四季さんの映画レビュー・感想・評価

四季

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スターリングラード攻防戦/なぜ我々は戦うのか: バトル・オブ・ロシア(1943年製作の映画)

3.1

ロシア史に興味があるので、その参考にと思って鑑賞です。

これはあくまでロシア側からの視点です。
ロシアというとソ連時代も含めて「侵略する大国」というイメージがあるのですが、よくよく考えると帝政になる
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メソッド(2017年製作の映画)

4.1

久々の韓国映画です。
パク・ソンウンの控えめな色気がヤバいですね。
全てはあの若手の子の罠のような、でも本気のような演技のような、何もかも夢うつつのような。

草原の実験(2014年製作の映画)

4.8

広大な土地で暮らす美しい少女と朴訥な父親の日常が描かれた作品…ただ、随所に禍々しい予感が入ってきます。
セリフが一切ないですので、少女の行為に目を凝らすことになります。
印象的なのは、少女が父親の隣で
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健康という名の財産(2017年製作の映画)

3.7

アメリカのヒップホップ業界や都市型農家のインタビュー等で構成されています。

影響力のある彼らのライフスタイルを発信することで、健康的な食生活や運動を啓蒙することが目的なのですね。

うーん、いいなあ
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パラダイス女子刑務所(2017年製作の映画)

1.0

ストーリー的には安易でも、女子刑務所モノが好きなので見ちゃいました。

女子たちは目立った美人がいないのが面白いです。
俗悪な作りなので、「こんな作品もあるんだー」と逆に新鮮ですね。

低スコアで評価
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疑惑(1982年製作の映画)

4.2

ひっさびさに日本の役者を堪能しました。
桃井さん、岩下さんの美貌に合った役柄で…ってか、これって地ですか?と思うほどハマってました。
最後のクラブのシーンとか、マジ最高っス、姐さん!みたいな、やっぱ映
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ミニマリズム: 本当に大切なもの(2016年製作の映画)

3.6

買っても買っても、まだ買い物をする。
必要以上に消費して、結果、借金までして、まともに考えたらやっぱりおかしいと改めて実感しました。

「ミニマリズムとは狂気を止めようという一つの方法です」

月の瞳(1995年製作の映画)

3.3

タイトルの意図がわからない、エンディングの意味もわからない…のですが、幻想的なサーカスや恋人となる女性が魅力的で、いろいろわからなくても(自分のなかでは)良しとしてしまう映画でした。

死の極まで冷え
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ソドム団長とゴモラ人間(2017年製作の映画)

4.3

Amazonプライムの「野性爆弾のザ・ワールドチャネリング」に入っている連作短編?です。
くーちゃんのこのテのもの、だーい好きです。
まともな意味やストーリーはないですが、どハマりしました。キャスティ
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ミステイクン(2011年製作の映画)

1.0

野爆好きなので鑑賞。
マニアでなければラストまで観てられないのでは?
B級以下のホラーなのはいいけど、くーちゃんの才能や個性を味わいたくて観たようなものなので、個人的には物足りなさがあります。
スコア
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百円の恋(2014年製作の映画)

4.4

久しぶりの邦画ですが、かなり良かったです。
主演の安藤さんと新井さんの醸し出す雰囲気がリアルで、これがまた演出と合っていました。
陳腐になりがちなストーリーかとは思うのですが、お二人の演技力で本当に本
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心のカルテ(2017年製作の映画)

3.7

邦題がなぜ「心のカルテ」なのか、この邦題でかなり損してる感じがしますね。センチメンタルで陳腐なイメージがあって、見るのをちょっと避けてた作品なので。

内容は面白いです。
悲劇は起こり得る、理不尽なこ
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ルイ・セローが見た慢性アルコール中毒者たち(2016年製作の映画)

2.7

「アルコール依存性」に対して過酷なイメージを持っていたので、このドキュメントはやや淡々とした流れなのでちょっと拍子抜け…
と思って見ていたのですが、
見終わってみて、アルコール依存性に対して医療現場や
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テイク・ユア・ピル: スマートドラッグの真実(2018年製作の映画)

