06さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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パージ:アナーキー(2014年製作の映画)

3.7

エクスペリメント、大統領令とさかのぼり、アナーキー。
大分政治色は薄くなって個人の葛藤と善悪に視点が置かれている。

にしても全米ライフル協会への批判が強いな!オークションで銃のプレゼンをしており、そ
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パージ:エクスペリメント(2018年製作の映画)

3.9

「俺たちは、富裕層による有色人種の虐殺を、絶対に許さない」

パージシリーズ、ラストで泣いたのは今作が初めてである。
最初のパージ政策、約25年前のお話。
前作の大統領令のテーマを引き継ぎ、今作はもっ
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大統領の執事の涙(2013年製作の映画)

4.0

一人の男の人生を辿りながら、アメリカの近代の歴史がわかる秀作。
多くの人間が様々な立場から、沢山の方法で戦い続けた黒人差別問題。200年たった今なお続く問題だが、彼らが多くの血を流した代わりに必死の思
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

3.8

韓国の警察こっわい……!

牧歌的な田舎の村の雰囲気が連続殺人事件とミスマッチで、古いフィルム感も相まってやたらに不気味に思える映画。狭い村だからこそ「被害者が全員知り合い」というのが、犯人が見つから
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ドント・ブリーズ2(2021年製作の映画)

3.4

おじいちゃんの骨太アクションを楽しむ映画。
主人公、悪人側、どっちも結構なろくでなしなのだが、
「親切な女性を殺すVS犬を殺さない」演出で善悪の判定を付けてるの面白かった。
アクションと同時に色彩にこ
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ポーカーナイト 監禁脱出(2014年製作の映画)

3.7

最初はテンション上がる……!
刑事たちがポーカーをしながら仕事の武勇伝を語り合う「ポーカー・ナイト」。そこで先輩刑事に大切な教訓を教えてもらった主人公が、イカれた犯人と戦うために教訓を武器にして………
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ビッグ・アイズ(2014年製作の映画)

3.9

さも当然な決着の付け方に、思わず笑ってしまった。

妻は夫よりも目立ってはならない、という古風な文化の上に成り立った、世界を巻き込んでの大嘘。マーガレットのシングルマザーという立場の弱さと、激高した夫
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1408号室(2007年製作の映画)

3.7

不気味な部屋に閉じ込められて、どうにも出来ないホラー。
ワンシチュエーションで謎解きも特にないのに、面白く観られるのはある意味すごい。次から次へとアトラクションのように部屋からの攻撃にさらされる。
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ニューヨーク 最高の訳あり物件(2017年製作の映画)

3.2

なんとも複雑な映画だった……

男に捨てられた女と、男の元妻がアパートで同居する話。
最初は相性最悪でも途中から仲良くなるのかと思ったら、全然そんな事無く延々と口論していがみ合っている。二人共とにかく
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

2.7

1,2と面白かったので、3に期待せずにはいられなかった。それが間違いだったのだろうか。

シリーズ最後の作品と言うことで、初期作をリスペクトしすぎたのか?小ネタを拾うのに必死でストーリーや演出に全く手
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評決のとき(1996年製作の映画)

4.5

どう転んでも溝が深い。
10歳の「黒人」の女の子をレイプした「白人」2人を、「黒人」の父親が裁判所で射殺した。「白人」弁護士である主人公は、その父親を弁護することに……。

冒頭10分くらいで「KKK
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ネクスト・ドリーム/ふたりで叶える夢(2020年製作の映画)

3.7

売れてる中年歌手の、再起を賭けて。

音楽が好きで好きでたまらない主人公、好きなものがある人間は強い。だが、その実力を認めてもらうためには地道な努力が必要。
幾らでもずるが出来そうな場所にいるのに、自
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インサイド・マン(2006年製作の映画)

3.7

一体どう銀行強盗を完遂するのか。思ったよりも単純なトリックに納得。
しかし犯人の動機や、メリットにイマイチ同情できず。仲間が人質のうちの誰だったのか、という構成トリックもないので、あまり推理ものとして
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ステージ・マザー(2020年製作の映画)

4.0

そこそこの期待で見始めたら、最後大号泣してしまった……
全く予想のつかなかった結末。そうきたか!と拍手を送る。

ゲイでドラッグクイーンの息子を亡くした母親が、息子の残したゲイバーを軌道に乗せるお話。
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43年後のアイ・ラヴ・ユー(2019年製作の映画)

3.8

良かった、素敵なラブストーリーだった…!
こんな風に歳をとっても愛されたい。愛される人間になりたく思う。

結局は二人の関係は不倫で、現在も夫がいる彼女にアイ・ラブ・ユーを囁くことは、とても褒められた
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アタック・ザ・ブロック(2011年製作の映画)

2.4

かの有名な脚本術「SAVE THE CAT」で「主人公がどんな悪人でも、猫を救えば共感が得られる」というのだが、この映画はまさに「猫を救わなかった」悪い見本。

”団地の悪ガキたちVSエイリアン”映画
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クロニクル(2012年製作の映画)

3.8

スーパーパワーを手に入れても、悲惨な家庭環境と人間性は変わらない。

個人的に、面白いけど惜しい映画。ホラーでもないのに全編がカメラ撮影の映像で構成されているのは新しい。しかし、途中どうしてもカメラを
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ジャングル・ブック(2015年製作の映画)

2.6

子供の頃大好きで何回も読み返した作品。だが……実写版をみて、あれ?こんなだったっけ?みんなもっと個性的で豊かなキャラクターだったはずなのに。モーグリには勇敢さが足りず、シア・カーンは恐ろしくなく、アキ>>続きを読む

ダーケスト・マインド(2018年製作の映画)

3.2

続編!!!!
ドラマの第1話のような映画だった。物語としては面白い、でも頼むから映画としてまとめてくれー!

