スキピオさんの映画レビュー・感想・評価 - 19ページ目

スキピオ

スキピオ

映画(972)
ドラマ(11)
アニメ(0)

月に囚われた男(2009年製作の映画)

4.0

"君を守るのが僕の仕事だ"

「オデッセイ」のときによく言及されていたなーと思って鑑賞。

たった一人の月面資源採掘現場管理の任期も残りわずかとなった主人公に不思議な出来事が起き始める…という話。ネタ
>>続きを読む

ちはやふる 下の句(2016年製作の映画)

3.0

「恋とは違うエモーション」

と主題歌に書いた中田ヤスタカの言葉通り、友とともに恋とも仕事とも違う打算とはかけ離れたものに、情熱を持って打ち込める唯一の機会「青春時代」と「部活」っていう組み合わせに「
>>続きを読む

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年製作の映画)

3.5

<言いたいことはあるけど、映画史に残る大ヒーローバトルシーンが観られた!>

最初の市街戦から、キャップ、ブラックウィドウら馴染みのメンバーにまた会えた嬉しさとトップレベル&最新型のアクションシーンの
>>続きを読む

太陽(2016年製作の映画)

4.0

<邦画からのアンサー>

近未来、バイオテロによるウィルスが蔓延、人間社会がウィルス耐性を持つものと持たざるものの2つに分かれた世界の対立を描いた傑作舞台劇を映像化。

物語的にはサスペンスかと思って
>>続きを読む

ズートピア(2016年製作の映画)

3.5

<いい大人がマジになりすぎ>

自分目線だけで言うと、このかわいい絵柄で普通に楽しめてなおかつ現代アメリカ社会の徹底した風刺・トレースをするなんて最高!という感じ。

だけど、ふとこれは4、5歳とかの
>>続きを読む

レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

4.0

<ルベツキが映像の未来を見せてくれた>

朝夕のマジックアワーだけで撮影し、人馬が駆け抜けるのを180度舐めるように追いかけ、アメリカ大陸の雄大かつ恐ろしさすら感じる大自然を見事に切り取り、お得意の超
>>続きを読む

スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.5

"教会は何でも出来る"

言わずと知れたアカデミー賞作品賞受賞作。豪華俳優陣で一定のレベルを超えているし、既に多く語られている褒めポイントには概ね同意だけど、べた褒めばかりもつまらないので、あえての変
>>続きを読む

スター・トレック(2009年製作の映画)

3.5

<こりゃ新スターウォーズを任される訳だ>

シリーズには明るくないけど、不良新米船長に超頭脳派副長、2人の正反対の主人公コンビの誕生と父親・家族殺しへの復讐とストーリーがシンプルに整理されていてよかっ
>>続きを読む

ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)

3.0

Netflixにあったので初見鑑賞。

 
溢れんばかりの80年代感がいい。開始数分で、噂の戸田奈津子伝説的迷訳「ややや けったいな」が見られて感激。以上。

オーシャンズ(2009年製作の映画)

4.0

<あの方の日本語ナレーションがひどい。>

何となく食わず嫌いしてたジャンル、ネイチャードキュメンタリー。HD映像でみる大海原を躍動しながら海面をジャンプするイルカの筋肉、画面を覆わんばかりのクジラの
>>続きを読む

ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.0

"まさに地獄巡り"

「複製された男」「プリズナーズ」のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督と「007スカイフォール」のロジャー・ディーキンスの撮影で観ないわけにいかないので鑑賞。

いやーメキシコが中東のように
>>続きを読む

モヒカン故郷に帰る(2016年製作の映画)

5.0

”健康が大切ということ”

監督の作品出演経験者ばかりの独りよがりの配役ではなく、きちんと人気俳優を配しての笑って泣けるドタバタホームドラマ。松田龍平、前田敦子、柄本明、もたいまさこ、千葉雄大、名前を
>>続きを読む

ルーム(2015年製作の映画)

4.0

<おしい、もったいない>

卵・チャーシュー・メンマと一通りのった普通程度の濃さのラーメンが食べられると思いきや、具材も少ないわりとあっさりめの塩ラーメンだった感じ、美味しさ自体は間違いないんだけど。
>>続きを読む

王になった男(2012年製作の映画)

5.0

<そなたには偽物でも私には本物だ。>

韓国映画の中でも宮廷劇ということで何となく敬遠してたけど、完成度高すぎ、よかった!

臣下みなが恐れる暴君が、瓜二つの賤民・道化師と入れ替わる。最初はコメディタ
>>続きを読む

リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

1.0

<三時間の黒木華プロモーションビデオ>

評判よかったからかなり期待していたんだけど、前半のリアル路線と後半とのバランスが悪い上に、突っ込みどころ満載でまったく乗れず。「映画」としてはずっと退屈だった
>>続きを読む

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(2016年製作の映画)

4.0

"力は罪ではない"

体感的にはTwitterでのあまりの高評価っぷりとFilmarks でのけっこうな低評価っぷりのどちらにも「そこまでじゃないだろう」という感じ。

映画では先行するMARVELシ
>>続きを読む

マン・オブ・スティール(2013年製作の映画)

3.5

<その名は「希望」>

バットマンVSスーパーマンに合わせて再見。

やっぱり雰囲気が終始「暗い」。「ダークナイト」の頃はこれが新鮮だったけど、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」とか「アントマン」
>>続きを読む

リリーのすべて(2015年製作の映画)

5.0

"何を着ていようと、眠りの中で見る夢はリリーの夢よ"

最高だった。これが世界初の性別適合手術を受けた人の物語とか奇跡かよ。リリーの目覚めてしまうきっかけ、下着姿を見せた時の奔放な妻の最初の反応、彼女
>>続きを読む

ちはやふる 上の句(2016年製作の映画)

