ゆみこさんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

ゆみこ

ゆみこ

映画(1050)
ドラマ(0)
アニメ(0)

ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)

3.2

栄光と挫折を描き、人生をまざまざと見せつけてくる。

しかし、心に響くものは無かった。けっこう食傷気味。
"フェリスはある朝突然に"技法などを用い、魅せようとする努力は感じたものの、結果的にワンパター
>>続きを読む

最強のふたり(2011年製作の映画)

3.7

素直に、ステキな作品だった。
ユーモアたっぷりの会話劇がなんとも気持ち良い。

障害や才能、お金の有無、人種の違い。二者の対立がある中で、それに寄り添い認め合うということができる2人の真っ直ぐさに惹か
>>続きを読む

エンパイア レコード(1995年製作の映画)

3.7

こういう勢いに任せた青春映画は好き。

常に鳴り続ける音楽と彼らのファッションのセンスがクール。
若さに任せてやりたい放題する中でにある青さと苦悩。
いかにもアメリカの90sティーンムービーといえるブ
>>続きを読む

ライアー ライアー(1997年製作の映画)

3.4

ジムキャリーは何してても面白い。
無駄すぎる動きとオーバーな演技に笑わざるを得ない。

しかし、笑わせるところはしっかりと、シリアスなところは真面目に、そのメリハリ加減もちょうど良い。

プロットはま
>>続きを読む

ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

3.4

3回挑戦して3回途中で寝落ちしてしまった本作品。
今回は映画館でしっかりと観てきた。

圧倒的世界観。
とにかくその世界観が最高。
最後のほうはトラウマになるくらい怖いシーンもあったが、その退廃的な繊
>>続きを読む

名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.3

期待していたより楽しめた。

当初は疑問視していたキャラデザも違和感なく受け入れられ、最後の方にはすごく愛おしくなっていた。
ライアンレイノルズの声も嵌っていた。

ツッコミどころは多くあれど、プロッ
>>続きを読む

映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~(2019年製作の映画)

3.7

春日部防衛隊のメンバーが出てこないクレヨンしんちゃん映画!

家族の絆を主軸に、本当の幸せとは?、生きる価値とは? について考えさせられる深みのある作り。

また、結婚っていいなと思わせる反面、結婚す
>>続きを読む

芳華-Youth-(2017年製作の映画)

4.2

この余韻は長く続きそう。

青春の甘酸っぱさやほろ苦さを包括し、その一瞬の輝きと刹那を綺麗に映し出していた。

ドラマのような展開のわかりやすさがあり、やや語りすぎな部分も多く、音楽も大袈裟だと感じた
>>続きを読む

パリ、嘘つきな恋(2018年製作の映画)

3.5

障がいという重いテーマを扱いつつも、明るく、ユーモラスに、かつテンポ良く描いていたところが良かった。

爽やかに描きつつも、障がい者についての障壁や偏見などにもしっかりと触れ、決して薄くはないしっかり
>>続きを読む

オーヴァーロード(2018年製作の映画)

3.8

どのような作品か、予備知識がない状態で観に行ったら恐ろしくて驚いた。
戦争映画かと思いきや、ホラーだった。

驚かされる場面が多々あり、心拍数上がりっぱなしで鑑賞。

リアリティのある戦争映画からのパ
>>続きを読む

スペース カウボーイ(2000年製作の映画)

3.3

イーストウッド、彼の作品には一貫して"希望"が描かれる。

逆境の上でも、苦難の中にも、どんな時にも希望はある、と強く主張する。
そして、彼のアメリカ賛美もまた、アメリカにとっての光明に繋がるのだろう
>>続きを読む

イメージの本(2018年製作の映画)

-

評価できない。

今はまだわからないことだらけでもわかる日がいつかくるはず。
例えるならば走馬灯のよう。
死ぬ前に、人生を経た最後の帰結に、改めて観たい。

アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

4.5

始まりから終わりまで"好き"の連続。

演技、音楽、美術、脚本、撮影。
何もかもが魅力的で、とても贅沢な3時間だった。
情報量と感じたことが多すぎて何も書けない。

國民の創生(1915年製作の映画)

3.0

恐ろしい。


アメリカの歴史を史実に沿って描いていると思わせておいて、途轍もなく穿った視点から描いている。
黒人は悪で、白人は正義で、KKKは英雄だ!と声高らかに主張する本作品が人々に与えた誤解と、
>>続きを読む

荒野にて(2017年製作の映画)

3.4

『家なき子』を思い起こさせる波乱万丈鬱屈展開。

曇りのち雨のち雷雨のち晴れ。しかもそれは決して快晴ではない。
雲の切れ間に一筋の光が差しているだけで、その後の悪天も想像できる残酷さ。

A24特有の
>>続きを読む

運動靴と赤い金魚(1997年製作の映画)

4.1

私的ベスト オブ "泣き顔"映画。


この少年の涙の一粒一粒の重さよ。
作中で彼が泣く場面は何度かあるが、それぞれの表情が同じようで全て違う。
同情を誘うが、全く押し付けがましくなく、かくも自然な泣
>>続きを読む

HANA-BI(1997年製作の映画)

4.5

90年代の北野武の作品に、尋常じゃないほどの懐かしさや胸を締め付けられるほどのノスタルジーを感じる。
とりわけこの作品は顕著で、ただの潮の満ち引き、ただの降り積もる雪を観ているだけで涙が出てくる。
>>続きを読む

ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

4.7

なんて素敵な物語なの!


