setsudoshaさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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T-34 レジェンド・オブ・ウォー(2018年製作の映画)

4.2

戦車モノとして素晴らしいのは理解できるけれど、それを上回る人間ドラマ!

まずはニコライのリーダーシップ!こんなにもカリスマ性のある指揮官に命令されてみたいし、燃えるようなあの目で殺されたい。
彼に従
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サスペリア(2018年製作の映画)

3.6

「君の名前で僕を呼んで」のルカ・グァダニーノ監督、美的ストライクゾーン広すぎ。
この〝一体何を見せられてるの感〟がクセになる。

007 スペクター(2015年製作の映画)

4.3

おや? Qはボンドガールも兼任しているのか?というくらい儚い。

メキシコの祭りでドンパチ始まる冒頭シーンがカッコよすぎ。
さらにオーストリアの雪山、モロッコ…と世界を股にかけるボンドの本領発揮!なワ
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007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

3.6

サム・メンデス版から入ってしまったからか、なんだか野暮ったい…(とくにオープニング)
けれど何度も見ていたら、それも味わい深く思えてくる。

パルクールっぽい動きを取り入れたアクションシーンは痛快だし
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007 スカイフォール(2012年製作の映画)

4.5

記念すべきベン・ウィショー版Q初登場作品!
あなたのおかげで、これまでなんとなく敷居が高かった007の世界に飛び込むことができました!ありがとう。

ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

3.5

ドラン氏史上、最高規模の作品。
音楽にキャラクターの感情を代弁させる彼の演出は、本作でも健在。
彼の美意識とドラマティックなストーリーがピタリとハマっていた。
しかしトレンブレイ君、恐ろしい子…!(い
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半世界(2018年製作の映画)

3.9

稲垣さん、長谷川さん、渋川さんが幼なじみという設定だけでもう見る価値アリ。

狂気じみて殺気立った長谷川さんのアクションシーンは笑っちゃうくらい最高!

とらえどころのない安川午朗さんの音楽も好み。

his(2020年製作の映画)

3.0

ポスターとメインビジュアルの先入観だけで観に行って、みごとに肩透かしを食らう。

都会にも田舎にもなんだか馴染んでいない氷魚さん。この浮世離れ感は、今後も武器にしていただきたい。

ドクター・ドリトル(2020年製作の映画)

3.5

とにかくキャストキャストキャスト!
人気者たちが顔を隠して動物になりきっております。

数少ない顔出し俳優も奮闘しており、マイケル・シーンのチャーミングさと、バンデラスの本物感(笑)。

ダウニーが自
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ブエノスアイレス(1997年製作の映画)

4.9

何度見たかわからない。
でも何度見ても心が揺さぶられる。

大半はファイの気持ちに寄り添ってしまうのだけれど、年齢を重ねるごとにウィンの心情も理解できるようになってきたり。

何層にも重なっていて、め
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ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

3.5

多少なりともジュディ・ガーランドに対する知識を入れてから鑑賞すべき。
確実にそのほうがこの作品は輝きを増す。
自分はしくじったクチなので一応ご忠告までに。
歌唱シーンは文句なしです。

黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

3.7

マイケル・B・ジョーダン演じる若き弁護士の目に宿るのは、混じり気のない正義だった。

マグダラのマリア(2018年製作の映画)

3.8

イエスキリストとマグダラのマリアを演じるのは、私生活でもパートナーであるホアキンとルーニー。二人が交わす視線は尊敬とも思慕とも愛情ともとれる燃えるような熱情を帯びている。

エルサレムの荒涼かつ異常な
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音楽(2019年製作の映画)

3.5

のっぺりした絵なのにとてつもない躍動感。
ゆらゆら帝国の坂本さんはじめ、キャスト陣の抑揚のない喋り方がクセになる。

フルートベール駅で(2013年製作の映画)

4.0

この映画に点数をつけるなんて間違っているけれど、一応便宜的に。

あの日、客に親切にしなければ…
電車に乗らなかったら…
空いてる席を探さなければ…

たらればを一つずつ巻き戻すことができたら…と言っ
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ロニートとエスティ 彼女たちの選択(2017年製作の映画)

3.5

日本では少数派であろうユダヤ教を扱っているので、公開は難しいかなと思っていた。
だけどフタを開けてみたら、宗教に明るくなくても十分楽しめた。何より、二人のレーチェルによる美の競演。
彼女たちの抑圧され
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.0

これはホラーじゃなくてコメディか?
チャーミングな変態とでもいうべきか。

ジャック・レイナーに拍手と賛辞を贈りたい。

テリー・ギリアムのドン・キホーテ(2018年製作の映画)

4.5

半分も理解できていないけれど、テリー・ギリアムの世界はいつもなんか楽しくて、なんかクセになる。
〝なんか〟の理由を解明したいんだけれど分からない。

本作は頓挫に頓挫を重ねて、ようやく公開された問題作
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.6

むはー!かわいいカワイイかわいいぞ♡

脚本も最後の最後までしっかりしていて、そういうことか、と深く頷いた。
街並みがTOKYOぽくて、それもなんだか親近感!

