RYO22さんの映画レビュー・感想・評価

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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

3.4

鑑賞前、主人公はもっとサイコでやばい奴ってイメージをしていたので、実際観てみるとわりとまともな奴に見えてしまった。しかも、まとも以上でかなり仕事のできちゃう奴。
ガツガツ成り上がっていく人間はこれくら
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欲望(1966年製作の映画)

3.5

今はどうだか知らないがら昔はモッズやUK、60年代好きのおしゃれさん必見の映画として有名だった。ジェーンバーキンも出演してる。
自分も20歳のころに観たけど、内容は全く理解していなかったんだろうな。
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ジミーとジョルジュ 心の欠片を探して(2013年製作の映画)

3.2

正体不明の病に悩む、戦争帰りのネイティヴアメリカンとフランス人精神分析医。
2人の対話によって物語が成り立つ為、2人の優しさの溢れた深みのある演技が映画のすべて。
ジョルジュの愛人のマドレーヌが華やか
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アリスのままで(2014年製作の映画)

3.2

ジュリアンムーアの好演もあり、もし自分や周りの人が、若年性に限らずアルツハイマーにかかってしまったらと心底考えさせられた。
そして彼女の人生を賭けたスピーチには心底感動した。

裕福な家庭だからまだよ
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フィクサー(2007年製作の映画)

3.1

フィクサーというタイトルで観てしまうと分かりにくいので、ダーティーな弁護士として最初から観たほうが良い。重厚だがテンポが良い。製作総指揮のソダーバーグらしさをかんじる。
今回のジョージクルーニーは、借
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ロスト・リバー(2014年製作の映画)

2.6

ライアンゴズリングが監督デビュー!
リンチと当然レフンの影響が色濃い。この作品を観ると2人の世界観がいかに独特か、模したところでそうとしか見られないということがよくわかる。

湖の底に沈んだ村の呪縛を
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ミニオンズ(2015年製作の映画)

3.2

怪盗グルーは好きだけど、ミニオンズに対しては何もないのでどうなのかなと見始めたが、あっという間の90分。
わかりやすい笑いだがブラックなネタが多く、音楽も60年のロック中心のため大人も楽しめる作品。

美しいひと(2008年製作の映画)

3.1

友達に映画の内容より、レアセドゥのアンニュイ光線をみてくれとDVDを渡される。
確かに全開。好きな人は好きなんだろうが自分的にはなんとも…
母の死後から始まり、後半にも事件があるので、アンニュイという
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ラストタンゴ・イン・パリ(1972年製作の映画)

3.8

ベルトリッチとマーロンブランド、全てをむきだしにして映画に挑む2人。
映画ってこれくらいやってもいいんだなと改めて思う。

パラレルワールドとして機能する彼のアパートで始まる2人の関係と、愛の終わりに
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リピーテッド(2014年製作の映画)

3.0

主人公の身になって想像するとどこまでも恐ろしい話。

一つ一つの関係性をじっくり描けば、もっとドラマにのめりこますことが出来たはずだが、そこを曖昧にする事で、最後までトリックをばれないようにしているの
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ラスト・リベンジ(2014年製作の映画)

3.1

レフンがプロデュースだが、冒頭の拷問シーン以外特に彼を感じさせない。

日が暮れるとフニャフニャのおじいちゃんのようになってしまう、ニコラスケイジの本物感あふれる演技は最高!
あきらかに私的なテロリス
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キングスマン(2015年製作の映画)

3.3

コリンファースが暴走するまでが、引き締まってて面白かった。以降は少しやりすぎ。
主人公は若過ぎてスーツに着られてる感がでてしまう。パート2ではコリンファースいなくて大丈夫なのか?
やりすぎとは言っても
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アニエス・Vによるジェーン・b(1987年製作の映画)

3.0

アニエスヴァルダによるドキュメンタリー。
女性同士、そしてお互いの信頼関係があるゆえの距離感。
所々に芝居が入るが、彼女の演技は自然体そのものなので、何を演じてもジェーンバーキンであることがよくわかる
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アニエスの浜辺(2008年製作の映画)

3.7

以前、「5時から7時までのクレオ」を観たこと、ヌーヴェルヴァーグ唯一の女性監督、ジャックドゥミ婦人だったこと位にしか彼女の事を知らずに鑑賞。
映画監督の前に生粋のアーティストである彼女の魅力にあふれた
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ディセント(2005年製作の映画)

2.8

普段はホラー観ないけど、友達2人から怖すぎるから観てみろと薦められたので鑑賞してみる。

わりと美人な6人組で洞窟探検。探検前からだけど、いろんな方法で驚かしてくるんで、楽しんでいたが地底人が出現して
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間奏曲はパリで(2013年製作の映画)