童話や昔話の読み聞かせをわくわくしながら聞いていた幼少時代を思い出した。
それが作り話だとしても、それで心がときめくのであれば、それで幸せになれるのであれば、それが正解で、
>>続きを読む

ある少年の告白(2018年製作の映画)

3.4

LGBTQを完全な悪として描き、その罪を認めさせ、悔悟を感じさせることによって排除しようという考え方が恐ろしかった。
それを一つの個性として認めること、変化を求めず受け入れることの難しさと認めてもらう
>>続きを読む

バイス(2018年製作の映画)

3.4

観た後にどっと疲れた。
政治や世界史に疎い私には、終始アタマをフル回転させ、整理し、組み立てていかないと展開を追うことが難しかった。

さまざまな映像を、ザッピングのように史実を複雑に組み込み、それが
>>続きを読む

俺たちステップ・ブラザース -義兄弟-(2008年製作の映画)

3.0

今話題の子供部屋おじさん。
そんなこどおじが2人もいる家庭やばすぎる。

なにからなにまでしょーもなさすぎて笑える。

ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ(2017年製作の映画)

3.2

文化の違いによる障壁や現実問題を丁寧に描いていた。
しかし、彼が、彼女が、これらの問題を乗り越えたのか、何かが解決したのかといえば嘘になる。
難しい問題ではあるけど、困難に向き合って、正対して、歩み寄
>>続きを読む

メリー・ポピンズ リターンズ(2018年製作の映画)

4.2

映像表現が完璧で、非の打ち所がない。
まるでこっちまで魔法にかかってしまったかのような容赦ない没入。

始まりから終わりまで目を離す隙を与えないほどに、まざまざと見せつけられる至高のエンターテイメント
>>続きを読む

老ナルキソス(2017年製作の映画)

2.5

ケイタニーラブの音楽が良い。
それ以外は特筆すべき点なし。

ピンぼけシティライツ(2016年製作の映画)

3.0

なんかこの話すごく既視感ある。
世にも奇妙な物語ぽい。

ピンぼけなシティライツとケイタニーラブの音楽が合ってていい感じ。女の子の2000年代初頭感も良かった。

23:60(2007年製作の映画)

3.0

インターネットゲームのチャットだけで会話が進んで行く。
設定では単調になるかと思われたストーリーもしっかりと起承転結を持たせて見せ場を作っている。

しかし、オチがよくわからなかった。もう一回見たい。

ホモソーシャルダンス(2019年製作の映画)

3.9

発想の完全勝利。
生殖器がコンテンポラリーダンスを踊るという絵面だけでもうすでに面白い。

レゴ(R)ムービー2(2019年製作の映画)

3.3

吹替で観てしまったのがかなりの誤算。(後悔ポイント1)
字幕で観るのと吹替で観るのでは満足度が変わってくると思う。

前作の内容を復習してから観るべきだった。(後悔ポイント2)
前作覚えてたらもっと楽
>>続きを読む

ダンボ(2019年製作の映画)

3.3

終盤に至るまではひたすら単調で、とにかく登場人物が皆可哀想で悲壮感に溢れていた。
だからこそラストの盛り上がりが爽快だった。

映像表現は特筆して感じることはないが、違和感なく観ることができた。
"ピ
>>続きを読む

恋のエチュード(1971年製作の映画)

3.3

穏やかに、爽やかに、淡々と進みゆくストーリーの中に含蓄する恋愛の本質の鋭さにやられた。
男と女、愛と性、さまざまな考え方の違いが水面下で大きくなっていく様が私を不安にさせる。

そういった毒があるから
>>続きを読む

クルーレス(1995年製作の映画)

3.3

やっぱりティーンムービーはいいね。底抜けの明るさとハッピーな展開で元気になれる。

陽キャから陰キャまでみんなファッションがクール。
いかにも90年代を感じさせる雰囲気が良かった。

主人公の女の子の
>>続きを読む

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.0

凄まじい明滅と衝撃の嵐。


題字から終わりの終わりまで、これでもか!ってほどに手数の多さ、センスの良さを見せつけてくる。
アメリカアニメだけに依らず、様々な技法を吸収しアウトプットしていて、現代アニ
>>続きを読む

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.8

"憎しみに居場所は無い"

大義に差別批判を強く主張した作品。
"黒人が差別されているのではない、白人が差別されているのだ"と作中で論じられたことは真実で、その差別の対象は黒人に留まらない。しかも現在
>>続きを読む

ターザンX(1994年製作の映画)

2.5

洋物ポルノ映画。
フィルマークスにこのようなジャンルの登録があるのに驚いた。

ジェーン役の女優さんが美しい。
顔や表情、仕草までとても上品でポルノ女優という感じがしない。

また、内容は突っ込みどこ
>>続きを読む

キューティ・バニー(2008年製作の映画)

3.6

海外版・海月姫!
というか、海月姫はこの作品に何らかの影響受けているとしか思えない。
エマ・ストーンの冴えない女の子役がとてもハマってる。
あとカット・デニングスは変身前も変身後もキュンキュンした。
>>続きを読む

ミーン・ガールズ(2004年製作の映画)

3.5

なんか元気出た。

話自体は海外のティーンムービーにありがちな感じなんだけど、展開が早くて良い。
笑える小ネタも多くて大満足。

女子ならみんな"あるある"ってなりそうな女の世界に生きる厳しさ。
それ
>>続きを読む