yujishibasakiさんの映画レビュー・感想・評価

yujishibasaki

yujishibasaki

夏の娘たち~ひめごと~(2017年製作の映画)

1.0

これは想像以上にひどい…
映画的記号を、作家的/ときに非作家的に見据えながら謳歌/抑制しようとするときに堕ちるあの下らないジレンマの見本のような…。散出するホン・サンスズームやその他たくさんの手法的記
>>続きを読む

早春(1970年製作の映画)

4.5

カッコいい…!
『イレブン・ミニッツ』のホットドック執拗反復のルーツはここなのか。
カンとキャット・スティーブンスが同居するミスマッチは、この映画全体に流れる切迫感とユーモアの絶妙な関係性にも対応して
>>続きを読む

水の中の八月(1995年製作の映画)

4.1

縄文的アニミズムへのアプローチやディープエコロジー、そして占星術への関心などが渾然となり、まさに90年代ニューエイジテイストにあふれた作りなのだけど、そこから零れ落ちて余りある豊かな普遍的な美意識が作>>続きを読む

ハローグッバイ(2016年製作の映画)

5.0

渋谷アップリンクでの特集上映「見逃した映画 2017」にて鑑賞。
ようやく観れました…本当に素晴らしい…。菊池監督応援してます!

Endress Waltz エンドレス・ワルツ(1995年製作の映画)

1.0

ほんとうにどうしようもないな…
当たり前のことを大層にグダグダと…
60〜70年代を彩った、阿部薫こそが極北であり臨界を捉えた存在とされたのであろう、あの時代の芸術とそのエートスへのレクイエムとしても
>>続きを読む

ノーザン・リミット・ライン 南北海戦(2015年製作の映画)

4.0

『アメリカン・スナイパー』の行き方をより主情的に振り切らせて、その上露骨に国威発揚向けにしたつくりなんだけど、戦争映画としての語法の洗練という意味では、高く評価せざるを得ない。
それはそのまま韓国映画
>>続きを読む

別離(2011年製作の映画)

4.8

ファルハディ、すごすぎる…。
とてつもない完成度の脚本、演出、忠実にリズムを持統し、時に大胆にかき乱しする手持ちカメラの技巧と鮮やかすぎる編集のアイデア。
すべての人が真理を追い求める中で、多数間で矛
>>続きを読む

ウェディング・シンガー(1998年製作の映画)

4.5

最高最高!

内容と関係ない話だけど…1985年を1998年から振り返っているわけだから、その時点からは13年前。
今2018年から13年前というと、2005年。
80年代的表象をがここまでビビッドに
>>続きを読む

ブラック・スネーク・モーン(2006年製作の映画)

4.2

やはり、不倫、浮気は悪魔の所業なのだなということがよく分かる。

教授とわたし、そして映画(2010年製作の映画)

2.0

ドラマルツギーの生起を避けて自己言及的構造から逆説的に映画というものの本質を捕まえてみせるその行き方も鮮やかだし、差異が価値を持たなくとも差異であることそれ自体にポストモダン以降の美点を探り出そうとす>>続きを読む

MR.LONG/ミスター・ロン(2017年製作の映画)

4.8

超最高!!面白かったなー。
チャン・チェンがかっこよすぎる。
アウトローと子供のバディものとしても、『昭和残響伝 唐獅子牡丹』、『グロリア』、『レオン』そうした映画史に輝く傑作に列するべき。
乾いた
>>続きを読む

ソラリス(2002年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ソラリスを全智的な神の愛そのものとして描くことで最後に救済を持ってきたこのソダーバーグ版、原作ラストで不完全な幼年としての神を論じているレムからすると確かに許すまじ歪曲ぶりということなのかもしれないが>>続きを読む

テロ、ライブ(2013年製作の映画)

4.1

ものすげえ…
アラだらけなんだけど、漲るボルテージで全てを蹴知らして突進していく。

オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

韓国映画にドップリはまっている近頃なのですが、この有名作を観たことがなく、今回初めて観ました。

催眠術を万能に扱っている感じ、悪い意味でマンガ臭さを感じてキツ…
一般的に言われる「予測不能の展開!」
>>続きを読む

ル・アーヴルの靴みがき(2011年製作の映画)

4.7

優しい…。「花咲か爺さん」のような…。
最高な役どころで出演している「リトル・ボブ」ですが、コンサートのシーンで、まさかあのリトル・ボブ・ストーリーの!?となり、鳥肌が。パブ・ロックが好きでよかった。
>>続きを読む

主人公は僕だった(2006年製作の映画)

4.2

面白かった!レックレス・エリックの名曲をあんな風に使うなんて。洒落てるわあ。
「胡蝶の夢」モノからさらに一歩進んで、所謂テクスト論などの文学理論のフィールドにも踏み込んでいて、とても知的なつくり。

リアリティのダンス(2013年製作の映画)

3.0

『エンドレス・ポエトリー』を観に行くためにこちらも観たんだけど、やっぱりホドロフスキーはおれにはよく理解できないのかもしれない…。初期作から同様の感想なのだけど、鮮烈・絵画的などの前に、細かな部分も含>>続きを読む

汚れなき悪戯(1955年製作の映画)

4.3

高田渡が16歳から記していた日記をまとめた本『マイ・フレンド』に、当時の深夜テレビ劇場でみてとても良かったと書かれていた映画。
とても素晴らしかった。時折、息を呑むほど美しい空が映し出される。
天使マ
>>続きを読む

>|