しんどうさんの映画レビュー・感想・評価

しんどう

しんどう

皆さんにいい映画を知ってもらえたら、という気持ちでレビューを載せます。
稚拙な文章ですが参考にしていただけると嬉しいです。

ブギーナイツ(1997年製作の映画)

3.6

ポールトーマスアンダーソンの才能が爆発した群像劇。前半は青年のサクセスストーリー、後半は堕落というのは他の映画でも見たことはあるが、独特の虚無感があって楽しく観れた。70年代のポルノ産業については詳し>>続きを読む

ウィンターズ・ボーン(2010年製作の映画)

3.2

地味な映画だけど人間の怖さがよく描かれていると思う。

物語は主人公の視点だけで語られるので没入感がかなり強い作品。主人公の知らないところで、様々な人間の葛藤や協力があったと端々に現れるのが面白く感じ
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マーズ・アタック!(1996年製作の映画)

3.6

ある日ヘンテコな火星人がやってきた。地球人は友好に迎えるが、火星人たちは問答無用で侵略を開始する。はたして地球の運命は…

ティムバートンが送るオールスター・キャスト映画。無意味にバカで無意味に豪華な
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息もできない(2008年製作の映画)

4.2

ヤン・イクチュン演じるサンフンが素晴らしい。暴力でしか語る言葉を持たない主人公なんて感情移入できない。なのに、ぶん殴って気絶させたヨニを少し離れて待つサンフン、この出会いのシーンだけで彼を好きになって>>続きを読む

ラッシュ/プライドと友情(2013年製作の映画)

3.2

余計なものを削ぎ落としただ2人の男に焦点を絞って描く。対照的な2人だけど、心の奥底では互いのことを認め合っているのが伝わってきた。
F1のエンジン音もかっこいいし、レース映像も迫力満点。まるで、リアル
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キャビン(2012年製作の映画)

3.0

期待しすぎのせいか、面白さ半分、ガッガリ感半分の映画でした。
「田舎に行ったら襲われる」系のオーソドックスなシチュエーションに、新たな切り口で話を広げる心意気は素晴らしい。
ただ、超展開に乗り切れるだ
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アイ・アム・レジェンド(2007年製作の映画)

3.5

いろいろと惜しい映画だった。
世界観は個人的に好みだった。ウィルスにより人類が死滅した世界。荒廃したニューヨークをCGで表現しているのだが、出来栄えが素晴らしい。
導入も展開も無駄を削ぎ落されていて、
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12人の優しい日本人(1991年製作の映画)

3.2

三谷幸喜脚本「12人の怒れる男」日本版。

よく出来た脚本だ。本家とはまた違った魅力のある作品だった。ユニークな個性の12人がコロコロ意見を変えるあたりは、優柔不断な自分と重ねて感情移入してしまう。有
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ゾンビランド(2009年製作の映画)

4.0

新しいタイプのゾンビ映画だ。今までのゾンビ映画は極限状態での人間の愚かさを描いていた。この作品は主人公達がそういった現実を受け入れた上で、人生の素晴らしさ、仲間の大切さを実感していくのがよかったな。>>続きを読む

フォックスキャッチャー(2014年製作の映画)

3.4

デュポンの台詞回し、各役者の演技とセリフのない間を楽しむ映画だ。
軽い映画ではないとは思っていたけど、なんというか重々かったな。
ちょっとした兄弟愛やスポ根要素もあるが、それにより結末の悲惨さ、理不尽
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マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

2.6

荒野の7人リメイク作。
どストレートな娯楽作。だけど、イコライザーの時のようなイカれた魅力が感じられず、物足らない印象。

2人目を仲間にする所まではよかったが、それ以降のリクルートがあっさりしすぎか
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キングスマン(2015年製作の映画)

4.0

続編もうすぐ公開なので今更ですが鑑賞。

評判いいのも納得。キック・アスはハマらなかったけど、こちらは面白かった。

昨今のシリアス一辺倒なスパイ映画とは違った、おバカなスパイ映画。紳士然とした佇まい
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.5

ホラーテイストの青春映画。ルーザーと呼ばれる子供達が、恐怖の対象である「IT」に団結して立ち向かう姿には感動した。

ホラー表現より、個人的には骨折、部位欠損描写の方が中々辛いものだった。ペニーが出て
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1922(2017年製作の映画)

3.0

妻が相続した土地を息子に残したい男の起こした行動が、後に不幸を招く。

S・キング原作、netflixオリジナル映画。

雰囲気はいいけど、話はど定番の因果応報モノ。別に変わった設定があるわけでもなく
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ブラック・スワン(2010年製作の映画)

4.0

抑圧された女性が、大役を獲得したプレッシャーにより妄想に取り憑かれる映画。

見てる間緊張、絶望、喜びで忙しくやたら疲れた。

特に母親との関係が痛々しくて見るのが辛い。娘に対する期待と隠せない嫉妬心
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.6

白人の彼女の実家に挨拶に行く黒人男性。
だけどその家族は何かがおかしい…

今年見たスリラーの中では一番面白かった!
前半はゆっくりしたペースで進んで行くものの、ずっと不気味な雰囲気が漂っていて見てい
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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.9

アカデミー賞受賞作品。
ノンフィクション映画のように見える程地味な作品だ。しかし、丁寧で骨太な人間ドラマに仕上がっていて見応えがあった。

記者達がタブーに踏み込んで正義を貫く姿だけではなくて、過去に
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ザ・ベビーシッター(2016年製作の映画)

