたナポレオン、1人の男としてのナポレオン
といってもナポレオンが何した人かすら分かってなかったけど、知らないからこそ新鮮に楽しめた
とにかく、全て
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

3.8

中東生まれでカナダ在住の双子の姉弟
亡くなった母親からの遺言を渡すために、見ず知らずの父と、存在すら知らなかった兄を探しに行く

30年以上前のイスラム教とキリスト教が争っていた時代
目を覆いたくなる
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カールの絵画教室(2023年製作の映画)

2.5

『ボブの絵画教室』は探偵ナイトスクープで知った記憶がある。有名よね
勝手に伝記映画だと勘違いしていた
こんなゆるゆるコメディだったんかい

オーウェン・ウィルソンはハマり役だったし、色っぽい感じも良い
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ナイト&デイ(2010年製作の映画)

3.7

組織に追われてるトムにさらわれてみたい
トムに事件に巻き込まれて、急にあれしろこれしろと指示され、トムに「よくやった」みたいに煽てられたら・・・惚れてまうやろが
キャメロンディアスも笑顔キラッキラで可
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コリーニ事件(2019年製作の映画)

4.0

ドイツのサスペンス映画
新米弁護士のライネンは、大物実業家を殺した殺人犯コリーニの弁護を引き受ける
コリーニは黙秘を続け、犯行の動機が分からないまま
僅かなヒントで淡々と謎を紐解いていくという話

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同級生(1998年製作の映画)

3.7

90年代イギリスの青春ムービー
ゲイのスティーブンが恋したのは、学年一人気者のジョン
そして隣に住む親友の女の子。この子がまた素晴らしい子なんだなぁ
自分が同性愛者だということを自覚して苦しむ人、苦し
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プリティ・ウーマン(1990年製作の映画)

3.4

ジュリア・ロバーツ目当て
んまぁ~美しい!可愛い!
見てるだけで幸せになれるぐらいの美貌

現代では問題になりそうな、90年代ならではの恋愛映画
お金がほしい娼婦のヴィヴィアン、実業家エドワードはお金
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テルマエ・ロマエ(2012年製作の映画)

3.3

ローマ人の主人公は、ローマでは日本語で、タイムスリップした日本ではローマ語って斬新
原作をよくここまで面白く実写化したなぁと感心してた。原作知らんけど
ソース顔俳優陣が本当にローマ人に見えるの不思議
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(2023年製作の映画)

3.6

好きなオープニング。そしてタイトルも良い。
もう過激で、滑稽で、武将たちの無様な姿が印象的
とても豪快でユニークな時代劇
武将の権力は絶大だけど終わると儚いな。なんとも無情な世界
一流の俳優さんたちの
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デイ・アフター・トゥモロー(2004年製作の映画)

3.4

誰も予想だにしなかった異常気象がアメリカを襲う
科学者の言うことはちゃんと聞こう、って小学生みたいな感想が浮かぶ
サバイバルとして自分に置き換えて観るとスリルあったなぁ
実際に自然災害に巻き込まれたら
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翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

4.2

前作から、私の笑いのツボをぐりぐりしてくる映画
めちゃくちゃ笑った
今回は関西地方が舞台。他県民だけど大阪好きだから嬉しかった
しかもゲジゲジとか和歌山のパンダとか、知らないことだらけで勉強になる
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ブラックホーク・ダウン(2001年製作の映画)

4.7

こんなにリアルな戦闘シーンには『プライベート・ライアン』の冒頭シーン以来かも
あまりの緊迫感に一時も目が離せなかった
内戦中のソマリアの指導者を確保する為の作戦
この作戦はすぐに終わるはずだったけど、
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デリシュ!(2021年製作の映画)

3.3

18世紀フランスの宮廷料理人
身分の高さに甘んじて言いたい放題の貴族たちは、食事会で失態を犯した料理人をクビにしてしまう。にしても、貴族の厚化粧が気持ちが悪い・・・
まだ庶民が美食に触れる機会がなく、
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デトロイト・メタル・シティ(2008年製作の映画)

3.0

自分の好きな音楽をやりたい!自分らしく生きたい!
ポップソングシンガーの主人公がデスメタルのカリスマになってしまった話
弱音を吐きつつもクラウザーとして奮闘する姿が可愛らしい
メタルファンの熱意にも変
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幻滅(2021年製作の映画)

3.3

詩を書いていた青年リュシアン
パリに出て社交界デビューしたものの、この世界に入ったが最後

成功も崩落もすべて権力と金で動く。なんとも醜い世界だったなぁ
情報操作は現代にも通じるけど、こんな露骨にやっ
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

3.5

私の中でパルム・ドール作品の概念が崩れた
けっこう強烈な内容の風刺コメディ
トップモデルと売れないモデル、富裕層と労働者階級
冒頭から来る若干のイライラ感はストーリーが進むにつれて不安に変わっていく
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クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

3.0

ニューヨーカーで大学教授をしているレイチェル、ハイスペックすぎない?
でもそんなレイチェルの彼氏のニックは、超超超大富豪の御曹司だった
怒涛のリッチピープル祭り
レイチェルの親友の破天荒リッチぶりが良
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スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

3.5

破天荒なスクールコメディ
ありえない展開とか細かい事は気にしなーい
ジャック・ブラック顔(表情)が面白いからズルい。予告編見たら本編を視聴せずにはいられなかった

ロックに命を捧げた熱い男デューイ
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青いパパイヤの香り(1993年製作の映画)

3.8

使用人として甲斐甲斐しく働く少女ムイ
奉公先の一家は訳ありだけど裕福な家庭で、優しい母に迎えられる
そんな家族の為に働くムイは、汗ばむ姿すら美しいんだよねぇ
多湿な土地柄、鳥のさえずり、虫の声。笛みた
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アザーズ(2001年製作の映画)

3.5

もう一度観たくなる映画
前情報は調べずに見た方が良かったかな
美しいホラー映画

謎めいた屋敷と母子
ゴシックホラーとニコール・キッドマンの稀有な美しさが相まって、静かで不気味な雰囲気が良かった

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