kottanさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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映画(560)
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月と雷(2017年製作の映画)

3.2

親はすでになく一軒家に1人暮らす泰子。父親の元愛人で男の家を転々とする母親、とっくに成人してるのにその母親と共に暮らす息子。突然現れる息子と関係を持ち、自分を捨てた母親が産んだ腹違いの妹も加えたいびつ>>続きを読む

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

3.8

第二次世界大戦後すぐこの画期的システムにより自分たちのバーガーショップを成功させていたマクドナルド兄弟。これを強引に口説き落としフランチャイズ化させ、更には狡猾で非情な手法で彼らの事業、権利全てを手中>>続きを読む

ヴェノム(2018年製作の映画)

4.8

不快感を感じさせないスレスレの汚さとグロさ笑いの塩梅が絶妙で好きだ。
何を書いてもネタバレになるのでまあ観ましょう。
正直初めはなぜ今更この役にトム・ハーディなのかと思ったもんだけど。悪と善の狭間にい
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告発のとき(2007年製作の映画)

4.3

イラク戦争帰還兵である息子が失踪し、退役軍人の父親がその真実にじわじわ迫っていく。
戦争によって殺人衝動を覚え、心を病み、人生が狂っていく。戦闘場面はほぼないのに、戦争の無意味さ怖さが胸に迫る。
無表
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ジュリーと恋と靴工場(2016年製作の映画)

2.5

雰囲気のあるタイトルとビジュアルに期待しすぎたか…まさかのフランスゆるふわミュージカル。
主人公に何があったのか、いきなり生活苦。色んな事がモヤモヤしたまま淡々と歌って踊る靴工場の女性達を眺める。80
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ミックス。(2017年製作の映画)

4.0

卓球楽しそう。ガッキー可愛い。瑛太かっこいい。卓球版勧善懲悪バトル&ほんわか恋愛もの。あー楽しかった!

三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.8

人間の行動や言動を知ろう理解しようなんて誰にもできないな…
説明は少ない。光と影の使い方が上手いなあと思った。
役所広司、広瀬すずは突出してたけど、斉藤由貴の不快感も凄い。
そして福山雅治はやはり福山
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理由(1995年製作の映画)

3.3

無実の黒人青年を犯罪者に仕立て上げ、差別主義の警察と戦う正義の死刑廃止論者って構図かと思って観てたらあんな結末とは。
ひたすらショーン・コネリーの格好良さを描くことに執着してた印象…もっと犯人と警察の
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

4.3

後半、余りのショックに胃液がせり上がるような不快感を覚えた。でも人の心も身体も移ろうもの。一時の感情に身を任せるも人生、美しく楽しい思い出に縛られもう一度と思うも人生。
寝てても起きてても時は水の如く
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判決、ふたつの希望(2017年製作の映画)

5.0

多くのパレスチナ難民を抱えることになってしまったレバノンで起こった数々の悲劇や災厄。
長い鬱屈とした歴史が憎悪が背景に無かったら……?
ベイルートの街角で起きた2人の男の小さな諍いは、当人達の思惑を超
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海辺の生と死(2017年製作の映画)

3.5

島尾敏雄と島尾ミホ夫婦の実話、著作に基づく。晩年の島尾ミホさんのインタビューを聞く機会があり興味を持った本作。第二次世界大戦末期の加計呂麻島が舞台である。本編中に音楽は流れない。
風や波の音、鳥の声な
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ガール・オン・ザ・トレイン(2016年製作の映画)

3.5

不妊、夫の浮気、離婚、アルコール依存症という絵に描いたような不幸な境遇とブラックアウトや記憶か妄想かという表立った展開にミスリードされた。原作の構成はどうなのか気になる。あとなんと言っても豪華女優陣3>>続きを読む

海賊とよばれた男(2016年製作の映画)

3.0

地上波でかなりカットされてるんだろうし、原作未読な人間の意見だけど。
時系列の移動が唐突でとにかく忙しないので感情移入しにくかった。あとあれもこれもと欲張り過ぎかなー

青いドレスの女(1995年製作の映画)

3.0

1948年ロサンゼルス。苛烈な人種差別真っ只中、軍人上がり機械工で失業中のイージーに何故か持ち掛けられる市長選に絡む怪しげな仕事。狙われた女は何故いつも青いドレスなのか。何故この役はジェニファー・ビー>>続きを読む

彼女の人生は間違いじゃない(2017年製作の映画)

3.0

3・11で人生の歯車が唐突に狂い、虚無感と絶望感に苛まれ続ける人々。みゆきの行動はまるで自分を痛めつけることで現実とのバランスを保っているように見えた。人の消えた街、何もない更地、停滞感。とてつもなく>>続きを読む

VIKING バイキング 誇り高き戦士たち(2016年製作の映画)

3.5

キエフ大公国建国直後、9世紀後半あたりの東欧の歴史を少し分かっているとかなり楽しめる。
ただこれは完全にウラジーミル1世の伝記的物語。大いに期待してたバイキング、特にベルセルク達の大暴れが控えめ過ぎ。
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シャーク・キラー(2015年製作の映画)

2.0

サメ5分も出てないかも。海嫌いはともかく、シャークキラーほぼ陸地でマフィアとドンパチ美女とイチャイチャ。
これサメサメ詐欺じゃないのか?
なんたって1番迫力あるのがポスターというていたらく…

MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

3.5

序盤なかなか現れないメガトロンさん。この焦らしプレイはちょっと長い。ここでマシ・オカがいい仕事する。
ただメガトロンさん、結構打たれ弱いし可愛く見える。ステイサムが強すぎなのか?
ステイサムは無双より
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追想(2018年製作の映画)

