こやちさんの映画レビュー・感想・評価

こやち

こやち

映画(766)
ドラマ(1)

ブラインド・マッサージ(2014年製作の映画)

3.8

中国、南京のマッサージ院に働く視覚障害者たちの日々。

見えないが故にその美しさに憧れ、また己の美しさを厭う。暗闇の孤独から近くに寄り添える相手を強く求める。視覚障害者の恋愛は、匂いを感じ手で触れ距離
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ウィーアーリトルゾンビーズ(2019年製作の映画)

3.6

両親の葬儀で火葬場で出会った4人の中学生。親が死んでも特に悲しむふうでもない。
あの子たちが特別に無感動で無機質なわけではなく、あんな状況になったら誰でも感情にストッパーを掛けざるを得ないだろう。何処
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

4.0

クリストファー・ノーランのバットマントリロジーの一作目。いかにしてバットマンは誕生したのか。ブルース・ウェインが正義と復讐の狭間で揺れ動く。

闇の軍団で忍者修行してたんですねぇ。リーアム・ニーソン贅
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バットマン(1989年製作の映画)

3.8

ティム・バートンのバットマン。今観るとこんなにティム・バートン色が強かったんだと再認識。ゴッサムシティーが荒廃しながらもポップな雰囲気がアメコミらしい。ジョーカーの使う小物類も可愛い。

マイケル・キ
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あなたの名前を呼べたなら(2018年製作の映画)

4.0

静かな良い映画でした。

インド映画だから、格差を乗り越え最後は歌って踊ってシンデレラ誕生!のハッピーエンドなのかしらと思っていたけれど、さすがにそうはいかない。身分格差は今も社会に色濃く残っている。
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

4.5

雨降りにはコレ!
ジーン・ケリーの芸達者よ。雨に唄えばは土砂降りに唄えばなのねぇ。ビチャビチャタップダンス。3人でのタップダンスも目が離せない。

でもね、リナだって可哀想じゃない。カワイイ声だと思う
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上海バンスキング(1984年製作の映画)

3.8

「ドンパチやるよりブンチャカやろうよ」

自由劇場のロングラン舞台「上海バンスキング」を深作欣二監督が映画化。演出も台詞もちょっと舞台っぽい。上海バンスキングと言えば吉田日出子さんかと思ったら、松坂慶
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愛と哀しみの果て(1985年製作の映画)

3.8

ほぼ100年前、デンマークから東アフリカ現在のケニアに渡りコーヒー園を経営した女性の回顧録を映画化。

ヨーロッパ人はこうしてアフリカの大地を搾取したのだなと言うことがわかる映画。という事は側面なんで
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スティング(1973年製作の映画)

4.8

ロバート・レッドフォード祭り。

まだ若造で危なっかしいフッカーと謎の余裕を見せるゴンドーフ。何だか頼もしい。
大掛かりな詐欺の裏側を段取りから見せてくれてとっても楽しい。アレもコレもお芝居だよねぇっ
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さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)

4.0

ロバート・レッドフォード俳優引退作品。

まだ明日に向かって撃っちゃってるのかというポスターですが、礼儀正しく微笑みながら銀行強盗。追い立てるパトカーのサイレンすら楽しんでいる様な逃走劇。パブリックエ
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蒲田行進曲(1982年製作の映画)

4.8

ひゃ〜懐かしい。「恋人も濡れる街角」ってこんな前だったっけ?今観ればワンスアポンナタイム。面白うてやがて哀しき…でもやっぱり映画はやめられないと言うお話。
久しぶりに観るとやっぱりみんな若い。そんなエ
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セラヴィ!(2017年製作の映画)

4.0

フランス人は凄いな。言葉にならないよ。
誰も人の話を聞いていない。って言うあの移民系の彼らの言う通り。みんな好き勝手して自分の事ばっかり喚き立てて、あ〜もうフランス人ってそうそうって最初からウンザリな
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泣き虫しょったんの奇跡(2018年製作の映画)

3.8

奨励会を26歳の年齢制限で退会した後、特例によって2004年に実施されたプロ編入試験に合格し、棋士となった瀬川晶司六段の手記を映画化。
優しい人は勝負の世界ではなかなか勝ち抜いていけない。そんなしょっ
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TAKING CHANCE/戦場のおくりびと(2009年製作の映画)

3.8

イラク戦争で戦死した19歳の兵士の遺体を故郷に移送する海兵隊中佐をケビン・ベーコンが演じる。

戦死した兵士が故郷に帰っていく過程が丁寧に綴られる。搬送の付き添いを護衛と言う。スローモーションのような
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欲望という名の電車(1951年製作の映画)

4.2

舞台からこの映画まで続投してしまったブランチがビビアン・リーの精神状態を悪化させたのか、それとも彼女の不安定な精神状態がブランチそのものだったのか。ブランチの傲慢さや弱さがビビアン本人のものにしか見え>>続きを読む

スパイ・ゲーム(2001年製作の映画)

3.8

ロバート・レッドフォードとブラッド・ピットのイケメン共演。師弟対決でしょうか。レッドフォードがこの頃から年の割にはシワシワでちょっと悲しい。遠目のフォルムはカッコいいのに。ブラピはボーンアイディンティ>>続きを読む

ザ・ウォール(2017年製作の映画)

3.6

イラク戦争終盤、イラク砂漠地帯のパイプライン建設現場に派遣された狙撃手。しかしそれはイラクの伝説のスナイパーの罠だった。

敵のスナイパー「死の天使」との心理戦はちょっとドキドキしちゃった。だって絶体
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岬の兄妹(2018年製作の映画)

