しんさんの映画レビュー・感想・評価

しん

しん

音楽を作っています。
何でも観ますが探りたくなる映画が好きです。

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バード・ボックス(2018年製作の映画)

3.6

ディストピア系作品ならではのギミックが沢山盛り込まれていて素晴らしい。「実際にこの世界になったら」という想像力を細かなアイディアで掻き立てられた。
ただ、コトが起こるまでの展開はとてもアメリカ的という
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クラウン(2014年製作の映画)

2.7

もっと寓話的な恐ろしさがあるとよかった。
クラウンという設定がただのクリーチャーの一つとして解釈されていて、少し勿体ない感じがしてしまう。

ボヤージュ・オブ・タイム(2016年製作の映画)

3.8

「母よ」のナレーションから始まる今作。テレンス・マリックの新作ということでかなり楽しみにしていたが、正直この映像体験は劇場でしたかった。
世界の創造や、ミクロを映し出した生命の神秘。8mmフィルムで撮
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シシリアン・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.7

映画としては本当に美しかった。
敢えて作り込み過ぎていないカットの数々が青い。青くて脆かった。
この実際に起こった衝撃的な出来事は、語るには辛過ぎる。だからこそ神話的で、寓話的である必要があると思った
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.0

二人の会話とウィーンの美しい街並みのみで形成されるラブロマンス。
何が起こる訳でもないが、非常に内容は哲学的。試聴室での美しいシーンが印象的でした。
これぞ本当のロマンチシズム

メアリーの総て(2017年製作の映画)

2.9

「フランケンシュタイン」を執筆した女性の物語から女性解放、フェミニズムを感じる映画だった。
詩的なセリフが多いが、何故か比喩的表現にそこまで魅力を感じなかった。時代背景が影響してるとは思う。
だが、オ
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帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

3.6

軽い気持ちで観始めた映画でしたが、良かったです。正直このデリケートなテーマをセミドキュメンタリー形式で撮るのはかなりリスキーです。ただ、この形式でしか残せない実際のドイツ国民の声。これには凄く驚きまし>>続きを読む

RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

4.2

フランス映画ならではのアート性と陰鬱さ、単なるカニバリズムのB級映画ではないというのはワンカット目で分かると思います。
「抑圧」と「解放」というのが作品の一テーマとしてあると思いますが、それに対しての
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

5.0

正直この作品は絶賛せざるを得ない。
とにかく全てが美しいです。神の沈黙の中、それぞれが信ずるモノを守ろうとする心には本当に撃ち抜かれた。
今の日本には宗教的な概念が他国より根付いていないかもしれない。
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Dr.パルナサスの鏡(2009年製作の映画)

3.2

テリー・ギリアム繋がりで再び観ましたが、ヒースの演技にジョーカーを感じて凄く寂しくなりました。
作品としては、CGのチープさに味がでていて良いですね。ヒースの死によってストーリーに大分変更を加えたよう
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未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

4.2

超管理社会を描いたディストピア作品。
とにかくすべてのアイディアが素晴らしいです。シニカルな社会風刺がこの映画の根底にあると思いますが、かなりコミカルに描かれています。軽い。
ブレードランナーのような
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ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

3.3

良いミステリーホラーだと思います。
ただ、音楽が陳腐に感じました。感情をコントロールしようという意図は汲み取れましたが、可もなく不可もなくといった印象。もう少しマッドなイメージだとかなり好きです。
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ヒート(1995年製作の映画)

4.4

マイケル・マン監督といえば、「パブリック・エネミーズ」を小学生の頃に劇場で観たのをよく覚えてる。幼いながらも謂わゆる"男の生き様"みたいなものに感銘を受けた。
HEATは完全にそれを再び思い出させる作
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.7

こんなに非の打ち所がない映画を久々に観ました。まさに完璧なヒューマンドラマだと思います。
ケイシー・アフレックの演技が心底素晴らしい。過去と現在が交錯するストーリー展開は、役者としての力量が試されると
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フューリー(2014年製作の映画)

3.6

デヴィット・エアー、そしてブラッド・ピットのこだわりが随所で垣間見える作品でした。実に"アメリカ的"な感じはしましたが、メッセージ性も強く在ります。
SS、ドイツ軍、ドイツ国民、アメリカ軍。カテゴライ
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死霊館のシスター(2018年製作の映画)

2.6

商業的過ぎて驚いた。
カメラの振り方や、カット割り。何度も同じパターンで煽ってきます。音楽も特にパッとしないホラー映画あるあるの様なサウンドで、全く狂気を感じない。びくりとする場面はあるが、それは恐怖
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それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

3.9

この圧倒的に商業的ではない目を瞑りたくなるような映画を、ブラッド・ピットが持つ映画製作会社「プランB」が製作しているところがこの映画の肝だと思う。しかも彼はこの映画の舞台にもなっている南部の出身。アメ>>続きを読む

イット・フォローズ(2014年製作の映画)

3.4

監督のデヴィット・ロバート・ミッチェルは「この映画は性病に対してのメタファーではなく、生と死と愛についての映画だ」と明言してます。詩の引用等もいくつかあり、観賞中にも「この映画はどういう意味なんだ」と>>続きを読む

クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.9

ジョン・クラシンスキーのサバイバルホラー。
ホラー映画好きとしては「音のみで恐怖を与えるビックリ演出」というのには飽き飽きしていてかなり冷めるのですが、この作品は別です。「音を出す事が出来ない場所で、
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.0

静かでしっとりとしたメランコリックなSF映画。ウォレス社の建築が明らかに日本の現代建築を意識していてハッとなった。サイバーパンク的な要素は勿論、聖書の暗喩的な部分や、その他諸々の謎。かなり作り込まれた>>続きを読む

マザー!(2017年製作の映画)

3.8

自分が抱えていた宗教に対しての気持ち悪い部分を上手く描いてくれていた作品。
人間の愚かさや、信仰の盲目な部分を現代に置き換えてよく表現したと思う。
社会的、環境等の風刺もあり、より掘り下げていきたい作
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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

3.8

当時は宇宙を舞台にしたSF映画が多かった中、退廃した近未来を描いたディストピア作品。要所にジャポニズムを取り入れており「サイバーパンクといえばアジア文化」という認識を初めて提唱した作品かもしれない。>>続きを読む

ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.2

凄くしっかりとした内容でした。多くのホラー映画は人間の行動に関してもリアリズムを欠いている作品が多いですが、(それを楽しむ事もできるのでホラー映画は素晴らしい)理屈が通っているというか、行動の理由をち>>続きを読む

ロリータ(1961年製作の映画)

3.8

愛する事の悪い側面を、皮肉を交えて描いた様な作品でした。
結局ハンバート・ハンバートも、シャーロットも、クイルティも、ロリータでさえ、望んだ人生を歩めていない。それを踏まえた上で「結局人生ってそんなも
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永遠のこどもたち(2007年製作の映画)

3.6

ギレルモ・デル・トロプロデュースのホラー系ファンタジー。
なんとなく「インシディアス」等がこの映画の影響を受けていそうな雰囲気。親が子どもを異世界から助けたり、霊媒師達がよく分からないメカを色々使った
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