4.8

1962年のイギリス。婚前交渉など考えられない保守的な時代。
ドラマチックな出会いに酔いしれ素晴らしい未来を夢見ていても拭えない言い知れぬ不安が画面からひしひしと伝わる。
どこかちぐはぐな関係性を引き
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アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

5.0

正直言うと、続編やるならアントマン単独でやって欲しい、バディものにする必要あるのか?とちょっと不満があった。
いや、もう…本当ごめんなさいでした。ワスプめっちゃカッコ良かったし、サイズチェンジの妙が2
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.5

とうとう観てきました。凄かったよ!何じゃありゃ!?
映画館で、観客みんなで、あんなに爆笑して、凄い一体感を感じたのは初めての体験。余りに楽しすぎた。言葉じゃ上手く表現できない感覚。とにかくあれはクセに
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髪結いの亭主(1990年製作の映画)

4.0

12歳の少年アントワーヌは理髪店の女主人に惹かれる。店の匂い、女の体型や体臭まで彼には極上だった。早熟のフェチズムか…そして将来の目標は髪結いの亭主と言う。唖然。
そしてそこから、初老と言われてもいい
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銀魂2 掟は破るためにこそある(2018年製作の映画)

4.0

ザ・エンタメ総ぶっ込みパロディ福田劇場さらに極まる。役者陣の演技も振り切って…いや明らかに素だよね?そんで周りも素で笑ってたよね?!
やっぱ真選組はいい!柳楽氏最高!土方氏沖田氏局長最高!今回主役完全
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セブン・シスターズ(2017年製作の映画)

4.0

人口過密による地球環境問題を解消するというどっかの国がやってたような一人っ子政策下の世界。徹底的に人口管理された中、生まれた7つ子はその瞬間母を亡くす。
前半は祖父であるウィレム・デフォーが、個性を殺
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ゴースト・イン・ザ・シェル(2017年製作の映画)

3.5

攻殻機動隊とは全くの別物として鑑賞、草薙素子というよりキリアン少佐の自分探し物語として楽しめた。ビジュアルも水の活かし方とかもいいなあ好きだなあと思ったし、ビートたけしの荒巻に不安しかなかったけど、あ>>続きを読む

オーシャンズ8(2017年製作の映画)

4.8

いやー楽しかった!!個性的でキュートな8人。突っ走るサンドラ姐さんや弾けまくるメンバーをケイト姐さんがいい塩梅に抑えた演技でメリハリ付けてて流石だなと思いつつ鮮やかな手口がスカッと気持ちいい。大好きな>>続きを読む

エクスポーズ 暗闇の迷宮(2016年製作の映画)

2.8

その予兆は匂わせるが、それでも幸せに暮らしているようにしか見えないアナ・デ・アルマス演じるイサベル。時々起こる不思議な現象…物語が進むに連れ彼女の抱える問題に気付き、何がその原因だったのかと分かった時>>続きを読む

ニューオーリンズ・トライアル(2003年製作の映画)

4.0

銃乱射事件と銃メーカー。その責任を問う、勝訴前例のない裁判の行方。評決を有利にするために繰り広げられる手段を選ばぬ駆け引きと攻防が見応えあり。ジーン・ハックマンに痺れた。

インクレディブル・ファミリー(2018年製作の映画)

4.2

ヒーローの悲哀もネガティブ思考も吹き飛ばし正義のために頑張るヒーローたちが最高。
一緒に観てた子供たちも一言も喋らず集中して観てたなあ。こっちも思わず体育座りになったりして。音楽も最高だし、大人も子供
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バオ(2018年製作の映画)

4.0

インクレディブルファミリー本編前のショートストーリー。
バオの余りの可愛さにうわぁ…と声が出そうになった。子の成長を見守る喜び、切なさ、悲しみ、そしてまた訪れる大きな喜び……濃密なメッセージが溢れてて
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

4.8

とにかく凄まじかったの一言。市街地、建造物、自然…そして人。もう地球上ありとあらゆるものをフルに使って挑むアクション、その迫力と融合具合が素晴らしい。トム、ほんとよく死ななかったなと思うし56歳の身体>>続きを読む

破裏拳ポリマー(2017年製作の映画)

3.5

アニメ版ほぼ分からないけど、ポリマースーツカッコいい。タツノコプロ原作ならドラマ部分はもっと遊んでもいいかな。裸多め、生身アクション多いけど結構流れが止まっちゃうのは役者の力量なのかな?クライマックス>>続きを読む

ノー・エスケープ 自由への国境(2015年製作の映画)

3.5

砂漠越えに追い込まれた密入国グループに突然襲いかかる殺人狂。彼が言う「ウサギ狩り」がとにかくエグい。ただ殺人パートナーとしての犬の扱いがとにかく不愉快なんだけど、でもこの子が主役と言ってもいいくらいお>>続きを読む

ラスト・シーン ~未来を見た女/ラスト・シーン 私が殺される(2018年製作の映画)

2.5

何か色んな犯罪もののつまみ食いみたいな感じ。でもアクションシーンは中々の迫力。
主人公が事故の影響で未来が見えるようになるという便利機能がこの作品のキモだったんだろうけど、それが逆に邪魔で陳腐に見えて
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(2000年製作の映画)

3.7

主人公が足掻けば足掻くほど悪い方へと運命の渦に巻き込まれていく。殺す者はいつか殺される…怖い言葉としょっぱなからエグい映像が続く。人は誰しも予期せず意識せず殺している…果たしてあのラストはハッピーエン>>続きを読む