shinichiroさんの映画レビュー・感想・評価

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プリシラ(1994年製作の映画)

3.7

◎ カメレオンみたいに七変化を繰り返す。対して無情にも泰然自若と居座り続ける砂漠

プリシラ(2023年製作の映画)

3.7

◎ ファーストラブのときめき感とか

波止場とか脱出とか、往年の映画を感じながらタイムスリップできた。
普遍的とされた女性像からの脱却

◉ Spectrum - How you satisfy me
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花腐し(2023年製作の映画)

4.5

◎ さよならの向こう側、幽霊都市の酩酊世界

2人の話が一致した時の韓国スナックで流れる切ない'バリー・リンドン'のテーマ曲に翔子の舞台を観てなぜだかわからないけど泣けるような気持ちになりました。
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せかいのおきく(2023年製作の映画)

4.5

◎ まじクソ映画!!

クソみたいな世界からだいぶクソくらった!
あっ!ここ笑うところね!
安政5年の初夏

◉ Aphex Twin - Nanou 2
https://youtu.be/3uhTw
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奇跡の人(1962年製作の映画)

4.8

◎ ことばの力、暗闇に刺す光

すでに知ってる話でもうっすら涙が溢れてしまう。映画の力を感じた。
ほんとにさりげない長回しが奇跡的だ!
哀れみ、愛しみよりもしつけ、教育の困難さを身をもって体現するアン
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ハタリ!(1962年製作の映画)

4.2

◎ ハタリ!はスワヒリ語でDanger, Romance, Excitement, Thrill,,,を意味する。
タンザニアの野生動物捕獲集団のドキュメンタリーのような映画だ!迫力がみなぎっていて見
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犯罪王リコ(1930年製作の映画)

3.8

◎ 'スカーフェイス'の参照源を随所に感じて面白かった!

神の道化師、フランチェスコ デジタル・リマスター版(1950年製作の映画)

4.4

◎ 空模様を伺う。
我も神の創造物の一部と思えるような引き込まれ具合だった。

森から突如現れる癩病の患者とフランチェスコの抱擁するシーンが神々しかった。
真の喜びを体現するシーンも説得力が絶大だった
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.6

◎ 前世からの摂理、イミョン

時間や場所、文化に隔てられても途切れないひたむきな気持ちが来世につながっていくでしょう。

◉ Leonard Cohen - Hey, That's No Way t
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走り来る人々(1958年製作の映画)

4.0

◎ おてんばなシャーリー・マクレーンにもっていかれる。
'軽蔑'で言及されていた作品だったから見てみた。いきなり'気狂いピエロ'のアンナ・カリーナの役でオマージュされているうさぎ人形の入れ物小道具がで
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ヴェルクマイスター・ハーモニー 4Kレストア版(2000年製作の映画)

4.3

◎ 12音階と不協和音の狭間で押し寄せる波の中信念を保つもの。
出てくる場面はそんなに多くないがVig Mihayの音楽が非常に冴え渡っている。
見世物のクジラと謎のプリンスに扇動される大衆。僕は'八
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その鼓動に耳をあてよ(2023年製作の映画)

3.9

◎ 名古屋棭斉会病院の救命救急センター(ER)にまつわる東海テレビ制作のドキュメンタリー。
ナゴヤキネマ・ノイのこけら落とし作品でスケジュール的に一応の最終上映日間近だったので見てみた。
名古屋港近く
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オーメン(1976年製作の映画)

3.7

◎ 悪魔の子なのか神父の邪推に入れ込みすぎているのかよくわからないまま終わってしまったが、それぐらいがちょうどよいのかも!
テーマ音楽が荘厳すぎるので見ているとだいぶ妄想の方に偏ってしまう。
666
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恋人たちは濡れた(1973年製作の映画)

3.8

◎ 夜にこだまする艶やかな原初の叫び。
脱ぎながら海辺でのどこまでも続く馬跳びはかなりグッとくるものがある。ある種の時代の終焉と原初的な人間への回帰というか。海辺というのも陸地と海の中間的な意味合いに
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騎兵隊(1959年製作の映画)

3.8

◎ John Wayne演じるマーロー大佐が酔っ払いの代理のカービー軍曹をあしらった時にわざとなのか演出なのか電球で頭をうちつける。ゴダールのアワーミュージックでもJLGがそういうシーンを演じていたの>>続きを読む

ゴッドランド/GODLAND(2022年製作の映画)

