SatoEmikoさんの映画レビュー・感想・評価

SatoEmiko

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映画(207)
ドラマ(0)

ウォッチャー(2016年製作の映画)

3.0

悲しい出来事から心機一転、新しいスタートを切るために、大金をはたいて買った新居は、前の持ち主が亡くなったとかでいわく付きの物件。
始まりは、ほんのイタズラ程度のことだった。日に日にエスカレートする嫌が
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不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

5.0

こんなに濃ゆくて、こんなに心動かされる映画をなんで木曜の夜に見ちゃったんだ、キュー!
モスクワから突然降り立ってしまった惑星キン・ザ・ザのど真ん中。
見渡す限り砂、砂、砂…
水もなければ、車もない、ま
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マタドール<闘牛士>・炎のレクイエム(1986年製作の映画)

4.2

愛に飢え、愛を求め、愛に縛られる悲しいもの達の運命。
歪みきった生(性)と死が加速度的に絡み合い、見ていて軽いめまいすら錯覚するほど息苦しい愛の渇望の物語。
仄暗い中でも目をひく鮮やかな色彩のコントラ
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チェンジリング(1979年製作の映画)

3.7

仕事と育児に追われ、なかなか映画を見る時間もレビューを書く余裕も持てないまま、迎えた年末年始休み。ようやくゆっくり映画を観て、ああだこうだ、思いを巡らせる時間、個人的な至福の時をやっと取り戻せたので、>>続きを読む

本当に若い娘(1976年製作の映画)

3.3

女による女のための女の映画。
美しくい肉体の内の生々しさ、か弱い表情に隠されたしたたかさ、生に満ちた性と隣り合わせの死。
悪夢のようにまとわりつく主人公の性への妄執は、良い意味でも悪い意味でも男性の目
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ショー・ミー・ラヴ(1998年製作の映画)

4.1

スクールカーストの上層部に位置するエリンと、カーストの最下層でくすぶる転校生アグネス。
交わるはずのない二人に、ほんの出来心のイタズラで一気に燃え上がる恋心。

飽き飽きするような田舎町に、面倒な女子
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アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

5.0

「苦痛と悲しみと喜びなしでは、子供たちにこう伝えられない。むかし、ここにある国があったと。」

やかましいほどのブラスバンドの音楽にのせて、濃すぎる登場人物たちが半狂乱で練り歩く、パレードのような映画
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荒野の千鳥足(1971年製作の映画)

3.8

観ているだけで二日酔い。
呑んで呑んで呑みまくって、酒に溺れて呑み込まれていく荒野の地獄。

田舎町の真面目な教師の主人公が、休暇先に向かう途中立ち寄ったこれまた田舎町ブンダヤバ。
そこでは勧められた
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テナント/恐怖を借りた男(1976年製作の映画)

4.2

真面目なのだろうがパッとしない、どこか影のある主人公が、ようやく探し当てた新しい部屋は、以前の借主が飛び降り自殺をした部屋だった。妙に生活音に厳しい住人たち、そこかしこで感じる自殺した前の持ち主の存在>>続きを読む

ある戦慄(1967年製作の映画)

4.2

各々長い一日を終え、それぞれのストーリーを抱えた乗客たちを乗せた夜の電車。そこに乗り込んできたのは、良心のかけらも持ち合わせていないようなチンピラ二人組。彼らが一人の乗客に絡んだ事から、狭い車両の中で>>続きを読む

パージ(2013年製作の映画)

1.7

近未来のアメリカで設けられた制度"パージ"。それは、年に一度、12時間、殺人も含めたすべての犯罪が許される日。無法地帯と化した街で無事に朝を迎えることができるのか…
というなかなか面白そうな設定を生か
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悪夢の惨劇(1987年製作の映画)

3.8

カルト教団の集団焼身自殺をただ一人生き残った主人公。13年の昏睡状態から目覚めた彼女は入院しながら、境界例のグループカウンセリングに参加することに。13年を経ても消えない洗脳、死んだはずの教祖の幻影、>>続きを読む

