さとぼうさんの映画レビュー・感想・評価

さとぼう

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2分の1の魔法(2020年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

冒頭の設定からワクワクして世界に惹き込まれた。ドラえもんの魔界大冒険のような、かつては魔法が存在していたという世界観。前情報を一切持たずに見たため、2分の1をそういう風に活用するのね!というのも面白い>>続きを読む

バッドガイズ(2022年製作の映画)

3.5

前情報なしで、予告も一切見ずに行ったので、楽しめました。スピード感と勢いで最後まで駆け抜けるため、全く退屈せず。

終盤の車でのダイブシーンでは、思わずテルマ&ルイーズを思い出してしまった。

狼たちの午後(1975年製作の映画)

3.9

アル・パチーノとジョン・カザールの名コンビが見られる。この先どうなるんだろう?と思ってみていたら、なんとも言えない後味。「サル役のジョン・カザールって、他にどんな作品に出たんだろう?」と思って調べてみ>>続きを読む

フリー・ウィリー(1993年製作の映画)

3.6

母親に捨てられたジェシーと海で捕らえられて家族から引き離されたウィリーの友情ストーリー、、、なんだけど、ジェシーと里親両親との心理的距離の縮まりに目が行く。特にジェシーをよく思っていない父親がどんどん>>続きを読む

I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)

4.0

不要なシーンはバッサバッサ切られて、テンポよく進んでいく。コミカルなシーンもたくさんあって、くすっと笑いながらも、親子の絆に惹きつけられる。

プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

4.0

みなさま、明けましておめでとうこざいます。2019年1本目!プーさんとの再会が自然な感じで良い。仕事だけの人間になって、ズオウを軽快に倒せなくなる大人にはなっちゃいかんなーと思った。ストーリーも流れも>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.8

菊地成孔の粋な夜電波のラストソングでKeep Rollingが流れていたことをきっかけに2018年ラスト映画として観ました。300万円で作った作品が興行収入を30億円を突破という大化けの映画。馬鹿げて>>続きを読む

ホーム・アローン2(1992年製作の映画)

3.6

1で作ったお決まりのパターンを裏切らずに何度も見せてくれる。家族に置いていかれて孤独な環境に陥ることで、自分よりも孤独な環境に置かれている大人を癒やす側にまわっていく。世代を超えた友情が生まれるシーン>>続きを読む

謝罪の王様(2013年製作の映画)

4.0

おバカなことをやり切ってくれるから面白い。どこかでブレーキを踏んでいたらつまらない。伏線の回収の仕方、最初は見えなかった背景の描き方がうまくて、どんなつながりがあるのか楽しみにしながら観られる。そこま>>続きを読む

ホーム・アローン(1990年製作の映画)

3.8

子供の頃、弟が大好きな映画だった。普段はそれほど感情を表に出さないおじいちゃんも、一緒に見て笑っていた。そこから20年経って、改めて観ても、そのときの光景が思い出せる。色んな家庭の共通言語として存在し>>続きを読む

ハロルドとモード/少年は虹を渡る(1971年製作の映画)

3.6

死体ごっこ兄ちゃんと破天荒ばあちゃんの間に育っていく恋心。こんなおばあちゃんが傍いたら、そりゃあ、母親が連れてくるお見合い相手なんて大人しすぎて心を揺り動かされることはないよね。最初は本当の死人のよう>>続きを読む

ハート・ロッカー(2008年製作の映画)

4.1

米陸軍の爆弾処理班にスポットを当てた映画。とてつもなく過酷な任務にも関わらず、現地人との温度差は激しく誰にも喜ばれない。現地人を見て人間は環境の生き物であることを痛感させられてしまう。そして自分は直接>>続きを読む

女神が家(ウチ)にやってきた(2003年製作の映画)

3.6

出会い系サイトで知り合った女性がいきなり自宅を尋ねてくるというツッコミどころの多い展開なのだけれども、その女性のキャラクターにインパクトがあって話に惹きつけられる。別れた奥さんの妹もキャラ立ちしていて>>続きを読む

