UNOさんの映画レビュー・感想・評価

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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

4.2

『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』42年間に渡るスカイウォーカーの歴史に見事な終止符!正直雑味はあるが、前作で掻き乱した物語を上手く纏めた!〝ジェダイ魂”の継承と、歴史が紡ぎ出す偉人の声、>>続きを読む

わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

3.8

『わたしは光をにぎっている』
形あるものはいつしか消えて無くなるが、言葉は消えない。言葉は心、心は光。光をにぎれば、心は、想いは消えることはない。目の前のできそうなことを、一歩一歩、しゃんとする。しゃ
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.0

『マリッジ・ストーリー』
意思を尊重し合うこと。双方の真の想いを汲むことなき離婚調停。勝ち負けじゃない。本音で語り合いたいけれど、罵倒し、心を擦り減り合う。されど、一度愛した人だけに、心の奥底に眠る愛
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ラスト・クリスマス(2019年製作の映画)

3.7

『ラスト・クリスマス』
日常の小さな善行の積み重ねが、その人の人となりと心を作る。特別が過大評価され過ぎる世で、普通とは?移民、異文化、LGBT、貧困。クリスマスに祈るは全てを包容し、愛を捧げ、助け合
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.7

『ドクター・スリープ』
過去との対峙、トラウマと依存症の克服。個性を隠さない。光と闇のシャイニングバトル、驚きの路線!前作のオマージュの数々、前作に足りなかった原作の要素を上手く盛り込み、鼓動響き渡る
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ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

3.7

『ゾンビランド:ダブルタップ』
我が家、それは場所でなく、寄り添い合う心強い仲間達のこと。メタリカの名曲で始まるめっちゃくちゃ熱くてイかした最高のオープニング!前作を遥かに超えて、スカッとグシャっとゾ
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マチネの終わりに(2019年製作の映画)

3.7

『マチネの終わりに』
人は変えられるのは未来だけと思いがちだが、未来が過去を変えてしまう。過去は繊細。だからこそ、苦悩の過去が良き出会いの記憶となるよう、刻々と拓く未来を純に生きる。流れゆく時と美しき
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エンド・オブ・ステイツ(2019年製作の映画)

3.7

『エンド・オブ・ステイツ』🇺🇸
窮地に落ちた時の選択で、人の真価が問われる。愛する人を守り、傷つけない為に逃げる者もいれば、諦めずに側に寄り添い、闘い続ける者もいる。揺るぎない信頼を築くには、心を開く
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ブライトバーン/恐怖の拡散者(2019年製作の映画)

3.4

『ブライトバーン/恐怖の拡散者』
一歩力の使い方間違えれば、ヒーローだってこうなるよね。スーパーマンへのアンチテーゼ、良心だけでなく、人の奥底には必ず残酷な悪が潜む。覚醒転じて最恐最悪の厨二病と反抗期
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閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー(2019年製作の映画)

3.6

『閉鎖病棟-それぞれの朝-』
事情を抱えていない人間などいない。ダメなら逃げていい、無理をするのが一番ダメ。誰かにとっての《帰る場所》となること、帰る場所がある幸せ。一人では生きれない。支え合い、ゆっ
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ひとよ(2019年製作の映画)

3.6

『ひとよ』
あなたにとって特別な一夜は、誰かにとっては何でもない一夜かもしれない。親子、夫婦、兄弟、様々な家族の姿と試される絆。どんな親でも親は親、切ろうにも切れぬ人情の繋がりと贖罪。子どもたちを迷子
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ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

3.8

『ターミネーター ニュー・フェイト』
決まった運命などはない。運命は己で築き、切り拓くもの。魂の継承。冒頭から痛感するT2の正当な続編感。サラ、かっこ良すぎ!執拗なREV-9はT-1000を凌駕する
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IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

3.6

『It : Chapter Two』🎈
忘れ、塗り替えたい過去は癒えぬ心のしこりとなるが、心にいつまでも留めたい眩い青春の想いほど、残らない。大人になり社会に揉まれ、青春の想いは霞むも、血を交わした心
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楽園(2019年製作の映画)

3.5

『楽園』
誰しもが十字架を背負い、罪を抱えて生きてゆく。人生はY字路の連鎖。楽園か、地獄か。心の何処かで楽園を求め、築こうと足掻き、贖罪の渦に飲まれゆく。真実など度外視される閉鎖性と同調圧力、偏見と思
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.7

『イエスタデイ』
All you need is love.
幸せの秘訣、それは自分の気持ちに正直に、愛する人に愛を伝え、ウソをつかない人生を歩むこと。何気ない普通の人生が至高、失って初めて気づく愛す
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クロール ー凶暴領域ー(2019年製作の映画)

3.6

『クロールー凶暴領域ー』
最強の捕食者。最凶のハリケーンと暴君のワニ、泣きっ面に蜂まみれ!地の利一切無しで容赦無し。執拗に追われ、目の前で喰われ、四肢を裂かれ、浸水する一軒家といった閉塞感が恐怖心を持
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.6

『蜜蜂と遠雷』
凡人の向こう側。それぞれが抱える“宿題”を、より高みへと昇華させるには、完璧よりも大切な何かを追求し、互いに高め合い、感化され、心から音楽を好きでいること。世界を鳴らすは、努力の天才た
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

3.8

『宮本から君へ』
負けられない闘い。宮本と靖子、感情と感情、魂と魂のぶつけ合い。漢として譲れないプライド。死闘、苦闘、葛藤の渦。凄まじい熱量で、超・本気で生きる!熱過ぎる!良い意味で疲労困憊。池松壮亮
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.2

