スキピオさんの映画レビュー・感想・評価

スキピオ

スキピオ

映画(667)
ドラマ(7)

国家が破産する日(2018年製作の映画)

4.0


<破滅に向けて一直線、爽快感無しのドロドロジェットコースターにライド!>

”危機は繰り返す。爆発が目前に迫っていても誰も直視しない。“

アジア通貨危機において、韓国がIMF管理下に”堕ちる”まで
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アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

3.5

<前作と対になっているというが、それ以上ではなく、決定的に爆発力不足>

ダムに象徴される自然や伝統に反する経済合理性の追求や、異種間の対立ばかりの現代社会への批判・メタファーをギリギリの「濃さ」で子
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ひとよ(2019年製作の映画)

4.5

<父殺しならぬ、夫殺しから始まるストーリー>

“ゲロ”と”飛び蹴り”がある映画はいい映画、邦画なのにそれがある、さすがの白石和彌監督。

「家庭内暴力を振るう父親を殺した母親が15年後に息子たちのも
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シュガー・ラッシュ:オンライン(2018年製作の映画)

3.5

実質ディズニープリンセスの少女が、閉じた世界から自分らしい居場所を求めてレリゴーする、時勢に合わせて、何ら間違っていないお話の流れだけどそれ以上の爆発力は無し。

ディズニーやピクサーの作品はもはや「
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.5

大停電によりビートルズを知っているのが自分だけの世界になり、主人公はそれを利用し超人気歌手になる。主人公の反則技的なスターダムの駆け上がりっぷりに辟易しかけたところに、この世界になったことによる「大き>>続きを読む

ガリーボーイ(2018年製作の映画)

4.0

<インドのヒップホップ映画としてだけでなく、青春音楽映画として優秀>

インドのスラムを舞台に、己の心の炎から出る言葉でドン底から這い上がり、マイク一つでサクセスを掴むとる、清く正しくヒップホップ映画
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無法松の一生(1958年製作の映画)

5.0

DJのLicaxxxさんがベストムービーのうちの一つに挙げて激推していたので鑑賞。
感涙、なんですかこれ、最高じゃないですか。

ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

4.0

<運命は変えられる/変えられない というジレンマ>

有名作品の中で何度もリブートされ、失敗し、最も不幸なシリーズと思っていたし、もういいかなって感じだったけどまぁ、正統続編なので。

ジェームズキャ
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

3.0

観る前から思っていた、「スター誕生」と言いながらすでにスターで、一定以上の歌唱力と知名度が担保されているレディーガガを臆面もなく起用する「安直さ」に対する冷めた感情を越えてくるものは無かった。

いや
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フラクチャード(2019年製作の映画)

-

主演はアバターの人、というフックしかない…。怪我をした娘を連れてきた病院で娘と妻が姿を消す、記録にもあるはずの名前もない。

どこまでが現実か妄想か、嘘をついているのは誰か。ちょっと伏線がゆるい気もし
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空の青さを知る人よ(2019年製作の映画)

3.5

群像劇といえば聞こえがいいが、青春時代の恋愛か、姉妹愛か、アラサー男の夢と現実か、いろいろプロットを盛り込みすぎて訳わかんなくなってる。バンド音楽を扱っていながら真正面から音楽演奏がなかったのも不満。>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

<「やっちまえ!」と思ってしまう自分が怖くなる>

冷静に考えれば、「こうすればみんな”支持"するでしょ的な不幸のテンプレ」の域を出ないような気もするけど、“悪の勝利という観客が最も見たくないものを見
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アド・アストラ(2019年製作の映画)

3.5

<"内省的"な宇宙SFが合うかどうか>

ガバガバなところも多いけど、数々の名作宇宙映画へのリスペクト・オマージュや、CGに頼りすぎない美術や宇宙服など古き良き「アポロ計画」時代への目配せなど、丁寧な
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娼年(2018年製作の映画)

3.5

松坂桃李と行く、痛い!苦しい!ドン引き!男女の「地獄巡り」って感じ。

散々言われているとおりベッドシーンが単調でダメすぎるのが足を引っ張っている。ドラマがないわけではないのでR18要素がスッパリなけ
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.0

終映後、見事に「長かったよね」とか「グロかったよね」とか温度の低い声が多く聞こえてきて、きっとメイン俳優2人が目当てのこの人達はこの後何も調べないだろう。監督による、この「夢物語」の愛しい仕掛けに気づ>>続きを読む

工作 黒金星と呼ばれた男(2018年製作の映画)

4.5

“君の国は選挙のたびに花火(ミサイル発射)を頼みにくるなぁ。”

1992年北朝鮮の核開発の実態を探るために、ファンジョンミン演じる元軍人の商社マンが送り込まれる。

接触する北朝鮮当局の人物らは最初
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ダンスウィズミー(2019年製作の映画)

2.5

<監督への高い期待値とのギャップ>

テレビCM の通り「ウォーターボーイズの矢口史靖監督」って言うと「あーテレビ屋監督だよね」って感じで観る気が起きなかったけど、そういえば「WOODJOB!!」や「
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アウトロー・キング ~スコットランドの英雄~(2018年製作の映画)

3.5


クリスパインが「全てをさらけ出した」一本、なぜに?。Netflixオリジナルの金のかかる史劇ものでありながら撮影・美術ともに美しく丁寧さを感じるクオリティで満足。多少駆け足なところもあるけど圧政への
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パーフェクション(2018年製作の映画)

