sanjuroさんの映画レビュー・感想・評価

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ワイルド・アット・ハート(1990年製作の映画)

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デヴィッド・リンチ流『オズの魔法使い』といった感じ。エルヴィス・プレスリーのものまねをするニコラス・ケイジは必見。
相変わらず話が奇特だけどリンチ作品ではおそらく最もロマンチック?だと思う。
最後は笑
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ブレイブハート(1995年製作の映画)

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見ているだけでテストステロン値が上昇しそうなほど男臭い。
戦闘シーンでは武器がハンマーやモーニングスターなど種類が豊富で面白い。
キリストの磔刑を彷彿とさせる場面はメル・ギブソンの思想が反映されている
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わらの男(1957年製作の映画)

5.0

終始魅了された。特に撮影と音楽が本当に良い。大晦日の場面でボロディンの「だったん人の踊り」のアレンジがラジオから流れていたのが気になった。イタリアでは普通なのだろうか。とにかく素晴らしい映画。

ロベレ将軍(1959年製作の映画)

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映像の凄みを感じる映画。「進むべき道に迷った時は難しい道を選びなさい」という台詞が印象に残った。自分の頭が悪いせいか、話の筋はあまりよくわからなかった。多分すごくいい映画なのでもう一度見直したい。

フューリー(2014年製作の映画)

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映画公開当時あまり興味がなかったので見に行かなかったけど、そのことを後悔するくらい面白かった。ほぼ実写版ガルパン。

青いパパイヤの香り(1993年製作の映画)

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監督の強烈な美意識を感じる。出てくる料理がとても美味しそう。エスニックでありコロニアルな美術が映画を彩っている。ラストは不思議な印象だった。
例に漏れずこの映画でもドビュッシーの「月の光」が使われてる
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ディナーラッシュ(2000年製作の映画)

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おしゃれなイタリアンのようにとても洗練された趣味の良い映画。レストランでの一夜という限定的な空間でうまいこと物語を進行させている。繰り返し見たくなる面白さ。

天井桟敷の人々(1945年製作の映画)

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脚本が素晴らしい。シェイクスピアの「オセロ」と絡めてくるあたりはすごい。意外とカメラが動く。ラストシーンは唸ってしまう。名作と言われるのも頷ける。

リアリティ・バイツ(1994年製作の映画)

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ウィノナ・ライダーがめっちゃ可愛い。イーサン・ホークは相変わらず憎たらしい顔をしている。音楽は良い。

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

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ところどころアホっぽい。前作のバレーボールが今作ではアメフトになっていて笑った。フライトシーンはめちゃくちゃかっこいい。音響も素晴らしい。エンジン音の振動が映画館の座席まで伝わってくる。サングラスやバ>>続きを読む

ライトハウス(2019年製作の映画)

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さまざまな絵画や神話などがこの映画で引用されているらしく、鑑賞後いろいろ調べてしまった。知的好奇心をくすぐられる映画。演出は細やかで、発想は大胆。作り手の気概が感じられる。映画界はもっとこういう映画を>>続きを読む

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

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コルベットみたいなバットモービルがめっちゃクール。
ペンギンを追い詰めた後にそのバットモービルから降りてくるバットマンが超バッドアスで格好良かった。あのシーンだけ映画館で観る価値はある。

酒とバラの日々(1962年製作の映画)

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とても悲しい男女の物語。有名なヘンリー・マンシーニのテーマ曲も美しい。
見ていて心が痛くなる。胸に残る名作。

バートン・フィンク(1991年製作の映画)

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個人的に結構気に入った映画。謎に対して答えを提示するのではなく、受け手に解釈する自由を与えてくれている。あらゆるシーンが意味深に見えるが、意味なんてそもそもないのかもしれない。質の良い小説を読んでいる>>続きを読む

ピアニスト(2001年製作の映画)

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とても良かった。誰しもが持っている決して他人には言えないような気持ちをこの映画は上手く表現している。登場人物は一見みんな狂っているように見えるけど、案外人間ってこんなものなんじゃないかと思う。

鬼火(1963年製作の映画)

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「ジムノペディ」や「グノッシエンヌ」などのエリック・サティの音楽が強く印象に残る。もし違う音楽を使っていたら映画の印象も全く変わっていたかもしれない。

花とアリス(2004年製作の映画)

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儚くて甘酸っぱい映画。鈴木杏の泣きの演技が良かった。蒼井優のバレエシーンはすごく力が入っていて、このシーンだけでこの映画を見る価値がある。