『ジョーカー』
社会的弱者を嘲笑い、切捨て、踏み付け、見向きもせぬ社会が、最も醜悪な狂気。魂を破壊され、悲劇が喜劇と化す失うもの無き弱者は、悪のカリスマを求めざるを得ぬ純然たる狂気を宿す。ジョーカーは
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

4.0

『ジョン・ウィック:パラベラム』
汝平和を欲さば、戦への備えをせよ。冒頭から加速する歯止め知らずの多種多様な制裁!進化を遂げた爽快なガンアクション、NYの街中での乗馬チェイス、犬との共闘、拳闘、ナイフ
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.1

『ホテル・ムンバイ』
テロへの報復が更なる貧困とテロを生む、死の循環。歪めた宗教思想を盾に、銃弾に倒れゆく人々の姿は無慈悲の極み。凄惨な恐怖、死の境地に没入する123分間の臨場感。治安体制の欠陥、主犯
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惡の華(2019年製作の映画)

3.4

『惡の華』
クソムシが。全てがクソムシに思え、惡に恍惚となる思春期。苛まれる思春期の精神的彷徨と自我の確立。閉塞した世界で、枠に囚われた普通の人生。はぁ?つまんない!人間皆変態!檻の向こう側へ、本性を
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アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

3.9

『アイネクライネナハトムジーク』
あの日あの時、出会えた人があなたで良かったと、後々思える幸せ。劇的でなくとも、数え切れない小さな夜の積み重ねは、時を超えて初めて気付く、“出会い”よりも至高な繋がりを
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アナベル 死霊博物館(2019年製作の映画)

3.5

『アナベル 死霊博物館』
死霊、アッセンブル!こんなナイトミュージアムでのお留守番は最恐最悪。無音で“間”に重きを置いた演出は、もどかしくて、怖面白い。死霊も皆個性的で、未来を映すテレビがMVP。悪霊
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見えない目撃者(2019年製作の映画)

3.8

『見えない目撃者』
真相に迫るにつれて増す恐怖。鬼気迫る良質なノンストップサスペンスから一転、後半警察の無能な単独行動や妙に人が居なさ過ぎる地下鉄等々、登場人物の浅はかさとリアリティの無い演出が目立ち
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いなくなれ、群青(2019年製作の映画)

3.7

『いなくなれ、群青』
現状に甘え進むことを諦めず、平凡な世界、自身を変える一歩を。青春だからこそ。成長の過程で不要となる個性なんて無い。強く気高く、光り輝くありのままの自分、悲観的な部分も含めて全てを
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人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

3.4

『人間失格 太宰治と3人の女たち』
人間は恋と革命のために生まれて来た。不倫に借金、愚行の限りを尽くし、全てを破壊し堕ちに堕ちた男。本当に、恥の多い人生。赤と青、色彩豊かな蜷川ワールドと太宰治の自堕落
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.6

『記憶にございません!』
忖度せずに腹を割って、想いを伝え合う。それが真の人情であり、愛である。人はいつになっても変われる、だからそのチャンスを掴む努力を。国民目線の軽視等々、政治風刺だけでなく、枠に
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引っ越し大名!(2019年製作の映画)

3.5

『引っ越し大名!』
人の痛みを知り、支え合わなければ、生き、成長できない。将来を生きる子どもの為に無駄な借金などするな!国政をさりげなーく、痛烈に批判するクスッと笑える喜劇。高畑充希が本当に乗馬してい
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アンダー・ユア・ベッド(2019年製作の映画)

3.8

『アンダー・ユア・ベッド』
誰からも名前を覚えられない孤独の中、一筋の幸福の光が想いを過剰に加速させ、狂気を孕み、変態の限りを尽くす。拗らせ童貞が抱く空想と、残酷なDVの現実。彼女を守るための歪んだ葛
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火口のふたり(2019年製作の映画)

3.6

『火口のふたり』
身体の言い分に身を委ね、性と生をひたすらに偽り無く求める男女。生と死。いつ訪れるか分からぬ死を前に、世界が終わる時、誰とどう生きたいか。子どもを産むためだけに結婚する。不純な動機を切
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アス(2019年製作の映画)

3.7

『アス』
上層民と下層民。不快感極まりない演出により炙り出す、社会的弱者の怒り、哀しみ、切望。手を取り合って、武器を持って、立ち向かわざるを得ない格差社会を、更に助長するUnited States(U
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ロケットマン(2019年製作の映画)

3.7

『ロケットマン』
たったひとつのシンプルな愛が、人を立ち上がらせ続ける。心無き家庭環境、快楽依存症、同性愛による孤独。愛を欲した壮絶過ぎる人生。タロン・エガートンの歌唱力に驚いたが、何より名曲「You
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.4

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』当時の映画人を敬愛し、今を生きる映画人の心を鼓舞する、ハリウッドへの深い愛情と希望。ブッ飛び名演技の数々、不穏な緊張感の中、暴力を突如暴発させるタランテ>>続きを読む

サマー・オブ・84(2017年製作の映画)

3.7

『サマー・オブ・84』
人は決して本性を見せない。外面良くとも、家の中では何をしてるか分からない。子供の探究心が残酷すぎるパンドラの箱を開け、連続殺人鬼に打ち砕かれる真夏の青春。夏がトラウマになる、秀
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工作 黒金星と呼ばれた男(2018年製作の映画)

4.3

『工作 黒金星と呼ばれた男』
朝鮮半島、南北の雪解け。たった“ひとつ”の祖国を想い合う、南北の信頼の絆に涙腺崩壊。危機迫る駆け引き、同胞を平気で売る祖国の冷徹さ、祖国を想うが故の死罪、死体が山積みに放
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