島袋健太郎Office叛樂代表さんの映画レビュー・感想・評価

島袋健太郎Office叛樂代表

島袋健太郎Office叛樂代表

「映画」というものを学習するためまずは観ています!ネタバレはします。

映画(379)
ドラマ(0)

エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

-

リドリー・スコットは最高過ぎる。
だが、万人には勧めない。最高過ぎて、どのシーンどのシーンを観ても「あちゃー」と頭を抱えて、登場人物たちの不運な惨劇に狂喜乱舞する。そのことは万人にはなかなか伝わらない
>>続きを読む

クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

-

映画史上に残る名作シリーズの「ロッキー」を蘇らせただけでなく、シリーズの中でも屈指の傑作になってしまった「クリード」の2作目。
もはや新人とは言い切れないぐらいにドッシリと、安定感に満ち満ちたライアン
>>続きを読む

猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(2017年製作の映画)

-

「シーザー3部作」の完結編。まずシリーズとして一作もダレることなく、一定の水準を保ちながら、そして描いていることが少しずつ変わっているとはいえ、かなり抑制の効いた作風ながら、これほどまでにエンターテイ>>続きを読む

猿の惑星:新世紀(ライジング)(2014年製作の映画)

-

前作の「創世記」から、あっという間に激減した人類。そして人類と同じ轍は踏まない、となんとかバランスを取って暮らしているシーザーたち「エイプ」の対比。

序盤のゲイリー・オールドマンの演説を聞いてゾッと
>>続きを読む

猿の惑星:創世記(ジェネシス)(2011年製作の映画)

-

ある意味でネタバレ上等の映画というか。
あまりにも有名なSF映画の前日談なので、オチがバレバレの状態で物語が始まる。
しかし、そのことが最大限に、効果的に機能している。

人類にとって、その悲劇的な終
>>続きを読む

散歩する侵略者(2017年製作の映画)

-

黒沢清作品にしては、映画的な余白が少なく話がわかりやすいぶん、説明的なのと、展開もご都合主義に感じる。

「概念を奪う」というのもセリフで説明されるので、これも、かつての表現方法とは異なる。
その分、
>>続きを読む

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

-

僕はこういう作劇がきっと好きではないのだろうと思う。
よく言われているようにショーン・ベイカーの作風や、特に本作は、是枝裕和作品に似ている。
是枝作品よりは画面の瑞々しさと、その瑞々しさの中にどんより
>>続きを読む

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊2.0(2008年製作の映画)

-

オリジナル版のつもりで観ていたがどうにも作画(?)が気になると思っていたら後で調べたら言うなれば「リミックス」的なバージョンだった。

と言っても作り直すまでもないくらいそんなに違いはないようで。且つ
>>続きを読む

ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)

-

胸糞悪い映画を好んで観ているけれど、久々に心から胸糞悪い!と狂喜乱舞して観た。
昔から、大金持ちの権力者は大抵クソミソに描かれているものだが、その中でもトップクラスにゲスいゲティ祖父さん。

当然取り
>>続きを読む

巨神兵東京に現わる(2012年製作の映画)

-

「ヱヴァンゲリヲン:Q」のDVDのオープニングについていたので番外編的に。

と、言ってもサッパリわかりませんでした。わかるようでわからないし、わからないようでわかるというか。

「ヱヴァンゲリヲン新
>>続きを読む

パターソン(2016年製作の映画)

-

正直言ってよくわからなかったので、僕には詩の素養がないのだろうな、と諦念を感じつつ。
詩人を主人公にした作品であるけれど、作品自体が訴えてるメッセージというよりは個人的なことを重ねて思ったことを書く。
>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

-

前作「破」で、庵野秀明は、意図的に「期待に応えるよう分かりやすい展開」など微塵を描く気がない、という覚悟を感じたので(しかも、それは飄々としつつ強い決意に感じられた)本作は更に飛躍と、超絶的な展開にな>>続きを読む

鉄男 THE BULLET MAN(2009年製作の映画)

-

鑑賞中、本作は評判悪いだろうなぁとは思った。しかしながら、本作はシリーズ屈指の傑作だと思う。
本作を読み解くにはやはり、1作目と2作目はマストだと思う。
前2作を踏まえて、要するに「成熟した鉄男」の物
>>続きを読む

シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

-

百田尚樹というクソみたいな作家の人種差別的な発言に心がやられてしまい。人間を肯定したいしたいと、切に願っての鑑賞。

実に素晴らしい。アメリカ、と一言では語れない広い国土を巡り巡って、美味いものと最高
>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

-

前作の「序」はTVシリーズのなぞりが多く、新鮮さもなかったが。
本作はアバンの新撮部分も良し。タイトル明けの父子の会話もちゃんと、父子の会話になっていて良しだと思った。
それを踏まえての、対話と融和と
>>続きを読む

X-MEN:アポカリプス(2016年製作の映画)

-

「ファースト・ジェネレーション」「フューチャー&パスト」を経て、折角盛り上がって来たのに再び転落した感のある本作。

まず、シリーズとしての整合性もそうだが、キャラクター設定の矛盾の方が更に深刻。
>>続きを読む

アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

-

まず。監督としてブラッドリー・クーパーの演出力の凄さ。
出来事自体は波乱の展開であるにも関わらず描かれている人間ドラマは実はあまりない。
作劇としては、ライヴと主人公2人のイチャつきと、すれ違いのみ。
>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

-

結局のところ。本作で言う「エヴァンゲリヲン」というものは、やり直しの効かない、あの頃、あの時代の終わらないモラトリアムだったのだと思う。

何かを語れるほど饒舌でもないジレンマ、と同じくらい作者が物語
>>続きを読む

JUNO/ジュノ(2007年製作の映画)

