時は1971年、若者を中心に広がったアナキズム的思想はローマ教会にも向けられていた。そんな中、暴力やレイプを黙認する教会の急進派は、失った支配力を取り戻そうと反キリストの誕生を目論む…
といった具合>>続きを読む
陰謀に飲まれ、望まない戦いの指導者として成り上がると同時に、ヒロインとのすれ違いが進む。原作は未読だが、それでも幸せな結末はないだろなとわかる、SF版ゴッドファーザー。
前作で頼れる人物だと思ってた>>続きを読む
キングスマンシリーズよりもさらにケレン味が増してた。1番楽しかったのはやはり敵船での戦闘シーン。原油が流れ出したあたりでピンときて次のアクションに期待が高まったが、見事にその期待を超える演出を見せてく>>続きを読む
バーンが1人でアコースティックを掻き鳴らす『Psycho Killer』から始まり、曲を追うごとにメンバーが増えていく。同時に最初は殺風景だったステージ上にも順番に機材が運び込まれ、気がつけばトーキン>>続きを読む
まず、噂には聞いていたがそれでもエマ・ストーンの作品への献身性に驚愕。印象に残る場面はたくさんあるが、ダンスシーンは特に、動き出さずにはいられない初期衝動がそのまま表現されていて素晴らしい。フェミニズ>>続きを読む
原作漫画『ゴールデンカムイ』が好きな理由は、ギャグとシリアスの緩急、同盟と裏切りを繰り返す緊迫の展開、そして何より、滅びかけた文化を未来へ繋ごうというその姿勢にある。
なので今作では、トゥレンペ(背>>続きを読む
DCEUの陽キャを一手に担うアクアマンは、続編も相変わらずゴキゲンな冒険活劇
昨日の敵は今日の友ということで、アーサーとオームが共闘。前作とは別人なんじゃないかというくらいにオームが好漢だし、(一応>>続きを読む
2024年見始めはエクスペンダブルズ!!
いや〜年明け初っ端にエクスペンダブルズだなんて何だか縁起がいいね〜、景気がいい1年になりそうだね〜!
と思ってたのに、全然不景気だった。
ストーリーは最悪>>続きを読む
日本最高級のVFXで描くのはエンタメに振り切ったモンスターパニック的ゴジラ
『アルキメデスの大戦』で見せた迫力のVFXは健在で、海上戦での白波の処理なんかは流石の仕事。顔を半分だけ出して追いかけてく>>続きを読む
トランスフォーマー/90's覚醒
ビースト覚醒なんて名前負けもいいとこ。ライノックスにはセリフがないし、エアレイザーは変形しません!ビーストウォーズのファンはガッカリしてるだろうな。
代わりに覚醒>>続きを読む
シリーズ初の3DCG化ということで、巨大ガンタムロボのバトルシーンは躍動感があってワクワクしたし、敵役のデザインはウルトラ怪獣的なおどろおどろしさがあって楽しめた。が、それ以外の場面で3DCGである必>>続きを読む
“運命なんてブッつぶせ”
ブッつぶしたのはアニメーションの既成概念。
6人(匹?)の異なる画風のスパイダーマンが一堂に会した前作では、アニメーションの無限の可能性を証明し、今作ではそれを実際に押し広>>続きを読む
これまでGotGシリーズで描かれてきたテーマとはなんだったろうか。擬似家族ものであり、父親殺しの物語。それは間違いないけれど、もうひとつ確かなテーマを挙げるとするなら、それは“ありのままの肯定”だろう>>続きを読む
日本で公開されるずっと前から、「しばらくこの映画のことしか考えられない」という感想を度々耳にしてきたが、全く同じ気持ちになった。だってこの問題提起力。言いたいことはいっぱいあるのに、価値観を試されるよ>>続きを読む
どうなるんだろうか、どういう意味なんだろうかとあれこれ考えてたら、急に(実は◯◯がモチーフで〜)てな感じに直接説明されて、そのままなんの意外性もなくエンドロールを迎えてびっくり。
ルパート・グリント>>続きを読む
