maccouqさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

maccouq

maccouq

映画(118)
ドラマ(0)
アニメ(0)

川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

3.7

ハイツムコリッタの住人は何かしら近しい人の死に折り合いがつけられなくて、一人で抱えてるでも、いつかはそこから立ち直るのかもしれないし、抱えたままなのかもしれない。山田が研ぐ米と塩辛、風呂、普通のことに>>続きを読む

地下室のヘンな穴(2022年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

地下室のヘンな穴の前に社長のヘンな人造物、加工品?の自慢話にえっと思い、そして若さに執着する妻。結局、人造物や若さで思い通りになるわけでなく、それ故に引き起こされる不幸が半端くて。しかし妻があれほど若>>続きを読む

スワンソング(2021年製作の映画)

3.9

長く生きてるといろいろな誤解、怨念がたまって自分を重たくしてしまう、でも最後に軽くできたら、幸せだな。パットの時代遅れの格好が不思議とおしゃれに見えて来るし、なによりパット自身が堂々としていた。音楽も>>続きを読む

サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

3.5

またね、という別れの言葉、また明日ね、また遊ぼうねと、もしかしてもう会えない、きっと会えないかもしれない時のまたね。二つのまたね。久田君が物書きをしているのは竹本君の言葉があったからだろうな。短い夏休>>続きを読む

裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

3.4

登場人物が多くて、派手な展開はなく、地味なのだけど、おおお、そういうことなのかと、、でももう一度見た方がよくわかるかも。

恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

3.7

2話からなるのだけど、色の使い方も素敵で、テンポがよくて、2話目のフェイ・ウォンがキュートで、部屋に忍び込んでちょっとずつ変えたり、痕跡を残す、これはアメリのもとになったのかな?トニー・レオンもいいな>>続きを読む

さかなのこ(2022年製作の映画)

3.8

ミー坊が男でも女でもどうでもよくて、お魚がただただ好きというその気持ちが周りをすべて楽しくしてしまう、そして、お友達が不良だったり、幾分老けた高校生だったりしてもいいのだ。でも、頼ってきた同級生とその>>続きを読む

プアン/友だちと呼ばせて(2021年製作の映画)

3.7

ウードの亡くなる前に元カノに会いに行く旅、ノスタルジーの旅と思ってたら、どうもそんなにいい別れ方?してないなぁと思っていたら、、、、、でB面、これはこれでいいのか、ボスの10年、ウードは思い残すことな>>続きを読む

こちらあみ子(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

無邪気な子、変わった子のあみ子、だんだん家庭環境が分かってきて、成長に伴って孤独になって行って、父親にもネグレクトされて、あれ、怪我したのも転んだことにしてしまってるけど、お風呂も入ってなくても気にさ>>続きを読む

ツユクサ(2022年製作の映画)

4.0

いろんな事情があって、前に踏み出すことができない、素直になれない大人たち、子供、隕石がきっかけになったのかどうかわからないけど、前を向き、自分で歩みだす、そんな成長物語。小林聡美、平岩紙、江口のりこ、>>続きを読む

ホーリー・モーターズ(2012年製作の映画)

3.7

正直よくわからなかったけど、アポで役柄をいろいろ演じる、オスカー氏、よくわからなくて、でもだんだん、わからないけど、これはすごいなと。そういえば、昔、ポンヌフの恋人を見たよな、また見たいな。

猫は逃げた(2021年製作の映画)

3.7

室内の4人の長い長い会話のシーンが好き、街の上ででもあったけど。最後はなんかそうなるかもと思ってた終わり方だったけど、よかった。ストーリーは愛なのにのほうが好き。メモ:アガペーがエロースに進化する。

愛なのに(2021年製作の映画)

3.8

愛してるから結婚しようとする二人と、ずっと愛してると思い続けてる人、なんか当然愛と思っていた人たちは、愛だったのかわからんけど、唐突に突き進む愛が意外と、、、河合優実、サマーフィルムにのっての子だった>>続きを読む

ベルファスト(2021年製作の映画)

4.3

おじいちゃん、おばあちゃんは味があるし、両親のダンスシーンは素敵だったし、同級生に恋したり、いたずら(度が過ぎてる気もするが)したりの幼年時代、楽しい街の人たちがみな仲間のようなアイルランドのベルファ>>続きを読む

ストレイ 犬が見た世界(2020年製作の映画)

3.0

トルコ、本当に野良犬が多い、しかも、大きい。町の人々もそれを当たり前と受け止めていて。シリアからの難民の野良犬との生活、路上で寝ていたということで、難民は逮捕(保護?)され、路上から排除されてしまうの>>続きを読む

ライフ・ウィズ・ミュージック(2021年製作の映画)

3.7

自閉症の妹のミュージックの世界はカラフルで音楽に囲まれてハッピーなんだけど、面倒を見るアルコール依存症の姉の現実はそうじゃないけど、でもそのハッピーがだんだんと現実の世界にもしみ込んで、結構ハードな内>>続きを読む

ベルヴィル・ランデブー(2002年製作の映画)

4.1

デフォルメされた人物、犬は正直味はあるけどかわいくはないし、セリフはほぼないし、でもテンポがよくて、音楽も、粋でとてもいい。ばあちゃん強すぎ、三つ子も強すぎ、ブルーノもよく頑張った。最初のキャバレーの>>続きを読む

再会の奈良(2020年製作の映画)

2.7

日本へ戻った中国残留孤児に会いに、探しに来た中国の母親。日本での生活はいいことばかりではなく、いや、いいことはほとんどなかったのかと。奈良の各地、結構田舎を探すのだけど、なんでこんなに奈良なのか、職を>>続きを読む

ドリーム(2016年製作の映画)

