猫さんの映画レビュー・感想・評価

猫

丸の内OLです。

2014年 324本
2015年 354本
2016年 354本

【未登録メモ】
2016
川の流れはバイオリンの音
2017
団鬼六 縄責め
抜打ち鴉
最後に笑う男
宇宙人の聖書
ニューヨークの帽子
サッド・イズ・フィクション
盲目の男のヴィジョン

ジョニーは行方不明(2017年製作の映画)

4.0

傑作。80年代台湾ヌーヴェルバーグをついにアップデートした、とまで行ってしまうと大袈裟かもだけど、風景から細部まできっちり現代映画だった。

虹色のインコが虹色の屋根に止まるとかいうギャグ、これは中華
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山中傳奇(1979年製作の映画)

4.0

超面白いけどなげえっす。。。キンフーにとって怪奇と武侠は同じ原理なんだなという気付き。

コブラ・ヴェルデ(1988年製作の映画)

3.0

作劇が大変微妙。というか下手では。しかし黒い肌の物量感がとんでもない。すごすぎ。

女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.0

編集が神がかっている。複数場面の繋ぎもさることながら、微妙な時間差の交錯させ具合がすごい。テンポや作劇を殺さず巧みだった。

カメラをパンさせること、対象物を写してしまうことの凶暴性も◎。主人公の内的
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南瓜とマヨネーズ(2017年製作の映画)

5.0

超絶傑作なのでどうでもいいんだけど、南瓜もマヨネーズも出てこないのにこのタイトル間抜けじゃないか?

シュトロツェクの不思議な旅(1977年製作の映画)

4.0

アメリカ逃亡をピークとして、世界がどんどん矮小化されていくのが素晴らしい。

彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

3.0

前半の理屈の通らなさは80年代後半〜90年代の日本映画への逆行のようで最高。できればこのまま最後まで突き通して欲しかった。最終的には全ての理屈が通ってしまう。映画に意味や結論なんて求めてないのでもっと>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.0

カメラワークぎこちないし催眠術の演出とか失笑してしまうんだが、乗り物にのっている半自失感がみんなめちゃくちゃ上手で期待よりは全然面白かった。

ラストレシピ 麒麟の舌の記憶(2017年製作の映画)

4.0

完璧なベテランの仕事。料理をエモーショナルに撮るって人間より遥かに難しい。滝田×満州という組み合わせにも感動する。幕の転換点でエモーションをぶった切ったり、ラストにサラッと時空を無視する正面切り返しを>>続きを読む

アギーレ/神の怒り(1972年製作の映画)

4.0

利欲アマゾン川下り映画。フィッツカラルドと対をなす。刎ねられた首が言葉を発する。青々とした森林、そして濁流。やっぱ頭おかしいなヘルツォーク。

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

2.0

つまらない。「場」に無頓着で、散漫な怪奇の羅列。見える/見えないを映画的に処理せず物語に丸投げするし。

…と思ったけどホラーとして観てるからいけないのであって青春ものとしては良いのではないでしょうか
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石頭(2017年製作の映画)

3.0

他愛のない映画だなーと思ってたけど、あの人数の子供達を常時動かしながら、カメラの位置を決めていくのは大変な作業だなあと。いくつかとても効果的なショットがあった。親が出稼ぎで一切登場しないので子供の不器>>続きを読む

TAKESHIS’(2005年製作の映画)

3.0

例えば武がいくら発砲しようと、黒いポルシェは一切傷付かない。どうせ予算の都合だろうけど、カットバックの嘘はそれを許してしまう。その嘘を清算するかのように、浜辺での銃撃戦では悉く人物が撃たれる…と思いき>>続きを読む

先生! 、、、好きになってもいいですか?(2017年製作の映画)

2.0

王道にもなりきれない薄っぺらな脚本がひどい。大人と子供の対比をぼやかす比嘉愛未はもうノイズでしかない。邦画ラブストーリー特有のやりすぎな照明は案外好きなんだけど、今回は単調で「ぼく明日」のようなキレは>>続きを読む

超級大国民(1995年製作の映画)

4.0

アップショットの強度が半端ない。劇伴なしで2〜3カット顔面を繋ぐだけで泣かせてくる。侯孝賢とは全然違うんだなあ。「ゆきゆきて神軍」等と構造は似つつも作劇はまるで違うのが良かった。

台湾の戒厳令時代に
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大仏⁺(2017年製作の映画)

4.0

傑作。外方向に固定された車載カメラでドラマを作る試みが素晴らしい。必然的に映像と音は分断され、それが娯楽に転化されている。挿入音とかフェラ音とかが大変生々しかった。

物語への没入を分断するナレーショ
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老いた野獣(2017年製作の映画)

3.0

これは掘り出し物。長編デビュー作にしてはかなり満足度が高かった。

コトを成す瞬間のショットはあえて欠落している。コメディとサスペンスの両義性。
手持ちカメラのアップショット中心で構成されているけど、
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アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

4.0

すばらしい。惨めさを競い合う花菱会。粛々と義理立てを進めるタケシ。余裕の風格の張。

8年越しの花嫁 奇跡の実話(2017年製作の映画)

3.0

面白かった。瀬々版エクソシスト。愛する人の記憶が戻らなくてももう一回愛せばいいじゃんというやつ。普段の瀬々さんだったらセックスに踏み込むところをコミカルに自粛するシーンが秀逸。

結局映像なんてものは
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ユリゴコロ(2017年製作の映画)

3.0

吉高由里子が松山ケンイチと出会い始める前後の街の風景が超良かった。濡れる路面とネオンにそこはかとない昭和の風味を足していて幻想的なのに俗っぽい質感が立ち現れている。やっぱ熊澤監督は手練れだなあ。

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アナーキー・インじゃぱんすけ 見られてイク女(1999年製作の映画)

4.0

時間を縦に貫く大木。こういうモチーフは後期瀬々にも頻繁に用いられる。

汚れた女(マリア)(1998年製作の映画)

4.0

おそろしいほど面白い。諏訪太郎がいいんだなあ。後半のチグハグな逃避行、セックスがたまらん。

本番レズ 恥ずかしい体位/九月の堕天使(1994年製作の映画)

3.0

冒頭、部屋に入っていく女子二人。カメラはこちら側。扉閉まる。カット変わって窓をこちら側で撮るカメラ。窓が開く。やっと室内空間と接続したので、室内カットに変わる。

カットのデタラメさが賞賛されがちな今
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黒い下着の女 雷魚(1997年製作の映画)

5.0

おそろしいほど面白い。群像の瀬々。あのモーテルは素晴らしすぎて反則。

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