リズと青い鳥(2018年製作の映画)

5.0

アニメ的な演出がとても良い。オーボエとフルートの音色が美しい。

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

5.0

めちゃくちゃ面白い!60年代のファッションと音楽が好きなのでかなり楽しめた。ダブルヒロインもとても魅力的。目まぐるしい速さで話が展開するので、スクリーンに目が釘付けになってしまった。絶対に映画館で見た>>続きを読む

スカイ・クロラ The Sky Crawlers(2008年製作の映画)

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押井守の作家性を存分に感じる。静かな雰囲気が良い。煙草を吸いたくなる。

エクソシスト(1973年製作の映画)

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悪魔祓いをするだけの内容の映画だと思っていたので、舞台がイラクから始まり驚いた。
ただのホラー映画かと思いきや内容がかなり深い。
母親の娘を思う気持ち、神父の苦悩などドラマ的な要素もある。
意味深なカ
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男性・女性(1966年製作の映画)

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ゴダールらしさに溢れている映画。ゴダールの映画が嫌いな人が見たら卒倒すると思う。
シャンタル・ゴヤがかわいい。ショートカットが似合っている。

木靴の樹(1978年製作の映画)

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リアリズムの極地のような映画。
人間の持つ優しさについて考えさせられる。終わり方がなんとも言えず良い。
『木靴の樹』というタイトルが重要な意味を持つ。
アル・パチーノが好きだと言っていた映画。

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

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観客に媚びていないのが好感が持てる。
何気ないシーンでもたっぷりと尺を使って丁寧に作られているという印象。
劇中劇の『ワーニャ叔父さん』も「どんな作品なんだろう?」と興味をそそられる。
岡田将生はあま
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桜桃の味(1997年製作の映画)

5.0

死に場所を探す男の話。
派手さが一切ない、シンプルな作りに心地よさを覚える。
映画の後半にある老人を車に乗せてから話が転換する。そこからの展開が素晴らしい。
運動場で走り回る子供たち、雲間から覗く月の
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ウディ・アレンの影と霧(1992年製作の映画)

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主人公が不条理な出来事に巻き込まれるのはカフカ的だと言える。
クルト・ヴァイルの曲が使われていたり、フリッツ・ラングの『M』のようなストーリーなど、ドイツを意識しているのかもしれない。
ジョディ・フォ
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アレックス(2002年製作の映画)

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『メメント』のようにストーリーの結末から発端まで逆再生される形で映画が進行していく。
冒頭のエンドクレジットからすでに不穏。
映画が進行するにつれ、どんどん平和な雰囲気になるが、悲惨な結末をすでに知っ
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ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!(2018年製作の映画)

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「終末シンフォニック・トナカイ粉砕・反キリスト・戦争推進メタル」を標榜するバンドがノルウェーのメタルフェスに参加するという映画。
後半の展開がワチャワチャしている。
フィンランドの監督の映画だからかア
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日本のいちばん長い日(1967年製作の映画)

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出演している役者の人数が多い。しかもかなり豪華。
終始みんな叫んでいて、顔の迫力がすごい。
主役は三船敏郎という印象。帯刀姿がかっこいい。
日本史の知識がないのでところどころよくわからなかったけど、演
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パピヨン(1973年製作の映画)

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スティーブ・マックイーンとダスティン・ホフマンという対照的なキャラクター同士がうまくハマっている。
長いけど、視聴者を飽きさせないように出来ている。
監獄モノ映画はやっぱり面白い。

現金に体を張れ(1956年製作の映画)

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キューブリックがこんな映画を撮っていたなんて。
ラストへの畳み掛けが良い。
『地下室のメロディー』に似ていると思った。

揺れる大地(1948年製作の映画)

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とても見応えのある作品。貧しい漁師の一家が苦しみながらも必死に生きる姿をリアリズム的手法で描いている。
ヘミングウェイの『老人と海』に雰囲気が少し似ていると思った。
当時のイタリアの紙幣のサイズがかな
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(1961年製作の映画)

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マストロヤンニがかっこいい。スーツの着こなしがとてもおしゃれ。
会話も詩的で洗練されていて、上品で大人の雰囲気が漂う映画。

さらば冬のかもめ(1973年製作の映画)

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ゆるいロードムービーみたいな感じ。ゆるさがとてもいい。
三人に友情が芽生える過程が見ていて面白い。三人でビールをしこたま飲んで酔っ払うところが好き。
アメリカン・ニューシネマらしく最後は少ししんみりす
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