sknさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

パリ13区(2021年製作の映画)

4.0

街の主役としての人!と言った趣きの快作群像劇。劇伴もフレッシュ。セリーヌ・シアマさん参加の脚本もキレまくってます👏

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

怪鳥バケモノと同じくらいママがこわいぞ!
ラストシーン後、ママにはティンヤ2号とビデオを撮るくらいの胆力を見せて欲しかった。

ストレイ 犬が見た世界(2020年製作の映画)

3.5

今作に出演されたわんちゃんとその他全てのわんちゃん達が各々の環境で穏やかに過ごせることを祈念。

アネット(2021年製作の映画)

4.0

さすがカラックス監督としか言えないような全く一筋縄ではいかない作風にじーんときた。"愛が、たぎる。"とかいう日本版コピーは本作には則してないと思う。(むしろ愛の不在から逆説的に愛について考えさせる語り>>続きを読む

ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

4.0

辛い…。絶望感が積み重ねられるような(逆に言うと救いの可能性が丁寧に剥がされていく)作りは作劇として良くできていたと思う。そして何より海外の銃社会の異常さを改めて突きつけられる。

アポロ10号 1/2: 宇宙時代のアドベンチャー(2022年製作の映画)

4.0

監督のノスタルジーの発露と言えなくも無いけど、グッドオールドな雰囲気はかなり心地良くて共感。同監督による今作と同じアニメーション技法が使われた「スキャナー・ダークリー」もおすすめです。

TITANE/チタン(2021年製作の映画)

4.0

期待以上にどうかしてた笑 監督の強烈すぎる作家性と全編通してめちゃくちゃイケてるショットにやられる間違いなく刺激的な鑑賞体現。これをパルムドールにしたカンヌの胆力!👏

モービウス(2022年製作の映画)

3.5

暫定凡作オブザイヤー。ヒーローオリジンものが陥りがちな同種族バトルは好きじゃ無いんだよな〜。マイロの方がキャラクター的には魅力的に感じた。MCUではあれだけ丁重に扱われたマルチバースがここまで軽率に用>>続きを読む

アンビュランス(2022年製作の映画)

3.5

はちゃめちゃ過ぎてわろた。落ち着きがなさ過ぎてもはや前衛芸術とも言えるカメラワークと編集もインパクト大だけど単調で流石に飽きちゃったな…。

ベルファスト(2021年製作の映画)

4.0

誠実で親密な作品だったなあ。ヴァン・モリソンの音楽も最高。

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

4.5

期待以上に面白かった。主人公の人物像と行く末が明るみになるにつれて加速するゾクゾク感に、一定の水準を超えた作品にしか無い映画的快楽を感じました!

林檎とポラロイド(2020年製作の映画)

4.0

作品自体の制作の経緯と作中の主題がリンクしている事が明らかになる展開が鮮やか。

ポゼッサー(2020年製作の映画)

3.5

観ててお腹が痛くなってくるような刺激的な描写が満載。どこかで聞いた事ある着想だけどこの作品でなければ味わえない独創性があったので良しとしよう。クローネンバーグ(父)作品「スキャナーズ」くらいしか観た事>>続きを読む

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.0

期待していたほどバットマン作品としての新規性は感じられず少し残念。しかし全体としてはゆったり重厚な造りながらもメリハリの効いた演出で3時間弱全く飽きる事なく楽しめた!ドルビーシネマとの相性◎

ゾディアック(2006年製作の映画)

4.0

事件の核心に触れられそうで触れられない、もしくは触れているのかもしれないけど断定できない緊張感の持続が良い!間延びさせない軽快な編集もその一助に。

愛なのに(2021年製作の映画)

3.5

週末軽い気持ちで観に行くにはちょうど良い塩梅📙

GAGARINE/ガガーリン(2020年製作の映画)

4.0

宇宙飛行×団地、もしくは団地の擬人化という新機軸。集合住宅賛歌としても良かった!

ジム&アンディ(2017年製作の映画)

4.0

The Weeknd「Dawn FM」での起用もハマっているジム・キャリーによる哲学的な境地とも言える言葉が印象的。

マン・オン・ザ・ムーン(1999年製作の映画)

4.5

「ジム&アンディ」と合わせて観た。現実と虚構の境界線を綱渡りするようなスリリングな試みに感動。これもまた映画でしか表現できない芸術体験!

容疑者、ホアキン・フェニックス(2010年製作の映画)

4.0

単なるドッキリ企画と言われるとそれまでかもしれないけど、演じること(≒嘘をつく事 )やセルフブランディングについて考えさせられた。ホアキン・フェニックスの捨身のチャレンジに拍手👏

ザ・マスター(2012年製作の映画)

4.0

映像の質感だったりリレーションシップについて語る作品である点で「ゴッドファーザー」「グッド・ウィル・ハンティング」を想起させた。ただ今作で描かれているのはカルトと狂信者というギャップ笑 好きです!

ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

4.0

エンドクレジットに象徴されるように陰影がばきばきにキマりまくってて今まで観たことないような映像美。原作を知らなかったけどかなりしんみりなエンディングなんですね。

The Hand of God(2021年製作の映画)

4.0

全編視覚的にゴージャスなカットが目白押しで、それだけでも大満足。パーソナルだからこそ最もオリジナリティのあるストーリーテリング。

オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

4.0

台詞に無くともはっきりと伝わる距離感とその遠近。劇伴はYo La Tengo✌️

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.0

エモーショナルだけど大げさにしない演出のバランス感覚。今作でレファレンスされているあの作品が超好きなのでその使われ方にはもやっとしたけど全体として悪くはなかった!

ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

4.0

この頃流行りの「数十年後の続編もの」はオリジナル作へのアプローチの仕方が一つの見せどころだと思う。今作は直球勝負寄りだけど独立したジュブナイル作品としても大変楽しく観れた。