フさんの映画レビュー・感想・評価

フ

映画(117)
ドラマ(1)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.3

本当に本当に隅から隅までやりきってすばらしかった、どうしようもないことしか起こらないけど家族だからどうしようもないし、どうしようもないから家族なんですよね、いやあお見事、お見事としか言いようがない日本>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

2.8

坂元裕二信者として責任持って観ましたけどこれ2014〜カルチャーの洪水に対する共感性羞恥心やばすぎた なんでだろう
小説で読みたかったかもしれない。友達の面白くない話を永遠とどっかの店で聞いてるだけっ
>>続きを読む

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

4.2

ピクサー偏りあるあるは置いといて単純におもしろかったしこれを劇場公開しない(できない)の残念としか言いようがないですよね、とにかく音、劇伴かっこよすぎてデカいスクリーンとスピーカーで味わえない悲しみは>>続きを読む

私をくいとめて(2020年製作の映画)

4.2

のんは日本の宝!!!何年か前の大晦日に「勝手にふるえてろ」を観た記憶がよみがえり、年の最後に大九作品観るの風物詩にならないかな〜と思っています、最高の映画納めになりました

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.2

すごかった、めちゃくちゃすごくないですか?あれもこれもめちゃくちゃすごくなかったですか?観ました?すごかったですよね、観てないですか?観てください、こういうのを本来ならネタバレ一切禁止にすべきじゃない>>続きを読む

朝が来る(2020年製作の映画)

4.0

わたしは河瀨直美がつくるものが好きなので贔屓目に見てしまうし、おもしろいかどうかはもう判断できないのですが、やっぱりわたしは河瀨直美が好きだなと思いました。
(今回のはわかりやすすぎた感じがしないでも
>>続きを読む

スパイの妻(2020年製作の映画)

3.8

黒沢清×濱口竜介×長岡亮介×新津保建秀という贅沢の極み、それだけでもうお腹いっぱいですがフタ開けてみたらしっかりめちゃくちゃ黒沢映画でした、100万人くらい同じこと言ってると思うけどやっぱ蒼井優すごい>>続きを読む

本気のしるし 劇場版(2020年製作の映画)

4.3

劇場版の前にこれをよくドラマにしたなという話で、前半観終わった時点でオチがまったく見えてこなくてすごかった(原作未読です)、とにかく変な映画だけどどう考えても大傑作、不穏と不安の洪水で目を離す隙なし、>>続きを読む

オン・ザ・ロック(2020年製作の映画)

3.8

久しぶりに報われた感じがありそうそうこれこれ、これが観たかったんですよという気持ちになった。
ビルマーレイ年老いるほど良きと好きが増していくので長生きしてよね

生きちゃった(2020年製作の映画)

3.6

セリフに文脈がなくて0から1を話すと相手も0から1を返すみたいな対話が結構あって最初は違和感すごかったですが、要するに今わたしは本音で話してはいませんということの目印なのだなと思った。序盤それがわから>>続きを読む

鵞鳥湖の夜(2019年製作の映画)

3.4

タイトルの通り大体夜なのですが、街の感じといい脇役を含めたキャラ立ちのよさ(よすぎる)といい、ノワール映画というより龍が如くだった(?)
光と影の使い方、薄氷の殺人と比べると全然わかりやすいけど味わい
>>続きを読む

マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

3.7

不自然すぎるカットイン、速すぎるズームともにキレッキレであった、車、ピアノ、テレビ、窓、人、そしてカーテンであった、愛情の発露が複雑で箱根細工みたいなので、不粋とわかっててもひとつひとつ解説してほしい>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.5

これは受け売りですがとにかく集中して観てください、一瞬の油断もダメです、わたし事前にそう言われてても完全理解からはほど遠かった、けど何がすごいってそれでもちゃんと、めちゃくちゃにおもしろかったんですよ>>続きを読む

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.8

主人公のスティーヴィーが笑うタイミングが独特で、あれはうれしいからというより知るよろこびだったかも、終わり方も最高、オレンジジュースはアメリカの宝、ジョナヒルは天才、存じ上げております。

行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

4.0

いつも思うけど人生が苦しいことを自分のせいにする、クソな選択をした自分を悪とするひとがいるけど全然そんなことないですよ、単にクジ運が悪かっただけなので世界ごと全部憎んでこ、わたしはそうします。

あと
>>続きを読む

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.7

まあまあめちゃくちゃな展開、スクールカーストがあるようで全然ない若干のパラレルワールド感、しかし大変テンポよく音楽も最高で、思わぬタイミングでRhye流れてきてブチあがってしまった、わたしには高校にい>>続きを読む

