「乾いた湖」(1960)に次ぐ篠田正浩監督×寺山修司脚本の2作目。ポップなアクション・スラップスティックコメディ。岩下志麻(当時20歳)が篠田監督の映画に初出演。助監督に山田洋次。
8人の殺し屋が一>>続きを読む
トッド・ブラウニング監督のサイレント時代のミューズ、ブリシラ・ディーンとの初ヒット作。原題「The Virgin of Stamboul(スタンブールの乙女)」。
トルコの都イスタンブール。天真爛>>続きを読む
トッド・ブラウニング監督×ロン・チェイニー全10作の9作目。当時ブロードウェイでヒットした舞台劇「コンゴ」(1926)を翻案して映画化。
ロンドン・ライムハウス街の小劇場。手品師フロス(ロン・チェイ>>続きを読む
ブラウニング監督×”千の顔を持つ男”ロン・チェイニーの5作目。全尺70分のところ最初の25分が失われている。原題「The Road to Mandalay」
(あらすじ)
ビルマ・マンダレイ行きの汽>>続きを読む
ブラウニング監督×ロン・チェイニーの「三人」(1925)に次ぐ四作目。原題「The Black Bird」。
ロンドンのライムハウス街。悪漢ブラック・バードことダン(ロン・チェイニー)は隠れ蓑として>>続きを読む
“千の顔を持つ男”ロン・チェイニー出演の伝説的なサイレント「ミラクルマン」(1919)をトーキーで忠実にリメイク。監督は「不思議の国のアリス」(1933)のノーマン・Z・マクロード。脚本はサイレント版>>続きを読む
トッド・ブラウニング監督がサイレント時代の自らのヒット作「法の外」(1920)を10年後にトーキーでリメイク。「犯罪王リコ」(1930)で大ブレイクする直前のエドワード・G・ロビンソンがギャング役で助>>続きを読む
「泥中の薔薇」(1919)に続くトッド・ブラウニング監督×プリシラ・ディーン×ロン・チェイニーの2作目。「エイゼンシュタインに5年先駆けた宗教的モンタージュ」「自立した強い女性像の先駆」「フィルム・ノ>>続きを読む
後に黄金タッグとなるトッド・ブラウニング監督とロン・チェイニーが初めて出会った作品。 サイレント時代のブラウニング監督のミューズ、プリシラ・ディーン主演の犯罪メロドラマ。原題「The Wicked D>>続きを読む
「フリークス」(1932)のトッド・ブラウニング監督最後の作品。原題は「Miracles for Sale(奇跡売ります)」。米国推理作家クレイトン・ローソンの邦題同名小説(1938)の映画化。
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ビリー・ワイルダー監督の第三作。戦時中に作られた戦場サスペンス映画。撮影は
「失われた週末」(1945)「サンセット大通り」(1950年)などワイルダー監督の常連ジョン・F・サイツ。
1942年北ア>>続きを読む
戦争で下半身不随となった帰還兵を描く、マーロン・ブランド(当時25歳)のデビュー作。ジンネマン監督が「暴力行為」(1948)に続いて帰還兵の問題を取り上げた社会派ヒューマン作品。脚本は「真昼の決闘」(>>続きを読む
アカデミー賞作品賞はじめ六部門を獲得したジンネマン監督の代表作の一つ。「ユートピア」(1516)の著者トーマス・モアの殉教を描く。原題「A Man for All Seasons(四季の男)」。
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前作「捕えられた伍長」(1962)から8年ぶりに作られたルノワール監督最後の作品。監督自身が脚本も手掛けた3話オムニバスのテレビ用映画。司会役としてルノワール監督が幕間に出演。
1話「最後のクリスマ>>続きを読む
名匠ジンネマン監督の第三作で出世作。ナチスドイツを舞台に強制収容所から脱走したドイツ人政治犯の運命を描く。戦時中に強制収容所の存在を扱った数少ない映画の一つ。原作はドイツからの亡命作家アンナ・ゼーガー>>続きを読む
フレッド・ジンネマン監督の代表作の一つ。親友の女性二人の戦争直前の出来事をサスペンスタッチで描く。「噂の二人」(1961)の原作者で赤狩りブラックリストに記載された女性劇作家リリアン・ヘルマンの自伝の>>続きを読む
ジンネマン監督が「山河遥かなり」(1948)と同年に手掛けた傑作フィルム・ノワール。退役軍人の問題を扱った最初の作品の一つ。撮影は「ベン・ハー」(1959)などで3度のオスカーを受賞した名匠ロバート・>>続きを読む
日本で初めて“アメリカン・ニューシネマ”という肩書きで紹介された5本のうちの1本(於『キネマ旬報』1968年※)。暴走族ヘルス・エンジェルズの蛮行に立ち向かう先住民ハーフの男を描く。監督のトム・ローリ>>続きを読む
