四木さんの映画レビュー・感想・評価

四木

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グリーンマイル(1999年製作の映画)

4.0

終盤、泣きながら観ていました。涙が止まりませんでした。
もう疲れた、と言うことばは、わたしの心に深く刺さります。理由は違えど、わたしもそう考えていましたから。

途中、人間の醜さが苦しかったです。なの
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

光が、凄くすごく美しかったです。その光に気づく、主人公の心も美しいなぁと感じました。
音楽がとても良かったです。一曲もわからないし、鉛筆でくるくるしていた意味もわからない世代なのですけれど、どの曲も映
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泣く子はいねぇが(2020年製作の映画)

1.5

主人公の男性が、自業自得なのも巻き込まれるのも、うまくいかないことばかりでもやもやした気持ちが続いて苦しかったです。
(彼の演技が巧いからなおさら苦しくなるのでしょうけれど)
生きるのが下手な人を側か
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.7

画面の美しさで(いい意味で)殴られている感覚があり、アニメ『モノノ怪』を思い出しました。方向性は違えど、どちらも「凄いものを観てしまった……」という感覚になりました。

ゲゲ郎格好良すぎます……! 好
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まほろ駅前狂騒曲(2014年製作の映画)

3.8

そういえば、ほのぼのバスジャックの話でしたね。原作を読んでいるのに、諸々忘れていました。

こちらのほうが、わたしに刺さることばが多かったです。家族に関することは、前作からありましたけれど……やっぱり
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まほろ駅前多田便利軒(2011年製作の映画)

3.8

原作が好きです。「映画もあるのか〜!」とびっくりして、観てみました。

長髪で髭面のおにいさん2人が並んでいると、なかなか迫力があります。
そんなふたりに塾の送り迎えを頼んだお母さま、なかなか勇気があ
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こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018年製作の映画)

4.0

どんな物語か知らず、大泉洋さんが出演されているということで、気になっていました。実在した障がい者の方のお話なのですね。
大泉さんの演技力には鳥肌が立ちました……。凄い……。

最初、鹿野さんのわがまま
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

3.5

エレメントごとの描写の違いのこだわりや、結構リアルな質感の表現、美しい自然……とてもすてきな映像でした。感動して涙が溢れました。

けれど何故か、観終わった後、とても心が苦しくなりました……。
自分の
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

なんか、予想と違う展開でした。
『リリーのすべて』とか『マイ・フェア・レディ』は絵画のようなシーンが多く、美しかったのですけれど……それとはまた違った美しさ。より生々しい。その分、好き嫌いは分かれそう
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

2023/07/16 映画館にて


冒頭、人が現れた瞬間から、「あれ?」と思いました。後の船のシーンから察するに、もしかしてみんな……亡くなってしまったのでしょうか?
炎に向かって走っていく表現に鳥
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宇宙でいちばんあかるい屋根(2020年製作の映画)

3.4

合間に出てくる水墨画がとてもすてきです。美しいです。
それがまさか、伏線にもなっているとは……。

無邪気でモリモリご飯を食べる星ばあはかわいらしいです。どことなく美しいのも、なんだか面白いです。
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泣きたい私は猫をかぶる(2020年製作の映画)

3.6

タイトルから、もっとしっとりとした物語かと思いきや、結構わちゃわちゃしていました。ゆかいですね。

後半の、猫のせかいから楽しかったです。もっと見せてほしかったです、猫たちの生活。
船のシーンがとても
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僕はイエス様が嫌い(2019年製作の映画)

2.5

全体的に演技がかたいのが残念です。
神様が出てくるたび面白いので、ずるいなぁと思いました。ちょこちょこ歩く神様かわいい。


(以下、観ながら綴った感想)


2023/06/30 Netflixにて
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ペイ・フォワード 可能の王国(2000年製作の映画)

4.3

映画『A.I.』の主人公が出ているらしい、とのことで気になっていました。彼はやはり演技が巧いです。
少年はあまりにも、現実を知り過ぎていました。子どもはもっと無邪気に考えていてほしいですけれど……環境
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祈りのちから(2015年製作の映画)

4.0

おばあさまがかわいいです。
最初はぐいぐいきてこわいなぁ……とちょっと思っていたのですけれど。何回か歌い出すところがあり、そこがとても好き。

モヤモヤさせてからスカッとさせるのは、某番組を思い出しま
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A.I.(2001年製作の映画)

5.0

とても、とても、素晴らしかったです……。切ないけれど……。

人間とロボットの違いって、何なのでしょう? ここまでそっくりで、感情も持っていると、混乱してしまいます。(ゲーム『Detroit Beco
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彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

5.0

絶対的な味方がいて、受け入れてくれるパートナーがいて、羨ましいです。人に恵まれていますね。
他人に理解されないことが多い人生でも、捻じ曲がらずに生きることができたのは、素晴らしいです。お強いです。
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シェイクスピアの庭(2018年製作の映画)

