Mさんの映画レビュー・感想・評価

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マンティコア 怪物(2022年製作の映画)

3.5

#Filmarks試写 にて鑑賞。


全編派手な部分はみせないが、その見えない部分を想像させられ、じわじわと心理的ダメージを喰らう。
欲望やその境界、倫理や道徳観、恐らく想像よりもすぐ隣にあるだろう
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.1

膨大な情報量と登場人物
時系列の入れ替えで脳が3時間フル回転。

映像や音、描写のされ方から人物達の絶妙な心情が伝わって心は乱れる。

所謂暴力やグロいシーンは無いのにこんなにも恐ろしさを感じるのは凄
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関心領域(2023年製作の映画)

4.0

#関心領域 試写にて

アウシュビッツの塀を隔てた隣に住む家族。
終始穏やかそうな生活風景の中に溶け込む凡ゆる恐ろしさに五感を捕らえられた105分!
人間の恐ろしさ醜さ愚かさが詰まっており、我が身を振
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.8

#アメリカンフィクション
世間が求める黒人らしさに嫌気が差した小説家の主人公が、皮肉で書いた"黒人らしさ満載の小説"が大ヒットし困惑する…というコメディ。

冒頭からシニカルさが小気味よく物語の構造や
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スペースマン(2024年製作の映画)

3.4

#スペースマン
地球に妻を残し宇宙の単独探索の任務に就いた男が、偉業を前に謎の生物と出逢い…。
宇宙の謎に迫りながらも、夫婦の関係や孤独について紐解いていく内省的な話。

仕事に打ち込み大きな目標に向
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Firebird ファイアバード(2021年製作の映画)

3.5


旧ソ連占領下の時代、まだ同性愛が違法だったエストニア軍に所属している青年と上官の愛の話。
原作者の実話を元に作られていると思うと余計に切ない。

登場人物それぞれに弱さや狡さも感じ、人や行いが美化さ
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

3.8

#夜明けのすべて
重いPMSに悩む藤沢とパニック障害を抱える山添。ただ隣の席に座る同僚なだけの2人が出逢い、生き難さを感じながらもお互いを理解しようとする描写がとても丁寧。

最初は観ながら心がざわざ
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カラーパープル(2023年製作の映画)

3.8

#カラーパープル
虐待を受けて育ち家畜と引き換えに売られ最愛の妹と別離した主人公の半生。
とても深刻で過酷な物語ながらミュージカルである事で、僅かな希望やその人の内側にある力強さを感じ、胸を打たれた。
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コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー(2022年製作の映画)

3.7

#コール・ジェーン 試写にて

中絶が違法だった1960年代自身の命か胎児かを迫られ途方に暮れていた時、ジェーンという団体に出会う実話を元にした話。

映画を観ながら、自分がただの婦人科検診の時にすら
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インサイド(2023年製作の映画)

3.4

劇場未公開がU-NEXTに!
高級ペイントハウスに美術品を盗みに入るが、余りに強固なセキュリティシステムが作動したまま壊れ部屋の中で監禁されるサバイバルスリラー。
1人の人間が脱出を試みながら狂ってい
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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

4.0

9歳の少女が親戚の家に預けられたひと夏の物語。
言葉が無くても交わされるもの。
言わなくてもいいことを言わずにそっと寄り添い合う温かみ。
言葉にしなければ分からないこともあるけれど、分かり合い思い遣る
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.9

試写にて
かなり期待して観たが期待を超えた。
特に脚本には大拍手。
思ったよりも静かなトーンだったので、最初は少し不安になったが、集中して見れば見るほど面白さがわかる。

人物達の特性や設定に現代的な
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.4

子供の玩具が次第に人間に牙を剥く…系の王道ホラー!
AI搭載チタン製と心霊というよりはSF味のある現代の怖さ。
思ったよりグロくないので見易いし続編も作り易そう。

ターミネーター的展開でミーガンをダ
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マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

3.7

ナード・バーンスタインの生涯を描いた、ブラッドリー・クーパー監督、脚本、主演の本作。
天才の偉業の裏側にある妻フェリシアとの人生と愛。台詞にせずとも伝わるモノが多く、キャリーマリガンとクーパーがとんで
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雪山の絆(2023年製作の映画)

3.8


実話を元にした作品との知識だけ入れて鑑賞。

墜落描写や生き延びる過酷さの描写が観ていて息が苦しくなった。
割と有名な事件だし他にも映画化されている様だけど、実話を元にしているというだけで、恐怖の感
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いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

3.7

余命僅かのシングルファザーが息子の為に里親を探す実話ベースの映画。
結末が予測出来たとしても、観て本当に良かったと思える。

窓拭き清掃員の33歳の父親。4歳の息子。
私も主人公と同年代なので考えてし
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もっと遠くへ行こう。(2023年製作の映画)

3.5

Amazon primeで配信開始のSFスリラー。

宇宙へ向かうSF設定ながら物語はとても静かに人間の内側の深みへと進み、自分とは何か、結婚や相手との関係などを考えさせる妙!
シアーシャ・ローナンと
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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

3.6

権利問題で今日以降配信で観れなくなりそうと目にしたので駆け込み鑑賞!
結果的に観れてよかった!
前半は不思議なテンポで少しイライラすら感じるが物語と共にこちらの緊張まで解れていく様な優しく温かい映画。
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.9

#ボーはおそれている 日本最速上映にて! 

