さききちさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

さききち

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バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(1990年製作の映画)

4.5

2020年29本目(劇場鑑賞20本目)
極上爆音上映 立川シネマシティにて。

映画の素晴らしさを体現する1本。
最高という言葉は感想に普段使わないが、
最高。

興奮、スリル、笑い、愛、感動、
全て
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.0

2020年28本目(劇場鑑賞19本目)

楽しみにしていたが、正直好みじゃなかった。

時系列の分散が逆に作用し、とっ散らかった印象を受けた。ハーレイ・クイン単独映画としてキャラ押し映画なのか、女性編
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ランボー 最後の戦場(2008年製作の映画)

3.2

2020年27本目。

ゴア度マシマシ、展開粗々「怒りのアフガン」

基本的には前作と同じ。
前作のプロットを骨と皮だけにした大筋を、(作品テーマに相反する)人命軽視、清々しさすら感じるほどのゴア/人
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

4.2

2020年26本目(劇場鑑賞18本目)
極上音響上映@立川シネマシティ

素晴らしい音楽映画であり、素晴らしい1枚の音楽アルバム。
音楽は魔法のようで、風景や人生に宝石のような灯りを点す。
この作品に
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ランボー3/怒りのアフガン(1988年製作の映画)

3.5

2020年25本目
「神なら慈悲もあるが 彼にはない」

大量の火薬と共にお届けする、家ごもりのモヤモヤもぶっ飛ばすアクション快作。

中盤までは正直テンポ悪。画面の動きのなさに挫折する人もいるだろう
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初恋(2020年製作の映画)

3.8

2020年24本目(劇場鑑賞17本目)

ガラパゴスの大勝利!俺らが好きな三池映画が戻ってきた!気持ちいいくらい三池な三池のオリジナル映画!日本語と中国語、ボクシングにカンフー!暴力に恐怖に汚さに笑い
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

2020年23本目(劇場鑑賞16本目)

こちらもようやく観れた…!
鑑賞前は姻族関係入り乱れる王道推理モノだと思っていた。日本で言うなら『犬神家の一族』をアップデートさせたような。二転三転、最後まで
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

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2020年22本目(劇場鑑賞15本目)

よう!やく!観れた!
周りのみんながIMAXがいいってしきりに言うから、今日まで我慢に我慢を重ねて行ってきた!グランドシネマ IMAX レーザー!

まず第一
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スケアリーストーリーズ 怖い本(2019年製作の映画)

3.5

2020年21本目(劇場鑑賞14本目)

幽霊怪物大図鑑!
『ファイナル・デスティネーション』が、死に方を見る映画であるように、本作は魍魎とそのシチュエーションのバリエーションを愛でる映画だ。
(この
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アントラム 史上最も呪われた映画(2018年製作の映画)

3.0

2020年20本目(劇場鑑賞13本目)

「警告!この映画を観たら死にます」
「本当に、何かが起こる!」
なんてセンセーショナルなキャッチのポスターに、
(煽り方が渡辺文樹の『バリゾーゴン」みたいだな
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犬鳴村(2020年製作の映画)

2.1

2020年18本目(劇場鑑賞12本目)

今年断トツワースト。
犬鳴峠という禍々しい最恐のスポットを題材としたからには、
・背筋に視線を感じ、隙間や闇が怖くなるような
・パッケージにも触れたくなくなる
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.9

2020年17本目(劇場鑑賞11本目)。
特別先行上映(上映後アリ・アスター監督舞台挨拶付)

久々にブッ飛んだ映画を観た!
体力が削られること削られること…
最初は無意識に、途中から明確に意識し始め
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ジャックは一体何をした?(2017年製作の映画)

3.1

突如公開された、敬愛なるデヴィッド・リンチ御大の新作!とは言え、2020年の完全新作ではない。
“Year of monkey”の表示のとおり、2016年に発表された短編。

お馴染み、モノクロの画の
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

2020年16本目(劇場鑑賞10本目)。

戦争ほど愚かで醜いものはない。
素直にそう思う。

ビートルズの『抱きしめたい(ドイツ語ver)』で映画が始まった瞬間、大切な映画になることを確信した。ガチ
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エッシャー 視覚の魔術師/エッシャー 無限の旅(2018年製作の映画)

2.9

2020年15本目(劇場鑑賞9本目)。

M・C・エッシャー。
唯一無二の版画の数々。無限に流れ続ける滝や、上昇でもあり下降でもある階段。無限の相似図形と徐々に変化してゆく図形。少なくとも1つは、誰し
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ラストレター(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

2020年13本目(劇場鑑賞7本目)。※

待ちに待った岩井俊二さんの新作。
制作発表からずっと待ってた。
去年、小説版が発売されても読まずに我慢してた。
良くも悪くも、今迄にはない手触りの一本だった
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.3

2020年12本目(劇場鑑賞6本目)。

予想に反して、終始一貫して淡々と抑えた語り口だった。実在の人物に関する描写の是非が議論されているが、映画として語りをする以上、一定の偏向や思考が入り込むのは仕
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パターソン(2016年製作の映画)

3.0

2020年11本目。

ある男の7日間の日常。
1日は約15分程度。事件はほぼ起こらない。語られるのは、日常の反復、そして小さいけれど大きい差異。なんて事ない淡々とした日々だけれど、何故か翌日も、翌日
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ファントム・オブ・パラダイス(1974年製作の映画)