-

16歳の女の子の予期せぬ妊娠。

という題材になると、とても重くなり、どうしても「社会派」な内容になりがち。
そんな常道を外して、良いことや正しいことを何一つ言わずに…だからこそ素晴らしい映画になって
>>続きを読む

斬、(2018年製作の映画)

-

時代劇という表現自体が「現代への批評」という視点を持つ、ということを慣れ合い抜きに本作はまさに現代というものに作られるべき作品だ、というのが序盤からプンプンと匂い立つ。
タイトル「斬、」の「、」とはま
>>続きを読む

浮雲(1955年製作の映画)

-

冒頭のシーンからとにかく「ピンと来る」というか。良い映画なのかは最初のシーンからわかる。
それから約2時間はその「良い映画」の答え合わせのような出来。

映画の中の物語を構成するシナリオと演出。編集で
>>続きを読む

野火(2014年製作の映画)

-

戦争、あるいは戦争映画の地獄絵図としては屈指の出来。
どう見ても超低予算。あるいは自主映画という明らかなルックなのに、変に解像度の高いデジタル画面に、人間が踏み込んでいない感じの東南アジアのトロピカル
>>続きを読む

シャーロック・ホームズ(2009年製作の映画)

-

名探偵シャーロック・ホームズ。イギリス感満載のスタイリッシュ・アクション映画に仕上げた発想が素晴らしい。
「ロック・ストック&ストーキング・バレルズ」や「スナッチ」風の感じは今観るとなかなか薄ら寒い時
>>続きを読む

インビジブル(2000年製作の映画)

-

「透明になったらモラルも崩壊するらしい」
というのは、なんて現代を突いたセリフだと思う。このレビューを書いているのもいわゆる「インターネットの世界」な訳で、世界の中の、特にこのネットの世界というのは透
>>続きを読む

博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

-

キューブリックを素直に、そして知的に語りたいという邪な気持ちで観てみるも、正直よく分からなかった。

コメディ映画としてちっとも笑えないように、劇中の中の出来事は真剣そのもので。且つ閣議だったり軍人た
>>続きを読む

陸軍(1944年製作の映画)

-

メインであるストーリーの前に。
シーンの中で起きている出来事に対して、押さえておくべきショットの巧みさ、見事さ、的確さに、これぞ「映画」という快感がある。
手土産に持ってきた西瓜を受け取ってもらえず、
>>続きを読む

X-MEN:フューチャー&パスト(2014年製作の映画)

-

いつもながら、ブライアン・シンガーってなんか期待させるオープニングである。
毎回であれば、観ていくうちに、困り果ててしまうのだが、今回は違った。

前作「ファースト・ジェネレーション」が大傑作だったが
>>続きを読む

トロピック・サンダー/史上最低の作戦(2008年製作の映画)

-

映画で、コメディと冠して笑わせる。
というのは、実はハードルが高いことだと思う。
映画という表現にとって、人間ドラマであれ、なんであれ「アクション」を撮るということと、同じように、いかにユーモア、つま
>>続きを読む

大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE(2009年製作の映画)

-

冒頭20分のアクションシーンは素晴らしい。個人的にウルトラマンに思い入れがなく、カッコイイと思ったことがないのだが、スターウォーズばりに「光の国」の世界とウルトラマンたちの攻防。敵役であるベリアルの暴>>続きを読む

ウルヴァリン: SAMURAI(2013年製作の映画)

-

ウルヴァリン・シリーズの第2作。
長崎の原爆の扱いが噴飯ものの冒頭から、とにかく物語が破綻していて何を描きたいのかさっぱりわからない。
結果、大企業の爺さんが、恩を仇で返すわ、肉親をもロクでもないこと
>>続きを読む

マッドマックス/サンダードーム(1985年製作の映画)

-

それぞれが独自の世界観なのかなぁと思いつつ、実は毎回、作品ごとに連なっているのだなぁというのが新たな発見。
そしてストーリーがどうと言うより、この世界観こそがストーリーなのだと思った。
そういう意味で
>>続きを読む

帝都大戦(1989年製作の映画)

-

前作は製作費10億円。監督も実相寺昭雄に脚本の林海象。出演者はもう超オールスターキャストだったが。
言ってしまえば話はデタラメ。特撮シーンの面白さはあっても、作劇やアクションにおいてはダメダメな映画だ
>>続きを読む

エル ELLE(2016年製作の映画)

-

何と語れば良いか。
一見、歪の塊のような描写の連続。日常ではあり得ないだろうという事件や出来事の一切をぶち込み。
バーホーヴェン監督が描こうとするのは、偶像劇としての人と人との中で個人がどのように生き
>>続きを読む

アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

-

1989年という時代設定。冷戦崩壊間際という社会状況。ベルリンの壁崩壊前のベルリン。80'sの周到な選曲。鍛え上げられたシャーリーズ・セロンの肉体と美貌。そして工夫とアイデアを駆使したアクションに、盛>>続きを読む

アンダルシア 女神の報復(2011年製作の映画)

-

前作の体たらくには流石に頭に来た「アマルフィ」シリーズの第2弾。
しかし、同じシリーズとは思えないほど、本作は冒頭から、実に良くできていて驚いてしまう。「やればできるじゃん」という想いと、「やっぱり前
>>続きを読む

キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

-

前作に比べると、ストーリー的な推進力が低下している。つまり前作はマイノリティが世界を救う。その過程として「いじけずにそれなりの知識と礼儀は勉強しておけ。後で困らないから」に尽きる新しいカッコよさの提示>>続きを読む

>|