常木さおりさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

常木さおり

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歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

3.0

[ わたし的に是枝ウィーク開催中 ]

二度目の鑑賞でも、
やっぱりトウモロコシの
かき揚げが美味しそう、
って感想が出て来てしまう。

前回は結婚する前の
二十代後半に鑑賞。
今となっては、
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DISTANCE/ディスタンス(2001年製作の映画)

2.5

小海線
八千穂レイク

ロケーション、
キャスティング、
最高過ぎる。


が、が、が、
内容が一度観ただけでは
理解できないし、
男性のボソボソ話す声が
聞き取りにくい。

この手の(教団関係)作品
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告白(2010年製作の映画)

3.4

パチンじゃなくて
ドッカーンてね。


劇場鑑賞以降、
二度目の鑑賞。

どんよりした雨雲の下、
世の中は正論を押し付けてくる。
なんだか気持ちを入れ替えたい。
しがらみやストレス発散したい。
かと言
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深夜食堂(2015年製作の映画)

4.1

いつか観るだろう、と
その自然にくるであろう
タイミング待ちだった深夜食堂。
意気込んでる観るものでは
ないのはわかっていた。

そしてその時がきた。


休日前夜の真夜中、
たまたまBSで放送すると
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

3.9

聞かせて、ハッピーエンドな
魔法使い少年マルコの話を。



法とは人を守るために
あるのではないのかい?

人間が人間を愛おしく思い
守りたいと思う事、
それは必ずしも生殖活動の
対象でなければなら
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オン・ザ・ミルキー・ロード(2016年製作の映画)

2.7


いつもより大勢多種の動物たちが
出演されてました。

が、
メルヘン路線とは行かず。
巻き付いてしまうのは、あかん。

すぐそこにある紛争。
雨を凌ぐかのごとく
傘を差し、ロバに乗って
くぐり抜ける
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人生はビギナーズ(2010年製作の映画)

3.6

(この前に観たのが
あまり救いようのない
映画だったので、
お口直しになんとなく選んだ。
正解だった。)

『20センチュリーウーマン』
『ビッグフィッシュ』
これらを彷彿させる作品。

マイク・ミル
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そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

3.4

知らないどこかの
遠い他人事な話のようで、
実は身近にあるかもしれない。

なかなか観るに耐えない、
観るべきではなかった作品、
途中でしんどくなるけれど、
どうか千夏に光があるよう
見届けねばという
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

4.2

『オーバー・フェンス』では
彼女は鳥になっていたのにな…


情緒不安定な役をさせたら
右に出る者が居ない、
さすがの蒼井優、安定感。
私が演者として好きな理由のひとつ。

眉間にしわを寄せ、
しかめ
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アポロ13(1995年製作の映画)

3.9


『例え洗濯機に乗ったとしても
うちの息子は地球に帰って来るわ。』


何を今更?
放映当時に鑑賞していなかった名作。
今思うと、前年の『フォレスト・ガンプ』でお腹いっぱいだったのだと思う。

主役級
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しあわせな人生の選択(2015年製作の映画)

3.1

原題『TRUEMAN』
これは主人公の愛犬の名前で
作中では息子と言っている。

あいも変わらず
想像の余地を与えない邦題に
ガッカリしかない。

穏やかな映画だ。
冷静に動揺する男友達。
再会するや
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或る終焉(2015年製作の映画)

3.0

『おみおくりの作法』を彷彿とさせ、
観るべくして観た作品となる。

感情を殺し、死を迎える患者に尽くす。
仕事から一線を超えて。
妻になり、弟になり。

始まって5分のシーン、
これは覚悟が要ると構え
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グッバイ、サマー(2015年製作の映画)

4.2

あのアメリが母親に、
という視点で観てみた。
オドレィ・トゥトゥの
フランス語は心地好い。
素敵なマダムになられて。

母のベッドに寝転び込んできた
死ぬのが怖いという息子に
死なないから大丈夫、
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フレンチアルプスで起きたこと(2014年製作の映画)

-

パパの事
笑っちゃっていいものか?

え、ママ
そこで話しちゃう?

家族4人で肌着のカタログ?

以上、最初に観た感想。


つづく、多分。

コヤニスカッツィ(1982年製作の映画)

-


ホーミーのような重低音は
脳裏にこびり付く
VJ素材のような映像

先日観たばかりの
『20センチュリー・ウーマン』の中で
挙げていたアメリカ資本社会を
語った映像作品。

中学の時の修学旅行で
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ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

3.0


ヨコハマからの
おのぼりさんカップル
ゴーストワールドの
レコードオタクさん
昭和女優な台詞回し
台風クラブが蘇る
マシュマロ焼きたくなる

ホテルの廊下の壁の色
ローマ人女性がいたダイナー
時折鳴
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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

3.5

モントークで会おう



雪が降ったので、
二度目の鑑賞。
冬の映画だね。

前回よりは時系列に
追いつけたよ。
どこの時点で記憶が消されたかを
覚えておくよ。
イライジャ・ウッドの
瞳の青さに吸い込
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メッセージ(2016年製作の映画)

-

邦題 メッセージ
原題 Arrival


言葉は道具であり
和平への武器、手段。
国の違い、星の違い関係なく。
攻撃ではない、会話。
あれは過去ではなく未来。
どんな不運が待っていようと
人生を
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20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