4.0

2020年10本目(劇場鑑賞5本目)
立川シネマシティ@ 極上音響上映(aスタ)

率直に、とてつもないものを観てしまった、というのがまず最初の気持ち。生涯ベストに挙げる人がいるのも痛いほどわかる。
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.5

2020年9本目(劇場鑑賞4本目)。
極上爆音上映@ 立川シネマシティ(aスタ)。

スクリーンから提示される熱い気概と大人の闘い。
お涙頂戴でなくとも、煽らなくとも、泣けるときは1秒でも泣けるんだぜ
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母なる証明(2009年製作の映画)

3.3

2020年8本目。
新作『パラサイト』が快作すぎたポン・ジュノ2009年の作品。

水(雨)や火の象徴的な使い方が尋常じゃなく上手い(👇ネタバレコメント欄)。

前年に公開された『TOKYO!』の一編
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ペット2(2019年製作の映画)

3.2

2020年7本目。

スノーボールちゃんがホンッッッットにキュート🐰これだけで映画代の元とれる。

ペットたちの日常とドタバタの仲で、家族の愛し方に関する優しい変遷が描かれてゆく。ピクサー映画での既視
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.0

2020年6本目。
最近アダム・ドライバーの虜。

重くもライトなテイストから、ヘビーウェイトな問題提起へ。
スリリングなケイパームービーから社会派作品へのグラデーション。

作品の構成として、正直ア
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ジュマンジ/ネクスト・レベル(2019年製作の映画)

3.2

2020年5本目(劇場鑑賞3本目)※
年末、都合つかずで未鑑賞の1本。
ようやく観れた!

ロック様のキメ顔、ジャック・ブラックを筆頭に演じ分けの妙は健在。
キャラの(劇中)メタ視点や軽口、キレキレア
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.1

2020年3本目(劇場鑑賞1本目)
TOHOシネマズ日比谷 先行上映で。
飛行機で観るチャンスはあったけど、ちゃんと観たくてこの日まで我慢していた。

冒頭にネタバレ禁止令。抽象的な言葉になるけど。『
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.0

2020年始まって1日/本年鑑賞2本目にして、
早くも爆泣き作品と出会った。

先月の劇場公開/配信開始から観れていなかった作品。ようやく。

まず、スカヨハとアダムドライバーの気迫の演技の応酬、これ
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6アンダーグラウンド(2019年製作の映画)

3.6

あけましておめでとうございます。
今年も皆様が素敵な映画たちと出会えますように。

年明け、1本目!
去年のモヤモヤやストレスを全てぶっ飛ばす一作!久々に観るマイケルベイ節は気持ちいいな〜!

クラッ
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

[2020.1.3追記]
12/20 0:00開始回@ TOHOシネマズ六本木にて。

始発待ち。六本木は朝までもう上映がないので、記憶の整理がてら、まずはメモ。まだ何も纏まらない。いつの日も、LUC
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生き人形マリア(2014年製作の映画)

2.8

新触感!ブキミの谷キモキモ人形ホラー!
面白さは置いておいて、1度観て欲しい!!!

平時は異常な程チープでキモい身代わり人形。
感情を露わにする度、顔面が謎のナチュラルリアルに!表情筋もヌルヌルのヌ
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

3.5

板挟みと仁義。
選択と非選択。
必然と偶然が織りなす人生。
満足と後悔。

「現在」を鋭く描写し、未来へ問うた『タクシードライバー』に対し、ある男の「過去」を描き「終生」「生きた道」を魅せる。
鑑賞者
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アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

3.8

極上音響上映にて。

前作とは全く違った毛色とはなったものの、素敵な作品。前作がヒューマンだとすると、今回はアドベンチャー(および多少のコメディ)。ディズニー界のデッドプール。

後付けの設定も嫌味な
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アナと雪の女王(2013年製作の映画)

3.9

新作に向けて復習。

公開当時はハードルが上がり斜に構えていたのか、「ブームの割には大したことなくね?」程度で響かなかったのだけれど、今回、

姉妹2人を中心に展開する、(家族)愛/秘密/孤独/葛藤/
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コマンドー(1985年製作の映画)

4.2

極上爆音上映(aスタ)にて。

言わずと知れた筋肉モリモリマッチョマンの変態映画。何度も観ているけれど、スクリーンでの鑑賞は初めて。

開始数分、隆隆の上腕二頭筋!浮き上がる血管!滲み出る汗!肩に担ぐ
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.9

素晴らしい続編。
キューブリック版『シャイニング』の遺伝子を部分的に継承しつつも、上映時間2時間半という決して短くない尺にも、単独で食い入るように魅せられる1本の作品に仕上がっている。

キューブリッ
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ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

4.1

2019年、最高の続編映画。
既視感に溢れがちなゾンビ映画で、予想もしなかったところへ連れて行ってくれる。
笑いも興奮も心拍数も。

『ターミネーター』の後の『T2』のように、良いところの核を残して創
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ゾンビランド(2009年製作の映画)

4.0

最高の童貞映画かつ擬似ファミリー映画。

公開時ぶりの鑑賞。
サイコパスも二度見する、遊園地ゾンビ狩りが最高!このシーンだけでも一見の価値あり。

10年ぶりの続編はどうかなぁ。
この4人は幸せであり
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