サーク監督がナチスドイツ時代に作った最初のメロドラマ。ゲッペルス宣伝大臣から功労賞を送られサーク監督の出世作となった。原題「Schlußakkord(最後の和音)」。
貧しいドイツ人女性ハンナ(マリ>>続きを読む
サーク監督が自作のお気に入り9本を挙げたうちの1本。※。男女四角関係の愛憎劇。ドロシー・マローンがアカデミー助演女優賞受賞。原題「Written on the Wind(風に書かれたもの)」。
ミッ>>続きを読む
サーク監督×ロック・ハドソンの名タッグによる最初のメロドラマ。原題は「Magnificent Obsession(壮大な執着)」。「愛と光」(1935)のリメイク。
大金持ちの道楽息子・ボブ(ロック>>続きを読む
キャプラ監督×脚本家ロバート・リスキンの名タッグが最初に本格コラボした社会派ドラマ。デマと大衆ヒステリーによる銀行破綻の危機を描く。撮影監督はキャプラ監督の常連ジョセフ・ウォーカー。原題「Americ>>続きを読む
ビリー・ワイルダー監督の「サンセット大通り」(1950)の次作。大衆とジャーナリズムのあり方を痛烈に風刺する社会派ドラマ。後期ワイルダー監督の常連カメラマン、チャールズ・ラングの最高の撮影が見られる一>>続きを読む
「殺人者」(1946)に続くシオドマク監督×バート・ランカスターの正統派フィルムノワール。原題は「Criss Cross(十字交差)」。
現金輸送車を運転する職員スティーブ(バート・ランカスター)は>>続きを読む
ウィリアム・ワイラー監督による犯罪ヒューマン映画。同名ブロードウエイ舞台劇(1935)の映画化。スタッフは前年の同監督「この三人」(1936)と同じく脚本リリアン・ヘルマン、撮影グレッグ・トーランド、>>続きを読む
「カサブランカ」(1942)のマイケル・カーチス監督、ハンフリー・ボガードらスタッフキャストが再結集して制作した反ナチ脱獄映画。原題「Passage to Marseille(マルセイユへの道)」。助>>続きを読む
題名邦訳「十三番目の椅子」。トッド・ブラウニング監督の初トーキー作品。同題のミステリー舞台劇(1916)を映画化。2年後の監督作「魔人ドラキュラ」(1931)で主演するベラ・ルゴシと初タッグ。
殺人>>続きを読む
ジンネマン監督の長編デビュー作。最初期の科学捜査を描くB級ノワール。題名の意味は「慎重な殺し屋」。
野心的な弁護士ジェリー(リー・ボウマン)は犯罪撲滅を掲げるダニエルズ市長の忠実な部下として尽力して>>続きを読む
バーバラ・スタンウィック(当時22歳)の出世作となった身分格差メロドラマ。キャプラ監督が、以後常連の撮影監督となるジョセフ・ウォーカーと初めて組んだ作品。原題は「Ladies of Leisure(遊>>続きを読む
フランク・キャプラ監督×バーバラ・スタンウイックの「希望の星」(1930)に次ぐ二本目。インチキ宗教を取り巻く社会派メロドラマ。原作は後にキャプラ監督と名タッグを組む脚本家ロバート・リスキンの戯曲「B>>続きを読む
サーク監督による修道院ノワール。「或る夜の出来事」(1934)でオスカー女優となったクローデット・コルベールが48歳時に主演。撮影はグレタ・ガルボ作品の殆どを担当した名匠ウィリアム・H・ダニエルズ。>>続きを読む
サーク監督による豪華キャストのメロドラマ。撮影はサーク監督の常連で「スパルタカス」(1960)でオスカー受賞したラッセル・メッティ。音楽は巨匠ハーマン・スタイン。
カリフォルニアで玩具会社を営むクリ>>続きを読む
サーク監督の最初の傑作と称される一本。次作「丘の雷鳴」(1951)と並んで教会が舞台。独立プロによる低予算映画でサーク監督作の中では希少なオールロケ。原題「First Legion」※日本語訳は“最初>>続きを読む
戦時中の反ナチ戦意高揚映画としての製作だが、無頼派ウォルシュ監督が活劇色豊かに仕上げた潜入脱出エンターテイメント。原題「Desperate Journey(絶望の旅)」。
ポーランド国境のドイツの町>>続きを読む
ギャング映画スターだったロビンソン&ラフトがディートリッヒとの三角関係を演ずるアクション&メロドラマ。原題「MAN POWER」。
送電線作業員のハンク(エドワード・G・ロビンソン)とジョニー(ジョ>>続きを読む
深夜トラック運転手が主人公の個性的なヒューマン・サスペンス。ハンフリー・ボガードが同監督の「ハイ・シエラ」(1940)で大ブレイクする直前の助演作品。原題「THEY DRIVE BY NIGHT(夜を>>続きを読む
