サトミンさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

サトミン

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タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.0

独特の映像をを見せてくれる監督、巨匠マーティン・スコセッシ。
作品はあまり観る機会に恵まれていない。
とにかく、大好きなロバート・デ・ニーロが若く鋭利で魅力があふれ出てる。
時折見せる屈託ない笑顔は、
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

3.8

世界で初めて、性転換手術をした人の実話。
BGMの旋律が美しい。
男優エディレッドメイン、予想してたより演技がすごい。
(「ファンタビ」の男子だったんだと後にわかった)
彼の演ずるリリーは、心も体も、
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小さな恋のメロディ(1971年製作の映画)

4.5

子供たちの顔の表情がアップで映し出される。
その顔がとても自然で、ビージーズの曲に乗って、郷愁感に包まれる。
作品全体通して、余計な会話がないし内容もシンプル。それが心地よい。
ダニエルとメロディ。主
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ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

4.5

ブルースブラザーズ本編スタートの前に、スターウォーズ最終章の予告が流れた。
そこに映し出されたのは、レイヤ姫役のキャリーフィッシャー。
まさか、数十分の間に、彼女の作品が2つ並ぶとは。
今では天国にい
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愛と哀しみのボレロ(1981年製作の映画)

5.0

群像劇が大好きなので、この映画に、どっぷりハマりました。
そして、10月30日は、クロードルルーシュ監督の誕生日。
1937年にお生まれになったようです。
偶然の演出。映画の神様に感謝。
あれ、この作
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スティング(1973年製作の映画)

3.8

名作を映画館で観れる喜び。
ポールニューマンが画面に出るたび、存在感の大きさに圧倒される。

バリー・リンドン(1975年製作の映画)

3.3

開始から、この主人公、ラッキーの連続。
ツキがあるということは、生き方や思考が良いから、神様から与えられているんだと思いながら観ていた。
でも、中盤、おごり高ぶる様子に、鼻につくことが多くなる。
後半
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シェルタリング・スカイ(1990年製作の映画)

3.5

相手が死んでから気づくことは、人生で、よくあることだ。
映画では、何度もそういう場面に出逢う。
その出会いが、自分に刻まれ、いつのまにか自分の人生と融合している。
自分の人生では、絶対経験することのな
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Gaon(原題)(2018年製作の映画)

3.8

何世紀にも渡り秘密にされてきた村が、訪問者を受け入れたことによって変わっていく。
2018年作品
監督:ゴータム・シン
出演:シャダブ・カマル
人生3度目の機内映画鑑賞。
今回選んだ作品は、インド。
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ヴィック・ムニーズ ごみアートの奇跡(2011年製作の映画)

3.9

わかりやすいドキュメンタリー映画。
まったく飽きず、興味津々で最後まで見届けることができた。
画面に広がるゴミの山。
先月、インドネシアで似たような風景に出会ったけど、この映画のゴミは、それらの何百倍
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デンジャラス・デイズ/メイキング・オブ・ブレードランナー(2007年製作の映画)

3.8

2019年は、なんと、ブレードランナーの世界の設定の年だったのですね。
この年に、このドキュメンタリーを観れるのも不思議な縁です。
監督リドリースコットは、2019年をどう思ってるのかなあ。
まさに、
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

3.9

レディガガのすっぴん顔と純真無垢な役、声量に意表を突かれました。
ガガとても良かったです。
ブラッドリークーパーの渋い声にも痺れる。
何度もリメイク上映されている「A Star Is Born」。
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二十四の瞳(1954年製作の映画)

3.8

教え子12人の人生が、ほほえましく、そして切ない。
軍部の身勝手なプライドと、情報操作で国民を好戦的にさせた日本国政府。
子供たちに、半永久的に償ってほしい。
そう思った作品でした。
戦争シーンが無い
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東京物語(1953年製作の映画)

4.2

映画館で出逢えて、まず感謝。
お父さん役の笠智衆さん、表情や話し方、実直で素朴過ぎて、すごい表現力です。
亡息子の嫁役の原節子さん、日本人のお手本のようです。
お母さん役の東山千栄子さん、キャストで一
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ラスト、コーション(2007年製作の映画)

3.8

原題 「色、戒」
1930年代の、上海、広州、香港の町の雰囲気が良かった。
今年香港で見た裏路地が蘇る。
「花様連華」で会ったトニーレオンと同じ雰囲気のイー。
タンウェイ演じるチアチー、凛としているが
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ベニスに死す(1971年製作の映画)

3.6

30年ぶりのベニスに死す観賞。
なんとなく普通でした。。あれっ
テーマ曲:グスタフマーラー交響曲第5番第4楽章
主演ダークボガードの熱演。
究極の片思いが切ない。最後の方は妄想だけでは足りず、ストーカ
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砂の器(1974年製作の映画)

3.8

午前10時の映画祭。
ピアニスト和賀さんが自ら作曲した宿命という曲。
なんと指揮をしながらピアノを弾くという荒業。
その曲の間、和賀さんとお父さんの、放浪生活。
そして、途中途中、丹波哲郎が語り、泣く
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マトリックス(1999年製作の映画)

3.0

製作20周年記念、2019年9月6日(金)より2週間限定4D上映。
そのことに釣られて観てしまった。
銃撃戦では、自分自身もかなり撃たれる(笑)
サングラス敵役と、ロングコートのキアヌが銃弾を華麗に避
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.5