回転(1961年製作の映画)

5.0

親を亡くした幼い兄妹の家庭教師となった主人公ギデンス。兄妹の叔父から全権を一任されたのは、子供たちの生活と広大な敷地をもつ大豪邸。天使のような子どもたちと過ごす豪邸での夢のような生活に、汚らわしく忌ま>>続きを読む

パラダイス 愛(2012年製作の映画)

4.0

愛されたくて、愛されたくて、満たされない大きなお腹を揺らしてさまようケニアの浜辺。

真面目な初老オーストリア婦人のテレサがバカンスで向かったケニア。そこでは白人女性が現地男性の性を買う。最初こそ戸惑
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不思議の世界絵図(1997年製作の映画)

5.0

寄宿していた職業訓練校から突然"卒業"を言い渡された少女テレスカ。
離れて暮らす母を探しに、母宛の手紙と図書館で見つけた不思議な地図を手に、少女は一人長い長い不思議な旅に出る。夢とも現実ともつかない道
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ファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオ(2015年製作の映画)

4.2

カルトホラー映画に出演していたことで有名な母を交通事故で亡くした主人公。三年後の命日、この映画のファンが集う上映会に招待されるのだが、上映中火災が発生。逃げ惑う観客たちの中、主人公とその友人たちが逃げ>>続きを読む

バニー・レークは行方不明(1965年製作の映画)

4.0

イギリスに移住してきたばかりの母と子。保育園初日に娘のバニーが忽然と姿を消してしまう。ところが、捜査が進むほど疑わしくなるそもそもの娘の存在…

白黒の画面からほとばしる狂気。
人形修理店の地下室のシ
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連鎖犯罪/逃げられない女(1996年製作の映画)

4.0

麻薬漬けで売春婦のママと、同じく麻薬漬けで最悪なパパが逮捕された赤ずきんちゃんは
唯一残された、まだ見ぬおばあちゃんのお家へ長い長い旅に出ました。
盗んだ車が故障して、出会ったのはなんとど変態の狼
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デモン・シード(1977年製作の映画)

3.7

プロテウス4、それは最近完成された、自らをウイルスのように増殖することのできる最強の人工知能。
その驚異的な知能ゆえに、それは意志を持ち、次第に自らの作成者の博士にすら楯つくようになり、ついには子孫を
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マザーハウス 恐怖の使者(2013年製作の映画)

3.9

ある夜、自宅で何者かにより襲われ、夫を殺され息子まで行方不明になってしまった主人公だが、二人を殺害したとして終身刑に処される。30年の刑期を務め、再び惨劇の自宅へ戻ることとなった主人公を、事件前に立て>>続きを読む

ベスト・フレンド(2002年製作の映画)

2.6

お嬢様学校で起きたある事件。
捜査を進めていくうちに明らかにされていく、可愛らしい女の子達の胸の内。

それまで真面目に生きてきた主人公が、初めてのドラッグ、初めての男の子に我を失い、崩れ落ちて行
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レクイエム・フォー・ドリーム(2000年製作の映画)

5.0

夢をかなえたい。
最初はそんな単純なことだった。
それなのに、夢に向かおうとすればするほど遠ざかり、泥沼に足を取られる。
もがいてももがいても、ただ沼の底に沈んでいくだけ。
暗く澱んだ泥水の中で気がつ
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パフォーマンス(1970年製作の映画)

4.7

凶悪でサイケでロック。

ボスの命令に背き追われる身となったギャングのチャス。血と暴力にまみれたチャスが身を隠したのは、ミック・ジャガー演じる元ロックスターのターナーが築くロックとセックスとドラッグが
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

5.0

第三次世界大戦後のパリ。人類滅亡を阻止するため、捕虜を利用した時間旅行実験が行われていた。被験者として選ばれた主人公は、初めて時間旅行に成功。過去へ旅立った彼は、忘れられない幼少期の思い出の女性と再会>>続きを読む

