さっさんの映画レビュー・感想・評価

さっ

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日本殉情伝 おかしなふたり ものくるおしきひとびとの群(1988年製作の映画)

4.5

南果歩がバルコニーからふわっと飛び降りるショットにマジで反重力を感じた。可愛すぎんよー

マジック・ランタン・サイクル(1980年製作の映画)

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『快楽殿』『ルシファー』あたりはめっちゃ東映の宇宙刑事シリーズ見てる気分になる。シャイダーのフーマとかもろに

兵隊やくざ(1965年製作の映画)

4.5

「大宮、やれ!」って田村高廣が勝新をポケモンみたいに扱ってて笑ってしまった。恐怖の隊内リンチトーナメント(?)

黒蜥蜴(1968年製作の映画)

4.5

ビアズリー! 丸山明宏は素晴らしいがそれに頼りきってないのが良い。追われてるのに「あら、明智?」って声が弾んでるところが好き。剥製役の三島由紀夫の変顔がピクピク震えていた

ある戦慄(1967年製作の映画)

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言うなれば社会心理学の実験の記録映像。全登場人物に「見覚え」があって精神的にダメージが大きい…(日本で経験しないのは厳しい人種の葛藤だけ)。トニー・ムサンテがキレキレで、イキってたヤリチン野郎をビビら>>続きを読む

M(1951年製作の映画)

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〈アメリカ映画〉になってた。冒頭のケーブルカー(?)から最後の地下駐車場スロープまで、アップダウン映画。ピーター・ローレの口笛はグリーグ「山の魔王の宮殿にて」だったがこの映画の曲は??

全然良いが
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HANA-BI(1997年製作の映画)

4.5

北野武が雪を撮ってる。良すぎ。陳腐にも程があるジャパン観光趣味と古色蒼然たる夫婦像がそれでもなお良いのは彼岸に片足突っ込んだ彼らの夢として見られるから?? たけしは『その男、凶暴につき』でも再起不能の>>続きを読む

本気のしるし 劇場版(2020年製作の映画)

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自分はこれ映画として見るの無理。水鉄砲のところとか見ると本当にショット死んでると思う

ヒッチャー ニューマスター版(1986年製作の映画)

5.0

警察=法さえ歯が立たぬハイウェイ世界の主、ルトガー・ハウアー! こいつが主人公(わたし)のことを憎んでるんだか愛してるんだか全然わからなくて最高におもろい。確かに『ダークナイト』のジョーカーぽさある。>>続きを読む

狂恋/狂恋・魔人ゴーゴル博士(1935年製作の映画)

4.5

迷惑ドルオタ死すべし。おもしろい! サイボーグのコスプレしたスキンヘッドのピーター・ローレって、要素が多すぎる。鸚鵡が素晴らしい

ハウス・バイ・ザ・リバー(1950年製作の映画)

5.0

'30年代フリッツ・ラングの精髄再び! 生きているかの如きあの川(日差しや月光に照り映えているのではなく自ら発光しているし、己の意思によって流れることを拒んでいるように見える)が不気味すぎ。ズダ袋を引>>続きを読む

ハッピーアワー(2015年製作の映画)

4.5

人間関係の気持ち悪さを描ききった地獄映画として見ました。大好き。ワークショップから打ち上げの流れで吐きそうになった。風間が良い出汁。第二部超傑作! 逆光好きだなー。何カメ回してんだろか

いとみち(2020年製作の映画)

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中島歩店長がすごい良い。古坂大魔王に対する駒井蓮の返しの台詞で笑った

女体(じょたい)(1969年製作の映画)

5.0

この映画の浅丘ルリ子は一種の神であって決して批評され得ない。ただ世界と正面衝突するだけのこと。そんで対する岡田英次もめちゃくちゃ強い! (でも演技がいつもと同じ飄々ぶりなので余計可笑しい) 冒頭から金>>続きを読む

ミークス・カットオフ(2010年製作の映画)

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cutoffは近道って意味みたいで皮肉が効いてる。家畜を除いて生命の気配の絶えた抽象的な風景は脱出不能のSF的世界に見えてきた(あの先住民はエイリアン)。河を渡った時点でキン・ザ・ザみたいな星に飛んだ>>続きを読む

恋する惑星(1994年製作の映画)

4.5

王家衛のギャグセン好き。金城武がいきなり日本語話し始めて吹いた。ブリーフ姿で家の石鹸とかタオルと対話してるトニー・レオンも可笑しい。この物質のカオスの多幸感は一体何なんだろう

月給泥棒(1962年製作の映画)

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ド頭二つの衝突→ビールジョッキの乾杯のショットに繋ぐセンスとか流石。最後の電気バチバチは喜八の照れ隠しみたいで微笑ましくもあり、なかなか見たことない奇抜な暗喩とも思う。『アパートの鍵貸します』の影響が>>続きを読む

裸のキッス(1964年製作の映画)

4.5

最後まで観てこれは西部劇だったのでは?てなった。冒頭もだがコンスタンス・タワーズが娼館の女主人にハンドバッグで殴りかかるときの突発ぶりが最高。相変わらずの異常なライティングと胸糞の悪さはマイノリティの>>続きを読む

