イワシさんの映画レビュー・感想・評価

イワシ

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チアーズ!(2000年製作の映画)

3.8

キルスティン・ダンストがすごくかわいい活劇映画。チームプレーと視線の交錯の演出。『ローラーガールズ・ダイヤリー』的なおもしろさ。

ザ・インターネット(1995年製作の映画)

3.8

古典的なサスペンス演出がサンドラ・ブロックを走らせ物語を展開させる。何一つ新しいことをやっていないというおもしろさ。

ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

3.1

中盤の見せ場である連邦警察の急襲シーンの前降りとして、ベニチオ・デル・トロらの前方を走る車両が速度をあげた際に巻き上げられた砂埃がサスペンスとして機能する。『暗黒街』に引き続き、ステファノ・ソリッマは>>続きを読む

大いなる陰謀(2007年製作の映画)

3.4

トム・クルーズは『アパッチ砦』のヘンリー・フォンダの役もハマりそう。

アパッチ砦(1948年製作の映画)

4.5

再見。砂埃のなかから生還する者と砂埃のなかで死に行く者。

吸血鬼ドラキュラ(1958年製作の映画)

3.5

頻出する階段を降りるという動作。棺とベッド、牙で噛むことと杭で打つこと。クライマックスで突然ピーター・カッシングとクリストファー・リーの連続活劇になるのが好き。

ぼくの伯父さん(1958年製作の映画)

4.6

再見。工場や大人とはちぐはぐに噛み合わず、子どもや犬や馬の御者とは親密にたわむれるユロ氏はまことに喜劇映画のキャラクター。

オープニングクレジットがジョン・フォード『荒野の決闘』みたいだった。

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素晴らしき放浪者(1932年製作の映画)

5.0

素晴らしきミシェル・シモン!素晴らしき水の流れ!彼が水と戯れる様子はさながら草の上に寝ころがり、温かい太陽の光を浴びながら気ままにパンを齧っているかのよう。ブードゥならば、草の上でなく水の中でも昼食を>>続きを読む

Territory(原題)(2015年製作の映画)

3.7

三宅唱が無言日記で紹介していた短編ドキュメンタリー。ユーモラスでおもしろかった。

ジャック・タチのような音響、バスター・キートンのような猿の運動。猿が主役なのでサイレント映画になる。ジブラルタルのと
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ヴェノム(2018年製作の映画)

3.7

マーベル映画ベスト。クライマックスにおけるシンビオートの特性をいかんなく発揮したアクション設計が見事なのだが(戦闘が展開するにつれて吸収、分離/解離、再統合と状態がマニエリスム的にめまぐるしく変化する>>続きを読む

死んだってへっちゃらさ(1990年製作の映画)

4.3

鶏に触れるアレックス・デスカスの手の動きはボクサーにマッサージを施すトレーナーのようであり、その慈しみに満ちた手の動きに『ボディ・アンド・ソウル』のカナダ・リーが体現していた悲壮を予感する。そしてその>>続きを読む

遊星からの物体X(1982年製作の映画)

4.1

「空を見張れ」との『遊星よりの物体X』からのメッセージが届かなかったような、「人を見張る」映画になっていた。

デス・ウィッシュ(2017年製作の映画)

3.3

精神回復のプロセスにジョー・カーナハンらしさを感じる。

キセキ あの日のソビト(2017年製作の映画)

3.7

必要なショットだけを繋いでいくと、その繋ぎ目に省略の感覚が生まれるのだけど、この映画は全編を繋ぐその省略の感覚がおもしろい。小林薫がそうとは知らずに兄弟を認めたあとの松坂桃李と菅田将暉に『組織』のラス>>続きを読む

ゲゲゲの女房(2010年製作の映画)

3.7

リアリズムの映画。近い感触の映画は、中川信夫『怪異談 生きてゐる小平次』か。ゲゲゲの女房のゲゲゲとはゲゲゲの鬼太郎のゲゲゲと同じ意味のゲゲゲなので(つまり宮藤官九郎=ゲゲゲ)、現代の東京の風景の中に昭>>続きを読む

若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

3.7

きわめて優れたファンタジー。冒頭から生と死の境界がゆらいでいて、友達は普通にいるにもかかわらず幽霊との交流の方に比重がある。生者と死者が完璧にシンクロした舞踏を披露し、それでいて未来に開けているラスト>>続きを読む

グルーモフの日記(1923年製作の映画)

3.3

エイゼイシュテインのはにかみ。ルイ・フイヤードとジョルジュ・メリエスという映画の楽しみに忠実なこの五分の短編スケッチは、映画っ子であるという照れと自慢が入り雑じったエイゼイシュテインの告白のよう。

トラック野郎 御意見無用(1975年製作の映画)

4.1

トラックのデコレーションが剥がれていくと、一輪のハマナスの花に中島ゆたかがようやく気づく。その瞬間の花と顔のクローズアップの切り返しの素晴らしさ。

イコライザー2(2018年製作の映画)

3.5

クライマックスの対決で前作に引き続きスラッシャー映画の演出がなされてて(ビラのところとか笑ってしまう)、『モンスターズ・ユニバーシティ』の湖畔のロッジで大人を撃退するシーンを思い出した。ペドロ・パスカ>>続きを読む

幸せへのキセキ(2011年製作の映画)

3.8

『ラ・ジュテ』じゃん!てか、まんまなショットあったよね?

クリスティーン(1983年製作の映画)

4.1

再見。カーペンターの映画はアメリカの夜の映画。夜を切り裂く光線、浮かび上がる赤い車体、もうもうと光を拡散させる煙が印象的。クリスティーンが殺人を犯すとき、ほぼ必ず車自体が光源となるが、キース・ゴードン>>続きを読む

クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.3

エミリー・ブラントが怪物から隠れるのは『宇宙戦争』『マイノリティ・リポート』のシークエンスを彷彿とさせるが、隠れる主体を妊娠/出産直後の女性にすることでより切迫した事態を描き出してる。沈黙を強いられて>>続きを読む

放射能X(1954年製作の映画)

3.8

物語が展開するにつれ否応にも興奮が増していくというほんとうに優れたシナリオ。老人が経営する無人になった商店を捉えた一連のショットは西部劇としても通用しそうでとてもよかった。

スリープレス・ナイト(2017年製作の映画)

3.1

夜の街の映画と思っていたが、傷の映画だった。

ジェイミー・フォックスとミシェル・モナハンの頬に傷をつけることでキャラクターに共通の属性を持たせるというアイデアはいいのだが、いかんせんアクションの共同
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ミラクル/奇蹟(1989年製作の映画)

4.0

フランク・キャプラ『一日だけの淑女』と『ポケット一杯の幸福』を下敷きにした映画なのだが、この格闘シーン((link: https://youtu.be/6h9XttVyxlM) youtu.be/6h>>続きを読む

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

5.0

石橋静河の表情を捉えたシャロウフォーカスのラストカットの背景で道路を走る車がピタッと信号で止まるのを見た瞬間に震えがきた。宙吊りのまま世界が停止し、石橋静河の表情だけが移り変わり、暗転する。その感動。>>続きを読む

つかのまの愛人(2017年製作の映画)

4.0

フィリップ・ガレルの映画で興奮を伴ったおもしろさを味わうとき、その画面はアメリカ映画的な運動を示している(『ジェラシー』の拳銃の登場から未遂に終わる自殺までの速さは、ドン・シーゲルの速さを連想する)。>>続きを読む

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