SKさんの映画レビュー・感想・評価

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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.2

命がけのかくれんぼと言う感じで、非常に面白い。貧民家族ですが、生きるための計画にたいする努力や才能が個人個人にあるのが、国民性や人柄を表しているし、あまりにも風刺的である。豪邸に家政婦や雇い人としてど>>続きを読む

シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.2

幸せたっぷりの映像。親子で活躍するのも素晴らしい。料理も超美味しそうだし、会話劇もくだらなくて面白い(笑)。最高の映画!

リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

4.0

くだらない家族は、僕を沢山笑わせてくれました。それだけで素晴らしい映画です。爺ちゃんの下品な台詞回しが一番面白いです。

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.3

胸が痛いです。親と子って何故、縁を切れないのか。そんな法でいいのか?誰にとって、何が一番幸せか。そんなこと分かっていたじゃないか。

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.0

素晴らしい映画です。記録していない断片の記憶の表現のバリエーションが素晴らしい。特にポラロイドのシーンはこの映画を象徴している。一枚の写真から少しずつ思い出していく感じが、もうこれ以上ない表現です。話>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.6

映像体験として、壮大で美しく、ド派手だったり幻想的だったりと楽しむことが出来た。話には中々着いて行けず、後で解説を見る始末…どうして戦ってるんだぁ?となってしまったので、こんなに魅力的な映像に集中させ>>続きを読む

月に囚われた男(2009年製作の映画)

4.0

面白かった。最初から心をつかまれた。テンポも良く尺も丁度良く見れた。何と言ってもサムの演技力に惹きこまれた。死にかけギリギリの演技が本当に素晴らしく、応援してしまった。話の発端はガーディの優しさたるや>>続きを読む

ジュリア(s)(2022年製作の映画)

3.9

素晴らしい作品。些細なことで分岐した4つの人生。成功と失敗。失敗からの成功。逆も然り、それぞれが細かく描かれていて、時間や出会い、偶然全てが大切に思える映画。どれが良いとかではない。そうなったなら次に>>続きを読む

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.5

昔の記録。いつだって青春を思い出させてくれる魔法の映画。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

アダルトな不思議の国という感じの雰囲気。魚眼レンズ、ピンホール映像や美術がベラの大人の皮を被った子どもというものを体現しているし、素晴らしいデザインの数々に心躍る映像だった。ストーリーのテーマとしては>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

ゴジラ怖い!前にシンゴジラ見たのですが、こっちの方がすげぇ怖い!VFXの作り物と思いながら見ていたはずが、そんなこと忘れるくらいドラマとゴジラに圧倒されました。

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.9

何だろうかこの感情は、鯨に呑み込まれたようだ。ずっと引きこまれていった。何で感動してるんだろう。分かんないです。自らの暗い物語を先送り。それはいい最期を迎える光なのか。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.8

凄い映画を見たなぁと…映像体験として良かったです。話の内容はあまり入って来なかったなぁなんせマルチバースにより色々変化するので頭がこんがらがりました。でも、諦めなければできるという可能性。だったり、周>>続きを読む

博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

3.4

テンポや映像の美しさはキューブリックらしく素晴らしいです。特撮はちょいとチープでしたが…。話も軍のR作戦(しかも核攻撃)撤回をできないペンタゴンっていう馬鹿さがハマった時は気持ちよく笑っていたのですが>>続きを読む

容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

4.4

東野圭吾の素晴らしいストーリー。堤真一の演技に惹き込まれて、最後の結末が素敵。美しい殺人というのは変だが、あるならばこう言うものなんだろう。動機は自己防衛と愛。アリバイ工作は天才の作った完璧な理論。全>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

居場所がないと嘆く主人公は短気で素直だ。弱いものイジメを見れば、衝動的に成敗する。しかし法的には殺人罪。そういった正義は否定される。社会的更生をするにはその衝動を抑えなきゃいけない。見て見ぬふりをしな>>続きを読む

ある男(2022年製作の映画)

3.8

自分を捨てるということ。誰かになるということ、それが必要な人間がどんな人間でどんな環境に生きていたか、その辛さを分かる人間同士が変わり代わりできたらどれだけいいか。周りがいかに自分という人間を知らない>>続きを読む

ボディガード(1992年製作の映画)

3.5

ケビンコスナーがかっこいい映画。ボディーガードという職種ならではの台詞。ホイットニーヒューストンだから使える演出は目新しくはあったが、もっとドキドキしたかったというのが本音。

