餅太郎さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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INTERCEPTOR/インターセプター(2022年製作の映画)

3.5

「うわぁまたこのパターン」とか思ってたけど、内容も結末も殆ど読めてたけど、結局最期まで見ちゃった。たまにしかこんなのを見ない女性にはかなりの割合でウケそうだ、一方で映画慣れした男性にはどうかな。

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スパイダーヘッド(2022年製作の映画)

2.5

見始めて数分で微妙な気分になり、
それが最後まで変わらなかった。
髭のクリス・ヘムズワースと、甘いマイルズ・テラー。少し期待してたんだけど。

音楽は一部の人の心を掴むラインナップかもしれない(音楽だ
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オールド(2021年製作の映画)

3.1

信じられないような事が起こるビーチに連れて行かれる観光客。一体何が起こるのか、結末はどうなるのか?コレを見て面白かった方は2004年のドラマ『LOST』をどうぞ。(雰囲気が似過ぎてて)

似てるよね?
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グリーンランドー地球最後の2日間ー(2020年製作の映画)

3.6

終末系ディザスター映画。
①突如降りかかる脅威の何か②一刻の猶予もない残された時間③過去に於ける家族の確執と揺らぐ愛情③選ばれし民。数多く鑑賞している人にとっては毎度お馴染みの要素が満載。このジャンル
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累 かさね(2018年製作の映画)

1.9

舞える前提で土屋太鳳の抜擢だと思うが(日本女子体育大学卒 舞踏学専攻)、煌びやかさと傲慢さが足りない。そんなニナ役に気を遣った脚本は、実は主役である『累』の在り方や心象がまるっきり「添え物」の様でかな>>続きを読む

ゲーム(1997年製作の映画)

4.0

これほどレビューに窮する映画は無い、何を書いてもネタバレに繋がる。そして初っ端から散りばめられた伏線は、主人公と同じ気持ちで彼の行動と同時に自らも回収する気分。巻き込まれ、のめり込み、最後は....>>続きを読む

ハーモニー 心をつなぐ歌(2010年製作の映画)

3.7

覚悟して見たけれど、それでも泣ける。涙の大波が2回やってくる。

実話を元に刑務所で撮影された映画。子役の表情がとてもいい。シーン後に細かくベストショットを待って丁寧に撮られた感じです。歌や演奏の吹き
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カリフォルニア・ダウン(2015年製作の映画)

3.7

史上最大の「職務放棄」
よく考えたらなかなか酷い話。
しかしながら、怒涛の展開なのでラストまで楽しむことが出来ます。

津波が出てきます、東北の震災後に作られた映画のなかでは極めて表現が露骨ですので注
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ミセス・ノイズィ(2019年製作の映画)

3.9

若い方は知らないと思うが、今から20年ほど前の『奈良騒音障害事件』。「引っ越しおばさん」「騒音おばさん」とも呼ばれた女性が、バンバンと激しく布団を叩き続け、大音量でラジカセを鳴らし、奇声や罵声を浴びせ>>続きを読む

シニアイヤー(2022年製作の映画)

3.7

展開はよくありそうな古典に近いシナリオだけど、コメディアンや作家、脚本家、ダンサーの側面を持つ俳優陣の演技が素晴らしく飽きない。(ラスト思いがけず感動)。
観る側を楽しませ、演じる側も作り手も楽しい.
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未知との遭遇 ファイナル・カット版(2002年製作の映画)

3.2

(4度目の鑑賞で)やっとラストまで見た。何故だかわからないが、あの「レ・ミ・ド・ド低・ソー」が出てくる辺りで必ず毎回強烈な眠気に襲われてしまう。意識を失う程の眠気。

「あんな夫は、あんな父親は嫌だな
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藍色夏恋(2002年製作の映画)

3.7

夏期講習の午後の教室、炎天下でも木陰だと汗をかいた肌に少し冷たく感じる瞬間、体育館に響く声と空気、埃っぽい廊下、隅の方に落書きのある壁。
そんなのを鮮明に思い出せる大人が見るとかなりキュンとします。男
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我々の父親(2022年製作の映画)

3.0

2019年の雑誌クーリエ(courrier)に、ほぼ内容が同じかなり詳しい記事がある。当時日本のワイドショー関連でも少しだけ触れられたのを記憶するが大きな話題にはなっていない。

当事者のことを考える
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.3

見てると泣きそうに息苦しい。
間違えて吹き替え版で見てしまったが、それに気付いたのは30分以上後である。それくらい静寂が続く映画です。

聴力に特化した怪物、
聞けることを望む長女リーガン、
聡明な父
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鳩の撃退法(2021年製作の映画)

3.1

娯楽として肩の力を抜いて気楽に見られる。藤原竜也の勢い有りきではあるが、風間俊介のちょっと冷たい感じもイイし豊川悦司が超カッコいい。そして困った時のリリー・フランキー!

流石はタカハタ監督。やはりテ
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葛城事件(2016年製作の映画)

3.6

2001年の附属池田小事件の犯人「宅間守」とその家族がモデルとあるが、父親が威圧的で暴力的であった事と、母親のネグレクト気味な子育てと、兄の行った行為、その他幾つかのエピソードは拾った点があるものの、>>続きを読む

(2016年製作の映画)

3.2

評価が低めみたいだけど、個人的にはノンストップでラストまで見た。人物の会話だけで淡々と繋いでるシーン、加工や過剰な演出のないシーンは良かったと思う。

ただ、テクノ音楽だけがどうにも内容とマッチせず(
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フラクチャード(2019年製作の映画)

3.4

サイコ系サスペンス物。少ない登場人物と、最低必要限のヒントのみでどんどん話は進行するので「飽きずに最後まで見られる」でしょう。気になりすぎる音楽もなく効果音も控えめ。グロさも殆どありません。老若男女を>>続きを読む