3.5


美しい音楽と映像で、主人公の母校の音楽選考会の風景が描かれる。え、なんか予告と違う…。

序盤にある一瞬の不穏なシーンで「あ、こういうジャンルねw」と気づいたつもりだったけど予想を裏切り、話は二転三
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レディ・ガイ(2016年製作の映画)

3.5

凄腕の殺し屋が無理矢理女に性転換され、復讐を誓う。体力や筋力は落ちて残ったのは銃の腕のみ。

なんと男の状態も特殊メイクをしたミシェルロドリゲス、小柄な彼女にはさすがに無理があるような…。彼女がこの役
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グレートウォール(2016年製作の映画)

4.0

<意外といい!>

マットディモン&巨匠チャンイーモウ監督の歴史物というフレコミでめっちゃ重厚か、大味かのどっちかだと思ったんだけど、これがちょうどいい濃さ!ツッコミ入れながらサラッと観れる「隙がある
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

3.5


特に思い入れがあるわけじゃないけど、トイストーリーは3で綺麗に終わってると思ってて続編はいらない派。「ピクサー作品」は追い続けているしとりあえず観たと言うスタンス。

序盤のウッディが、アンディから
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天気の子(2019年製作の映画)

3.0

<とても受け入れられないポイントがある>

大ヒットの後おかしくなる監督も多い中、手堅く求められているエンタメを提供し、映像クオリティを維持しているのは素晴らしいと思う。

ただアニメとしてそれなりに
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ザ・サークル(2017年製作の映画)

-

SNSを絡めたちょっと怖い近未来ドラマといえば傑作海外ドラマ「ブラックミラー」の十八番で、それに迫るものは無かったなぁ。

エマワトソンは作品選び大丈夫か。

ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた(2018年製作の映画)

3.5

“タイタニックよ、沈没する中に演奏する楽団がいたでしょ“

長年続けたレコードショップを閉めると決心した父親。そんな中軽い気持ちで録った娘とのセッション曲がSpotifyで話題になり、デビューの話がく
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プロメア(2019年製作の映画)

4.0


物語の下敷きに(アメコミ映画でよくあるような)トロッコ問題的な対立構造がわかりやすい絶妙な濃度で配置されていて、映像もフレッシュかつ、ぶっ飛んでいて面白かった。とにかく自由でクールだった「スパイダー
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午後8時の訪問者(2016年製作の映画)

-

サスペンスだと思ったら肩透かし。物語の推進力である、主人公の自責や後悔の念が見えてこないのがね…。

ヨーロッパにおける移民問題や市井の人々の苦しい生活などを描いているとは思うんだけど淡々としすぎじゃ
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

4.0

<ヴィランの処理が甘く、沸点を超えず>

いつも書いてるがマーベル作品の一定のクオリティは間違いない。修学旅行で好きな女の子に近づけなくてモヤモヤする甘酸っぱい青春映画感や、とある流行りのガジェットと
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2010年(1984年製作の映画)

3.0

「2001年宇宙の旅」のアーサーCクラーク原作の続編なのにどうして同人作品だなんだと言われる微妙な評判なんだろうと思っていたけど、観てから改めて調べて納得、「2001年〜」はキューブリックとの合作とも>>続きを読む

X-MEN:ダーク・フェニックス(2019年製作の映画)

2.0

<シリーズ何度目かの同じ不満点をまた書くのが辛い>

アニメ版やカプコンの対戦ゲーム世代なので、どんなに評判が悪くても一応観に行くくらいにはX-MENが好き。

ただ、「気づいたら青い人増えたな」くら
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長いお別れ(2019年製作の映画)

3.0


賛否両論だった「湯を沸かすほどの熱い愛」の中野量太監督の新作。オリジナルでのびのびやってる感じだった、前作に比べると原作付きの今作は少し「窮屈」だったんじゃないかな。

山崎努演じる父親が認知症にな
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くすぐり(2016年製作の映画)

3.5

くすぐり我慢大会?言っても「くすぐり」でしょ、怖いわけないと思いきや…ヤバイ人が。

ドキュメンタリー制作者が面白半分に首を突っ込んだらすごいことが明らかになっていくという点では「イカロス」や「地球平
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海獣の子供(2018年製作の映画)

3.0

確かに映像は、制作予算ペイするのか心配になる(!)ほど二時間びっちり超美麗だが、自分達は「映像」を観に映画館に来ている訳じゃない、ストーリーを楽しみに来ているわけで。散々ケムに巻いて「海とか人間の細胞>>続きを読む

愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.5


一つ一つの動作から小道具まで演出が行き届いていて、高評価なのもわかるけど、主人公の行動原理に今ひとつついていけず。

恋愛ホラー映画としては「寝ても覚めても」の方が不穏さと緊張感、終盤での加速が半端
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.0

怪獣は地球の自然神で、人間は地球の病原菌という「ゴジラ映画」としての人間・怪獣の位置付け・解釈は海外制作と思えないくらいほぼ100%間違いないなく、大拍手。

明るい昼間の戦闘シーンがほぼないのは微妙
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.5

ポケモンと人間という異種族がおおらかに共生するユートピア、ライムシティの世界観とその作り込みがイイ、現在が分断の時代だからこそグッとくる。

ストーリーがサスペンス調でドラマ中心なのはいいことなんだけ
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