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

5.0

12人それぞれの人間性を1時間半で分かることができるとんでも映画。流される人、そうでない人。証言を信じるのか、推測を信じるのか、目に見えるものだけを信じるのか…信じるものの違い。細かい点での感性の違い>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

最初は面白くて、仕事人のルーティンが絵的にも美しくてかっこいいと思って見ていた。そのルーティンに割り込む様々な事象があるが、ルーティンは一定しているので最後になっていくに連れて退屈さが増していくという>>続きを読む

劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

3.9

ラストラリーの描写だけでも、見て良かったなぁと思います。汗に顔が反射していたり、原作のシーンの回想の解釈を映画として上手くやっていたと思います。見る際は、この試合に行くまでを見ていた方がいいとは思いま>>続きを読む

蝶の舌(1999年製作の映画)

3.2

予測不能なラストだったので困惑。ラスト意外にあまり印象的なシーンが無く、もっと焦点を絞った方が良かったのでは?そしたらラストがもっと心に残るのに…なんか残念でした。

グラン・トリノ(2008年製作の映画)

4.0

とにかく色んなものが交わっている映画だと思う。人種を問わない友情、年齢を問わない友情、家族の関係だったり、それを繋ぐものが憎しみだったり、愛だったり、色んなこと思える映画だった。

モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

4.0

素晴らしいドキュメンタリー映画。彼が何故天才で、こんなに美しい音楽を作り続けてこられたか分かります。冒頭でジョンウィリアムズやパットメセニーもインタビューに答えていて、もうそれだけで偉大だと分かる。彼>>続きを読む

ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

3.8

タランティーノなのに台詞が伏線になってて、それがシュルツとジャンゴの性格を最高に表しててタランティーノのらしくないきっちりやっていて、クサイけど良かった。アクション映画ではなく、コメディー映画だと思う>>続きを読む

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

3.6

コメディアンを夢見る主人公ハプキンはとある番組に出演する妄想を現実にしようと段々と奇行がヤバめになっていく…やがて妄想と現実の区別が付かなくなり、とある番組の頭であるジェリーと妄想で友達になり、それを>>続きを読む

テラビシアにかける橋(2007年製作の映画)

3.4

空想の力で乗り越えられるのが人間。聖書を信じなくとも、正解はいつも自分の根拠も理論もない想像の中にある。

ボーン・アイデンティティー(2002年製作の映画)

3.8

スタイリッシュな戦闘が魅力的な映画だった。マッドデイモンがとても強くて、頭がキレるので戦闘に加え逃走シーンも面白かった。小道具も派手ではなくシンプルでカッコいい。記憶喪失で何故追われているのか分からな>>続きを読む

ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.2

旅先で出会った二人が一夜を通して自分のことや愛について様々な場所を巡りながら喋りまくる映画。それだけなのですが、会話が凄く面白いので、とても綺麗な映像付きのラジオを聴いてる感覚で面白かった。二人とも滑>>続きを読む

愛を読むひと(2008年製作の映画)

3.6

何も知らずに見たらロマンス映画じゃなくなっていって、いつの間にか法の話になっていた。社会のルールと人間の倫理観のジレンマが良く表れている。主人公には共感出来ないと書いている人がいるが、主観的に考えて逆>>続きを読む

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.9

非常に感想が難しい作品。凄く奥が深い話にも捉えられるが、それがコメディー映画であるという点で感想が難しい。しかし、ラストシーンは感動的だった。何か間違ってる。こんな事はいけないものを僕らは映画や小説に>>続きを読む

激突!(1971年製作の映画)

3.8

煽り運転から逃げるだけの分かりやすい映画ですが、ロケーションも壮大で、走ってる感満載で、ドキドキが止まりません。最初の電話で妻に早く帰る約束をしてるのが余計に皮肉が効いてていいです。アトラクション感が>>続きを読む

遊星からの物体X(1982年製作の映画)

4.0

皆んなが疑心暗鬼になっていく様がいい。サスペンスに移り変わっていくのが面白かった。そしてクリーチャーの造形が素晴らしい。モリコーネの音楽も相まって非常に芸術的な映像作品に仕上がっている。

ゴースト/ニューヨークの幻(1990年製作の映画)

3.8

ウーピーの演技で笑えるし、感動できるし、万人がいいと思える作品だと思う。復讐もとても痛快で気持ちの良いストーリー。

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