音圧と物語設定に疲労する。ブレードランナーと同じものを見せられている気分になった。
娘の人生をトレースしていって、でも全然よくわからないと父は正直に言う。でも生前の娘と今の自分がひとつだけ繋がってしまう感動的な瞬間が存在していた。わかった、ような、気がしたと思う。
時間だけが解決してくれるわけでは無い。現実はそういう側面もあるかもしれないけれど、少なくとも映画にするのであれば。
精神の対決をスマホを駆使してよく面白く描けたなぁ。深川麻衣良かった。図書館行きたい。
映画を構成するあらゆるものが分解されつくして、要素が身体に染み込んだ結果として、いつの間にか俳優が、生身の人間がスクリーンに生きている。そういう意味ではいつもと変わらないけれど、やっぱりこの監督には痴>>続きを読む
しっかり山場が定期的に訪れるエンタメ。物語上の細かいことはいいとして、代行が銃弾を外しすぎている。あんなことになる前に仕留めてくれれば。。
音楽にかなり牽引されていた気もするけれど、身の回りの出来事が世界の何か巨大な事象につながらず、あくまで身の回りで完結するという今時珍しいタイプのステキな映画だった。
自然や音楽やリアリティの美しさの中に、この辛く厳しい物語をまるで対象のように置いてしまうことへの違和感が最後まで拭えない。
そして最初から最後まで顔、顔、顔。俳優個人の演技に興味があるのであって、他者>>続きを読む
トラウマものを楽しく見る人はほぼいないと思うので、こういうのはサスペンスとしていかに見応えがあるかにかかってるのだけれど、、なかなかの珍品であった。
風が吹いて波が打ちつけて鳥が鳴き水が流れる。哀しく切ない記憶と共にそれらが混じり合って目の前に在ることで、多くのノマドは世界にこれ以上の美しさは無いのだと気づいてしまう。例え寒さに震え質素な食生活であ>>続きを読む