クエンティン・タランティーノ監督作品を、初めて劇場観賞。
念願が叶いました。
さて、映画オタクの監督が思う存分に映画愛を盛り込んだ作品。
おかげで、1960年代のアメリカ映画がどんな背景があったのかが
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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

4.5

ロイ、プリス、リオン、そしてゾーラ。
3年間、劣悪な環境で労働させられていたんだよね。
そして、もっと長く生きたかったんだよね。
普段行かない成田市で偶然再会したレプリカントたち。
IMAXで観させて
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グッバイ、サマー(2015年製作の映画)

3.5

最後のシーン。
主人公ダニエルが歩いていると、気になる女子クラスメイトから声を掛けられる。
でも、きりっとわき目もふらずまっすぐ通り過ぎる後ろ姿。
夏休み前は、弱弱しいダニエル。
しっかり前を向いてい
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存在のない子供たち(2018年製作の映画)

3.5

世界中の大人、全員観てください。義務です!
この映画には、二種類の「存在のない子供たち」が登場する。
主人公12歳の少年ゼインは、両親が出生届を出さなかったため、存在記録なし。
偶然出会った赤ん坊のヨ
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ディーバ(1981年製作の映画)

3.0

サングラス男やベトナム少女が、生理的にダメでした。
その他の登場人物も気色悪い。
音楽、カメラワークはアート系。
監督の才能溢れる作品のようですが、相性が悪かったようです。
主人公のポストマンと歌姫は
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大砂塵(1954年製作の映画)

3.0

題名は、ジョニーギターでも、酒場のママ、ジョーンクロフォードが主役ですよね(笑)
圧倒的な存在感。そして眼力。
存在感で言えば最近はマクドーマンが同タイプかな。
表面的には、カウボーイ映画。
でも、こ
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バベルの学校(2013年製作の映画)

3.6

登場する子供たち、みんな境遇が違う。違いすぎる。宗教、肌の色、さらにひとりひとりの個性も。
共通してるものもある。長いものに巻かれている大人には、到底持っていない純粋さ。
監督やカメラマンは、登場する
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ロケットマン(2019年製作の映画)

4.0

見終わって3日間、ずっとI’m still standing が頭の中を駆け巡ってる。
まだ終わっちゃいない、今に見ていろ!
もちろんエルトンジョン自身のことで、作品ラストに関連する曲だけど、自分自身
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標的の島 風かたか(2017年製作の映画)

4.4

作品中盤、沖縄の神さまのお祭りシーン。
一般の人が神さまに質問する。
神さまの世界も自衛隊(武器や兵士)はあるのですか?
神さまは答える。
無いよ。私たちの世界は、どんな国の人もみんな兄弟だからさー。
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バーン・アフター・リーディング(2008年製作の映画)

3.6

マクドーマンドのインパクトが大きすぎて、他の一流俳優かすむー。
そうは言っても、今回の俳優陣は、夢に出るほどキャラが濃い。
全員アカデミー賞常連!?
コメディをシリアスを混ぜ合わせたような、なかなかお
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25km/h(原題)(2018年製作の映画)

3.8

兄と弟の旅(男兄弟がいないので憧れるー)
弟役のラース・アイディンガー。
好きな映画「アクトレス」演出家の役で出演してたのですね。
あとで知ってびっくり。またアクトレス観たい。
兄役俳優は、ベテランと
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アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

3.5

妄想と現実と不安と興味が、頭の中でかき混ぜられた主人公の夫婦。
怪しげなBGMもスリラー感を引き立たせる。
キュープリック監督の趣味を取り入れた感じ。
ニコールキッドマンの美しさをこれでもかと撮りまく
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.1

「正しいこと」と「間違っていること」
これは、その問いが、何を基準にしたかによって、答えが変わります。
法律なのか、エライ人なのか、社会弱者なのか、人間としてなのか、動物としてなのか。
個人的に、絶対
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17歳の肖像(2009年製作の映画)

2.8

主人公役のキャリーマリガン、上手な演技て顔も特徴的で良い演技でしたよ。
ここからは親目線でレビューを書きますよ。
親目線がキライな方は、スルーしてくださいませ。
10代20代の方、主人公キャリーマリガ
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ワイルド・スピード/スーパーコンボ(2019年製作の映画)

3.7

最後の締めは、ホブス&ショウVSブリクストン(ハルクホーガンにして欲しかった)のプロレス中継(笑)。
ツープラトン攻撃のストップモーションが、もはや劇画タッチの絵。
投げっぱなしジャーマンで勝負あり。
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コン・エアー(1997年製作の映画)

3.4

ガチガチの暴力囚人VS筋肉隆々のニコラスケイジ。
展開が早く、飽きさせない。
ただし、グロテスクや銃撃、暴力シーンは苦手なので、気持ちが落ち着かない。
レジャーを楽しむだけだったら、難しいことを考えず
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アマンダと僕(2018年製作の映画)

3.3

スコアも良く、レビューでは、みんな涙していたのに、なぜ自分は泣けなかったのだろう。
脚本的には、バッチリ、泣きツボの映画なのに、結局その原因はわからず。
個人的には、ベッドシーンや濃厚なキスシーンは必
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ぼけますから、よろしくお願いします。(2018年製作の映画)

3.8

初見からまだ半年。
また見ちゃいました。
今回は、出演している監督の信友直子さんの気持ちになって観賞。
信友さんが、45歳で乳がんになったときに、お母さんは、娘の信友さんにたくさんの言葉をかけてあげて
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