「雨」(1932)のリメイク元。サイレント時代のウォルシュ監督×グロリア・スワンソンの文芸映画。原作は英作家サマセット・モームの短編「雨」(1921)。撮影は「レベッカ」(1940)でオスカーを受賞し>>続きを読む
「西部戦線異状なし」(1930)のルイス・マイルストン監督が手掛けたホラー的な文芸映画。原作は英作家サマセット・モームの短編「雨」(1921)。閉塞状況の南国の島で宣教師が娼婦を洗脳しようとする物語。>>続きを読む
フランシス・フォード・コッポラ監督(当時24歳)の長編デビュー作で、1960年代ホラー史に名を刻んだ傑作。ロジャー・コーマンの元で作られた低予算サイコホラー。モノクロ。原題「Dementia 13(精>>続きを読む
スタンバーグ監督がキャリア後期に手掛けたダークでエキゾチックなフィルム・ノワール。同名のブロードウェイ劇(1926)の映画化。主演ジーン・ティアニー。
戦前の魔都・上海。無銭飲食で警察に捕まった白人>>続きを読む
ジョセフ・フォン・スタンバーグ監督の最後の作品となった東宝映画。1951年に生存者が帰国した「アナタハン島事件」を2年後に映画化。音楽は伊福部昭。特撮は円谷英二。
太平洋戦争末期の1944年。軍に徴>>続きを読む
山本迪夫監督が「血を吸う~」シリーズの合間に手掛けたスリラー。超常現象などのオカルト要素は無し。
理由もなく職場を解雇され、アパートを追い立てられるユリ。採用間違いなしと思われた出版社からは不採用の>>続きを読む
日本で初めて(世界で初めて?)女性同性愛が描かれた戦場メロドラマ。監督は「愛染かつら」(1938)の野村浩将。
昭和十七年。華南の野戦病院に赴いた看護婦の恵子(折原啓子)は、男勝りで頼りになる先輩看>>続きを読む
世界初のナンスプロイテーションであり、日本映画で初めて女性同士のキスシーンが演じられた一本。主演は同年に「天皇・皇后と日清戦争」(1958)で昭憲皇后を演じた高倉みゆき。相手役にデビュー直後の大空真弓>>続きを読む
最も美しく残酷なナンスプロイテーションと評されるイタリア作品。主演は「さよならミス・ワイコフ」(1978)のアン・ヘイウッド。助演にオルネラ・ムーティ。原作はスタンダールの 「カストロの修道院長」(1>>続きを読む
1960年代西ドイツで大流行したエドガー・ウォレス原作の犯罪映画群“クリミ映画“の代表的傑作。英ホラー「ロンドンの暗い眼」(1939)のリメイク。監督は以降13本のクリミ映画を手掛けるアルフレッド・フ>>続きを読む
寺山修司の初めての映画脚本作。原作は大藪春彦のハードボイルド小説「みな殺しの歌 凶銃ワルサーP38」(1961)だが、内容は別作品といっていいほど乖離している。監督は前年の「野獣死すべし」(1959)>>続きを読む
篠田正浩監督×寺山修司脚本の4作目。加賀まりこ(当時18歳)の映画デビュー作。制作は独立プロにんじんくらぶ。
横浜。チンピラのサブ(藤木孝)は海運会社支配人の水谷(南原宏治)に命じられ港湾労務者を重>>続きを読む
篠田正浩監督×寺山修司脚本の3作目。異才コンビが松竹伝統のメロドラマに挑んだ一本。原作は曽野綾子の「わが恋の墓標」(1959)。
石橋潔(川津祐介)はドイツ語を教えていた有閑夫人の宇佐美夫人(月岡>>続きを読む
「乾いた湖」(1960)に次ぐ篠田正浩監督×寺山修司脚本の2作目。ポップなアクション・スラップスティックコメディ。岩下志麻(当時20歳)が篠田監督の映画に初出演。助監督に山田洋次。
8人の殺し屋が一>>続きを読む
トッド・ブラウニング監督のサイレント時代のミューズ、ブリシラ・ディーンとの初ヒット作。原題「The Virgin of Stamboul(スタンブールの乙女)」。
トルコの都イスタンブール。天真爛>>続きを読む
トッド・ブラウニング監督×ロン・チェイニー全10作の9作目。当時ブロードウェイでヒットした舞台劇「コンゴ」(1926)を翻案して映画化。
ロンドン・ライムハウス街の小劇場。手品師フロス(ロン・チェイ>>続きを読む
ブラウニング監督×”千の顔を持つ男”ロン・チェイニーの5作目。全尺70分のところ最初の25分が失われている。原題「The Road to Mandalay」
(あらすじ)
ビルマ・マンダレイ行きの汽>>続きを読む
ブラウニング監督×ロン・チェイニーの「三人」(1925)に次ぐ四作目。原題「The Black Bird」。
ロンドンのライムハウス街。悪漢ブラック・バードことダン(ロン・チェイニー)は隠れ蓑として>>続きを読む