しんさんの映画レビュー・感想・評価

しん

しん

  • List view
  • Grid view

セイント・フランシス(2019年製作の映画)

4.7

うだつの上がらない主人公像が好み
最初からずっとわかってたけど、おむつをし合って笑い合う2人のシーンで改めて30代女性の生きづらさを描いているんだと突きつけられた。仕事がないことについてとか、恋人がい
>>続きを読む

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.8

メッセージしかないこんな尖り作品をポップでキャッチーなキャストと宣伝でマスに届けようとしてるところに泣けてくる

AKIRAでもエヴァでもない今の時代の世紀末SFセカイケイが、日常系に終始してるの半端
>>続きを読む

呪怨(1999年製作の映画)

4.4

酩酊状態でじんわりホラーを見たからか、怖いところすごーとかいってしまうのキモかった

イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

3.8

面白いが、結局この映画が『国家の誇り』のような「暴力気持ちい映画」になっているように思ってしまった。カットがショシャンナに切り替わってから気持ちが持っていかれたけど、すぐ冷静になってしまった

ジャン
>>続きを読む

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 劇場版・序章 真説・四谷怪談 お岩の呪い(2013年製作の映画)

4.7

窓越しに全力祈祷してる松井やばすぎ
工藤に泣かされそうなるとは、、
怖いし愛嬌もあって大好きかも

14歳の栞(2021年製作の映画)

4.4

14歳のときこんなに自分のこと客観視出来なかったし、こうしたらこう思われるからこうしようって言語化できるくらい意識したりしてなかった。その場を客観視して居心地の良いように自分を変えてただけでなんも自分>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.3

みんな強者過ぎてこっちが責められた気になって、乗っかりきれなかったのに、結局パワーで持ってかれたの悔しい。誰も3人を否定できない…でも自分の話じゃなさすぎる。
100%嫉妬でしか無いんだけど早熟なガキ
>>続きを読む

恋は光(2022年製作の映画)

3.6

は、始まった瞬間面白くて、
こ、後半のなあちゃんのくだりはグッときました

落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.1

どれだけ物理的な見解と物的証拠が揃っていても善にも悪にも思えてしまうのが面白い。どこにも拠り所を作ってくれない感じが良いなとも思うけど眠くなっちゃうなとかも思ってしまう(現代の若者ムーブ過ぎて恥ずいけ>>続きを読む

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.8

こんなに冒頭のモノローグで掴まれたこと絶対にないわ。だけど主人公2人の外側の世界を描く演出が印象的で、社会で生きてく1人が2人いることが強調されてると感じさせてくれて、世界観に没入させ過ぎず、自分事と>>続きを読む

ロブスター(2015年製作の映画)

3.9

面白いのにどれもそこまでハマりきれないヨルゴスランティモス。感情的な人間が出てこず、みんな冷静に真面目に変なことしてるからかもしれない。物語を見てるというより一個の実験を見てる感覚に近い。風刺も効いて>>続きを読む

飛行士の妻(1980年製作の映画)

4.6

最後にかかる曲が完璧だった
離れてくっついて離れてって、展開文字にしたら何だそれって感じだけど、会話見てるとそうなるかと納得できる

最後の喧嘩がすごい
2人の会話だけのシーンなのに、画としても2人が
>>続きを読む

あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)

4.3

所謂「cool」なやつが本当は誰なのか、冒頭と後半で印象が逆転した、ピュアさが全くブレないウイリアムに嫉妬してしまう。15歳でこんなにバイタリティも持っていて羨ましい。あとやっぱり「自分の話をする文化>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.8

もう街の上でです!もう元に戻ることは絶対にできないけどあったことが尊くて、励みになる「お守り」になるというテーマ、最高にありがたい。それ自体がとても映画的で、声変わりと、中学校時代と、南銀座とめちゃく>>続きを読む

人のセックスを笑うな(2007年製作の映画)

4.4

良くないって思うシーンが一個もないし、演技と撮り方で感情が全部伝わる。何を渡してるのか見せず、後でさっと出すオシャレさ。

だけど個人的にはどうしても、家に連れてきて服脱がせたり、酔った人をホテルに連
>>続きを読む

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

4.6

ちんちんは股の間に挟んでなかったらモザイク無しでも大丈夫というルール


太ったヴィーガン見つけて嬉しそうにしている2人を見て楽しくなる。
コメディーに終始していて、笑ってしまった自分まで共犯になる。
>>続きを読む

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

4.4

子供と再会すると、自分を取り戻したかのように生き生きとしていくトラヴィスとジェーンが印象的だった。

トラヴィスとジェーンはどちらもアイデンティティが確立されていないようで、その補完としてお互いとハン
>>続きを読む

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

4.5

ジェイミー見てると、今の若者に感覚がすごく近くて70年代後半の話ってそこまで思えなかった。視覚的に年代をそこまで意識させられないのが良くて、客体化しないで見れた感じ。みんな間違っててみんな正しいという>>続きを読む

ドーナツもり(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

わかりやすく余白もある無駄のない洗練された脚本だと思った、こんなのを書いてみたい。

>|