猫さんの映画レビュー・感想・評価

猫

丸の内OLです。

2014年 324本
2015年 354本
2016年 354本
2017年 371本

【未登録メモ】
2016
川の流れはバイオリンの音
2017
団鬼六 縄責め
抜打ち鴉
最後に笑う男
宇宙人の聖書
ニューヨークの帽子
サッド・イズ・フィクション
盲目の男のヴィジョン

わたしたちの家(2017年製作の映画)

4.0

同じような家に住んでいる2組の家族(一方は擬似家族)がいる。時間的あるいは空間的な連続性は示唆されず、ただただ2組が同じような家に住んでいるということしか提示されない。しかしそれが障子の穴や幻聴、環境>>続きを読む

カルテル・ランド(2015年製作の映画)

4.0

傑作。冒頭、暗闇の中で麻薬を製造するシーンで、過程で発生した煙の〈白〉が非常に印象的だった。この〈白〉が自警団を象徴する白シャツを経て、麻薬の煙よろしく空に飛んでいく白い風船と結びつく瞬間にこの作品の>>続きを読む

ハムレット・ゴーズ・ビジネス(1987年製作の映画)

4.0

カウリスマキ映画としては微妙な気もするけど、殺し方が多彩でとにかく楽しかった。アヒルのおもちゃ。

花筐/HANAGATAMI(2017年製作の映画)

3.0

反転カットバックなど編集で遊びまくる割にはすんなりと繋がってしまっている。過去と現在を一本に繋げるとはいえ、あんまり断絶しないとなると肩透かしっすよね。ただ、合成でここまで強引に画面を作ってしまうのか>>続きを読む

グロリア(1980年製作の映画)

4.0

ビルコンティの音楽うるさくねえか。これだけうるさくてもドラマが死なない。やっぱりシンプルな筋は強いなあ。

白い花びら(1998年製作の映画)

3.0

この音楽の過剰さはメロドラマを成立させる上で絶対に支持したい。犬が追っかけてくるシーンとかベタすぎて泣いた。

コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

4.0

死のうと思ってた男が良い女と出会って死にたくなくなる。ノワールな画面が多いカウリスマキは最高だな。

レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

3.0

マッティ・ペロンパーのどうしようもなさが政治風刺そのものとなっている。凍えたベーシストが時間の経過と停滞を物語る。ロシア民謡からロックンロール、ロカビリー、カントリーなど、売れないくせに異常に対応力が>>続きを読む

キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.0

前作より全然楽しかった。低脳な脚本ではあるが、まさかの膣内を大スクリーンで見れたのでそれは満足。

フェイシズ(1968年製作の映画)

3.0

アップショットが繊細すぎて疲れる。私も妻にベルイマンの映画を誘われて適当な理由で断ってみたい。

砂丘(1970年製作の映画)

4.0

ダリアハルプリン可愛すぎる。会話に被せて爆発が一度インサートされ、決定的な爆発が起こり、何度も(意識の中で)反復される。『太陽はひとりぼっち』の暗なるイメージの先にある爆発。ただ、あまりにもうるさすぎ>>続きを読む

DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)

4.0

号泣。物語の按分がうますぎる。ふと扉に入るときにも堺雅人が高畑充希に気を遣い、高畑充希が一言ありがとと感謝を述べるなど、ファンタジーの只中でも細やかなやり取りまでショットに収めててにんまりしてしまう。

ビジランテ(2017年製作の映画)

3.0

画面が黒い。やりすぎでは。車内から外に向けたショットが多かった。日本家屋の室内ショットは「太陽」に引き続き素晴らしいものとなっている。

ヨーロッパ2005年、10月27日(2006年製作の映画)

3.0

反復そのものが異化していくというか、事件の悲劇性にも関わらず笑ってしまうわ。

あの彼らの出会い(2006年製作の映画)

4.0

対話でありながら視線が交錯しない切り返し。テクストは相変わらず集中力が追いつかない。

死んだってへっちゃらさ(1990年製作の映画)

4.0

カメラも黒人も雄鶏も踊ってる(それは闘いだったり抗いだったりもする)。面白かったけど大寺の講義が地獄のつまらなさだったので後悔。イザックドバンコレはジャームッシュの印象しかなかったけど良い俳優だなあ。

悪女/AKUJO(2017年製作の映画)

3.0

アクションの革新性に興味があまりないけど、前半の次ショットを予期できない編集と美術は良かった。

ヘヴンズ ストーリー(2010年製作の映画)

5.0

少女が世界の手触りをブラウン管を通じて感じたことでオシッコを漏らす。こういう、世界の手触りのようなものを求めて映画を観ている気がする。

太陽はひとりぼっち(1962年製作の映画)

5.0

ラスト数分の信じられない空虚さ。鳥肌。人のいない街路と大混雑の証券取引所。愛を確かめ合っても満たされぬ実存の不安。

欲望(1966年製作の映画)

4.0

実体のないボールをカメラが追う瞬間がハンパない。

モアナ(サウンド版)(1980年製作の映画)

5.0

1000億点。神。映画においてこれ以上の何を追求すればよいのか分からなくなった。揺れる乳の豊かさ。

東京ヴァンパイアホテル 映画版(2017年製作の映画)

2.0

銃撃戦がダサい。。。黒沢清の新作もそうだけど、こういう自分の好きなもの&自分の過去作をふんだんに分かりやすく引用してしまう感じが嫌いなのかも知れない。夏帆がノールックでやっつけで二人くらい切り捨てると>>続きを読む

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