前作でエスター最大の秘密が割れてしまっている中どう楽しませるのかが課題となる今作、知ってるでしょ?といった感じでエスターの素性について早々に説明してしまうので前作は必修、鑑賞の順番を間違えてはいけない>>続きを読む
科学技術が発展した現代において物語は必要か
普通の現代人、特に普通の映画オタクなんかは物語を受け取るばかりだが、人それぞれに物語があり、語り合うことで愛が生まれる。
確かに
“今日はどんな一日だ>>続きを読む
カンフー映画をさらに何倍にもふざけ倒したような軽快なアクション。「バース・ジャンプ」によって能力を得るシステムもそうだが、アクション自体の意外性もまるで『マトリックス』。
ナンセンスなギャグは笑えた>>続きを読む
リマスター故か、劇場鑑賞故か、あるいはその両方のためか、自分の記憶よりもだいぶ綺麗だった。
『ウェイ・オブ・ウォーター』の後に改めて本作を見返すと、何故かキャメロンのジェンダー観が時代と逆方向に進ん>>続きを読む
漫画のような長編作品の映画化において、限られた上映時間の中でどこをカットしどこを残すのかというのは、必ず付きまとう永遠の課題。
実際今作もストーリー上の感動はカットした分だけ薄まった気がする。「一回死>>続きを読む
量子世界は意味不明!
確かにスターウォーズぽいか。
液体のやつとかビームのやつとか生きてる家とかみんな可愛いかったけど、量子世界という全く新しい舞台にして、どう見ても宇宙でしかない既視感が続くのは残>>続きを読む
濡れ場が無いのにセクシャルで、サスペンスなラブロマンス。それでいてコメディ。
というのを画で語るのをしっかり意識していて、カメラワークでも洗練されてると思ったら笑かしにきたり、アイデアに溢れてて楽しい>>続きを読む
1920年代のハリウッドは映画を世界の一大エンターテイメントとした黄金期。夜のパーティには多くの関係者が集い酒池肉林の大騒ぎ。しかし次第にサイレント映画からトーキーへ移り変わる時代の激流が押し寄せ、波>>続きを読む
アクション映画としてバイオレンスでありながらクリスマス映画としてハートフル。サンタクロースはいる!
過去のクリスマス映画へのオマージュに溢れ、『ダイ・ハード』の筋書きに『ホーム・アローン』的撃退法。>>続きを読む
待ってました!人の業の深さを目の当たりにし、それをシュールに笑うこともできるマクドナー作品。
突如絶交状態となったパードリック(コリン・ファレル)とコルム(ブレンダン・グリーソン)。初めは絶交の理由>>続きを読む
公開6日目で74館!?思ってた倍くらいの上映規模だ
如何にしてビートルズを呼んだのか、インタビューをしたのか、写真を撮ったのか、1966年日本武道館公演当時の関係者へのインタビューを巡るドキュメンタ>>続きを読む
物語はだいぶ『ハムレット』。それもそのはず、今作の主人公アムレートこそがハムレットの原型になったのだとか。
今作のヴァイキングの世界はかなり正確に描写されているそうで、歯の刺青(最初は矯正器具つけた>>続きを読む
“欲しいのは、胸の高鳴り。”
血の滲む努力で逆境を覆すようなスポ根映画ではないので、大層な苦労は見せずにテンポ良く物語は進んでいく。今風に言うのであれば、押し活映画か。
馬が綺麗な栗毛に完璧な靴下>>続きを読む
2023年の観初めは韓国発のパンデミックスリラー
飛行機という孤立した閉鎖空間でのパンデミック。題材に目新しさがなくとも、それなりに楽しめるエンタメを作れるのが今の韓国映画界。
犯人のイカれ具合に>>続きを読む
前作に引き続き配役がめちゃくちゃイイ!そしてめちゃくちゃ贅沢!!EDがちゃんと『グラス・オニオン』なのもNetflixマネーの力を感じる。
結末は賛否が分かれそうだが、終盤まで普通にミステリーを続け>>続きを読む