イキガミ(2008年製作の映画)

3.4

主役の藤本の"人間臭くてもっと普通寄りの感じ"が消えてしまっているのは(脚本でカットされた状態)少し残念だけれど、切り抜かれた名場面を映画に纏めたと思えばコレも悪くはない。

何より思いがけず泣ける。
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12モンキーズ(1995年製作の映画)

4.1

公開された数年後に見た時は、脳内が完全にタイムトラベルとかパラドックスとかそっち系のSF寄りの気分で見てた気がする。アルゼンチンタンゴがカッコいいとか荒廃した雰囲気云々とか。

若かった....幼かっ
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ソウ(2004年製作の映画)

4.1

この手の映画は大好きだけど、何が凄いって「最後まで全く犯人が分からない」ところだ。

映画がラスト10分まできた時に、正にこのレビュー欄に要らない事を書こうと脳内で目論んでたら「それこそが答え」だった
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ボーン・アイデンティティー(2002年製作の映画)

4.1

シーリズの第1作。久々に順を追って観ようと。この映画が公開された当時『ハリーポッター』の方が人気だったのを覚えてる。
私はマット・デイモンが大好きなのでどの作品を観ても簡単に惚れてしまう傾向であるが、
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去年の冬、きみと別れ(2018年製作の映画)

3.3

原作が凄いのでその再現に苦戦した感が否めないけれど、ラスト40分は上手く纏められてると思う。

欲を言えば
弟の斎藤工さんが終盤あと5kg絞って
もっと猟奇的な雰囲気を出して
姉は子役の美しさを上回る
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AI崩壊(2020年製作の映画)

1.9

着眼点は最高に良いと思います。「近い将来にこんな事になるんじゃないか」と誰もがモヤモヤとした気持ちで時代の進歩を見つめている様にも感じます。

これ以下は酷評です。
映画を気に入った人は読まないで下さ
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バブル(2022年製作の映画)

2.9

空を飛ぶ夢を見る人(自分含む)にとっては、跳躍感や浮遊感がかなり心地よく感じると思う。パルクール経験者も同じだろうか。VFXを最大限に駆使したシーンも悪くない。何より泡の表現が非常に美しく、植物の緻密>>続きを読む

ドント・ブリーズ2(2021年製作の映画)

3.2

もう素晴らし過ぎる!犬が

動物がターゲットの映画って本当は余り好きでは無いけれど、『ドント・ブリーズ』シリーズだけは極めて優秀な犬とその演出がキラキラと煌めくように輝いている。

2を見る為にもう一
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アトラクション -侵略-(2020年製作の映画)

3.0

2017年のアトラクション征圧、そして2020年のアトラクション侵略。セットで続けて観るのをおすすめ。順序が逆だと意味不明になります。

前作で離れ離れになった超イケメンの宇宙人(恋人)が、忘れられな
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アトラクション -制圧-(2017年製作の映画)

3.2

2017年のアトラクション征圧、そして2020年のアトラクション侵略。セットで続けて観るのをおすすめ。順序が逆だと意味不明になります。

ロシアのSFはどこか物哀しく、切なさもあり、派手さを売りにして
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ラストレシピ 麒麟の舌の記憶(2017年製作の映画)

2.3

うーん、綾野剛でなくてもよかった。彼がどうこうでなくて、取ってつけた様に見えたので。

色んな役者の名演技がバラバラのピースのまま全体に散らばった映画に思えます。話の内容とは裏腹ですが。料理監修は丁寧
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テルマエ・ロマエ(2012年製作の映画)

3.4

ローマ人の役名を与えられた役者が"全員日本人"である事が凄い。平井堅さんにオファーがあったかどうかが個人的に一番気になるポイントである。

あらためて鑑賞してみると、台本の微妙な間が気になりました。(
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人数の町(2020年製作の映画)

3.2

設定はとても面白いし興味深い。ただ、俗世に対する未練だとか、家族に関する愛情だとか、登場人物の心理がもう少し見る側に迫ってきても良い気がしてなんだか惜しい作品。

個人的にはPaul役が青木崇高さんな
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オブリビオン(2013年製作の映画)

3.4

これが2回目の鑑賞。前回観て記憶にあったのは「冬のソナタ」みたいな新旧の女のバチバチとした心理戦と、極めて精巧に表現された未来のヘリコプター「バブルシップ」、それから記憶の残像に現れる美しくてカッコイ>>続きを読む

桜のような僕の恋人(2022年製作の映画)

3.3

この種の題材は、実際にその環境におかれる方々の気持ちを考えると安易に感想を書くのはとても難しいです。泣ける映画ではあります。

原作本を読んでみたい方は映画を見る前に読まれる事をオススメします。
(原
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第9地区(2009年製作の映画)

4.2

監督の長編デビュー作品で、2013年の『エリジウム』よりも4年も前の2009年に、1/3以下の製作費で作られた驚異的な映画である。10年以上前のVFXとは到底思えないし(今見ても凄い)、エイリアンもロ>>続きを読む

EVA エヴァ(2011年製作の映画)

3.9

人間には妬み嫉み、羨望や猜疑心、様々な厄介な心が少なからず存在する。感度の良いトリガー(引き金)を指に掛けたままでは日々安穏と暮らせないと思う。

そう決定的なあの一言を知っている状況で(それも研究者
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ステップ(2020年製作の映画)

3.1

現在幸せな方が鑑賞すると、ほろっとするし感動するのかもしれない。同じ想いをした方の捉え方は違う気がします。

山田孝之のオールマイティには驚くばかり。國村隼は若干ホラー味が出ちゃってると思う。伊藤沙莉
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