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全く同じ顔の人間が同じ画面に映るという気味の悪さこそが、おそらくこの作品におけるホラーとしての醍醐味だと思います。
また、ホラー的な演出とは別に、滋の自己中心的で、他人のことをまったく考えようとしな>>続きを読む
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そういう意図があるのでしょうが、そもそも映像の色味がどこか不気味で、生気がなく、こちらの気持ちまで沈んでしまうような雰囲気を感じました。
家族の問題、男女の関係、性格の歪みなど、誰もが当事者になり得>>続きを読む
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犯人・繁藤寛二の過去には、同情すべき点もありました。しかし、一般人を人質に取り、圧倒的な武力を背景にしなければ交渉の席すら得られない、ただの犯罪者です。折本眞之輔に主導権を握らせまいとして爆破を繰り返>>続きを読む
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変な家に隠されていた秘密――それは、ある家系が代々引き継いできた、決して他人には理解されることのない“業”そのものでした。
当初、その家の奇妙な構造――隠し部屋や抜け道は、殺人のために作られたものだ>>続きを読む
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本作は事実に基づいた作品であり、描かれていた出来事は、実際に限りなく近い形で起こったものです。さらに、結城(小栗旬)、立松(松坂桃李)、仙道(窪塚洋介)をはじめとする人々が、あのとき確かに実在していた>>続きを読む
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任侠の一門に生まれながら、「女形」としての才能を見出され、歌舞伎役者の家に引き取られた喜久雄(吉沢亮)。彼はやがて、その家の御曹司である俊介(横浜流星)と切磋琢磨し、芸に青春を捧げていきます。
本作>>続きを読む
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とある事情で引き取った少女・栞(白鳥玉季)と共に探偵事務所を営むのは、日本最大の暴力団・菱口組の最高幹部の側近だった矢能(遠藤憲一)です。先代の探偵が、母親に殺されそうになっていた栞を見つけ、唯一信用>>続きを読む
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とある地方都市にある芝崎高校。高校生らしい日常をのぞき見るような感覚で、その日常には、懐かしさを感じるような悩みがあふれています。ちょっとしたいざこざ、すれ違い、勝手に広まる噂――。
高校生活最後の>>続きを読む
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イーサンに届けられたいつもの「指令」は、本作ではアメリカ大統領となったスローンによって録音されたものでした。
今回の敵は、人工知能を搭載したAI「エンティティ」と、それに仕え、イーサンの宿敵でもある>>続きを読む
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サブタイトルにもなっている「デッドレコニング」とは、潜水艦で用いられる推測航法のこと。北極海の深海を潜航し、誰にも発見されることなく進む。それを可能にしていたのが、世界最強の人工知能「エンティティ」で>>続きを読む
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本作は、イーサンとジュリアの結婚式の夢から始まります。幸せそうな誓いの言葉の途中、立会人の言葉が奇妙に変化していきます。「嘘をつき、彼女を欺き、二重生活を送り、彼女を敵の手に渡し、人目を避ける暮らしに>>続きを読む
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ベンジー、ブラント、ルーサーが最初から登場し、イーサンのとんでもない飛行機アクションから物語は幕を開けます。
イーサンたちは国際的な陰謀を巡る謎の組織「シンジケート」を追っています。しかし、ボスのソ>>続きを読む
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エージェントのハナウェイが、殺し屋のサビーヌ・モローに殺害されるところから始まります。モローは美しく冷酷で、その雰囲気はまさに“殺し屋”という職業にふさわしいものを漂わせています。
一方その頃、イー>>続きを読む
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イーサンは現役を引退し、教官として後進の育成に励む一方で、婚約者のジュリアと平穏な日々を過ごしています。
そんな二人のためにお祝いのパーティーが開かれ、ジュリアの姉がスピーチをします。父を亡くしてい>>続きを読む
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イーサンの宿敵であるアンブローズとその部下たちが、医学博士ネコルヴィッチから致死性の危険なウイルス「キメラ」を奪い、その飛行機を墜落させるところから始まります。
その知らせは、休暇中にロッククライミ>>続きを読む
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『ミッション:インポッシブル』シリーズが集大成を迎えるにあたり、これまでの作品を改めて鑑賞しています。
CIAの極秘諜報部隊IMFに所属するイーサン・ハント(トム・クルーズ)は、CIAから情報を盗み>>続きを読む
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さかなクンの人生をもとにしたフィクション作品です。
お魚が大好きな小学生・ミー坊(西村瑞季)は、寝ても覚めてもお魚のことばかり。他の子どもと少し違うことを心配する父親(三宅弘城)に対し、信じて応援し>>続きを読む
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集大成にふさわしい作品です。マッコールの良さ、そしてデンゼル・ワシントンの魅力がとてもよく表れています。
物語の冒頭、マッコールはマフィアのアジトを壊滅させますが、居合わせた幼い孫に銃を向ける場面が>>続きを読む
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始まりからスカッとする展開です。元妻を困らせ、悲しませるために娘を誘拐した男がマッコールに見つかり、やり直す機会を与えられます。しかし、彼はやり直す道を選ばず、マッコールに始末されてしまう。そして娘は>>続きを読む
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かつてCIAの辣腕エージェントだったマッコール(デンゼル・ワシントン)は、引退して静かに暮らしていました。しかし、彼は行きつけのカフェで、年若い娼婦・テリー(クロエ・グレース・モレッツ)がロシアのマフ>>続きを読む
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一番好きな恋愛映画。「恋」をしている気持ちが可視化されたら、ラブストーリーは一体どうなるのか――?