4.0

<魂で殴り合うように>

原作はさわりだけ読んだ。日テレの実写映画化っていいイメージないんで期待していなかったんだけど、評判通りちゃんと爽やかで瑞々しくも熱い青春部活ムービー、に相応しい納得の撮影・照
>>続きを読む

インサイダーズ 内部者たち(2015年製作の映画)

4.0


"正義?そんなものこの国にはねえよ"

TLでとても評判がいいのとほぼTOHOシネマズ独占上映に期待して鑑賞。
 
政治・経済・メディアの癒着、地縁・血縁・学歴のコネがモノを言う時代遅れの社会構造、
>>続きを読む

アーロと少年(2015年製作の映画)

3.5

<そもそもあなたはもうターゲットではないのかも?>

事前に評判を読んでいて、あまり期待せずに「頭を空っぽ」にして観たので自分は満足。これは"話がありきたりで…”とか、"人間が犬みたいに描かれていてち
>>続きを読む

わたしはロランス(2012年製作の映画)

2.0

<30歳でカミングアウトってリアリティなくないですかね?>

「Mommy」がよかったので遡って初見だけど、これはグサヴィエドラン監督、黄色信号だなー。

誰が観ても驚く「びっくり箱」的な映像演出の良
>>続きを読む

カポーティ(2005年製作の映画)

3.5


<救えなかったのか、救わなかったのか>

作家である主人公は新聞記事にある一家惨殺事件に興味を持ち、事件が起きた街に執筆ネタのために取材に赴く。がほどなくして犯人逮捕、犯人に面会をしていくうちに、自
>>続きを読む

海角七号/君想う、国境の南(2008年製作の映画)

1.0

台湾映画といえば、という感じで引き合いに出されることが多いので、品位のあるラブストーリーみたいなのを勝手に想像、観たいなと思っていた。偶然にもTSUTAYAで発見した時はテンションが上がった。

だけ
>>続きを読む

マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

4.0

<なるほど、わからん>

絶対に安全と言われたアメリカの住宅ローンの崩壊を見抜き「暴落するほう」に賭けた男たちの話。

噂通り冒頭から「スティーブジョブズ」「ヘイトフルエイト」に匹敵かそれ以上に(やや
>>続きを読む

ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

3.0

<映画好きとしては楽しめた>

評判が高かったので鑑賞。タランティーノ監督には明るくありません。

「パナヴィジョン70mmフィルム撮影」による冒頭、ワイオミング州の美しい雪景色を駆け抜ける馬車馬の勇
>>続きを読む

鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

3.5

"人間の感情は芸術品と同じ、どんなものでも偽造ができる。本物と見分けがつかないくらいに巧みに嘘をつく"

老齢にさしかかった凄腕鑑定士の元に、顔を見せない謎の女性からの美術品鑑定の仕事が舞い込み、男が
>>続きを読む

ガメラ3 邪神<イリス>覚醒(1999年製作の映画)

3.5

初見の平成ガメラ、三作目。

平成ガメラシリーズ一作目から、「地球の守護神としての怪獣」、「怪獣と人類の共闘」ときて三作目の「怪獣に破壊された街の遺児」というテーマは、誰しも見て見ぬフリをしていた部分
>>続きを読む

世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

3.0

心を病んでしまった主人公が、突然現れたエキセントリックな美女に振り回されながら再生に向かうお話。でも男性に都合のいい願望を形にしたなんかアニメっぽい設定だなー。

序盤から繰り出される、心の病でイカれ
>>続きを読む

スティーブ・ジョブズ(2015年製作の映画)

3.5

"音楽家は楽器、私はオーケストラを指揮する"

メジャー感の少なかったアシュトン・カッチャー版とは違い、ユニバーサルスタジオ配給、レジェンダリー・ピクチャーズ製作のマイケル・ファスベンダー版。ついにジ
>>続きを読む

キャロル(2015年製作の映画)

2.0

<うつくしさとあざとさ>

同性愛云々は別にいいんだけど、みなさん美女同士なら不倫はいいんですかね?

「不倫っていっても、夫とはすでに調停中で離婚はほぼ避けられないのは確定、子どもとも別居中で子ども
>>続きを読む

スティーブ・ジョブズ(2013年製作の映画)

3.0

「性格は最低だった彼の、何が最高だったのか。」

週明けに新しい方を観るので、アシュトン・カッチャー版を初めて観た。

微妙な評判は聞いていたけど、当時のポップスにのせてテンポよくうまく省略しながらも
>>続きを読む

オデッセイ(2015年製作の映画)

4.5

"科学の力で乗り越える!"

ゴールデングローブ賞の受賞(コメディ部門)でコメディって初めて知ってかなり見くびっていたけど、そこはリドリー・スコット監督だけあってしっかり「ゼログラビティ」「インタース
>>続きを読む

5つ数えれば君の夢(2014年製作の映画)

1.0

<青春小説映像化の失敗例でよくある感じ。>

まず少し現実離れしたオリジナル「制服」の可愛らしさと品のあるピアノBGMに目と耳を引かれるも、その後は観ていてくすぐったくなるような詩的な言い回しのセリフ
>>続きを読む

サウルの息子(2015年製作の映画)

2.0

<手汗の次は、目がどっと疲れる体感型映画>

期待してたんだけど、良くも悪くもユダヤ人(収容所)ものなので、ユダヤ人とその歴史的歩みにシンパシーを持てる人 か、そういうガチな光景を観るのが好きな人向け
>>続きを読む

ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

4.5

"愛はすべてを解決するけど、愛が壊すこともある"

評判がすこぶるいいので鑑賞。アジア映画は見逃すとレンタルなかったりするからなー。

「目覚めるたびに毎日顔が変わってしまう男の恋」というのはタイムリ
>>続きを読む