パピヨンさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

パピヨン

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幸せの始まりは(2010年製作の映画)

3.1

監督のジェームズ·L·ブルックスと、ジャック·ニコルソンとのコラボレーションは、 「愛と追憶の日々」、「ブロードキャスト·ニュース」、「恋愛小説家」と、ハイクオリティだと思います。
リース·ウィザース
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レッド・ファミリー(2013年製作の映画)

3.9

本作品への誘導者は、脚本·原案·製作総指揮のキム·ギドク(「悪い男」「サマリア」「うつせみ」「嘆きのピエタ」)でした。
見るからに幸せそうに暮らしている四人家族だけど、実は北朝鮮の工作員で編成された疑
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マイケル・ジャクソン THIS IS IT(2009年製作の映画)

4.1

2018年の「ボヘミアン・ラプソディー」が、映画業界&音楽業界のサプライズなら2009年の「マイケル·ジャクソン THIS IS IT」は、ビッグ·サプライズでしたかね。日本中の映画館で動員記録を次々>>続きを読む

誘拐報道(1982年製作の映画)

3.6

監督の伊藤俊也は、「花いちもんめ。」「ルパン三世 くたばれ!ノストラダムス」「ロストクライム−閃光−」「日本独立」と、お元気ですね。
主演の萩原健一は、「八つ墓村」「影武者」「いつかギラギラする日」「
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

3.9

主演のデーヴ·パテールは、「スラムドッグ$ミリオネア」「LION/ライオン~25年目のただいま~」等で既に日本でも知られた存在ですね。アーミー・ハマーは、「ソーシャル·ネットワーク」「コードネーム U>>続きを読む

ひまわりと子犬の7日間(2013年製作の映画)

3.8

監督の平松恵美子は、山田洋次監督の助監督·脚本家を経て、本作品で監督デビューだそうで、この後「あの日のオルガン」を撮ってますが未見です。
主演の堺雅人の映画と言えば、「南極料理人」「ゴールデンスランバ
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子ぎつねヘレン(2005年製作の映画)

3.7

監督の河野圭太は、テレビドラマで数々のヒットを飛ばし、その世界の方と認識してました。好きだったのは、「王様のレストラン」「古畑任三郎」「総理と呼ばないで」「ショカツ」「白い巨塔」「フリーター、家を買う>>続きを読む

HACHI 約束の犬(2009年製作の映画)

3.9

監督のラッセ·ハルストレムは、「マイライフ·アズ·ア·ドッグ」「ギルバート·グレイブ」「サイダーハウス·ルール」「ショコラ」「僕のワンダフル·ライフ」と、好きな作品の宝庫です。
主演のリチャード·ギア
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.9

自分としては、低評価にはなり得ない想像性豊かな、少なくとも、予想は裏切る特異な作品だと思います。あの世界観でグイグイこられたら、ラストは“もっと違った”あるいは“もっと恐ろしい”何かを期待される方もい>>続きを読む

シティ・オブ・ジョイ 4Kデジタル・リマスター版(1992年製作の映画)

4.0

30年の時を経て4Kデジタルリマスター版の公開です。
監督のローランド·ジョフィは、「キリング・フィールド」「ミッション」「スカーレット·レター」ですね。
そして力強く躍動する“パトリック·スウェイジ
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

4.1

ヨアキム·トリアー監督の映像センスにノックアウトされ、ノルウェーはオスロと言う街にすっかり魅了されてしまいました。これがきっと人生の節目で右往左往の末、選択を繰り返す人間のリアルなのかもと思わせてくれ>>続きを読む

ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

4.0

“高級レストラン版”「1917 命をかけた伝令」でした。
なんと監督のフィリップ·バランティーニは、15年間シェフを経験した方らしく本作品に込めたのは、レストランビジネスそのものと、そこの労働者に対す
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アトランティスのこころ(2001年製作の映画)

3.9

本作品は、同じ原作者(スティーブン・キング)作品では、「グリーンマイル」が多少近い様に思います。
監督のスコット·ヒックスは、「シャイン」「ヒマラヤ杉に降る雪」「幸せのレシピ」ですかね。
中年の写真家
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本能寺ホテル(2017年製作の映画)

3.6

監督の鈴木雅之は本作品と、「プリンセストヨトミ」「マスカレード·ホテル」「マスカレード·ナイト」ですかね。
脚本の相沢友子はなかなか面白い経歴のようで、女優であり、シンガーソングライターであり、そして
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シコふんじゃった。(1991年製作の映画)

3.9

監督の周防正行は本作品と、「ファンシイダンス」「Shall we ダンス?」「それでもボクはやってない」ですかね。
大学4年生の山本秋平(本木雅弘)は“ろくでもない”奴で授業なんて出やしないけど、伯父
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地下鉄(メトロ)に乗って(2006年製作の映画)

3.8

原作の浅田次郎は、「プリズンホテル」シリーズ、「天国までの百マイル」「壬生義士伝」「椿山課長の七日間」「鉄道員(ぽっぽや)」「ラブ·レター」等が好きで、すべて映像化されてますね。
監督の篠原哲雄は、「
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.8

監督の是枝裕和は、「ワンダフル·ライフ」「そして父になる」「海よりもまだ深く」が好きです。
名優のソン·ガンホは、「大統領の理髪師」「弁護人」「タクシー運転手」が好きです。
カン·ドンウォンは、「オオ
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流浪の月(2022年製作の映画)

4.1

監督の李相日は、「スクラップ·ヘブン」「フラガール」「 悪 人 」「許されざる者」「 怒 り 」等々、自分にとって注目せざるを得ない作品を作り続けている方です。それと松坂桃李は、「>>続きを読む