博奕打ち 総長賭博(1968年製作の映画)

4.5

全滅フィルム。名和宏、若山富三郎(階段を駆け上がった勢いのまま彼に衝突する鶴田浩二!)、沼田曜一らそれぞれの暗殺のワンカットに痺れる。襖を開ければそこには自分の死がある

ガートルード/ゲアトルーズ(1964年製作の映画)

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ほぼ常にキャメラ側に面を向けて視線が宙吊りになってる(何処も見てない)主人公が凄い。限りなく演劇に接近してるのだが最後に至って、とてもとても遠い切り返しがある。目と目が合ってしまえばもはや永遠の別れが>>続きを読む

明治一代女(1955年製作の映画)

4.5

役者>芸者>箱屋の厳然たる身分差が明らかにされながら、体よく追認&再隠蔽されて終わるという……弟が密告者という"真面目な"社会! 川面/橋、路地/二階(俯瞰)の空間統御が素晴らしいが、そもそも巨大なセ>>続きを読む

親不孝通り(1958年製作の映画)

4.5

桂木洋子が姉ちゃんだったら男は全員シスコン化すると思う。80分の間断なきビート。残虐で良い。最後の甘さが寧ろ男尊女卑(増村も流して撮ってるように見える)。弄ばれて捨てられた後クラブに川口浩を訪ねた野添>>続きを読む

ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

5.0

あの空港の展望デッキは半世紀経った今なお未来に属していると思う。泣いた

天使/L’ANGE デジタルリマスター版(1982年製作の映画)

5.0

紛れもない特撮映画。怪物アパート(?)好き。無数の平行な線条の強迫が、最後にすべてを刺し貫くかと思われる放射状の光芒に接続する。あの光は神々しいというより原爆の火球のような破壊的なものに見えました

サムライ(1967年製作の映画)

4.5

アラン・ドロンの真っ青な顔と硬直した身振りからして彼は最初から死体だし、パリ警視庁は秘密警察にしか見えない。アンリ・ドカエの素晴らしいショット群がド・ゴール政権下のパリをディストピアとして提示する

暗黒街の顔役(1932年製作の映画)

5.0

トミーガン×T型フォードはその速度において映画史上に残る破壊兵器。90年前にこんな映画つくられてしまったら我々はもうどうしようもないよ……後世のすべての組織犯罪映画はこの作品を追っかけてるんだな、と思>>続きを読む

チャイナ・ゲイト(1957年製作の映画)

4.5

ジーン・バリーに水ぶっかけられながら飛行機操縦してた瀕死の奴がいつの間にか(ショットのどこかで)事切れてた、ってのがヤバすぎる。あのデブもリー・ヴァン・クリーフも"死"がガチ……。こんなにイデオロギー>>続きを読む

ワイルドバンチ/オリジナル・ディレクターズ・カット(1969年製作の映画)

5.0

ペキンパー映画のおっさんは全員小学生みたいで大好き。男児なので民間人を巻き込んじゃいけないとかいう発想はない。無邪気さがもたらす最悪の光景!

ムッシュとマドモアゼル(1978年製作の映画)

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良くも悪くもチョー無神経だがゴリラのぬいぐるみ着て頑張るベルモンドはかわいい。フランス映画でここまでダサいエンドクレジットを見たのは初めてだったのでちょっと感動。とはいえ社会保険のくだりは今ではシャレ>>続きを読む

ラ・ポワント・クールト(1955年製作の映画)

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漁村に溢れる奇妙な形の道具や構造物の数々と、夏の日差しが生み出すそれらの濃い影が、そのままですげーモダニズムって感じ。フレームを分割する無数の長い棹、廃漁船の腹の中もかっこいい、鏡のように静かな湖の浅>>続きを読む

トニー滝谷(2004年製作の映画)

4.5

丘の上に建てられたハリボテの部屋の高い天井と吹きさらしの巨大な窓、広川泰士が超望遠ローアングルで撮ったその室内のショットがめちゃくちゃに気持ち良い。音楽の使い方とか荒っぽい映画だとは思ったけど、あの">>続きを読む

コミック雑誌なんかいらない!(1986年製作の映画)

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恐縮度ゼロというよりマイナスの「恐縮です」を連発する内田裕也。今観ると'80年代の日本人全員ぶっ壊れてるとしか思えないのだが、それをこうして同時代に再現&発表できるというのは、羨むべきなんだか恐怖すべ>>続きを読む

緋牡丹博徒 お命戴きます(1971年製作の映画)

4.5

笠の切れ目から覗く藤純子の片眼のエロス(『映画の神話学』)と対をなすのは明らかに、両眼を見開いたままフレームの外へ沈んでいく鶴田浩二のタナトス。メインタイトルといいクレジットといいスーパーといい、出し>>続きを読む

怒りの日(1943年製作の映画)

4.5

火刑の隣で繰り広げられる最強ホームドラマ。嫁って永遠の異端

シェーン(1953年製作の映画)

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ジョーイと同じく傍観者の視点で、ロングショットだけで構成されてる決闘はカッコよかった。ジャック・パランスがトーレーを殺すシーンの泥濘も良かった。勝手に青空だと思ってたラストがアメリカの夜で、へーと思っ>>続きを読む

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