映画の素敵さを満喫。昨年、1983年のスカーフェイスを観て以来、アル・パチーノキャンペーン中。女性が大好きな、イカれたおっさんは、視力を失って絶望してる退役軍人でもある。なんてことないストーリーのこの>>続きを読む
ファンタジーとリアルの間、あの世とこの世の間、観念と概念の間、超越的と超越論的の間、ラディカルな場所にふつうに立っているジョニーデップ。ファンタジー監督は彼の存在に感謝した方がいい。
これとか「her」あたりから、カメラなどのハード面にかなりの技術革新があったんじゃないか。映像の色、明瞭さ。そのメディウムの不在感がハイレゾデジタルの真骨頂なんだろう。その映像で描かれた、SFではない>>続きを読む
ブラッドピッドが大好きになってしまった映画。ブラッドピッドの「泣き」にはなんの脈絡もいらない。
実際にあった凄惨な戦闘を豪華イケメンキャストで超ハイクオリティエンタメ再現。民兵はゴキブリにしか見えないほど国連目線ですけどなにか? 的なアングリするくらいの徹底ぶり。いいんじゃないでしょうか。
盛りだくさんで忙しい映画。ガリレオ以来の科学と宗教の確執。科学の達成である反物質がもたらす美しい神話的爆発。天使のように舞い降りる狂信者。あなたは神を信じるかという質問、これ以上ないくらいの誠実な答え>>続きを読む
これまで描かれたことのない、しかし確かにいる人間の気持ち悪さが描かれている。そして彼を囲むゲスぶりも。
パッとしたいけどパッとしないのはパッとしない町のせい?くすぶってる売れない若手女芸人風味など経て後味はとても良かった。
僕はアンナカリーナがかわいくって仕方がないんです。っていうゴダールの映画。
いくらなんでもハラハラさせ過ぎ。まさに10歩先行く演出か。アメリカ人家族のキャスティングは完璧。ところで普通クーデターって言ったら軍部の反乱。ちょっとこの邦題は違和感。
いいじゃない。いい映画です。アホみたいでもあるけど、何かとても良いものを感じました。
もう、レビューには騙されない。見なくていい映画だった。(2016ー3月:評価2.3)
が、先日(2017-5月)BSでやっているのを酔っ払って観てたらゴキゲンな映画だった。で評価アップ。我ながらいい加>>続きを読む
導入のタクシーの中、女性検事とマックスのたっぷりとした間をとったやりとりがとても素敵でこの時間をずっと見ていたかった。しかしこの導入の雰囲気でこんなシリアスな結末あり?どう考えてもマックスがリムジンで>>続きを読む
中小企業のアイデアマン社長風情のジャンコクトー。くえないオヤジだが、ワイドショーの辛辣、あるいは右斜め上から的コメンテーターのようでもある。いっその事、「コクトーの笑っていいとも」。なぜかそんなことを>>続きを読む
特殊部隊の6機のヘリが飛んで火に入る虫的に撃墜された様は、国がよく見せるヘタレなじれったさ、その感じが妙にリアルだった。
こんなはずじゃないのに、なってしまえば、最初から決まっていたかのよう。自分は本当にこの世界に関与しているのか。結果、どこまでも受け身の世界。つまりは飛び起きる悪夢。すなはちこれが現実。浅野忠信が素晴ら>>続きを読む
アナは、「ファッション」を恐れる、あるいはけなす人々の存在に目を配っていた。だから「セレブ」を発見した。「ファッション」に疑いがなく、スーパークリエティブエディターのグレイスは「セレブ」になんの興味も>>続きを読む
あのいかにもどうしようもない姉たちに一瞬でも感情移入出来たら本当に豊かな映画になったと思う。エンドロールにチラッと流される映像に完敗している。残念賞。