こばるまるさんの映画レビュー・感想・評価

こばるまる

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.7

圧倒的お勉強不足、、
とにかく登場人物が多い(登場人物95%スーツ男)、カタカナ名前が覚えられへんしで何度もおいてけぼりになった
頭整理するためにパンフレット買おうと思ったけど22時すぎてて買えず、、
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ちひろさん(2023年製作の映画)

3.5

原作未読での鑑賞
登場人物2人の会話がすごくいい
ピリリとするところも子どもの掛け合いもほろっとするところも、説明少なに、でも不自然でない感じ、さすが今泉力哉監督
有村架純がもっと好きになる

ヴェルクマイスター・ハーモニー 4Kレストア版(2000年製作の映画)

-

前半うとうとしてしまったのでちゃんと観直したい
古い映画かと思ったら21世紀の作品やった
2024年の今観ることでさらに身に染みる
破滅への空気、その目

Here(2023年製作の映画)

-

映画館でこんなに記憶が抜けたの初めてや
あたまからおしりまでずっと眠気との戦いやった、悲しい

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

上映期間に滑り込んで映画館で観れてよかった
なんでもできそうなどこにでも行けそうな軽やかな足取りで早歩きになる帰り道
ベラの強い眼差し、衣服、シーン毎のセットたち、どれも本当に美しい
ストーリーや脚本
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枯れ葉(2023年製作の映画)

3.0

なんやかんや初カウリスマキやった
平日昼過ぎやのに7割埋まっててびっくり
途中めっちゃ眠たくなってもうた
ありそうでない日常を映画にする感じ
とにかくかわいい犬チャップリン
フィンランド行きたい

笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

3.3

思ったよりヘヴィな映画やった
原作私小説と知らずに鑑賞して、いろいろ極端やなと思ってびっくりした
役者陣がみんないいんやけど、ずば抜けて岡山天音や 彼やから最後まで観れた
漫才指導が令和ロマンのクレジ
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.8

リアルBOSS CM特別版ムービー
チープな例えやけどまじでそう
冒頭の朝のシーンがとても好き
外国人の映画監督の目から見た、アジアの中の日本らしさが滲むカメラワークや間、色合いがじわじわとひしひしと
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.1

そうやった、あの頃って自分勝手で無鉄砲で自分でもわからへん自分が膨らんでばらばらになりそうやった
いつも音楽がポケットの中にあったし、こだわりの服を着て自分はみんなと違うって思ってた
イーニドの服や部
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正欲(2023年製作の映画)

2.7

あまりにもそれぞれ登場人物が出てきてさくさく進んでくから、原作読んでないと理解するの難しくない?
最後まで稲垣吾郎はただ嫌なヤツで終わったし、やたら説明っぽいセリフが多いのも気になった
原作の表面をな
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(2023年製作の映画)

3.8

さとくんが真っ直ぐにこちらを見て、問いかける表情が強く心に残った
その目をまっすぐに見つめ返して「あなたのことがわからない」と言える自分なのか、自信がなかった
惑いながら必死に言い返していたようこさん
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ゆとりですがなにか インターナショナル(2023年製作の映画)

3.5

テンポ感がドラマの時と変わってなくてよかった
今思えば超豪華俳優陣による壮大なコントやったんや!

福田村事件(2023年製作の映画)

4.3

100年経っても人間は同じ
加害者側も被害者側も事件までの時代や感情の移り変わりが丁寧に描かれていた
リベラル派の登場人物が正義のヒーローになりきれないところもリアルで苦しい
自分もいつだって加害者に
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燃えあがる女性記者たち(2021年製作の映画)

3.8

こんなにも「わたしたちにとっての当たり前」が当たり前でない世界があるのか

彼女たちの旅行シーンで涙が止まらなかった
無邪気に笑い合う姿は、私たちの日常と変わりなく見える

この映画が完成し、日本で公
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.3

起きたいなら眠れって台詞があるけど、ほんとにうとうとしながら夢見心地で観てた
それも計算されてるんやろか
エンドロールはぜったい最後まで観て

スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

3.7

ちょうどええ感じにハラハラして重すぎない
音楽も良いし、インド映画らしさも摂取して、夏の土晩に求めてたええ塩梅
我ながらナイスチョイスでした

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.8

脚本おもしろい
この冬は貴船で牡丹鍋食べるしかねぇな

帰りに紀伊國屋本店の関西出版社合同フェアに寄って喫茶店でミックスジュース飲んで帰った、関西愛強めな休日

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

-

余白
もう一回観たい
こんなに映画を楽しみにして映画館まで足を運んでさ、満員の映画館で時間を共有して宮崎駿監督の新作を観れたってことがもうありがとうございましたやねん

