さっかもとゆきさんの映画レビュー・感想・評価

さっかもとゆき

さっかもとゆき

バイアス
中2

映画(350)
ドラマ(0)

第三の男(1949年製作の映画)

4.5

クソおもしろい。ほとんどあらゆる点でトップクラスの出来。悪や荒廃を描きつつ、スタンスはあくまでヒューマニスティックであり、エンタメに徹している印象。アントン・カラスの軽やかなテーマ曲はこのスタンスの表>>続きを読む

オーソン・ウェルズの フェイク(1975年製作の映画)

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エルミアやアーヴィングとウェルズが実際に会っていたかのように錯覚するほどの編集の妙技

光の中でのウェルズとオヤの対話のシーンは流石

近頃なぜかチャールストン(1981年製作の映画)

4.0

なんだこれ(笑)。「陸軍大臣」田中邦衛の顔と小便のモンタージュとかなんなんだ。千石規子の「大蔵大臣」も強烈

予告編のナレーション「もし独立愚連隊や『肉弾』の「あいつ」が生きていたらー」諷刺より、戦中
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マクベス(1948年製作の映画)

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暗い……重い……

スタジオに組まれた舞台背景はただの岩の塊(アンドレ・バザンなんかもこれ自体は「悪趣味」であると言っている)。演劇をそのまま映像に記録した感じ。王殺しの長回しシーンでは、殺害の現場は
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不滅の物語 オーソン・ウェルズ(1968年製作の映画)

4.1

取って付けたような漢字の看板やら幟やらが風景から浮いていて、19世紀末のマカオという設定にもかかわらず、どこか空想の世界のようにも感じられる

限られたスケールをうまく生かした小品。ゆったりとして疎密
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オーソン・ウェルズの オセロ(1952年製作の映画)

4.7

カンヌでグランプリ獲ったのにアメリカでは40年も忘れられてたらしい……

コントラストが強すぎて人物はほとんどシルエット、顔も判然としないショットばかり。トップシーンの葬列、キプロス島の海風に翻る軍旗
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意志の勝利(1935年製作の映画)

4.5

本作で最も衝撃的な、ルイトポルトアレーナでのSS・SA集会の場面では、カメラは群衆の中に入らず、パターンを描いて整列した人間たちの全体を俯瞰し続ける。他の場面では等身大で親しみやすく、あるいはローアン>>続きを読む

浮雲(1955年製作の映画)

4.5

異様に汚らわしい。男どものせい。山形勲に向けて言い放った「あたしのことも元に戻して返して欲しいわ!」とか、高峰秀子の台詞がいちいち怖い

荒廃した戦後の街並は高峰と森雅之の心象そのままか。二人にとって
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ロリータ(1961年製作の映画)

3.6

ハンバートに騙され、勘違いし続けるヘイズ夫人の描き方はまことに滑稽であり、ゆえに残酷である。彼女の死に対してすらも冷酷なハンバートは男性の権化か。夫人やロリータは終始彼の目線で、その人格を無視したよう>>続きを読む

ストレンジャー/謎のストレンジャー(1946年製作の映画)

4.0

時計台(内部の異様に長い梯子!妻を殺すべくその横木をギコギコ切ってるウェルズの顔!)の大時計で敵役が死ぬのは『カリ城』みたい

ウィリアムとランキン=キンドラーとの対決に思われたドラマが、メアリーの主
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永遠の0(2013年製作の映画)

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俺も合コンで特攻隊についてアツく語ってみよう

GODZILLA ゴジラ(2014年製作の映画)

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予告編(特報?)見たときは超カタストロフィックでビックリした

33号車応答なし(1955年製作の映画)

3.8

「そのおじさん(志村喬)の目をくり貫いちゃいなさい!」とか言ってるヒロポン密造者の平田昭彦がキモすぎ

当時のパトカーや指令センター、そして無線のギミックが細かくて実に良い。夜の街へ出動する警察車両群
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オーソン・ウェルズのフォルスタッフ(1966年製作の映画)

4.8

すげえテンポがいい。めっちゃカット割るじゃん!『市民ケーン』『黒い罠』とかと比べて表現の振れ幅がデカい。ウェルズの「バロック」的な重厚さは例の如くだが、騒々しくアクションは激しく、笑いにも溢れていて楽>>続きを読む

夏の庭 The Friends(1994年製作の映画)

3.3

最後におじいちゃんの家が朽ち果てていくのがコワイ

原作と脚本に限界があったか。相米作品に溢れていたコノテーションがあんまりない。「教育的」「感動的」な印象が強い。子どもたち(大人も)の生々しさもいま
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恐怖と欲望(1953年製作の映画)

3.4

素人っぽさは目につくが、さすがと思わせるところも多い。脚本がわりとしっかりしてる。マックや将軍のモノローグが○

画面構図とか殺人シーンのカット割りとか見てると古典映画からかなり学んでいる印象。シドニ
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曼陀羅(1971年製作の映画)

5.0

なんという凶暴性。最高のテロル映画

高度成長の真っ只中で「時間を停止」させるためには、これほどの暴力が必要だったのだろうか

日本海に臨む浜辺で、目も眩むような太陽光の下、男たちが信一と由紀子を襲撃
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ミサイル(1987年製作の映画)

4.2

教官たちは皆学校の教師のような態度で授業をし、成績不良の生徒について会議で話し合う場面も。訓練生たちは大学出のエリートばかり。バーベキューなんかもあり、どこまでも平和な風景。そしてつい忘れそうになるが>>続きを読む

宇宙大怪獣ギララ(1967年製作の映画)

1.5

アホ。ヘリのドア閉めたら閉めきれてなくて開いちゃう(事故だよな?)トップシーンから不安になったが、的中

わざわざ月面まで行って風呂入ったりラウンジで酒飲んだりしてるとこ見せる。これが松竹流!(?)
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突撃(1957年製作の映画)

4.2

「ドイツの弾が嫌ならフランスの弾を食らえ!」

「アリ塚」への突撃場面は、猛爆撃の中を進まされる大勢の兵隊を延々平行ドリーでとらえる。長い長い塹壕を移動し続けるカメラ然り、『フルメタル・ジャケット』と
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花札渡世(1967年製作の映画)

4.5

任侠映画っていうよりフィルム・ノワール。ずっと狭い日本家屋の屋内劇ゆえ圧迫感がすごい。さらに長回しで緊迫の度は増す。ただし決定的な場面は屋外。梅宮辰夫と鰐渕晴子が再会する甘酒屋然り、梅宮の大立ち回り然>>続きを読む

鴛鴦歌合戦(1939年製作の映画)

4.2

志村喬がクソワロ。ウヒョウヒョ笑って市川春代をからかってる姿がアホすぎ。「おバカさん」とか言われてるし

和楽器でオーケストラやるのは天才

ラストの急展開に呆気にとられる。「金持ちは嫌いだ!」態度を
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メキシコ万歳(1979年製作の映画)

4.5

空間がシンプルで、ゴチャゴチャした近代都市じゃないから構図の凄さが際立つように思われる。シンプルでもこんなにキマる!『イワン雷帝』にも受け継がれる極端な遠近のつけ方(階段の下と上、のように高低差の場合>>続きを読む

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

4.5

新聞の一面広告になってた油屋のイメージボードに、幼いながら衝撃を受けたのを今でも覚えてる。買ってもらった『The Art of Spirited Away』は宝物

人生変わった

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