親愛なる同志たちへ(2020年製作の映画)

4.0

監督のアンドレイ・コンチャロフスキーは、「暴走機関車」、「デッドフォール」、「映写技師は見ていた」で遭遇済みです。
1962年に勃発した、ロシアの民衆弾圧事件を映画化しています。フルシチョフ政権が目指
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ナワリヌイ(2022年製作の映画)

3.9

実質一党+α独裁の我が国日本、実質一党+αの遣りたい放題の我が国日本、実質一党+αに不満はあってもそれを受け入れる日本国民。これは一党+αの匙加減が“タクミ”なのでしょうか?この改革反乱が起こらないこ>>続きを読む

血と骨(2004年製作の映画)

3.9

原作者の梁石日は、「タクシー狂操曲」(「月はどっちに出ている」のタイトルで映画化)、「闇の子供たち」と本作の三作品の映画を知るのみです。他にも演劇作品として成功したもの等あるようですね。
監督の崔洋一
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三姉妹(2020年製作の映画)

4.0

これにはやられましたね~!想像を軽々と超えてきました。
ソウルに暮らす三姉妹。長女は別れた夫の借金返済と、関係を上手く築けない一人娘を背負って、冴えない花屋を営んでいます。次女は教会の聖歌隊の指揮者を
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マイ・ニューヨーク・ダイアリー(2020年製作の映画)

4.0

好きですね~これ!自分は。
「ワンス·アポン·ア·タイム·イン·ハリウッド」のプッシーキャットことマーガレット・クアリー(27歳)が、「エイリアン」のエレン·リプリーことシガニー・ウィーバー(72歳)
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破戒(2022年製作の映画)

3.9

先ず日本の史実として、映画界でも語り継ぐと言う使命感は立派だと思います。60年前の市川崑監督による作品、74年前の木下恵介監督による作品とですね。この云われもない差別に心を寄せてみたい方は、「橋のない>>続きを読む

オフィサー・アンド・スパイ(2019年製作の映画)

3.9

監督のロマン·ポランスキーは、「ローズマリーの赤ちゃん」「チャイナタウン」「 テ ス 」「戦場のピアニスト」「ゴーストライター」と、好きな作品をたくさん届けてくれました。本作品もその流れで鑑>>続きを読む

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.9

監督の白石和彌は、「 凶 悪 」「彼女がその名を知らない鳥たち」「孤狼の血」。主演の阿部サダヲは、「トキワ荘の青春」「殿、利息でござる」「彼女がその名を知らない鳥たち」辺りが好きです。
大学生の
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サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

4.0

金沢知樹監督は、お笑い芸人~バラエティ番組の構成作家~劇団主宰~舞台作家~映像脚本家~そして、今回は初の映画監督のようです。
また本作品は、自分の大好きな俳優が6名も顔を揃えておりますが、草彅剛/竹原
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ぼくたちと駐在さんの700日戦争(2008年製作の映画)

3.9

塚本連平監督は、「今日も嫌がらせ弁当」、「TEEL ME ~ hideと見た景色 ~」という2作品に興味を持っただけで未だ鑑賞出来てません。すんません!
2008年公開当時、高校生役の17歳~28歳の
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太陽の帝国(1987年製作の映画)

4.0

これは自分の好きなスピルバーグ監督5作品中の1本です。イギリス人による原作の映像化権が、監督の手中に収まるまでの経緯等のニュースを見聞きすると、思い入れがあったことは安易に想像できます。
主演のクリス
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フェノミナ(1985年製作の映画)

3.9

ダリオ・アルジェント監督は、「サスペリア」「インフェルノ」等々のイタリアン·ホラーの巨匠ですね。近く10年ぶりの新作が公開されるらしいですが、個人的には、2014年3月に今は無き“渋谷シネパレス”で「>>続きを読む

少林寺(1982年製作の映画)

3.8

アクションスター“ジェット·リー”こと“リー·リンチェイ”は、「ワンス·アポン·ア·タイム·イン·チャイナ シリーズ」で始まり、「エクスペンダブルズ シリーズ」で終わりましたかね。いや終わってないか、>>続きを読む

ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

4.0

スティーヴン・スピルバーグ監督作品では、「未知との遭遇」「太陽の帝国」「プライベート·ライアン」「 A.I. 」「戦火の馬」が“BEST5”ですが、周りの方とはズレてるようです。
アンセル・エルゴート
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.5

36年もの時を経て、ピート·マーヴェリック·ミッチェル海軍大佐(トム·クルーズ)が、日の丸の入ったフライトジャケットを羽織り、カワサキのバイクに股がり馳走するオープニング。そして、エンドロールの終わり>>続きを読む

ハッピーエンドが書けるまで(2012年製作の映画)

3.9

2015年6月27日に、今はなき「渋谷シネパレス」にて日本でお目見えしました。ちなみに、この映画館は「あと1センチの恋」なんてヒットさせてました。ああ懐かしや。
監督のジョシュ・ブーンは、アメリカ本国
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幼な子われらに生まれ(2017年製作の映画)

4.0

重松清の著書の映画化作品で、本作品がダントツNo.1!です。「疾走」も「とんび」もかないません。監督の三島有紀子は、「しあわせのパン」「ぶどうのなみだ」「繕い裁つ人」「ビブリア古書堂の事件手帖」あれ?>>続きを読む

J・エドガー(2011年製作の映画)

3.6

私は好きなのですが、本作品に対する各方面の評価は思わしくないです。監督のクリント·イーストウッドの作品は「ミスティック·リバー」、「父親たちの星条旗」、「硫黄島からの手紙」、「チェンジリング」、「イン>>続きを読む