「ティファニーで朝食を」(1958)の原作者トルーマン・カポーティの同名代表作の映画化。実際の殺人犯二人組の犯行の顛末を忠実に再現したアメリカン・ニューシネマ。監督は「熱いトタン屋根の猫」(1958)>>続きを読む
「ソルジャー・ブルー」(1970)に先立ってアメリカ騎兵隊による先住民虐殺を描いたアメリカン・ニューシネマ。監督は「俺たちに明日はない」(1967)のアーサー・ペン。
121歳のジャック・クラブ(ダ>>続きを読む
英国ホラーの老舗アミカス・プロが「テラー博士の恐怖」(1965)に次いで放ったオムニバス・ホラー。監督は同作に引き続き、「エレファントマン」(1980)など名撮影監督として知られるフレディ・フランシス>>続きを読む
ヴィクター・フレミング監督が「オズの魔法使」(1939)「風と共に去りぬ」(1939)の2年前に手掛けた豪華キャストの感動作。スペンサー・トレイシーがアカデミー主演男優賞受賞。撮影は「オズの魔法使」な>>続きを読む
記録漏れ。日本文化史に影響を及ぼした傑作だと思っている。スコセッシ監督のリメイクより大幅に平均スコアが低いことは注目しておきたい。
原作者遠藤周作と篠田正浩監督の共同脚本。音楽は武満徹。些末な表層>>続きを読む
ウィリアム・ワイラー監督のカンヌ・パルムドール受賞作で初カラー作品。南北戦争を舞台に非戦を貫こうとするクリスチャン家族を描く。アンソニー・パーキンス(当時24歳)の出世作。原題「Friendly Pe>>続きを読む
放射能による怪物化を描く50年代SFホラーのカルト作。俳優ロバート・クラークが製作、監督、脚本、主演を務めたインディペンデント。怪物の造形が良く出来ていることから特撮マニアにも評価されている。原題「T>>続きを読む
篠田正浩監督×寺山修司脚本の五本目で最後の作品。「無頼漢」=「ならずもの」と読む。江戸のアウトローたちの生き様を描く歌舞伎演目「天衣紛上野初花(くもにまごううえののはつはな)」を翻案して映画化。美術は>>続きを読む
「顔のない眼」(1959)×「ジキル博士とハイド氏」(1931)×「ゴジラ」(1954)と、引用要素がてんこ盛りのイタリアンB級ホラー。英題「ATOM AGE VAMPIRE(原子力時代の吸血鬼)」。>>続きを読む
英題「The Blood Rose(血の薔薇)」。原題「La Rose écorchée(皮剥ぎの薔薇)」。「顔のない眼」(1960)をオマージュした耽美なフレンチ・ゴシックホラー。監督は同年に「色情>>続きを読む
ジンネマン監督のファンとして知られる作家の逢坂豪が同監督ベスト3として「山河遥かなり」(1947)「真昼の決闘」(1952)と共に挙げた一本。かつてスペイン内戦で闘ったゲリラ闘士の生き様を描く。原作は>>続きを読む
「顔のない眼」(1959)と「美女の皮をはぐ男」(1962)の一部を翻案した作品(Wikipediaから引用)。スウィンギング・ロンドンが舞台のサイケ風味なユーロ・トラッシュホラー。原題「Corrup>>続きを読む
オーソン・ウエルズ最後の傑作と評されるシェイクスピア悲喜劇。撮影は「ブルジョワジーの秘かな愉しみ」(1972)などブニュエル監督の常連エドモンド・リチャード。原題「Campanadas a media>>続きを読む
「フリークス」(1932)「悪魔の人形」(1936)と並ぶMGM3大カルトホラーの1本。脚本は「オズの魔法使い」(1939)のエドガー・アラン・ウールフ。撮影はオスカー受賞の巨匠トニー・ゴーディオ。原>>続きを読む
サイ・エンドフィールド監督が赤狩りブラックリストに記載される前年に手掛けた怪作フィルム・ノワール。悪徳新聞記者の奔走を描く。撮影は「狩人の夜」(1955)などの名匠スタンリー・コルテス。
掟破りのス>>続きを読む
初期フライシャー監督のフィルム・ノワール。脚本は「戦場にかける橋」(1957)でオスカー受賞したカール・フォアマン。原題は「THE CLAY PIGEON(クレー射撃の的/だまされやすい人を指す俗語)>>続きを読む
公開当時アメリカで「反軍隊的」として上映禁止になったアルドリッチ監督の傑作戦争映画。撮影は「素晴らしき哉、人生」(1946)などの名匠ジョセフ・バイロック。脚本は「野のユリ」(1963)などのオスカー>>続きを読む
アルドリッチ監督が自らの独立プロの一本目に作った痛烈なハリウッド批判映画。「クラッシュ・バイ・ナイト」(1952)の原作などで知られるクリフォード・オデッツの戯曲(1949)を、名脚本家ジェームズ・ポ>>続きを読む