本作のクラブシーンがダサければ、2018年邦画名作3部作※は「ダサいクラブシーン」がキーワードと言えたのに。
※『勝手にふるえてろ』『寝ても覚めても』
白眉ですわ。
ぼんやり観てたら、顔が似過ぎてて、「ヒロインが弦を切った犯人か!」と衝撃を受けたが違った。
1分のヌルたい予告編で舐めてると120分間物語的状況説明をすっ飛ばし続けるエゲツない密度にタコ殴りにされる。
このレビューはネタバレを含みます
全篇ストイックなまでに素っ気ない画作りの連続 => 突然のデ・パルマ的カメラワーク => 歌と伴奏の不調和 => 暗転
久々に完璧な幕切れを見た。
アパトーギャング出身監督だからか学園描写が端役の子に至るまで皆魅力的だし、なんなら誰も殺されて欲しくなかったな。
主人公からすればカメラは存在しないので、観客に話しかけることなどあり得ない。
しかしながら、母への電話の何気ない一言がたまたま物事の核心を語ってしまうこともあるかもしれない。
事実と異なるフィクシ>>続きを読む
吹き替えを頑張られるほど原語で観たかったと思わせるパラドックス
人類が実際に体感した "宇宙" を再現すると滅茶苦茶地味になる皮肉。いかに映画が "宇宙" をイメージとして創りあげてきたか。