はちどり(2018年製作の映画)

3.8

突然思い立って観たらめちゃくちゃおもしろかった、生まれがあって環境があってひとにはそれぞれ事情があって、そういうのは運の連鎖なのでどうしようもないけどむずかしく考えなきゃならないこともある、繊細すぎる>>続きを読む

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.5

前知識がなくて「どうせビジュアルでゴリ押してくるんでしょ」と思ってたの土下座して謝りたい(誰に?)、とにかく時系列の配置、時間軸移動が超絶技巧でたまげた、ここまで違和感なくスムーズで豊潤で粋な映画あん>>続きを読む

ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

4.0

予告編観ただけで絶対おもしろいやつでしょとわかってフタ開けたら鳥肌とまらんかった、Netflix契約してる人間全員だまされたと思って観てください、セリフが全部いい、いくらなんでもおもしろすぎる泣

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

4.0

冴えないひとがどんどんおしゃれでバリバリ仕事ができるひとになる話かと思ったら、一瞬でおしゃれになり、わりとすぐバリバリ仕事ができるようになったので意外だったしどうしよどうしよこんなに話すぐ飛んでまうん>>続きを読む

お引越し(1993年製作の映画)

4.0

こんなときだからこそいっぱい映画を観たいな、
両親が離婚して、父親が引っ越すストーリーを娘視点で語った作品。お引っ越しが「何かの別れ」として描かれないところがとてもいい。「さようなら」というセリフが1
>>続きを読む

ナイトクローラー(2014年製作の映画)

3.8

理論の整ったサイコパスが偶然にも超つよい武器みつけてやりたい放題やる映画なんですけど、めっちゃおもしろかった、ギレンホールこわすぎていつ怒鳴るかわかんないしビクビクしながら観た

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

3.8

おもしろいって言っていいのかどうかよくわからないのですが、すばらしい映画であることは間違いなくあまりのすばらしさに頭がクラクラする、つらいとうれしいが同時に来る

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

3.8

観終わってこの映画に関する感想すべて言わずに閉じ込めておきたいという気持ちになるので褒めてるわりに内容に全く触れてない人たちの気持ちが痛いほど伝わった、良かった

ゾンビランド(2009年製作の映画)

3.5

これに限らずゾンビ映画を観るとだいたい「こんなんさっさと噛まれた方が楽に決まってるでしょ...」と思うのですが、同じ理由で鬼ごっこが超苦手だったこと思い出して子どものころのおれのこと抱きしめたくなった

黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

4.0

いい映画だけど胸クソは悪くて、こういうの"裕福な白人"は何を思いながら観るのかいつも興味深い、生まれつきの善人も悪人もいないし助かるも助からないも運、どこを見てどこを見ないのか、ひとも国も育てるのはひ>>続きを読む

愛と憎しみの伝説(1981年製作の映画)

-

「アメリカ映画の名セリフベスト100」なるものがありまして「君の瞳に乾杯」とか「フォースと共にあらん事を」とか、映画自体を観たことなくても知ってるぞ、みたいなセリフのオンパレードなのですが、次々読んで>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.0

終始疾走感すごいし一切無駄がないし135分なんて瞬きだった、今なにが起こってるのか明確にわかるから余計なこと考えなくていいしライヴエイド泣いちゃう、観てこんなに元気になる映画があってたまるか!!ある!>>続きを読む

スーパーバッド 童貞ウォーズ(2007年製作の映画)

3.5

頭使わないで観れる映画はサイコーだ 最初の半分くらいは本当に下ネタがひどいので我慢するしかない、なんなら早送りしてもいい でも最後あたりに「ありがとう…」となります

ラブバトル(2013年製作の映画)

2.5

「恥ずかしくて誰にも言えないけど実はちょっと好きな映画」だわ、男女がひたすら叩いたり蹴ったり投げたりし合うという本当に意味がわからない映画で、でもなぜか何回も観てしまう、しかし本当に意味がわからない

となりのトトロ(1988年製作の映画)

-

ノリで見返して思ったので書きますが、お母さんの退院が延びたときのサツキのリアクション、髪の毛ざわざわもそうなんだけどあのほうれい線がこわかった、AKIRAがトラウマになってる人もそうだと思うけど子ども>>続きを読む

マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

3.7

2時間ずっと漫☆画太郎の描く喜怒哀楽みたいなリアクションしてしまって疲れた

>|