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.8

かわいい2人が超かっこいい
かわいさとコミカルなテンポの良さがなかったら、もし映画館で観てたら、バイオレンス要素でしんどくなってたかもしれん
可哀想な依頼主おっちゃんにだけ感情移入してもうた…
とにな
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.8

わたしの、わたしだけの、景色や匂いや情緒をなんでこの映画は知ってるんやろうと思った
日焼け後ジェルも、太陽に照らされる海も、薄闇のプールサイドに漂う肉の香りも、ドア越しのテラスの煙草も、搭乗ゲートのバ
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怪物(2023年製作の映画)

4.9

あのラストシーンに文句なんか出ない
途中退席や眠ってる人を見かけたけど、そういう気怠いような人肌の温度がぬるーく続く中に、瞬くような儚い光を見た
だれも「かわいそう」に見せないところが良い

数日経っ
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若き仕立屋の恋 Long version(2004年製作の映画)

4.9

美しい姿と声の後ろでずっと静かに聞こえる蝉の声、アジアの夏
五感で温度と湿度を感じる映画館の醍醐味

アイラインの引かれてないホアの目が儚くて忘れられない

クリストファー・ドイルの撮る画は本当に美し
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.8

原作が戯曲、閉ざされた空間での会話劇
だからこそ俳優陣の芝居によってこの作品は輝いたと思う
職業柄、家族以外の支援や医療介入の在り方を考えてしまう

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.2

漫画読んだことなかったけど無問題
面白かったから漫画も読みたい
表現者としてのそれぞれの葛藤

小さき麦の花(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

名もなき人たちの生活、その連鎖が歴史となって今に続く
私が彼らのことを豊かだと言うには、あまりにも歴史について無知
綺麗事にするのは簡単、「こうせざるを得ない生活」を送らなければいけなかった背景を知ら
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さかなのこ(2022年製作の映画)

4.7

鑑賞から5ヶ月も経ってることに驚き
メモ内容そのまま抜粋

朝ドラスペシャル総集編
主役の子役天才
素直、純粋に勝るものなし
さかなクンに今まで出会ってきたすべてのひとにありがとうやわ
ひとりの輝きは
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エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

4.8

子どもの目線で絵かがれた線路、空、木々
ライオンや鳥、鹿の野生動物や料理作業の手つき、監督自身の幼少期の生活で見たもの触れたものが映画のワンシーンに盛り込まれている
途中で助けてくれるおじさんのポップ
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.5

終盤、面白くなる手前で寝てしまった
この時代のイギリスの映画音楽が日本の80年代歌謡曲にとても似ていた
昭和歌謡曲が今になって欧米の年配層にめっちゃウケてる理由がわかった

そばかす(2022年製作の映画)

3.4

できるだけいつもどおりに、静かにクリスマスを過ごしたい人が集まって観る映画

ただのほっこり映画でもなく、非モテ女子の自嘲映画でもなく、あなたは大丈夫ですってメッセージ性強めでもなく、ぜんぶちょうどい
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

2.9

わりと終盤までずっと主人公にイライラしてた
そもそもあんたが全部招いたことでは?
あと脚本の問題か、主人公のリアクション全部ほんとどうでもいいことにも「えぇッ?!」「あッ!!」から毎回始まってうるさい
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RRR(2022年製作の映画)

4.4

これぞエンターテイメント!
ぜったい映画館で観たほうがいい
戦で動物が死なない、死んだ虎にグッと苦しくなったけどちゃんと敬意を示す、監督の動物へのまなざしが見て取れる
お父さんはEXILEのHIROに
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パラレル・マザーズ(2021年製作の映画)

3.6

ペドロアルモドバル×ペネロペクルスの新作が2022年に配給されてる喜びよ
成熟した映画
この先自分が映画を通して何を残せるか、という監督のメッセージを作品中に感じる
色合いがとても好き、スペイン絶対行
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2046 4Kレストア版(2004年製作の映画)

4.4

音楽、記憶の断片、名前、跳ね上げたアイライン、ミニ丈のチャイナドレス
主人公チャウと共にわたしも記憶の断片を辿る
「記憶はいつも涙で濡れている」
「きみが過去から解放されたら俺を訪ねてくれ」

3部作
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恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

3.5

晩夏の雨の日、映画館で観れて嬉しい
ボロボロのダスターやぬいぐるみに話しかけるトニーレオン
音楽に体を揺らしながらサンドを作るフェイ
みんなかわいい
ストーリーというより感覚で楽しむ作品かな

ブエノスアイレス 4Kレストア版(1997年製作の映画)

3.7

happy togetherという原題
ラストで一気に作品が締まる
「会いたいと願えばいつでも会える」
今は亡きレスリーチャンを想わずにはいられない