こやちさんの映画レビュー・感想・評価 - 22ページ目

こやち

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無伴奏(2016年製作の映画)

3.6

名曲喫茶ってまだあるのかな。ここではさらに絞ってバロック喫茶だけど。昔、歌声喫茶なるほのぼの物件があったが、今ならカラオケスナックかな。先日うちの近所で朗読喫茶なる物を発見。ちょっと気になる。

安保
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光をくれた人(2016年製作の映画)

3.8

嵐になれば灯台ごと海に呑まれてしまいそうな程の厳しい自然に囲まれた孤島。そんな孤島での2度もの流産。えっ、流産して自分達だけで処置できたの?凄いし悲しい。そこに小舟で赤ん坊が流れ着いたら、誰だって神様>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

4.2

おお、このナレーションは東映実録ヤクザシリーズ。仁義なき戦いの火蓋が切られたか。

怖い役の時の役所さんはホントに怖い。正義のためなら手段を選ばない。悪徳刑事って言っていいのかしら。あんな事までやっち
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ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦(2016年製作の映画)

3.9

ナチ関連でもう1作。

ナチのNo.3であり、チェコ現統治者ラインホルト・ハイドリヒを暗殺するために、プラハに送り込まれた暗殺部隊の話。
ロンドンの亡命政府本部からの命令は暗殺のみ。
プラハ組のレジス
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手紙は憶えている(2015年製作の映画)

4.0

消したい過去。忘れたい記憶。人は見たいものだけを見て、忘れたいものは忘れてしまう。
手痛い復讐のダメージを与えるには、認知症が重要なポイントだったのね。全てを忘れてしまう前に…

あの戦争から70年以
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ルージュの手紙(2017年製作の映画)

4.0

第一印象、カトリーヌ・ドヌーブまだまだお肌キレイ。好き勝手してる時ホントにイキイキしてた。あんな美人で自由奔放な人が継母だったら、どうしたって真面目に堅実に生きるしかないか。
ソリの合わない継母でもあ
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日本の悲劇(2013年製作の映画)

3.8

父親の行動は常軌を逸しているけれども、取り巻く状況はいくらでもある事ばかり。それがちょっと重なったというだけなんだ。それなのにもう抜け出せない。他人事では無いかもしれない。

長回し長ゼリフはすごい。
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グラン・トリノ(2008年製作の映画)

4.4

こんな偏屈ジイさんに泣かされるとは思わなかった。鼻水すすりながらイーストウッドのグラン・トリノ聴いてしまったわ。

家族とも上手くいかず近隣も受け入れないウォルトが、隣に越してきた移民のモン族の家族と
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僕とカミンスキーの旅(2015年製作の映画)

3.6

セバスチャンがクズで図々しいのがイヤ過ぎたけど、牛フン踏んで牧柵に感電とか結構酷い目にも遭ってたから許してやるか。
カミンスキーだって傍若無人で、あれだけ好き放題できるなら歳とるのも悪い事ばかりじゃな
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仁義なき戦い(1973年製作の映画)

3.8

なんとノンフィクション!菅原文太さんが演じた人の手記が原作だそうです。それまでの任侠映画とは一線を画したヤクザの殺伐としたまさに仁義なき抗争を描いてました。

極道って言うからにはもっと仁義のために動
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切り裂き魔ゴーレム(2016年製作の映画)

3.6

ビル・ナイ、頑固爺さんガチのキレ者かと見えて、意外と人情警部補。出来ないのは例の噂のせいばかりではないと思わせる。夫殺しの容疑者に肩入れしてしまって、捜査の方向がズレ気味のようだ。

1880年、世紀
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ルーム(2015年製作の映画)

4.0

日頃の勧善懲悪バカバカ映画を見てる者としては、犯人が逮捕されてボコられる所を見たかったがコレはそういう映画では無い。
親子が無事生還してからが物語の核心であった。還ってきた世界は2人には広すぎて拠り所
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ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣(2016年製作の映画)

4.0

天才とは言え、彼を世に出す為に家族は大きな犠牲を払っていたんですね。彼は家族の為に踊っていたのに、結局バラバラになってしまった。
軽々と跳躍しているように見えるのに、シューズを脱いだ足はボロボロで痛々
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ボーン・スプレマシー(2004年製作の映画)

3.2

マリーちゃん、前作からちょっとうるさいと思ってたけど、自分が空っぽならパートナーはアレくらいの方がイイか。そのマリーちゃんとの平穏な日々、これから作っていく記憶。壊した奴は誰だ。やっぱり俺の過去からや>>続きを読む

女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.8

アメリカにおける銃規制法案のバックグラウンドも勉強させてもらいました。

ロビィストってこういうお仕事だったんですね。_φ(・_・ 分かったようで分かっていなかった。だいたい日本語で端的な言葉がな
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誰も知らない(2004年製作の映画)

4.2

ただただ、誰か早く気付いてあげて〜って思ってしまう。何度もその機会はあった筈なのに。近所の夫婦。大家さん。コンビニの店員、野球の監督、商店街の人。みんな見ていた筈なのに。ホントに誰も知らない。知ろうと>>続きを読む

彼女が消えた浜辺(2009年製作の映画)

3.8

凧は高く揚がっても、結局地上のしがらみからは逃れられない。

イランの社会、宗教的文化的な違い、生活習慣が垣間見えて面白かった。

そして、エリが消えたという事件を通して、イランの社会における女性の立
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.4

メキシコの死者の日、カラフルでマリーゴールドに埋め尽くされそしてガイコツだらけ。中南米の国ってガイコツが身近で教会に山積みになってたりする。日本人から見ると髑髏ってめっちゃおどろおどろしいものなのに。>>続きを読む