主人公の少年少女の恋愛が可愛らしくて尊い〜!ってなる。悲惨な世の中でもちゃんと、仲間の4人
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完全なるチェックメイト(2014年製作の映画)

2.9

本編の9割が、チェスの勝負をしているか気が狂っているかのどっちか。
史実に忠実なのかは知らないが、あまりフィッシャーを応援したい気持ちにはなれず、良いドラマとは言えない。これならドキュメンタリーを観た
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レディ・オア・ノット(2019年製作の映画)

3.6

あっはっは、容赦がない!!
爽快感のあるEDに、白い所が一欠片も残っていないウェディングドレスに笑ってしまった。
惜しいのは、パッケージに抱える散弾銃をほぼ使わなかった所と、主人公のダメージがほぼほぼ
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ホテル・エルロワイヤル(2018年製作の映画)

3.9

面白いはずなのに面白くなりきらない不思議な映画。
次々と予想できない展開が起きていくので、ぐいぐい引き込まれはするのだが……。

とにかく、ジョン・ハムが早期退場したのが惜しかった。命の価値が軽いので
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女神の継承(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

後味がわっるい……!!!

地元の神様より人の恨みのほうが強いと、信仰を見事ぶった切った作品。なんならキリスト教だって足蹴にしてる気がする。

あまり好きではないが面白かった。内容は「超ド王道なエクソ
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

4.5

「この女刺し殺されろ!!」と思いながら1時間以上映画を見るのは非常に稀なことだ。
恩を仇で返してはいけません。など、子供の頃から耳がタコになるほど聞き続けてきた言葉だが、それを題材として、ここまで見事
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スローイング・ダウン ファストファッション(2016年製作の映画)

3.9

「ベーコンやチーズの原料を知らない人はいないのに、服の原材料はみんな知らない」

なんとも社会勉強になるドキュメンタリー。
天然素材は土に帰るが、合成繊維は土に帰らない。結果、山程の服のゴミが捨てられ
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キース・ヘリング〜ストリート・アート・ボーイ〜(2020年製作の映画)

4.2

「生きてる間は生きる、僕は両端に火の付いた蝋燭でありたい」

31歳で死んだキース・ヘリング。常に駆け抜けた人生の記録。
アートとは、それだけでは理解できないものだと知る。描いた人間の人生があり、思想
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エッシャー 視覚の魔術師/エッシャー 無限の旅(2018年製作の映画)

4.0

「私の作品は、美しさではなく驚嘆を求める」
エッシャーの作品は、ついぞ彼の空想を超えなかった。

エッシャーの作品を知らない人なんていないし、美術展に行った人も多いだろう。僕もその一人だ。しかし、エッ
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メリエスの素晴らしき映画魔術(2011年製作の映画)

4.3

映画好きなら誰もが耳にしたことのある「月世界旅行」
でもその作者、メリエスの生涯はちっとも知らなかった。

ただ事実を映し出す映像と言うものに、空想の世界を映し出して映像の魔術を作り出したメリエス。
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呪い襲い殺す(2014年製作の映画)

2.0

うーん。マイク・フラナガン監督の前日譚から観たからこそ、面白くないホラーが余計面白く無くなってしまっている……。

正直良くも悪くも、という感じ。王道で予想外の事が何も起きない。ただ何人もいるティーン
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ウィジャ ビギニング ~呪い襲い殺す~(2016年製作の映画)

3.6

ドクター・スリープやザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウスの監督作。

うわ〜〜、結構しっかり怖いホラーだった!!
背後からくるのは鉄板だけど、それ以外に白目だったり顔面の変形だったりと、様々な小物で恐
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インデペンデンス・デイ:リサージェンス(2016年製作の映画)

3.5

別に作らなくても良かった続編……と思わなくもない。
冒頭で世界観を飲み込むのに一苦労。その上作戦がややこしいし、舞台が地球と宇宙を行き来するからボーッと見ていると混乱する。実は3回位見てるんだけど、全
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インデペンデンス・デイ(1996年製作の映画)

4.8

幼少期に金曜ロードショーで放映される、この作品が大好きだった。
そんな思い出も加味して、娯楽映画としての最高の一本。

冒頭の不穏な雰囲気からもう、ワクワクしてたまらない。宇宙船が現れるあの煙と炎が混
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ディナーラッシュ(2000年製作の映画)

4.0

まさにタイトル通り、人気レストランのディナー時のラッシュを描いた作品。
女癖が悪くて父親との確執がある天才シェフに、ギャンブル癖と借金がある副シェフ。 古き時代を懐かしむオーナーに、店に来るギャングを
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ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

3.7

恋は人を変える、卑怯な大人になってしまった自分の殻を捨て去るきっかけとなる。

恋愛に政治が絡んでくるが、ポップでキュートな作品の仕上がり。目開けて寝ている姿が可愛い。多少ご都合主義が多すぎないかと思
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ムーンフォール(2021年製作の映画)

3.1

恐ろしく面白くなかった……なぜでしょう……

・危機感がない
地球全体の危機だと言うのに、世界各国の対応、逃げ惑う人々、政治的判断なんかが全く描かれてないから、なんだか現実味が持てなかった。動揺の期間
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

3.8

気合の入ったキャットファイト!!

前半で「こいつ主人公かな〜〜」と思った人物が次々に殺されて、視点がころころ変わっていく。割と見たことのない話運び。30分くらいしてやっと主人公が決まるが、その頃には
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