恋する女性が光って見えてしまう大学生・西条(神尾楓珠)。そんな西条に想いを寄せながらも、「光ってい>>続きを読む
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特殊要員から主夫になった夫・ガンムは、家事が完璧で、性格も申し分ありません。一方で、刑事である妻・ミソンは、夫の過去をまったく知らず、ガンムの細やかな気配りにも気づいていません。
ある日、ガンムが元>>続きを読む
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『ちはやふる』シリーズ三部作のラストを飾る本作。
圧倒的な強さを誇る周防(賀来賢人)と詩暢(松岡茉優)。そんな名人たちに対して、本能のままに宣戦布告する新(新田真剣佑)と千早(広瀬すず)。そして、そ>>続きを読む
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クイーン・若宮詩暢の登場。美しくて、品があって、そして強い。まさに「クイーン」。詩暢役に松岡茉優を選んだ方には、最大級の同意と感謝を伝えたいです。本当に素晴らしいキャラクターを、素晴らしい役者が演じて>>続きを読む
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実写化作品の中でも、この作品は特に好きで、クオリティも非常に高いと思います。正直、百人一首という題材をここまで面白く描けるのは異常とも言えるレベルです。それはもちろん、原作を書いた末次由紀の力によるも>>続きを読む
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冒頭の日本語のセリフ。チョン・ドヨンやファン・ジョンミンという素晴らしい俳優たちがあのような感じで話すのなら、私の英語なんてどれだけ拙いのかとショックを受けました。とはいえ、銃で決着をつけたのは痛快で>>続きを読む
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冒頭からずっと、柚葉はただただ愛らしい存在でした。幼い子どもの一生懸命な愛情表現は、映像越しであっても心を癒してくれます。そんな子どもを犯罪に巻き込み、恐ろしい思いをさせた犯人を、どうしても許すことは>>続きを読む
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落ち着いた雰囲気のキャラクターということもあり、それに合わせて控えめで落ち着いた装いをされていますが、竹内結子の隠しきれない美しさと、溢れ出る気品が際立っていました。
物語も、「実は根っこは繋がって>>続きを読む
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この作品の魅力のひとつは、なんといってもキャストの豪華さです。開始から約40分間、岡田准一、小松菜奈、松たか子といった主役級の俳優が登場しません。それだけでも、非常に贅沢なキャスティングと、贅沢な登場>>続きを読む
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朝起きて、身だしなみを整え、花に水をやる。そして仕事に向かう。映像の半分はその繰り返し。しかし、まったく退屈ではありません。なぜなら、同じ映像ではないから。同じ毎日ではないから。
主人公・平山(役所>>続きを読む
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冒頭、主人公・高市(草彅剛)は修学旅行中の生徒に「なんで車掌になったんですか?」と尋ねられ、こう答えます。
「新幹線にはさまざまなお客様が乗車されます。お互いを知らず、目的も違うお客様が、同じ新幹線>>続きを読む
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この文章にはネタバレが含まれます。これから鑑賞予定の方はご注意ください。
お笑いコンビ・ジャルジャルの福徳秀介が2020年に小説家デビューした恋愛小説を原作とした映画作品。ポスターからは一見、ほのぼ>>続きを読む
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ネタバレを含みます。未鑑賞の方はご注意ください。
バーチャル生配信暴露チャンネル「真相をお話しします」は、ランダムに選ばれた視聴者が匿名で“有名人のゴシップ”や“殺人事件の報道されていない真相”など>>続きを読む
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まず何より、鈴木亮平と有村架純の演技が素晴らしかったです。「本当の兄妹みたい」という表現では収まりきらないほど自然体で、必要なぶんだけ魅力的で、等身大でした。それに加え、ファーストサマーウイカ、オール>>続きを読む
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教授となった湯川先生、そして戻ってきた内海。この二人を再び観ることができたのは、本当に嬉しかったです。
作品冒頭では、並木佐織の才能を中心に描かれる素晴らしい映像美が印象的でしたが、一転して、全体に>>続きを読む
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前作『容疑者Xの献身』が傑作だったため、比較されがちですが、本作も大変面白かったです。個人的には、傑作が続いたと言っても過言ではないと思っています。
この作品の魅力のひとつは、湯川先生と恭平の出会い>>続きを読む