恐怖ノ黒電話(2011年製作の映画)

3.3

離婚調停中のヒロインが元夫から逃げて越してきた部屋にあった黒電話。執拗にかかってくる謎の女からの電話…それは過去から発信されていた。

タイトルからの、グズグズのB級ホラーの予想をいい意味で裏切られま
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ポゼッション(2012年製作の映画)

2.5

ガレージセールで売られている「呪いの箱」
という設定だけで、かなりワクワクしてしまったのだけれど…よくある展開のあっさりとしたエクソシズムホラーでした。
(虫嫌いとしては結構キツかったのだけど)過激な
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シモンの空(2012年製作の映画)

4.3

姉と二人きりで暮らす12歳のシモン。毎晩遊び歩き定職にもつかない姉との生活を支えるのは、シモンがリゾートスキー場で盗むスキー用品。盗みの腕はピカイチで、同じ世代の子どもたちにはまるで大人のように振る舞>>続きを読む

光のほうへ(2010年製作の映画)

4.3

幼少期に親に負わされた心の傷を癒せずに、過去に囚われたまま生きてきた兄弟の、愛情についての物語。

アル中の母親と、幼少期に起きてしまった悲しい事故…深いトラウマに囚われた、かつては幼い手を取り合い力
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砂と霧の家(2003年製作の映画)

4.1

生きていく上で必要不可欠な家。
その家を手に入れるために、失われていくもっと大切なもの。
本当に手に入れたかったのは、守りたかったのは何だったのか。

誰も悪くない、誰のせいでもないのに…
ただそれぞ
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MAY -メイ-(2002年製作の映画)

4.2

友達がほしい。
ずっと一緒にいてくれる友達がほしい。
いないなら、作ればいい。

内気な女の子メイの切なくて悲しくて痛すぎるメルヘンストーリー。
強烈すぎるキャラと独特の空気が意外とハマってしま
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青い目撃者(1998年製作の映画)

2.9

実父から虐待を受けた少女ダイナ。裁判では父親への恐れから虐待の事実を否定する証言をしてしまう。
ダイナは検察官ジョイのもとに逃げ込み、ジョイはダイナを守ることを決意する。

ダイナ役の少女の無表情
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エリザとエリック(1987年製作の映画)

4.0

母親をなくした姉と弟。
まだ子どものような孤独な二人の生活が
姉に恋人が現れたことでぐらついていく。
小さい頃の兄弟の関係が抜け切れないまま、二人だけの世界で生きてきた二人のあやうさが切なかった
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ヘルズ・キッチン(1998年製作の映画)

3.8

"Life is good."
見始めは予想もしなかった展開に、クレジット最後のこのメッセージが温かくしみる不思議な映画。

物語は5人の若者が銀行強盗を起こすも、誤って仲間のひとりを撃ってしまったこ
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闇のバイブル 聖少女の詩(1969年製作の映画)

5.0

長年見たかったこの映画をやっと見ることができた。
性と死、宗教と狂気の詰まったおとぎ話。なんて妖艶で不気味な悪夢!鳥肌が立つほどの異質な世界観に取り憑かれそう。

無垢な少女から女性へと変わりゆく、あ
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コールド・フィーバー(1995年製作の映画)

4.2

日本人サラリーマンの主人公が、事故死した両親の供養のためアイスランドの僻地へと向かう。
典型的な量産型サラリーマンだった主人公が日本を離れ、文句を垂れながらも極寒の異国の地で理解を超える文化と厳しい自
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家路(2001年製作の映画)

3.6

長いようで、あっという間の人生を流れる逆らうことのできない時間。気がつけばもう人生の終わりに近づいている年老いた俳優。舞台の公演中、突然の事故で家族を失ってしまう。それでも止むことく淡々と進む時…非情>>続きを読む

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