3.7

あんまり、いい父親、いい夫ではなかったのかもしれないですね。けれど才能ある方って、才能ある分野以外はボロボロである場合が多い気がします。作中にあるように、成功をおさめて、家に帰って来ることができたのは>>続きを読む

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.0

女性が息苦しい時代……。それでもみんな、それぞれ生きようと努力します。
それは夢を追いかけること、あえて夢を諦めること……。

けれど、心に嘘をつくことは、できません。
どんな人生でも、本人がしあわせ
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愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

3.5

セリフがなく、文章もほとんど出てこない映画。登場人物の動きや表情から想像していきます。

壁の青色が何なのか、最初は分からなかったのですけれど、回想シーンで納得。青がすきだったのでしょうか……。

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マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.2

主演のおふたりの演技が巧い、最高に巧いです。ブラボー!
表情での表現がこんなに細やかにできるなんて……! 素晴らしい!

でも、ストーリーがちょっと、勿体無いと感じました。
紳士がモテ過ぎて、なんだか
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

5.0

1回目ほど号泣しなかったものの、2回目もほぼ同じタイミングで泣きました。先生の登場シーンで、ラストのシーンを思い出し、胸が熱くなりました……。

1回目はどうしても原作と比較してしまっていましたけれど
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

猫がかわいかったです
主人公にはもっとかわいがってほしかったです

風景はやはり美しいですねえ
夜空のきらめきは『君の名は。』以上なのでは、とおもいました

みんなにとっては平和な日常なのに、一部の人
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

3.2

冒頭の演出は巧いなぁとおもいましたし、他人がどんな生き方をしていようとその人の勝手でしょうとおもう派からすればそれを考えるきっかけになりそうで良いとおもいました。
ただ……あんまり、しっくりこなかった
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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

3.5

原作未読です。以前古本屋さんでまとめ買いをしたので、いつか読もうとおもっていました。
なので、原作と映画の違いについてはわかりません。

何十年も前の事件を今更解決できるのか? という謎解きのところは
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

5.0

最高の音楽!
メインの女性が歌う曲はどれも本当に良いです。普段そんなにリズムに乗らないタイプなのに、ついつい、身体を揺らしてしまいました。楽しい。

歌詞も最高……。
想いがこもっている、一夜で作った
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鉄道員(ぽっぽや)(1999年製作の映画)

4.8

原作を読みたいとおもっていたものの、まだ未読。先に映画を観ることにしました。

登場人物がみんな魅力的で、優しいですね。
高倉健さんは格好良く、大竹しのぶさんは可愛らしく、広末涼子さんは愛情深く……。
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カツベン!(2019年製作の映画)

4.5

カラーの映像で、演者たちが話し、音楽が流れる映画になる前の時代のお話。サイレント映画に説明をつける弁士なる人たちがいたそうです。

人気者の弁士に憧れていた少年が、大人になって、自分も舞台に立ちたいと
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マイ・フェア・レディ(1964年製作の映画)

4.8

舞台が原作だとは、知りませんでした。
印象的なストップモーションが多く、舞台のような演出だと感じるところが多々ありました。とても楽しい。

オードリー・ヘプバーンさんを拝見するのは、初めて。
『ローマ
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

2.5

以前、どなたかがおすすめしてらっしゃるツイートを拝見したことがあり、それから気になっていた作品。

ふしぎなつながりのご家族。
何なら、無関係の第三者さえ仲良くなってしまって、さらにふしぎです。

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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

2.0

「はぁい、ジョージィ」のネタ動画ばかり見ていて、原作を知らなかったため再生。

おもっていたよりグロいし、こわいし、半分くらいで心がかなり疲れてしまいました……。
キャラクターはすてきなので、それぞれ
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アダムス・ファミリー2(1993年製作の映画)

4.8

いろんな意味で、前作よりパワーアップしていますね。派手になっています。
登場人物も増えて賑やか。

お兄さんの肩まわりとか、奥さまの目元の光とか、細かなキャラクター表現が強くなっていますね。こだわりを
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アダムス・ファミリー(1991年製作の映画)

4.8

タイトルしか知らなかった映画。

キャラが濃くて楽しいですね!
予想以上にご夫婦がラブラブで、びっくりしました。すてき。

彼らは不死ではないのですよね……? お墓がありますから。

細かな設定は正直
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ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

4.8

2作目の評判はあんまり……と聞いていましたけれど、わたしはこちらのほうが好き。人間関係が深掘りされていたので。
怖さは薄れているので、それを求める人には確かに不評かも。

(以下、観ながら綴った感想)
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

4.8

誕生日が繰り返される理由はわからないですけれど、それによって真相に近づいていくっていう展開はとても面白かったです!
あんまりグロくないので、なんとか観ることができました。

(以下、映画を観ながら綴っ
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