4.2

貧困の果てに自閉症の妹に売春をさせてしまう足の不自由な兄。社会の救済からこぼれ落ちてしまっているようなどん詰まりの岬の兄妹。

貧困スパイラルのドツボ、社会の底辺を露悪的に見せられているようで、それは
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こまねこのクリスマス 〜迷子になったプレゼント〜(2009年製作の映画)

4.0

コマちゃんはどうしてパパママと離れて暮らしているのだろう。クリスマスにも会えないなんてどんな仕事してるんだろう。
ホロホロ泣くコマちゃんの涙に胸が締め付けられたよ。
セリフが「ニャー」しかないからコマ
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.2

NYの街角を人混みを縫って疾走していくシァーシャ・ローナン。ジョーぴったりだった。夢を持ち理想と現実の狭間に揺れ、孤独を知り大人になっていく。その時代を駆け抜けていくジョー。

原作読んだ映画も観たア
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東京喰種 トーキョーグール【S】(2019年製作の映画)

3.2

原作全然知りませんが、1作目観ちゃったから。

トレビアーン松田翔太オンステージでしたね。かなりベタ。翔太君くらいしかできない役かもね。注文の多い料理店かなって思ったらその通り。恍惚のくんくんとか「カ
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まく子(2019年製作の映画)

2.8

鄙びた温泉街の旅館をやってる僕の家に、同級生の大人びた転校生がやってきた。

物事は変化していくし、みんな同じじゃない。ありのままを受け入れて信じる事も大切。という事かな。

落ち葉を撒くシーンはキラ
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(2018年製作の映画)

3.5

中村文則のデビュー作を映画化。作者がまだ主人公とさほど年齢差のない頃に書かれた作品。

モノローグで少し覚めた人間にも見える主人公が、人を殺すために作られたものを持つ事の高揚感や銃の持つ魔力に囚われて
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.8

怪獣でか過ぎ。被害甚大。しかし、ゴジラでもキングギドラでもあのハエみたいなオスプレーとかヘリとかとっとと叩き落とせばいいのに。

中途半端なマッドサイエンティストママよりもあの環境テロリスト親父の言っ
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ファイヤーフォックス(1982年製作の映画)

3.4

東西冷戦時代、ソ連の最新鋭戦闘機が凄すぎるからいっちょ強奪してしまえと言う乱暴な話。退役パイロットのイーストウッドに白羽の矢が立てられてソ連に潜入する。
パイロットのイーストウッドなんて初めて見たわ。
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GODZILLA ゴジラ(2014年製作の映画)

3.6

ゴジラのゲロ放射熱線が見たかったのに、この前間違ってエメゴジ観ちゃったのでやり直し。

そうそう、ギャレゴジだったんだわぁ。なかなか焦らしてくれて、やっとキタ〜って思ったらあらギャオス?カマキリ?ゴキ
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ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

4.0

ゴールドラッシュに沸く西部。黄金の秘密を持つ科学者を追う殺し屋の兄弟。
おじさん達のスタンドバイミー。

やっぱりお兄ちゃんでしょう。ロマンチストで平和に暮らしたいのに、暴れん坊の弟を見捨てられずに世
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ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)

3.8

タランティーノの他作品よりスプラッタ感は少なかったけれど、いとも簡単にパンパンぶっ放す。

パム・グリアのごっつい感がラストシーンには何だかかわいらしく見えてきた。マックスの一目惚れからの献身に泣ける
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病院坂の首縊りの家(1979年製作の映画)

3.8

横溝正史の例によって濃い血の一族をめぐる連続殺人事件。そして例によってヒヒジジイのエグい色欲が事の起こり。横溝センセってどうなの?って思うが、御本人は何だか人の良さそうなおじいちゃんでしたね〜。
相関
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僕はイエス様が嫌い(2019年製作の映画)

3.5

神様なんているのかな。でも友達ができた。小さなイエス様がユラのそばに現れた。

カズマ君にお別れの手紙は読めても、神様にお祈りはできなかった。イエス様なんて…なかなか激しい訣別でしたね。

爺ちゃんは
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初恋~お父さん、チビがいなくなりました(2018年製作の映画)

3.8

期せずして続けて猫がいなくなる映画でした。猫は全てを知っているのか?黒猫は見た!

こんな人まだ存在してるの〜?っていうくらい亭主関白なんですが、彼もかつては純朴で優しげな青年だったわけで、あれはきっ
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隣の影(2017年製作の映画)

4.0

アイスランドには森がほとんど無い。それだけにあれだけ立派に育った木には愛着もひとしおだろう。そして高緯度だから夏の太陽の光もまた貴重なんだな。

あんなメンヘラオバさんに振り回されて、いったいこの話は
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火口のふたり(2019年製作の映画)

3.8

この世とあの世の境目で踊ってるみたい。あの盆踊りはセクシーですね。

原作は震災の翌年に発表された作品だから、震災の影響は無視しては考えられない。先の見えない不安、終末感さえ抱えながらそれでも生きてい
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マディソン郡の橋(1995年製作の映画)

3.8

それなりに歳をとってから観ると、解らないではないのよ。このまま何も起こらない田舎で年老いていくんだよね〜。家族だって愛してる。でもこれといって会話も無いし。

最後の日、覚悟のできない葛藤で男に絡んで
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幸福なラザロ(2018年製作の映画)

4.0

聖人ラザロが現代に蘇ったお話。
ラザロはキリスト教では「復活のラザロ」聖人ラザロなんですね。知りませんでした。

村人からいいように使われているラザロ。ラザロはとてつもなく善人なんですが、それは人の為
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パーフェクト ワールド(1993年製作の映画)

4.2

ブッチが最期に絵葉書を渡そうとして渡しきれないままになってしまうのかと思ったが、イーストウッドがそんな終わり方にするわけがない。フィリップは絵葉書をちゃんと受け取り、レッドはFBIを殴り倒し彼女も膝蹴>>続きを読む

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