3.4

主人公と彼女に関わる男たちとの単発的な愛を求める行動は悪いものとは思えない。
彼女にはそのような行動をさせる理由はあったが、それはどうでもよいと感じる。
これくらい楽しむのも人生で、これくらい許しあえ
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それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

3.2

南北戦争なんて遥か昔の話ではない。
こんな不条理な奴隷制度がまかり通っていたなんてふざけてるし、許せない話だ。こういうの観ちゃうとキリスト教の教えってなんなの?と思う。キリスト教に限らない話だけど。
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トラフィック(2000年製作の映画)

3.9

メキシコにあるアメリカとの国境の町ティファナ。
そういえば一度行った事がある。「中曽根さ〜ん、可愛い子いるよ」とだいぶ昔の総理の名前で客引きされて、笑わしてもらった思い出くらいしかない、いかがわしくて
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(500)日のサマー(2009年製作の映画)

3.7

冒頭の3分で好きな映画ってわかる。
主人公は少年期も今もジョイディビジョンのTシャツ着ていて、モリッシーを当然のように好きで、サマー効果でベルセバがヒットしたというジョークもある。イングマールベルイマ
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ボーダー(2008年製作の映画)

3.0

90分位の映画は好きだけど、アルパチーノとデニーロの競演はもっとじっくり観ていたい。スピード感を重視する必要はなかった。

50セントが出演していて驚いたが、リアルギャングスタの50とパチーノ、デニー
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17歳(2013年製作の映画)

3.5

17歳という、自分でも大人かなのか子供なのか分からず、周りも彼女の事をどちらとして扱ってよいのか悩んでしまう微妙な年齢。
それでいて自分の美しさを自覚していて、男のサガをも知ってしまった彼女は誰の手に
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ワイルド・レンジ 最後の銃撃(2003年製作の映画)

3.3

少しゆるめの王道西部劇。ユーモアにあふれているので度々笑える。

主人公と彼のボスとの関係がアメリカらしくて良い。彼はボスに雇われているので完全な主従関係にあるが、嫌な事をされれば怒るし、出来ない事は
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奪還者(2014年製作の映画)

3.5

セガールが出てきそうな邦題が失敗。
まぁ、間違ってはなくて、最終的にはタイトルで笑わしてくれるんだけどw

世界経済が破綻してから10年後のオーストラリア。マッドマックス1作目位の世界かな。
田舎だか
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未来は今(1994年製作の映画)

3.4

新作として上映されてもおかしくないくらいに古びていない。ハイクオリティ。
ティムロビンスのコメディタッチの演技が見事。

ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

3.2

前半はイギリス的な笑いの連発にクスッと止まりで微妙だったが、後半は悪ノリとアクションが加速して、半ば強引に楽しませてもらった。
アクション映画マニアの相棒が徐々にいい味だしてくる。

ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

3.3

以前、民放で21時から放映した時に観たけど、当然吹き替え&大幅カット。
ゾディアックに続き好きでないフィンチャー作品だったが、評価があまりに高い為、字幕&ノーカットのBSで再鑑賞。

全然面白い。大ま
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荒野の千鳥足(1971年製作の映画)

3.7

今まで見観た映画で1番クレイジー。
荒野のといってもウェスタンではありません。
千鳥足とはそのまんまで、ドラッグより何より1番怖いのはお酒だという事を主人公が身をもって教えてくれます。
そしてアメリカ
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ル・アーヴルの靴みがき(2011年製作の映画)

4.2

これこそ、Do the right thing。
優しさってなんて素敵なんだろう。
シンプルに生きる事の素晴らしさ。
そして世の中捨てたもんじゃない。

素朴だがオリジナリティのある世界観、間のある独
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ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)

3.0

当時こんな映画を作るなんて、ジャックドゥミってファンキーな男だったんだろうな。
ドヌーヴあっての映画だったと思うが、無名でもいいのでもっと若さのある可愛らしいモデルたちが演じた方が、作品としてはよかっ
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シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

3.1

彼は優しくて可愛い奥さんと子供が出来て、順風満帆な人生で、それはラストシーン彼女が現れても揺らいでないだろう。
普通の映画なら、揺らぐところだが。
一見2人ともに幸せに見えるが、人生の明暗を表している
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思い出のマーニー(2014年製作の映画)

3.3

観客はジブリに宮崎駿のスケールの大きさを期待しなければよいだけで、マーニーもアリエッティも素敵な作品。
ジブリは今後もこのような作品を作り続けて欲しい。

25年目の弦楽四重奏(2012年製作の映画)

3.7

この映画の短い時間に、人生の大切なエッセンスが詰め込まれている。
タイトルからして静かで格調高いが印象だが、その中で人間くさい出来事が、次々と起こるところが面白い。
そして、それらの問題を抱えたまま行
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