まだ続きがみたいのに…というタイミングでの暗転とピアノ。不器用な愛情とやさしさで溢れた物語は、赤ちゃんポスト、育児放棄、人身売買という非情なテーマから描かれる。
重たいテーマで、笑いがあるわけではない>>続きを読む
パク・ソジュンとIUという、韓国の大スター二人が中心に全力でコメディ。テンポもよく、何も考えずに、楽しめる映画。
圧倒的スケール感と大沢たかおの存在感。そして終わらせるつもりのないエンディング。
どんな喜怒哀楽もリズムがあってメロディーがある。そして感情が集まるとハーモニーを奏でるのです。
夜のパリを散歩。散歩だけでも絵になる街の持つ破壊力たるや。パリに行きたい。パリに行きたい。
当たり前なものなんて一つもなくて、色々な抵抗を経て、認められた上で存在している。ドイツにおけるサッカーも然り。
間違って手に入れたものが、意図せず良かったこと。間違うことは悪いことじゃない。うすしおもコンソメも美味しいのです。
アイデアが世界を救う。世の中成功するのはみんなが思いつかないことを成し遂げた人。「馬鹿げてる」は「あり得ない」の根拠にはならない。
器用と不器用、否、真摯と怠惰。前向きな努力は自己マネジメントであり、いかに客観的に自身をみつめ、成長へ繋がるアクションを積み上げていけるか。設定、脚本、演技、音楽、何もかもが計算されていて降参。
結末が先に予測できるのに、その結末を待っている自分がいる。裏切らない結果と、そこへのアプローチ。そして音楽がよい。
路線図や時刻表には書かれない乗客のストーリー。色んな人と、色んな想いや悩みを乗せて走る電車は、同じ数だけのストーリーも運ぶ。偶然もあれば、必然もあって、待ち伏せもあって、苦悩もある。そして皆平等に思い>>続きを読む
グランジミュージックで溢れる90年代のシアトルを舞台にした若者たちの恋愛模様。留守番電話でのすれ違いって切なくて堪らない。最高の音楽と空気感をまとった青春のバイブル。
何気ないことができることの素晴らしさは、それらが出来なくなったときに気づく。「普段通り」は実は大したことで、その一回一回を大事にする気持ちを忘れてはならない。忘れそうになったら、また見よう。
現実とヴァーチャルの境目がなくなってきている近年。この映画はしっかりと未来予想図。
ジャック・ブラックのいいとこ取り。ふざけているようで、しっかり教育。音楽は世界を救う。笑いあり涙あり。
トム・クルーズはロックスターでも様になる。ストレートだけど独特のリヴァーブ満載の80年代ハードロックの世界へようこそ。
いつの時代も成功する天才を支えるパトロンがいる。そして天才は皆不器用だ。
タクシーは、人の数だけのストーリーを運ぶ。L.A、N.Y.、パリ、ローマ、ヘルシンキ、それぞれの国の個性とともに送るシュールなショートストーリー。ウィノナ・ライダーの空気感が堪らない。
タイムマシンを使ってエアコンのリモコンを取りに行く。ある種タイムリープの無駄遣いとも言えるバカげた設定、色々散りばめられた笑いの欠片の伏線回収、青春ど真ん中のくだらなさで構成された傑作。
運命ってのがあるとすれば、こういうことをいうのかな。二人が織りなす言葉たちとウィーンの街並みに魅了される会話劇。縮まる距離と共になくなっていく時間。こんなふうに知らない街で、運命の人と散歩する、永遠の>>続きを読む
こんなに、気持ちのいい騙され方はない。言葉とは、誰がどの視点で話しているのかで見解は変わる。ドンデン返しの最高傑作。オチがわかっていても、何度もみて興奮できるって、素晴らしい。
ロボットが親子の絆を結びつける。不思議道具をポケットから出したり、変形したり、空を飛んだり、ミサイルを出したりはしないけど、心を繋ぐ。
組織は変化を恐れる。新しいこと、想像の枠を超えたことに対しての抵抗は大きい。戦略とメソッド、チームが再生されていくプロセスに痺れる。
自然を前に絶対という言葉はない。生死の狭間にある極限の絶望と恐怖。人はみな、自由が欲しいというけれど、好きなものぎ食べられて、好きなところに行けて、家でゆっくりくつろげる。それはもはや自由ではないだろ>>続きを読む
うるさいのは近いから。すごくすごく近いから。大事なのは耳を傾けることなのか、塞ぐことなのか。本当の優しさに涙する。
どんなに色んな知識をつけて、どんなに世間を、知ったつもりでも、恋愛における伝えたい言葉は、高校生から変わらない。しかも、不思議なことに、それは年を重ねるごとに不器用になっていく。
真っ直ぐ前に進むためには、しっかりと前を見据えなくてはならない。努力は報われる。頑張りがもっとほしいときに、また観たい。
信じたいのに信じないことは、信じるよりもパワーを使う。ハンドルを握ってるつもりが、実は誰かに握らされてたら。エドワード・ノートンの表現力が圧巻。
たとえ傷つけられたとしても「そんなこと言う?」って一言で流せる強さ。言葉ひとつひとつがグッとくる。