2.2

スマートドラッグ、治療目的であれば理解できますが、本人の自尊心も揺らぐものなんですね。
薬を飲んでる以上、「自分は病気なんだ」と自覚を強いられるのは過酷です。

治療以外では…
効果があればあるほど依
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ファースト・ポジション 夢に向かって踊れ!(2011年製作の映画)

3.0

なんと言っても、イスラエル人少女のガヤ!
彼女の踊りに魅了されました。ステージのダンスでも、ふざけたお遊びの動きでも!
彼女がダンサーとして舞台に立つのなら、ずっと追いかけて観ていきたいと思わせるほど
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サルトルとボーヴォワール 哲学と愛(2006年製作の映画)

3.1

実存主義の理解の手助けになるかも、と思い鑑賞。
…という下心を見透かされたかのような、これはサルトルとボーヴォワールの関係性を追った作品でした。

ボーヴォワールがどの道を選んでも苦悩がつきまいといそ
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イカロス(2017年製作の映画)

2.8

勝つためなら…
と思った人間(組織)がどこまでやるのか、というのを知るのにもってこいの題材です。
スポーツでの栄光がまばゆいのは素人でもわかっているつもりですが、ドーピングをした結果の栄光に酔いしれる
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17歳(2013年製作の映画)

3.2

デザイナー・入江末男さんの以前のインタビュー記事で触れられていた映画なので鑑賞。
オゾン監督がこれねえ…
駄作?かと思ったのですが、終盤にシャーロット・ランプリングが出てきたことで一変しました。

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エンジェル(2007年製作の映画)

3.1

オゾン監督なので鑑賞。

主人公の現実と理想と理想に合わせた現実の改竄が入り混じって、真実を知った最後が空虚。そんな主人公だからこそ、文学者としての成功があったのでしょう。
主人公の執筆するときの姿が
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8人の女たち(2002年製作の映画)

4.8

華やかでシュールで大好きです。
これを見てオゾン監督に興味を持つようになりました。
ストーリーの魅力はまあまあで、キャストの魅力が際立つ作品です。
詳細な感想…というのがなく、難しいことなしに感覚的に
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危険なプロット(2012年製作の映画)

3.6

オゾン監督なので鑑賞です。
あの少年の、美少年たる所以で誰とでも関係を結んでもおかしくないあたりが混乱の元ですよね。
大まかなストーリーとしては大好きなパターンです。
そもそも、フランスの高校での授業
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ブラック・スワン(2010年製作の映画)

2.4

プリマかコールド止まりか、というのがバレエ映画や漫画の一つのキーワードだと思います。
嫉妬、焦り、プレッシャーがどれほど自分の身を滅ぼしていこうとも、それでも舞台を渇望するバレリーナの業。舞台が美しけ
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パリ、青いスカートの女(2011年製作の映画)

2.8

現実的で論理的な収まりの良い映画ばかりじゃないってのが、フランス映画の良いところですね。
内容が難解で、商業面での利益はどれくらいになると思って製作したのか気になります。でもこういうのを現代も作る監督
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シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

1.9

タイトルだけは知っていて、ストーリーは全然知らない状態で鑑賞。
意外に淡白な流れで肩透かしのような感じです。
ただ、女性のファッションとインテリアの壁紙の組み合わせが絶妙、というか斬新だと思いました。
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中国女(1967年製作の映画)

4.2

実験的要素が高いし、万人受けはしないだろうが、洒落気を捨て切れていない若者たちの革命未満な一時…というテーマは面白い。
これの舞台がアメリカや日本、中国ではこうはならないだろうなー。
…と書くと低評価
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

4.1

ガートルード・スタイン役がキャシー・ベイツ!
GSファンとしては、超イケてるキャスティングです。

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

レア・セドゥがとっても魅力的でどハマりした映画です。

才能があり、表現する術のあるエマは愛が壊れても作品という形で昇華させられるけど、文学を好きでも安定した教師の道を歩むアデルは喪失感を抱いたまま涙
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