SatoshiFujiwaraさんの映画レビュー・感想・評価

SatoshiFujiwara

SatoshiFujiwara

2014年〜。それ以前は下記をどうぞ。点数は割に甘いです。いわゆる「ネタバレ」にはあまり考慮しませんので悪しからず…。例外はありますが、映画はネタがバレても面白いからです。基本的にレビューは書くようにしてますが、かったるいと飛ばします。

Filmarks ID→SatoshiFujiwara
https://filmarks.com/user/SatoshiFujiwara

映画(527)
ドラマ(0)

キューバ・リブレ(2013年製作の映画)

3.4

場所は薄暗いキャバレー、やる気があるのかどうかこれから登場する歌手を紹介中にマイクを落としてしまうゆるーく微妙なMCの後に色黒のおっさんが出て来てヘタウマな歌を時には座って脚を組みながら、また興が乗っ>>続きを読む

鳥の歌(2008年製作の映画)

3.2

『騎士の名誉』ではまだこちらにも楽しむ余裕があったがこれはなかなかしんどい。無時間性増し増し、東方の三賢人も『騎士〜』以上に喋らないしロングで撮る場面が多いから何だかよく分からない(え、お前が合間合間>>続きを読む

騎士の名誉(2006年製作の映画)

3.6

セルバンテスの『ドン・キホーテ』に因んだ作品は多々あるが、こいつは異色中の異色というか、1つの極北たる代物だろう。普通の意味ではほとんど面白くないが(苦笑)、その面白くなさのキモを考えるのが面白いとい>>続きを読む

The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ(2017年製作の映画)

3.8

比較するなと言う方が無理なドン・シーゲル&イーストウッド版(『白い肌の異常な夜』)とこれ。もちろん話の筋は同じだが印象は全く異なる。シーゲル版を評価する人は多分こちらに辛い評価をするだろうことは容易に>>続きを読む

四月の永い夢(2017年製作の映画)

4.3

音楽だけ聴いていると落ち込むことがあるっていうか、でも同じ曲でもラジオで聞くと、元気になれる気がするんです。蕎麦屋のアルバイト中に知り合った手ぬぐい職人の志熊(三浦貴大)に「ラジオを聴くのが趣味なんて>>続きを読む

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

4.3

ポスターなどのビジュアルデザインがウェス・アンダーソンっぽいとも言える独特の色調でいかにも惹かれるものがあり、かつそのウェス作品にも何本か出ている名優ウィレム・デフォーが出演してるんでふらっと観に行っ>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

3.7

荒波が打ち寄せて現れるおなじみの△の東映ロゴによるオープニングと縦に現れるクレジットに懐かしいタイポグラフィ、いささか古風なナレーション、潰れた黒と滲んだ輪郭による粗い画面で気分は既にかつての東映実録>>続きを読む

モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)

3.1

アーロン・ソーキン脚本作品は『ソーシャル・ネットワーク』と『スティーブ・ジョブズ』の2本だけ観ているが、前者はともかく後者は登場人物がのべつまくなく喋り続けていてかなり鬱陶しい作品であった。本作、その>>続きを読む

泳ぎすぎた夜(2017年製作の映画)

4.3

生まれてこの方ずっと東京育ちなもんで雪国の生活は想像力をフルに働かせたってあまり分からないしもちろん実感というものではなく想像の域を出るもんじゃないが、しかしこの作品を観ると今まで様々な映画作品の中で>>続きを読む

ある道化師の24時間(1946年製作の映画)

3.8

後年の『マンハッタンの2人の男』に繫がるようなパリの街角を捉える視線の生々しさと日常性、ドキュメンタリー性。なるほどヌーヴェルヴァーグがメルヴィルを崇拝したわけだ。

海の沈黙(1947年製作の映画)

4.2

2008年の『フランス映画の至宝』(映画祭)で観て以来の再見、やっぱり傑作だと思いました。ドイツ人将校のヴェルナーが初めて老人と姪の前に姿を表した時のヴェルナーに対するライティングの効果がものすごい。>>続きを読む

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

3.9

本作でガッツリ引用されている80年代のアメリカンカルチャーには俺もかなりハマったんで、その後そこらへんの世界から少し遠くに来てしまった今だけれども、これを観てなんだか根源的な初期衝動的ムズムズをずっと>>続きを読む

ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

3.2

あんまおもんない(つまらん事に意味があるとも言えるからおもんないと言うのは否定的な意味でもない)。現代アートにもっと踏み込むのかと思っていたらあくまで監督が言いたいことを表す手段としての扱い(まあ想定>>続きを読む

バンガロー(2002年製作の映画)

3.7

ベルリン派特集にて。

いわゆるベルリン派の監督作品ではクリスチャン・ペッツォルトとマティアス・ルートハルト作品を数本観た位で本作のウルリヒ・ケーラーは初。ルートハルトで観たのは『ピンポン』という作品
>>続きを読む

すべて売り物(1968年製作の映画)

4.0

映画内映画の監督はむろんワイダであり、撮影現場に現れない役者は本作の2年前に不慮の事故で亡くなったツィブルスキのこと。解説にはツィブルスキが亡くなった衝撃からワイダは本作を構想したなどとあるが、結果出>>続きを読む

レヴェル5(1996年製作の映画)

3.8

ざっくり言って『攻殻機動隊』(似すぎ笑)+『ヒロシマ、モナムール』(事実「オキナワ、モナムール」なる言葉も登場する)。当時70代半ばの映画作家がこんな作品を撮ったこと自体にまず感銘を受けるが、日本敗戦>>続きを読む

怪猫トルコ風呂(1975年製作の映画)

3.3

現代ではタイトルからしてアウトだが、赤線が舞台だからと言って溝口の『赤線地帯』やら前田陽一の『にっぽん・ぱらだいす』のような悲喜こもごもの人間ドラマを想像するととんでもない、ぶっちゃけ無茶苦茶である(>>続きを読む

女獄門帖 引き裂かれた尼僧(1977年製作の映画)

4.1

牧口雄二の俗悪エログロ節が炸裂している傑作でござんした。牧口作品は『毒婦お伝と首斬り浅』や『らしゃめん』など数本観たけれどみんな素晴らしい。牧口の凄さは、俗悪描写と言いつつもそれが単に下世話なものには>>続きを読む

予兆 散歩する侵略者 劇場版(2017年製作の映画)

4.0

よくもまあ黒沢清はこんな妙なロケーションを見付ける(もしくは作り出す)ものだ。マンションの階段からいきなり映し出される川を見れば誰でも黒沢自身の『神田川淫乱戦争』を思い出すだろうが、そのマンションの部>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.6

いわゆる「無償の愛」ってやつをファンタスティックなフェアリーテイルとして上手く描いた良作。何が上手いって、現実と現実離れした要素の扱い方のバランスだろう(この辺りはさりげないようである意味あざとい)。>>続きを読む

>|