4.1


(( 嫌煙家には厳しい作品 ))
(( カッコーの巣の上でネタバレ ))


ですが、
冒頭の自転車で
坂道を下るエル・ファニング。

ここで、私は彼女に一目惚れ。
ジェイミーが危険な遊びで
気を失
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黒猫・白猫(1998年製作の映画)

2.5


相変わらずこの監督作品に
出てくる女性はヒステリー。

観る側も穏やかでないと
途中で断念。

ただ、動物たちは
いつも通り健在。

また少ししたら
鑑賞予定。

スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

-

ん〜。

往年のヒーロー、
最後の戦闘シーン、
は、最高でした。

ですが、、、
以下、辛口です。


















EP7から雲行きが
怪しくなってきたな、が的中。
世界規模企業、
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スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス(1999年製作の映画)

4.0


新作を間近に控えるにあたり
公開時より18年ぶりの鑑賞。

未来が分かってしまっているから
アナキンを見ていられない。

トレインスポッティングで
当時ノリに乗っていた
ユアン・マクレガーの抜擢。
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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

2.5

『好きな映画はなに?』
と、聞かれてこれと答えたら、
オシャレ、な映画。

ソフィア・コッポラが
紡ぎ出す映像は
どれも品があり、芯がある。

息が詰まりそうになる
東京の雑踏、喧騒の中で
彼は彼女を
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すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)

3.9

4・5年前、
国際フォーラムにて
STAR WARS コンサート鑑賞。
生の演奏は鳥肌もの。

ジョン・ウィリアムズの
映画音楽はわたしの体の中に
染み付いている。

E.T.
ジュラシックシリーズ、
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殿、利息でござる!(2016年製作の映画)

3.2


阿部サダヲさん、
笑いたかったんだよ、私は!
不覚にも私は、感動した。


お金って一体何なのだろう…
見栄を張る手段?
いえいえ、お恥ずかしい。

良き父と弟。

きたろう、エロ本。

ツケは貯め
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春琴抄(2008年製作の映画)

3.2

それはそれは。

彼がまだ無名だった時、
原作を読んだ後に鑑賞。
美しき従順な愛。

畳がある映画、
正座で観たくなる。

人生万歳!(2009年製作の映画)

2.7


床屋やホットドック屋は
資格がいるけれども、
なぜ子供を産むのには資格が
要らないのだ?
幼児虐待があるにもかかわらず。

人間嫌いの偏屈で気難しい
元ノーベル賞候補の初老の天才。

画面の男がこっ
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たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

2.6


家族とは。

キューピーマヨネーズのCMか、
と思わせるオープニングのセンス。
赤い風船ふたつ飛んで行く。
劇中歌の詞に答えはある。

会話劇で始まり
会話劇で終わる。

珍しくヒネリのある邦題。
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オーバー・フェンス(2016年製作の映画)

3.9

オオワシ、恋に落ちる。
ただ働いて、死ぬだけ。
俺は、ぶっ壊すほう。

『蟲師』以来の
オダギリジョーと蒼井優の共演作品。
アズミ・ハルコの直後の鑑賞で、
行方不明の果てのサトシだったりして。

本人
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アズミ・ハルコは行方不明(2016年製作の映画)

2.9

鬱屈した片田舎で、
なにかデカイ事したい若者。
服のセンスがリアル過ぎて
胸が苦しくなる。
何もデカイことなんて
出来てないけれど、
ここではないどこかへ
行きたかった田舎生まれの
私には痛く懐かしい
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.2

スタンドバイミー、
グーニーズ、
E.T.、
たまに
ムーンライズキングダム、
草原とボタン、

な少年少女の夏休み。



アメリカの片田舎、
少年達がBMX乗ってるだけで
ワクワクする。

鑑賞後
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Mommy/マミー(2014年製作の映画)

2.5

多くのレビューで
oasis の wander wall の
シーンがとりだたされている。
あのシーンをきっかけに
その後の内容は転換していく。
(素敵なシーンかもしれないけど
結局のところ迷惑なのだ
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セトウツミ(2016年製作の映画)

3.9

神妙な面持ち。

あの川はセーヌ川ではないか、
と思わせんばかりの
フランス調の挿入曲の妙がいい味。

樫村さんの
メガネが飛ばされない
当て感のいいビンタ、
『ピンポン』の竹中直人に
教えてあげたい
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デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

2.3

最後スッキリする、
との事で鑑賞。

キルビル以来の
タランティーノ。

中だるみはあるものの、
カーアクション映画の
ジャンルになるのかな。
いや、
タランティーノ映画でしかない。
ま、スッキリした
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モモ(1986年製作の映画)

3.1

"アトミック ブロンド"
観ていたら、
ふと思い出した映画。

灰色の時間泥棒と煙草。

煙たい映画だった。
ブラックメルヘン。

アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

4.6

氷水、ウォッカ、タバコ、
ロングコート、黒い傘。

ベイビードライバー然り、
音楽を巧く効かせている。
その殆どがロック。
シンクロが上手い。

エンドロールの
タイプ画面が古くて良い。

1985年
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