Cisaraghiさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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リバティ・バランスを射った男(1962年製作の映画)

5.0

ジェイムズ・スチュワートが西部のガンマン?似合わなさそう…とあまり気乗りせず観始めたら、ジョンフォード監督、ちゃんと似合う役を用意してくれていた。あとはもう、お話に運ばれるだけでよかった。
 リバティ
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ハンサン ―龍の出現―(2022年製作の映画)

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あの『パラサイト』の金持ち母さんが、庭のテーブルの並べ方の説明に使っていた李舜臣の「鶴翼の陣」とはこのことか、とよーくわかった。前半、チトついていけてない部分もあったけども(寝てた?)。 鶴と言えば亀>>続きを読む

バトル・オーシャン 海上決戦(2014年製作の映画)

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韓国歴代観客動員数堂々第1位の映画、これは観なくては!と。韓国で李舜臣がどれだけ偉大な歴史的英雄として扱われているかは映画などで何となく知っていたので、歴史のお勉強としても必須。
 いきなり「朝日戦争
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

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原作既読。でも、詳細は覚えていない。小説というよりレポートみたいだったという印象がある。

映像化されたことによって、こういうのがダメですよ、と世間にあまねく知らしめるNG事例集として、社内啓発などに
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小さき麦の花(2022年製作の映画)

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中国で大ヒットしたと聞いて観てみたら思ったより社会派映画で、よくこれで中国で上映出来たと思ったが、実は公開はされたものの打ち切りになったそうだ。道理で。
 二人の姿と数少ない言葉のやり取りが記憶に刻ま
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ザ・キッチン(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

話についていけてない部分が多かったが、寝てしまうだろうという予想に反して最後までちゃんと見たので、そんなにつまらなくなかったのだと思われる。めっちゃ70年代の雰囲気出してて、ファッションもめちゃ70年>>続きを読む

風が吹くまま(1999年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

キアロスタミ映画を観始めた頃からすると、新鮮さは薄れたものの、相変わらずどこを切り取っても絵葉書になりそうなイランの風景。起伏があらわな山々、波打つ麦畑、サンドベージュの壁にトルコブルーの扉や窓+ゼラ>>続きを読む

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

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ン十年前、友だちがファンだったので聴いたトーキングヘッズ、その友だちと離れてからは、トーキングヘッズ及びデヴィッドバーン氏がどこでどうしていたのかはほとんど知らなかった、もしくは記憶にない。Barni>>続きを読む

子猫をお願い(2001年製作の映画)

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韓国の中での仁川の都市としての位置付けや性格が窺える映画。ちょうど仁川国際空港が開港した年の映画なので、これ以降都市の性格は大なり小なり変わったのかもしれないが。両親を亡くして祖父母と暮らしているジヨ>>続きを読む

禁じられた歌声(2014年製作の映画)

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音楽映画だと思って見始めたが違った。初めて見るマリを舞台にした映画。行き着くところは宗教の問題。気が滅入った。

(以下、メモ)
ニジェール川の遠景、鞭打たれながらの歌。手袋、シャリア法、GPS。

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

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さすがスピルバーグ、安定の高品質ブランド。映画が上手い。フェミニズムが第二のテーマとして声高くなく盛り込まれているのも、万人向けの有名メジャーブランドらしい手堅さだ。メリル様とトムハンクスの演技の抜群>>続きを読む

迷子の警察音楽隊(2007年製作の映画)

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例によって、エジプトの音楽隊がイスラエルで迷子になる話とあれば食いつかない訳にはいかない。アラビア語にPの発音はないらしく、そのため地名を聞き間違えた彼らは目的地と違うネフド砂漠の町に辿り着いてしまっ>>続きを読む

バンバン!(2014年製作の映画)

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何年も前から、めっちゃよい!という話を聞いてはいたのだが機会がなく、この度『RRR』が大ヒットしてるおかげか、一般劇場公開されることになった『バンバン!』。劇場で観られて本当によかった!

リティク·
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劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

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西島秀俊ファンが、このドラマを評して「優しいんですよね~」とすごく幸せそうな顔して言うものだから、つい見たくなってしまった。但し、都合で劇場版。西島秀俊ファンではないけど、内野クンは昔からわりに好き。>>続きを読む

笑う故郷(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

無理を言ってきたり、イチャモンをつけてきたりする故郷の人々に、ブチ切れたりせず、どこまでも言葉の力を駆使して対峙していくところに、作家らしいリアリティーがあったような。もしかして、最初から作品にするこ>>続きを読む

幸せへのまわり道(2019年製作の映画)

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多分私は、フレッド・ロジャースではなく、フレッド・ロジャースになりきろうとしているトム・ハンクスをずっと見ていたのだと思う。YouTubeでご本人を見たが、私にとってこの記者の話は、フレッド・ロジャー>>続きを読む

バックコーラスの歌姫たち(2013年製作の映画)

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この映画を観なかったら、ギミーシェルターの女性ボーカルに注目することはなかっただろうと。どれだけ聴いてるようで聴いてないんだ我、と。聴いていると意識してないのに聴いているという逆のことも言える。これま>>続きを読む

チア・アップ!(2019年製作の映画)

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主人公役は73歳でコメディ映画の主役を張れる輝くシニアの星☆ダイアンキートン、というのと、50歳以下は住めないという滅法キレイなリタイアメント・コミュニティの、いつもながら理想的なアメリカの住環境が羨>>続きを読む

スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え!No.1!!(2012年製作の映画)