3.7

どんなに優秀でも、人種差別、女性差別の中で目的をもって、あきらめず、努力や学び続けること、本当に大変だったかと。原題の Hidden Figures のほうがしっくりきた。

グレート・インディアン・キッチン(2021年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

現在の、スマホもFacebookもあるインド、カーストの上の人たちのお見合結婚、立派な家、莫大な家事に追われて、生理の日だけ逃れられるけど、穢れた者扱いで、夫も義父も尊大で、我慢しなさい、それくらいは>>続きを読む

世界で一番美しい少年(2021年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ベニスに死すのタジオ役のビョルンは本当に美しい青年だった。でもその美しさのために、彼の人生は祖母も含む大人たちにけがされ、食い物にされたもので。ヴィスコンティによるオーディション、撮影スタッフたちの目>>続きを読む

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.0

粋でお洒落なんだけど、たぶん、、すごい情報量に襲われて、始まってしばらくは、字幕と画面を追いかけっこにつかれて、慣れて来ると楽しめる、、抽象画には確かにシモーネはいた。もう一度見たらもっと楽しめるかな>>続きを読む

素晴らしき、きのこの世界(2019年製作の映画)

2.9

きのこの映像がすごくきれいで神秘的で、、そして、きのこの医療、環境と無限の能力と可能性を秘めている。
だけど、だんだんちょっと、科学を超えて洗脳??宗教?お商売っぽくなっていくのは、どうなんだろう、、
>>続きを読む

TOVE/トーベ(2020年製作の映画)

3.4

ムーミンの背景、戦争、スナフキンのように孤独を愛しさまよう、そして、自分の心のままに踊るトーベと同性の恋人と自分たちだけの会話を持ち楽しむトフスランとビフスランのトーベ。芸術家として認めてくれなかった>>続きを読む

私はいったい、何と闘っているのか(2021年製作の映画)

2.1

うーん、なんか笑えるわけでもなく、多少ほろりもしたけれど、でもなぁぁ、、、、、内心思うところはたくさんあっても、いい人であろうと、いい人でいるつもりなんだろうけど、そういうの周りはそういうのしんどい、>>続きを読む

恋の病 〜潔癖なふたりのビフォーアフター〜(2020年製作の映画)

3.6

すごくきれいでおしゃれな部屋に住む潔癖症の男性が同じく潔癖症のすごく変わっているけど魅力的な女性と恋愛関係になって、男性の潔癖症が突然完治して、、、、コメディだと思ったけど、これ、ちょっとホラーだった>>続きを読む

テーラー 人生の仕立て屋(2020年製作の映画)

2.1

時代に取り残された仕立て屋の仕事、借金、父親との師匠と弟子みたいな関係。屋台で仕立て屋さんをすることになっていろいろあって、、、屋台で仕事することで自由になれたのかなぁ、だったらいいのだけど。

83歳のやさしいスパイ(2020年製作の映画)

3.3

老人ホームに潜入する老人スパイ、コメデイかと思ったらドキュメンタリーだった。老人は孤独、老人ホームに同じ年齢の人たちはたくさんいて毎日顔を合わせて、看護師の方たちもいつもいるけど、、あぁ、なんか現実を>>続きを読む

子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

3.8

上白石萌歌、細田佳央太がめっちゃフレッシュ。本当のお父さんと過ごす夏休み、空白の子供時代を埋めるみたいに高校生なのに海で小学生みたいに過ごして、、、で夏が終わったらちょっと大人になっていて。上白石萌歌>>続きを読む

サムジンカンパニー1995(2020年製作の映画)

3.5

女性であること大卒でないことで責任ある仕事をやらせてもらえないけど、実は仕事への熱意、愛社精神、向上心のある女性たちが逆転を狙う。その通りになるのだけど、そこまでのストーリが企業の覇権争い、環境汚染、>>続きを読む

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

4.2

伊藤万理華ほか皆がきらきら魅力的で元気でとってもいい。自分の映画を作ること、時代劇大好きで、完成させることでも完成させると失ってしまうこと、自分の気持ちを伝えること、未来の映画、映画館事情、ハダシの将>>続きを読む

1秒先の彼女(2020年製作の映画)

4.2

よく考えると、いやよく考えなくてもつじつまは合わない、なのにどうしてこんなに楽しめてしまうのだろう。クローゼットにヤモリ先生がおられたり、SFなのか現実なのか、でも特撮ではなく、それもうストーカーなの>>続きを読む

5月の花嫁学校(2020年製作の映画)

3.2

良き嫁、良き妻、良き母のための学校、経営者の夫はギャンブルで借金作って突然死、経営を引き継ぎ学校を守る3名の女性、だけど3人ともそんなにがちがちではないから、状況を受け入れ、恋して、学ぶことの喜びを知>>続きを読む

椿の庭(2020年製作の映画)

3.7

あぁ、最後そうなるんだと、ちょっと驚いたけど、静かな映画でそのまま終わるのかと思っていたから、意外で面白かった。
庭を愛する主人公、庭が無くなったらわたくしどうなるとの気を失い、なんともナルシストな。
>>続きを読む

ペトルーニャに祝福を(2019年製作の映画)

3.4

女性禁止の儀式の投げられた十字架に思わず体が反応して十字架を手にしてしまったペトルーニャ。北マケドニアでの出来事、ここから女性の社会ん進出、参加と社会的な映画へと、ちょっとコミカルな味を混ぜて展開する>>続きを読む

JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.1

なんだかもう、半端ない執念の作品。不気味なグロテスクな生物が命を狙って潜んでいる地下の世界。そこに、何語かわからないけどなんだか通じ合って、助け合う、ともに戦う、地下の生命体と地上の人間(みたいなの?>>続きを読む