3.7

ベビーシッターは実は悪魔崇拝教のリーダーだった!両親のいない深夜の一軒家で、悪魔崇拝者達と少年の血みどろの闘いが始まる。

スプラッター要素満載、思春期特有の甘酸っぱいシーンも盛りだくさん。弱気な少年
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マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)(2017年製作の映画)

3.6

ノア・バームバック監督作品初鑑賞。
NYで顔を合わせた3人の異母兄弟が気難しい芸術家の父に振り回される話。

アダムサンドラーとベンスティラーが異母兄弟、困ったクソ親父を演じるのがダスティンホフマン。
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天国と地獄(1963年製作の映画)

4.5

本当に面白い!何故黒澤がスゴイと言われるのかシミジミしてしまった…

最初の1時間は1つの部屋の中だけで展開する。しかし、それぞれの人物の描写が丁寧なため、全く飽きない。その後、話が捜査に移っても奇を
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昼顔(1967年製作の映画)

3.2

ヴェネチア映画祭最高賞受賞。カトリーヌ・ドヌーブ主演の現実、幻想、妄想の入り混じったエロティックな異色作。

女性の性をテーマに妄想に苛まれる1人の人妻を描いた話。下世話になりそうな話だが、美しい映像
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.0

モヤモヤ感が残ってしまう…
罪を裁くこと、司法制度の歯がゆさがテーマなので、真相はそこまで重要ではないのかもしれない。けれど、ミステリー的な話運びをするので、解決編がないと消化不良に感じてしまう。
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ドリーム(2016年製作の映画)

3.4

テンポいいし、ノリが良くて面白かった!
題材的には暗くシリアスになりがちなテーマを、エンタメ感を強くして大正解。

出来も良く、優等生すぎるくらい細部まで行き届いていた。小中学校の授業の教材としても十
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アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

今作はシリーズの中で最も"静"な感じがした。暴力描写は前作に比べると少なめ。じっくりと人間関係がこじれる様子を描いていく。

繰り返し続く抗争を止めるには武のように舞台から降りるしかない、というテーマ
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ロスト・バケーション(2016年製作の映画)

2.9

冒頭で喰われそうな姉ちゃんが、シリアスに鮫と格闘する映画。

とにかく映像が綺麗でロケーションが美しく撮られてる。それだけでも見れるくらい。撮影の仕方が上手いんだろうな。

最初の方は、主人公のスキル
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

4.0

評判通り2時間ずっと緊張感の漂う映画だ。法による秩序が崩壊した国で生きるとはどういうことか。正義の象徴である警察も組織に協力するしかない。一度関わると2度と抜け出せない。本当に恐ろしい世界だ。

とこ
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泥の河(1981年製作の映画)

4.3

過酷な家庭人生を送るしかない少年と、周りの人から愛され育てられた少年の出会いと別れを描いた映画。

丁寧に丁寧に作られた水準の高い作品。アカデミー外国語映画賞にもノミネートされ、スピルバーグも絶賛した
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

4.2

キレキレのスピード感と凄い緊張感。あっという間を映画が終わってしまった。

ジェイクギレンホール演じる主人公は稀に見るクズ野郎。法的にアウトなことを次々とやってのけ、人のことをなんとも思っていない。始
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散歩する侵略者(2017年製作の映画)

3.6

黒沢監督にしては大胆なSF映画であり、コメディ色が強い。CUREがよりコミカルになったような感じ。賢いのか馬鹿か分からない長谷川と、天野少年の噛み合わない会話がとてもおかしくて笑える。CUREの役所と>>続きを読む

プリズナーズ(2013年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

よく作り込まれた脚本だなと思う。物語が二転三転するが、最後は綺麗に着地する。2時間30分の映画なのに長さを感じさせないほど引き込まれた。

ケリーの行動は流石に過激過ぎて、理解ができない所もある。ただ
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CURE キュア(1997年製作の映画)

4.5

奇妙な映画。
全編を通して不快な音楽、不安になる映像で溢れている。見てる間何が起こるのか分からず、画面に引きつけられた。

面白いというより深く記憶に残る作品ではないだろうか。間宮の不思議な能力と現実
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トリュフォーの思春期(1976年製作の映画)

3.2

午前10時の映画祭にて鑑賞。
トリュフォーは子供が好きなんだなぁというのが伝わってくる。子供達は皆伸び伸びと演技をしていて、とても自然。きっと演出が素晴らしいからだろう。
ただ可愛いだけの映画ではない
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.6

迫力満点のリアルドキュメンタリー映画のようだ。

主に陸海空3つの視点で描かれる。その中では一人称視点に度々なったり、人間関係の描写が極力排除されている。さらに圧迫感のあるbgm、リアルな銃撃音が鳴り
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そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

3.7

悲しい話だがいい映画だった。撮影、演出が素晴らしいため、セリフに頼らずとも関係性や変化を理解できる。

海から上がるシーン、ラストシーンの美しさは圧巻。

演技では菅田将暉が突き抜けている。匙加減を間
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クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

4.1

いやー気持ち悪い映画だった。

監禁室のセットの非現実感、独特のショット、登場人物の言動がどこか狂ってる所、変な映画見たなーって気にさせられた。

きっとシナリオの欠点はいくらでもあるのだろうと思う。
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Death Note/デスノート(2017年製作の映画)

2.5

完全に別物だと考えればアリなのかな…
原作既読の自分からすると、突っ込み所が多く映画に入っていけなかった。
1時間半の映画にまとめるのは無理がある。

特に気になったのは人物の魅力のなさ。ライトとLは
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