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おバカ映画との噂を聞きつけ、それは是非観なければ!と勢い込んで観始めたものの、おバカ映画というほど笑えるコメディではなく、インド北部の町を舞台にしたあんまし誰も高校生に見えないハイスクールミュージカル>>続きを読む

ニューヨークの巴里夫(2013年製作の映画)

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『にゅーよーくのぱりお』というおバカそうなタイトルに惹かれて観たら三部作の最後の話だったらしく、しかも、『にゅーよーくのぱりお』じゃなくて、『ニューヨークのパリジャン』と読むらしいが、『ニューヨークの>>続きを読む

血の抗争 Part2(2012年製作の映画)

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ファイザル役の俳優さんが、『バジュランギおじさん』でおじさんに同行していたジャーナリスト役の人だったと知って驚いた。あんなによさそうな人だったのに!全くの別人のよう、と思って『バジュランギおじさん』の>>続きを読む

血の抗争(2012年製作の映画)

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インドのマフィア映画。どこまでがリアルなのかわからないので、インド怖えぇ…と思ってしまうのは、ヤクザ映画を観て、日本はとっても怖い所だと勘違いするのと同じようなものなのかどうなのかがわからないので、や>>続きを読む

世界で一番しあわせな食堂(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

元の題名は、フィンランド語で『マスター・チェン』。上海からフィンランドの片田舎にやって来た料理のヴィルトゥオーゾ、チェンさん。男性版『バベットの晩餐会』と評されているフォロワーさんがいらして、まさにそ>>続きを読む

ガザの美容室(2015年製作の映画)

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ガザの話とはいえ美容室が舞台らしいので、もう少し楽に見られるかと思っていたが、そんな訳はなかった。

この映画を観た後、ウクライナのニュースなどに埋もれがちになるパレスチナの今の状況を知るために、最近
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G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ(2021年製作の映画)

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平岳大さんがこの映画を撮っていることは知っていたけれど、日本でロケをしているアメコミっぽいアメリカ映画という程度の情報を耳にしただけで、こんなド派手な映画だとは思わなかった。そのワリ興業成績は振るわず>>続きを読む

人生スイッチ(2014年製作の映画)

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アル活中の身としては、アルゼンチンで大ヒットした映画とあれば必修、ということで観てみた。オムニバスだったのは意外。いや、確かにこれは面白い。原題はWild Talesらしいが、まさにそのままのワイルド>>続きを読む

しあわせな人生の選択(2015年製作の映画)

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アルゼンチン映画だと思って観始めたが、アルゼンチン人inスペイン、という映画だった。監督はスペインの方。

アルゼンチンの名優リカルド・ダリンさん演じるフリアン、同じくアルゼンチンの売れっ子女優らしい
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エマ、愛の罠(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

美しいバルパライソを見ようとしたばかりに…。何を見せられているのかわからないまま終わってしまったが、わかんなくてもいいかなーという映画だった。レゲトンもそんなに好きじゃないし。バルパライソは超フォトジ>>続きを読む

ジョン・レノン,ニューヨーク(2010年製作の映画)

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アメリカ移住後のジョンレノンについてよく知らなかったことを知れて、また、本などで読んで知っていたことを、当時の映像及び本人やヨーコ、関係者などのインタビューにより確かめることが出来て、『イマジン』より>>続きを読む

ル・コルビュジエの家(2009年製作の映画)

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原題は『隣の男』で、ル・コルビュジエの設計したクルチェット邸は舞台として使われているだけだが、この邦題にまんまと釣られたので狙いは当たっているのかも。クルチェット邸は南米で唯一のル・コルビュジエ作品で>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

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アニメ映画は、スポーツの試合を描くのにすごく向いてるのではないかと思えた。架空の試合を、実際の試合を見る以上に面白くエキサイティングに描ける。これは、色んなスポーツの試合にも応用できるのでは。もはや、>>続きを読む

幸せパズル(2010年製作の映画)

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多分『家へ帰ろう』に次いで2本目のアルゼンチン映画だったが、あちらは主人公が旅に出てしまうので、舞台は主にヨーロッパ。全編アルゼンチン映画は初めて。でも、セピア色の画面いっぱいに人物が大写しされる映像>>続きを読む

ブエノスアイレス恋愛事情(2011年製作の映画)

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時の国、アルゼンチン。でも、「サッカー強い」以外あまりにもアルゼンチンのことを知らないので、映画でアルゼンチンを知ろう!という訳で映画でアル活開始。しかし、アルゼンチンの映画は出てくる人も映画自体も何>>続きを読む

ラストエンペラー(1987年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

溥儀の人生についてよく知らず、思い入れもないせいか、どこを面白がればいいのかよくわからないまま終わってしまって残念…。かなりの巨費を投じて作られていることは一目瞭然の絢爛な画面だったが、パターンになっ>>続きを読む

世界の果ての通学路(2012年製作の映画)

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ケニア・ライキピア、モロッコ・アトラス山脈、パタゴニア・アルゼンチン、インド・ベンガル地方。子供たちがいつもと同じように学校へ行くだけなのに、何このサスペンス、アドベンチャー、そして小さなミステリー。>>続きを読む

北の果ての小さな村で(2017年製作の映画)

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世界最大の島グリーンランドはデンマーク領、というくらいは知っていても、さて、グリーンランドとデンマークの間に実際どのような関係があるのか、というのはほとんど知らなかった。今回この映画で、その関係を少し>>続きを読む