4.2

◎ 木や雲のように人間は自然の一部で等価な存在。
死がお互いを繋ぎ合わせる。

寝そべっていた川の近くにいた馬が不穏な動きをしている。川の中で大量のうなぎが絡み合っている。畑に行くと妻がビニルハウスで
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光陰的故事(1982年製作の映画)

3.9

◎ 4人の監督のオムニバス
子供から大人まで。

1. 恐竜くん 

Paul Simon - Take me to the Mardi Gras
Santo & Johnny - Sleep Wal
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続・夕陽のガンマン/地獄の決斗 4K復元版(1966年製作の映画)

4.8

◎ カメラの動きがエクスタシー状態になるところが音楽とともにたまらない。
Metallicaのライブが始まる時の入場曲らしい。
長尺だが、何回見てもエクスタシーに達することができて素晴らしいマカロニウ
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ゾンビ/ディレクターズカット完全版(1978年製作の映画)

4.0

◎ 1時間11分くらいにGorillazの傑作2nd アルバムDemon Daysの冒頭Introで使われていたサンプリング源が登場してきて熱い気持ちになった。GoblinsとDario Argent>>続きを読む

月光の囁き(1999年製作の映画)

4.3

◎ どこまでも行こう
1000人に1人の変態にはかなり刺さりそう!?もちろん刺さった!運命の映画だ!
匂いで1人うっとりするところや豪雨が降り注ぐ畦道で三四郎になりきるシーンが特にお気に入りだ!

リオ・ロボ(1970年製作の映画)

4.0

◎ 敵が味方になって味方が敵になって

油断ができない緊張状態が続く中、ちょっとした笑いも合間合間に挟みながらシリアスな作品として成立するお手本のような'安心'感のある映画。ウィスキーも重要。
死ぬ前
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.5

◎ 途中ウトウト、、とほほ泣 
祝福の雨
突発的に映画は見るべきではないと、何度目かの自戒。でももう一度見ようか悩むレベル、、同じ時間をかけるならノーラン監督の過去作品群をもう一度見返したい印象。
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孤独な場所で(1950年製作の映画)

4.1

◎ '孤独な場所ではあなたしかいない'と歌うブギの女王Hadda Brooksに思わず出会して感動した!

スランプに陥った気性の荒い著名な脚本家が殺人容疑を振りかけられることで接近する隣人との切なく
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脱出(1944年製作の映画)

4.7

◎ 贅沢な映画。大好き過ぎる!

ゴダールの'アワーミュージック'や細野さんの'香港ブルース'の元ネタもでてきた。
勝手な解釈でPixiesの'La La Love you'やWalker Broth
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ボブ・マーリー ラスト・ライブ・イン・ジャマイカ レゲエ・サンスプラッシュ デジタルリマスター(1980年製作の映画)

3.8

◎ あなたが1番!

いきなりBurning Spearがでてきて驚いた!Reggae Sunsplash Ⅱというジャマイカキングストンでのフェスの模様なんですね!
The Wailersを離れた後
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ユリシーズの瞳(1995年製作の映画)

4.5

◎ 不可視への眼差しのオデッセイ
終わりの始まり。
何度も出てくる霧の表現が圧倒的。
なぜサラエボという同じ場所で戦禍を繰り返すのか。
マナキス兄弟の幻のフィルムを探し求めるバルカン半島全体を周遊する
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ペトラ・フォン・カントの苦い涙(1972年製作の映画)

4.0

◎ ある症状について。
何を記録しているのかよくわからないタイプライターの音が病理的に響いてくる。
同名の戯曲が元なので印象的な長回しが演劇を見ているような会話劇が続く。随所で位置が変わるマネキンやレ
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(1951年製作の映画)

3.9

◎ 物語内のクシュナの奥方レーダの愛を表現するインド舞踊が凄まじく美しかった。また見たい!

(1997年製作の映画)

3.7

◎ '偶然と想像'でオマージュしたのかなというような始まり方。エスカレーターの男女のすれ違い。
映画撮影の現場にて河に浮いた死体役に抜擢される主人公。
それが原因なのか首筋を痛め、最後まで色々な対策を
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墓地裏の家 4K レストア版(1981年製作の映画)

3.8

◎ ハラハラさせられる演出がグッときました。目に焦点を当てることで引き込まれる。その時代特有のシンセサイザーの音楽からクラシックな厳かさを感じる。
子供が怪物なのか、怪物が子供なのか誰もわからない。

トゥルー・グリット(2010年製作の映画)

3.8

◎ 本当の勇者たちに感動した。
コーエン兄弟っぽくないような気もしたが、終わってみたらやっぱり彼らの作品だとしみじみと感じている。

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