ネタバレをしたくてもできない。
鑑賞後の脳内を適切に言語化出来るだろうか?
ネタバレしたとしても多分聞いた人が、は?何言ってるの?って思われる様な、余りに
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REBEL MOON ー パート1: 炎の子(2023年製作の映画)

3.7

#REBELMOON
ザック・スナイダー監督のオリジナル最新作を #Filmarks試写会 にて!

2部構成のpart1だけあって各キャラを魅せつつ起承をしっかり纏め、王道に楽しませてくれる部分や
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クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

3.8

ただのセールスマンが運び屋としてキューバ危機の裏で活躍した実話。
派手なアクションが無くとも繊細な描写でスリルを感じる秀作!
主人公がプロで無いからこそ、もしも自分や家族が同じ立場だったら?と思わざる
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ナポレオン(2023年製作の映画)

3.6


英雄と謳われるナポレオンの快進撃と衰退ではなく、あくまで1人の人間の生涯が描かれていた。
愛や欲望、野心から逃れられず、時に見せる姿に(アホやなぁ)とすら思わせる。
しかし人間味があるからこそ、その
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コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

3.8

彼女の旅と同様に、始まりは退屈で単調に感じたが段々と心が解れていき、やがて記憶に残る様な温かさを感じる映画。

本当最初は観てて何かなーって思ってたけど、主人公の状況とちゃんとシンクロしていて上手い。
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ベネデッタ(2021年製作の映画)

3.7

ペストが流行した時代の修道院で起こる奇跡の真偽や人間の欲を巡る話。実話を元にしてるってのがいい。
神への信仰を隠れ蓑に己の欲望から逃れられない人々が描かれていて面白かった。純粋無垢である事や何かを妄信
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.9

#東京国際映画祭
#哀れなるものたち
ヨルゴス・ランティモス監督作品の中では分かりやすく明るくメッセージも現代的。

終始シニカルで不快さが有りながら笑えるつくりのバランス力。
美術やお洋服が兎に角
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(2023年製作の映画)

3.4

#東京国際映画祭
#首
思ってた戦国映画と違ったけれど、それだからマイナスという訳ではない。
日本映画にしては薄力はあるし俳優陣も熱い。
恐らく意図的にコミカルに描かれていて、それ自体が過大評価された
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異人たち(2023年製作の映画)

4.2

東京国際映画祭にて。
山田太一氏の小説「異人たちとの夏」が原作。原作は未読。
いやー最近で1番泣いたかも知れない。
孤独や傷を抱えながらも、それらと向き合うこと。生き延びていくことの難しさ。拭えない痛
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.8

IMAX最速試写にて

これは個人的におすすめできる!
やっぱりローグ・ワンの監督だけあって、SFのツボをおさえながらも人間味があって、容赦ない。そこが良い。

正直期待値低めで挑んだんだけど、面白く
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.0

Filmarks 日本最速試写にて

いやー凄かった!
3時間26分があっという間。

ただただ人間の浅ましさに真っ直ぐ苦しめられ、眉間に皺が寄りっぱなし。
そして名優達の演技の圧よ。実話が元らしいけ
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.9

終始大興奮の映画だった!
IMAXで観て良かった。レース中のエンジン音が左右から体感出来て臨場感が凄く良かった。
ニール・ブロンガンプ監督のSF系で培われた演出が、ゲーマーからレーサーになった視点や感
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.9

ジャパンプレミア、抽選チケットにて!

最高!!Yeah!!!
滝の様に打ちつけてくるアクションの雨!
弾丸のビート!!
花火の様なスパーク!!
そして裏切らない真のワンコ映画!!

それまでの三作品
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ダンサー イン Paris(2022年製作の映画)

3.8

ダンサーインParis 試写にて
オペラ座のバレエダンサーが怪我によりキャリアを諦め、生き方を模索していく話。本物のバレエダンサーが主演とあって冒頭から終始ウットリする。
バレエの浮遊感とコンテンポラ
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オオカミの家(2018年製作の映画)

3.7

遅ればせながら、オオカミの家!

淡々と絶え間なく畝り絡みつく悪夢を観ている感じ。
そしてその動き1つ1つが興味深く、陰鬱で、お洒落で、しっかりとアート!!物語性というよりはアート色が強いけど、気持ち
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.9

最速試写にて。
ポップで温かな世界に浸って居たはずが、気付けば火傷の様にチリチリと心に痛みが残る美しい映画!
文化的背景を知らないので、途中途中(?)と疑問を抱いてしまうことが多かったが、ここが分かっ
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ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

3.6

少年少女の純粋で真っ直ぐな恋が、周囲の人間を巻き込み動かしていく。
ウェス・アンダーソン監督独特のテンポやコミカルさの中に、ちょっとした毒と優しい希望があって可愛いボーイミーツガールものだった。
純粋
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