shimiyo1024さんの映画レビュー・感想・評価 - 36ページ目

青べか物語(1962年製作の映画)

4.3

ちょっと62年のセンスとは思えない
森繁のいかしたエンジ色ジャケ、白スウェットからしてマジかという鮮烈さだったが、時間旅行者のように異界に溶け込むでもなく傍観するでもない彼の眼差しはそのまま未来人、川
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ある落日(1959年製作の映画)

4.4

世界男女に救済がありますように



茉莉子きれいすぎた、お洋服も、柱に体を預けて頬を寄せて泣くシーンはすごすぎた

正論マン、高橋貞二、光すぎた、敗北主義的恋愛に堕した我々をもっと責めてくれ

伊藤
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あにいもうと(1953年製作の映画)

3.0

成瀬の大映ということで期待だったが、成瀬に求める良さもキャストの良さもあまり…大袈裟、大味に思えてしまったが
音楽うるさすぎ
森、船越の対峙が一番の収穫だったかな

山の音(1954年製作の映画)

3.5

頭を取り外して洗濯する、おズレ、緒ズレの話からして、冒頭からなんか飛ばしてくる(ラストの"ビスタ"の、えっ今なんて?感も相当)

そしてほんとに小津れということなのか知らんが、闇の方の小津感あり
夫婦
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(1953年製作の映画)

3.7

銀座にあったらしい"らんぶる"、新宿と関係あるのか定かでない

鶯谷駅、上野デート

投げなオチで減点

夫婦(1953年製作の映画)

3.7

ちゃんと上原謙観るの初 続けて『妻』も観たがまだそんなハマらない
三國連太郎も、釣りバカ日誌さえ通ってないので老いてからも雰囲気しか知らず、若い姿で初見

ガチの上原のみならず杉、三國も若干サイコパス
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浅草の夜(1954年製作の映画)

3.2

鶴田と大映の共演は新鮮だった
浅草ロケーションは良いが他にはあまりグッとくるところなく
根上、好きな方な気がしてたが、最近はそうでもないかも たぶんナヨい役だと好きではない やはり『暖流』的な強さがあ
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有楽町で逢いましょう(1958年製作の映画)

3.9

60年の時を越えて、今作で描かれる有楽町・読売会館ビル内、角川シネマ有楽町にて今作を観ることはかなり頭がクラクラくるものがあった

とはいえ舞台となるのは当時のそごう及びカフェが主で、有楽町の他の風景
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女系家族(1963年製作の映画)

4.0

三隅氏は時代劇専門のようなので疎くて『女妖』に次いで二本目だが、これは『女の勲章』よろしく関西舞台の現代劇ということで終始の関西弁の小気味良さも含めとても良かった、テンポもっと良ければな
今作の鴈治郎
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夜の素顔(1958年製作の映画)

3.8

『女の勲章』とも近くて良かった、吉村氏のカラーにおける陰影感覚や、エロティシズム演出やはりすごい、あやぴも今作めちゃ可愛い、池野成サウンドが具現化するのも良い、がやはり長さ、鈍重さが際立って減点、地方>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

3.8

本質的には有色人種も、そうであるからというのを抜きに評価される日が来たらいいよね(逆も然り、全てにおいて)ということなんだが、差別被差別で歴史が始まってしまった限りでは、やはり黒人が西洋文化、特にクラ>>続きを読む

移動都市/モータル・エンジン(2018年製作の映画)

3.3

開幕の移動都市アクションおよび造形だけはまぁ、収穫
もっとそこをじっくり繰り返し観たかった、特に暮らしぶり、世界観のリアルなところを
あれ、中国資本入ってるのかな、と思ったけど女賞金首はコリアン、シャ
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金子文子と朴烈/朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキスト(2017年製作の映画)

3.8

画作り、カメラはいま一歩ゆるかったかな、日本語の扱い含め『暗殺』よりは良かったが、『お嬢さん』レベルのトータルクオリティ求めるのはなかなか難しいですね
しかし敢えてとはいえノリが現代的すぎるというのは
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雪国(1957年製作の映画)

3.9

期待以上の洗練はあり

池部さんも岸さんもいま通用する顔だなと思う
池部さんのファサ前髪、かき上げ動作良すぎる、なでつけてなければサイド、後ろの刈り上げ具合も含め今っぽい

文学オンチゆえ原作読んだこ
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黒蜥蜴(1962年製作の映画)

3.0

井上梅次、『嵐を呼ぶ楽団』を非常に好いて以来期待して結構観てきたけどそれに比肩するものは今の所無く、評価分かれすぎるな、嵐を呼ぶ楽団と同じぐらい平均点高い閉店時間、銀座っ子物語、DVD入手して優先して>>続きを読む

アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

3.9

話運び、設定のリアリズムはかなりゴリ押しだが、潔く王道で気にならず、SF、サイバーパンクで、メカ寄りなアクション、高予算なもの、でいうとゴーストインザシェル以来しばらくなかった気もするし、映像アクショ>>続きを読む

ファースト・マン(2018年製作の映画)

3.2

デイミアン・チャゼル、イキりを卒業

ドリームワークス&スピルバーグのクレジットは知らなかったので驚いた、チャゼル、思想矯正を施された?

アクアマン(2018年製作の映画)

3.3

近年で一番ダサいブロックバスター

水中のキャストなど、ほとんどフルCG映画、冒頭パパの家でのCG感すごいグルングルンアクションなどはダサさに震えてしまった
真っ白な建築様式や金ピカの鎧、ハッピーサイ
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われらの時代(1959年製作の映画)

3.7

やっぱナヨい長門さんいいなぁ
吉行さんかわいいね
お気に入りの梅野さん出ないなと思ったら終盤チョイ役
手作りバンドユニフォームのセンスが全然今っぽい

彼女だけが知っている(1960年製作の映画)

3.6

小津ではフィットするりゅうちぇるの朴訥さが大根に変わる瞬間、危うい
印象に残らない優等生な演出、斜めカメラもとってつけたようで、および、ちょっとぎこちない脚本
終始のジャズが悲壮感を妨げてる気もするし
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彼奴(きゃつ)を逃すな(1956年製作の映画)

3.2

ところどころ意欲は買うが
リアリティ欠け、みんな馬鹿、特に小心者すぎる木村にイライラさせられる、でそんなに良いと思わない

遊星からの物体X(1982年製作の映画)

3.8

10年以上ぶり
初めてテレビで目にした時、クルーの一人の吹き替えが池田秀一だったのが記憶に残っている
20190125リマスター新文芸坐にて