しんさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.0

一作目はオチが強かった以外印象はあまりなかったですが、今作の方が印象薄くなりそうです。後半からの展開は割と好きでした。ただ、

・幼児設定なのに大人とのタイマンに勝ちまくる
・前日譚なのに大人になって
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ライフ(2017年製作の映画)

2.8

お金のかかったエイリアンもの
このタイトルだと高尚なメッセージ性を期待してしまうので、スペースエイリアンVSヒューマンズみたいなタイトルにしておいて欲しかった

インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984年製作の映画)

3.6

前作よりもダークな演出ながら、テンポがよくてとっても観易い。キー・ホイ・クァンが出演していて胸が熱くなりました。

ツリー・オブ・ライフ(2011年製作の映画)

5.0

久々に観ましたが、改めて大傑作でした。
初めに、この作品全く優しくありません。テレンス・マリック監督自身の内的作品であり、セラピーのような役割を果たしているとも考えます。以下自分の解釈です。

「二つ
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X エックス(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

主人公とパールは文字通り同一人物でしたね。単純に老婆が襲ってくるスリラー映画として観るとパッとしないと思います。
マキシーンの未来はパールであり、パールの過去はマキシーンなんだと思います。タイトルのX
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レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981年製作の映画)

3.8

誰がなんと言おうと、沢山思い出の詰まった、大好きなシリーズなのです。

女神の継承(2021年製作の映画)

3.5

ナ・ホンジンの映画は恐怖を求めに行く感じではないけれど、それが良いですね。ホラー映画が本来持っている筈の性質を十分楽しめる気がする。ホラーに分類するのも気が引ける気がするが。

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.4

思い出って美しいんですよね。
特に幼い頃の思い出は存在が危うくて、ありそうでないような不思議な気分になることがあります。
今作は、その中に存在する光と闇の部分が絶妙に描かれていて映像としても非常に良か
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

3.5

ラテン系のミュージカル。好きでした。リズムミュージックはプリミティブな感覚が腹の底から湧き出てくるような気分になる。ご都合主義的ではあるけれど、会話から歌い出す作品に文句は言えませんね。

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.6

こんなクソみたいな世界で、大切な人間や自分が生きなければならないのかと絶望しました。

TAR/ター(2022年製作の映画)

4.3

指揮者というモチーフで権力そのものを描くというのが凄く良かったなと思いました。実際指揮者はオーケストラの全てをコントロールしていますし、音楽は時間の芸術とも呼ばれますが、時間に対する言及もありました。>>続きを読む

ぼくたちの哲学教室(2021年製作の映画)

3.4

過去の対立によって街そのものが持つ暴力性を受け継いでしまった子どもたちに、哲学を通して対話することを伝えていく映画。構造としてはよかったけど、もう少し深掘りして欲しかった。

さかなのこ(2022年製作の映画)

3.8

何かを好きでいることは、底なしに美しいことだなと思った。
ただ映画のストーリーとしては評価しづらくて、ミー坊は何かの為に努力をするということはしていなくて、少年漫画の「選ばれしもの」的な位置付けだった
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怪物(2023年製作の映画)

4.0

ラストシーンの坂本龍一のAqua、世界で一番好きな曲です。教授の娘、坂本美雨が産まれた時に書いた曲です。命への礼賛、そしてこれからの人生の不安を憂うような和音が、優しく、全てを包み込むように紡がれます>>続きを読む

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.0

「奪われるのは、目か、心か。」って書いてあるけど、本当に目しか奪われなかった…どっちも奪ってくれよ…

ノスタルジア(1983年製作の映画)

4.6

何回観ても本質が掴めない。ただ、画が美し過ぎる。画面上にグリッドが配置されてるんじゃないかというほど整ってる。

「お前が存在するのではない
私が代わりに存在する。」

怪怪怪怪物!(2017年製作の映画)

3.7

テンポが非常に良くて、漫画的な感じ。
ラストのカット、凄く好きだった。

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.1

お金にはならなそうな映画でしたが傑作でした。
初め実際に裁判を傍聴しているような気分になり(言い方は悪いですが)誰の肩を持つべきなのか、うまい具合にミスリードされましたね。いつの間にかクライマックスの
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I Am Easy To Find(原題)(2019年製作の映画)

4.4

めちゃくちゃ泣いてしまった。
ささやかな美しい詩を聞いているような、そんな気分になった。

アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

2.5

中身がなさ過ぎてびっくり…脚本ほんとにこれでいいのか…?
そもそも量子世界なのにマクロ世界の物理現象で戦うのやめてくれ…

カモン カモン(2021年製作の映画)

4.0

会話自体に変に意味を持たせようとしていないのがよかった。会話というのは実際そういうもので、誰かに分かって欲しかったり分かって欲しくなかったり、凄く複雑なものだよなと再認識。
「マンチェスター・バイ・ザ
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ライトハウス(2019年製作の映画)

4.0

徹底した取材によるリアリズムの探究と、それに相反するような超自然主義的な寓話表現。ロバート・エガース大好きです。
ほぼ正方形なアスペクト比による閉塞感と、極端なコントラストでの光の演出がよくできていて
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

4.6

まず画が美しかったです。
ヴィルヘルム・ハンマースホイの室内画のような雰囲気で、誰もいないのに誰かがいるような、先刻までの存在の僅かな痕跡があるような、(劇中では僕らにはゴーストが見えていますが)寂し
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ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

3.8

ロバート・エガース監督、現代の作家だとトップクラスに好きです。
ただ、今作は大作ということもあってか、"節"があまり効いてない感じでした。メタファーも安直だし、超自然主義的な映像表現も、少し安っぽい感
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

これ、サノスの指パッチンのあと、なんであんな単純に元の世界を取り戻そう!みたいな幼稚な答えになっちゃうんでしょう…。アベンジャーズの中でもう少し議論や葛藤があって欲しかった。
実際、世界を元に戻すこと
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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

3.3

あまり内容が無いように感じました。そもそもアトラクション的な映画に寓話性を求めるのも的外れな気はしますが、あまりハマらなかった。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

側にいる存在を愛し、"選ばれし者"を放棄するというプロットなんですね、してやられた感じです。モヤモヤが解けました、面白かった。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

3.5

それぞれが何かを抱えながら、奇妙な形で団結していく流れは素晴らしかった。ロケットが容姿を嘲られて、感情を吐露させたシーンはグッと来るところがあった。
ただ、登場人物達の"選ばれし者"じゃない感が良かっ
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アンテベラム(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

若干の陳腐さがある。
ウエストワールドでこういうのは見たし、あっちは生命倫理が関わってくる。
人種差別×目新しい脚本っていうのは色んなところで観てるだけあって、出落ち感がすごい、というよりそれ以上でも
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

終始画が美しくて好き。
秩序があるというか、品性があるというか。物語は捉えどころが難しく、ピントによって様々な見方ができる(大きな視点では因果応報の話みたいなことは確かにそうなんだけど、なんか腑に落ち
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