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.0

曲者名探偵・全員容疑者・密室という謎解きの鉄板要素が満載。
ライアン・ジョンソンは生粋のミステリーオタクだ!

ダニクレは007を終えたらこの役に専念してほしいなあ。周りが濃すぎて埋没しがちな感じもた
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ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年製作の映画)

4.5

日々の激務でトゲトゲしていた心がほぐれました。
ありがとう、ボブ。

ティーンスピリット(2018年製作の映画)

3.3

何度か登場する歌唱シーンはエルたんのMVを見ているようで、非常に素晴らしかった。
とくに赤いジャージで「私のペースを乱さないで」と熱唱する姿は、歌手を目指したこともあるというだけあって、とても心揺さぶ
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イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり(2019年製作の映画)

3.5

うっかりタブレットで鑑賞してしまったが、これは絶対劇場でみなきゃいけない作品。
ストーリーのほとんどが気球の狭いカゴの中で起きる、いわば密室劇。
ワンシチュエーション、登場人物はふたりというミニマムな
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CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

4.0

一言でいうなら、阿鼻叫喚の終わらない地獄。
ものすごく疲れたけれど、最高。

ダウントン・アビー(2019年製作の映画)

4.3

これだけの登場人物にまんべんなく光を当てる手腕が素晴らしい…!
ドラマと同じオープニング曲が流れた時のワクワク感、そして見終わった後の多幸感。
これだけ良くできているのだから、もう少し大きな規模で公開
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

4.5

もはや全編がピーク。
懐かしいお顔も新キャラもうまいこと共存。個人的には旧三部作の〝ほのぼの感〟が一番好きだけど、今作は大満足。

とはいえ、ディズニーに却下されたというルーカス版のプロットも見てみた
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ヤング・アダルト・ニューヨーク(2014年製作の映画)

3.5

現代は『若いうちに』。
ノア・バームバック=オシャレ映画的な風潮がなんとなく漂っているけれど、これは人生の宿題を背負わされた感じ。

カツベン!(2019年製作の映画)

3.5

舞台は100年前、映画がまだサイレントだった時代。
いい意味でチャラい感じのある成田君をここまで輝かせるとは、さすが周防監督。
お正月映画として大正解のドタバタ感。

ザ・バニシング-消失-(1988年製作の映画)

4.0

サイコパスを描くのに派手さは不要。
シンプルが一番恐ろしい。
見た後には見る前の自分には戻れない。そのくらい心に残り続ける。

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.5

『クルマ映画だから』という理由で見た人も『クルマ映画だから』という理由で選択肢から外そうとしている人も、どちらも満足できるであろう作品。

わかりやすくはみ出し者を淘汰する感じ、出る杭を打とうとするの
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.4

冒頭30秒で即引き込まれた。

私的ハイライトはスカーレットとアダムが言い争うシーン。
売り言葉に買い言葉、相手によりダメージを与えるワードを探しながら罵り合う2人。パンパンに膨れ上がった憎しみの風船
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.3

衝撃を衝撃で上書きするような読めない展開の連続。

予定調和?何ソレ?

ローガン・ラッキー(2017年製作の映画)

3.5

エンドロールである方の出演を知り、巻き戻して探した…

フリーソロ(2018年製作の映画)

3.8


長尺でスタイリッシュな「情熱大陸」…いや今はなき「クレイジー・ジャーニー」か?!

主人公のアレックスさんが俳優みたいで、なんだか実話ベースの映画を見ているよう。
しかし、普段のほんわかとした雰囲気
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.0

子供のまま成長した大人にしか描けない作品。
少年の目からはナチスと戦争がこんな風に見えるんだな。
タイカ・ワイティティ、恐るべし。

髪をペッタリと撫で付けてちょび髭をつけると、意外と誰でもヒトラーに
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