フィラデルフィア(1993年製作の映画)

3.8

トム・ハンクスがどんどんやつれていく。なんかもう別人に見えた。
デンゼル・ワシントンはエイズへの偏見、ゲイへの嫌悪と正義の実践の間で揺れる難しい役だと思う。

事務所側の弁護士も印象的。陪審員制度って
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クリムゾン・タイド(1995年製作の映画)

3.6

核戦争勃発の危機⁈で緊迫感溢れる作品でした。「ミサイルの発射は…」ってそこで切れる〜⁈ それが発端ではあるけれど、ラストで本部の上官が言ってたように、根本的に軍の持つジレンマが問題だったんだろうねぇ。>>続きを読む

セッション(2014年製作の映画)

3.4

原石が見出されて磨き上げられてスターダムにって言う感動作かって思ったら、一筋縄では行かなかった。私は褒められて伸びたいタイプなので、フレッチャー先生怖すぎです。すぐ泣いて逃げ出しちゃう。J・Kシモンズ>>続きを読む

ボーン・アイデンティティー(2002年製作の映画)

3.0

自分のアイデンティティを証明するのはやっぱりパスポート。無いのも困るけど、どっさり有っても困惑するわ。
パリの街中でのカーチェイスはミニだからこそできる感じで楽しかった。あの彼女はちょっとウザく感じる
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.2

スーパーヒーロー物としては今ひとつ乗り切れなかった。乗る気満々だったのになぁ。ブラックパンサーに変身した時の高揚感が今ひとつなのかなぁ。絶対悪の敵を叩き潰す的なストーリーじゃないせいか。ちょっとだけキ>>続きを読む

マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.5

ヒャッハー!頭悪くなりそうで最高〜!楽し〜!

いつまで輸血袋やってんだトムハ・マックス。あの撮影想像すると涙が出るわ。

ニュークス君がイチ推し。バカだけどナイーブでカワイイ。ニュークス君にロマン感
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はじまりへの旅(2016年製作の映画)

3.8

おじいちゃんの言うこともわかるよ。アレじゃまるでヒッピー。自分たちの若かりし時代の残滓。娘は失ってしまったけれど、せめて孫たちは幸せにしてやらねば。このイカレポンチから救い出さなければって思う。

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希望のかなた(2017年製作の映画)

4.2

バカじゃないかと言われても難民申請に出頭する。自分は認可されなかったけど、妹も出頭させる。それが希望なんだなぁ。
たとえそれが思うようには行かなくても。

拾った犬は捨ててこいって言うくせに、自分も難
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素晴らしきかな、人生(2016年製作の映画)

2.8

ファンタジーなクリスマスムービーでした。年明けにみてしまったわ。

「Collateral Beauty」が幸せのオマケかぁ。この作品のキーワードだろうになんとも日本語に訳し難い。人生の一大事には必ず
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(2016年製作の映画)

3.2

三浦しをんのかなり初期の作、「まほろ駅前シリーズ」とか「船を編む」とかよりも前。そして東日本大震災よりも前。
他の映像化された作品とはかなり毛色の違う重いものなので映画化された事に驚いた。

自然の持
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さよならの朝に約束の花をかざろう(2018年製作の映画)

3.6

ラストの回想が長かったけれど、このラストの為にそれまでのドラマが有ったような気もする。

「花発けば風雨多し 人生別離足る 」
花に嵐のたとえもあるさ
さよならだけが人生だ

唐代の詩人、于武陵の詩を
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密偵(2016年製作の映画)

3.6

ソン・ガンホの二国の間で揺れ動く心情。同胞からは裏切り者と呼ばれ、日本側からも信頼は薄い。誰もが密偵に見える。
日本語がすごく上手かったのが役柄的にも彼の立場を表しているように思えた。

コン・ユとの
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エル ELLE(2016年製作の映画)

3.4

もう男も女もみんな四六時中入り乱れちゃって。フランス人の頭の中ってどんだけ〜?ってホントに思ってしまう。文化の違いですかね。
主人公のミシェルが変なのは、父親の事件のせいもあるんだろうけど、周囲だって
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家へ帰ろう(2017年製作の映画)

4.5

ホロコーストを生き延びた老人が故郷を目指して最期の旅に出る。頑固爺さんのロードムービー。
戦後70年が過ぎ、あの戦争の悲劇を体験した人がいなくなりつつある。この映画はノンフィクションではないけれど、主
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特捜部Q キジ殺し(2014年製作の映画)

3.8

引き続き「特捜部Q」第2弾。
カールの困惑の顔がたまらなくクセになってきました。アサドもダメだダメだと言いつつカールの援護。秘書のローセもビジュアルからピッタリ。新規体制で軽快に事件解決かと思いきや…
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特捜部Q 檻の中の女(2013年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

いや面白かった。
派手派手アクションもカーチェイスもちょっと疲れてきたからね。じっくりストーリーを追うのは楽しいわ。北欧の冬は暗くて陰気な場面が続くのがたまにキズだけど。

あんな暗闇で長期間の監禁な
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デトロイト(2017年製作の映画)

4.2

白人警官のウィル・ポールターが凄い。ヤツがしくじるからちょっと焦っちゃったよ、ぐらいの反省しかない。自分の行動に何の疑問も持たないあの子供の様な表情が上手かった。

実際差別をする人も、自分が差別主義
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マンハント(2018年製作の映画)

3.0

間違って演歌カラオケビデオをかけてしまったかと思わせる楽しいオープニング。その後の鳩小屋突入で間違いなくジョン・ウー監督作品であることを確認。
日本、中国、韓国の俳優が演じるアジアン国際交流アクション
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