天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

4.1

殺人事件を目撃したクラブシンガーのデロリスは、サンフランシスコの修道院でかくまわれることに。新米シスター・クラレンスとして修道院に迎えられたデロリスは、聖歌隊のリーダーを引き継ぎ、歌のレパートリーにソ>>続きを読む

メトロ42(2012年製作の映画)

3.5

独特のカメラワークでカラフルな地上とダークな地下トンネルの対比が美しい。トラブルに巻き込まれて解決するまでが助長だけれども、地下トンネルの中で起こるドラマに様々な感情が現れている。アリーサ役のKate>>続きを読む

フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

4.2

極限に追い込まれて精神が破綻していく人達。みんなが自分の役割を全うしようとするが、なんのための役割なのか。エンディングからエンディングロールの流れが秀逸。今も世界で当たり前のようにこの光景が繰り返され>>続きを読む

キャリー(1976年製作の映画)

4.6

初めて観たときの衝撃が忘れられない。溜まりに溜まった怒りが爆発する瞬間が最高。プロムパーティーという文化が素晴らしい。ピノ・ドナッジオの音楽が入る冒頭のシャワーシーンは恐ろしいほどに美しい。

ターミネーター(1984年製作の映画)

4.0

純粋に好き。子供の頃を思い出し、淀川さんを思い出す。臆病なサラ・コナーが運命を受け入れていく過程で勇敢なサラ・コナーに変身する。追い込まれ方が尋常じゃなくて、引き込まれる。

ロボコップ(1987年製作の映画)

3.0

名前とビジュアルだけは昔からずっと知っているロボコップ。ついに初見。温かみのあるヒーローものなのかと思ったら、こんなに悲しくてグロい話だったのね。完膚無きまでの惨殺ぶり。相棒ルイスともそんなに絡みはな>>続きを読む

ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

4.2

温かい台詞たちに心温まる。幸せな誇張の話。父のほら話の続きは、息子が語り、息子のほら話の続きは、子供が語ることになるんだろう。そうして人は永遠に生きつづける。家族の大切さが身に染みる。

フィッシャー・キング(1991年製作の映画)

4.1

「あついには借りがあるから、力になってやりたいんだ」

ロマンスを応援することも、そこで育まれていく友情も美しい。1回目の公園のシーン。ラストでの公園のシーンで、2人の心の変化が見えるので、言葉がなく
>>続きを読む

僕らのミライへ逆回転(2008年製作の映画)

3.5

発電所を破壊しようとした主人公が感電して磁気を帯びたことにより、友人のビデオレンタル屋のビデオの中身がすべて消えてしまう。困った主人公たちは、自分たちでリメイク作品を撮影することで修羅場を乗り越えよう>>続きを読む

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.6

もはや無人島があったのかすらも分からない。人里近い森の近くで、死体とともに遊んでいた男の話。オープニングのジェットスキーの場面と音楽が、その設定とは反対にかっこよすぎる。他人と交流できない男が辿り着い>>続きを読む

イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

3.8

どの登場人物もキャラクターに癖があって面白い。離婚をしたことで何にでもNOというようになった主人公が、ひょんなことから宗教もどきの自己啓発セミナーに参加して、すべてに対してイエス!と答える道を選ぶよう>>続きを読む

ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

3.9

ボクシング映画ではなく、そっちねー。いやぁ、難しいテーマだよね。同じ状況に置かれたら、どんな決断をするんだろうか。あらゆることに決断は付き物だけれども、先延ばししても、決断しても、抱えているものからは>>続きを読む

阪急電車 片道15分の奇跡(2011年製作の映画)

4.0

素晴らしい構成と遊びのある演出。笑いあり涙ありで、人との出会いっていいなぁと思えた。知らない誰かにも影響を与えている。見知らぬ人同士の出会いや距離感も不自然すぎずにすんなりと受け入れられた。原作も読ん>>続きを読む

ザ・セル(2000年製作の映画)

3.4

意識の中の世界観のビジュアルが素晴らしいねー。気持ち悪くてグロいけど、つい見入ってしまう。けれども、主人公とFBI捜査官の関係性をもっと描いてくれていたら、もっと心が惹きつけられた。そうすると、終盤の>>続きを読む

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